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フランスのマクロン大統領は、今月、「イスラム教は全世界で危機に陥っている」などと発言したほか、イスラム教の預言者の風刺画を生徒に見せた教員が殺害された事件のあと、表現の自由を守る姿勢を強調しました。

こうした言動に対してアジアや中東のイスラム教徒の間では反発が広がっていて、預言者の生誕を祝う休日だった29日と、金曜礼拝があった30日には、2日連続で大規模な抗議活動が行われました。

このうち、イスラム教の聖地でもあるエルサレムの旧市街では、30日、大勢のパレスチナ人が、「フランスよ、恥を知れ。預言者はわれわれの愛する人だ」などと声を上げたほか、パレスチナガザ地区でも抗議活動が行われました。

ガザ地区で抗議活動に参加したパレスチナ人の男性は、「真にイスラム教を信じる者としては暴力的な行動には反対だが、フランス大統領の発言は私たちを侮辱するもので、非難する」と話していました。

このほか、レバノンパキスタンでは一部の参加者の行動が激しくなって出動した警察が催涙ガスを使って鎮圧する事態になっています。

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