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カザフスタン政府は、各地に広がった抗議活動を「テロ行為」だとして一掃する作戦を進めていて、これまでにデモの参加者26人と治安当局者18人が死亡し、4400人以上を拘束したとしています。

こうした中、治安機関の国家安全保障委員会は今月6日にトップの議長を解任されたばかりのマシモフ氏を国家反逆の容疑で拘束したと、8日発表しました。
マシモフ氏は、ナザルバーエフ前大統領のもとで首相などを歴任した重鎮ですが、混乱の責任を問われたとみられています。

一方、ロシア国防省は、旧ソビエトの6か国で構成するCSTO=集団安全保障条約機構の活動の一環として、70機を超える軍用機を編成し、今後20回以上、カザフスタンに部隊を送り込むと発表しました。
CSTOの部隊派遣は、カザフスタン政府の要請を受けたものですが、アメリカのブリンケン国務長官は「なぜ外国の支援が必要だと感じたのかはっきりしない」と疑問を呈しています。
これに対しロシア外務省は強く反発していて、カザフスタンでの反政府の動きに神経をとがらせるプーチン政権としては、隣国の秩序の回復に関与していく姿勢を示した形です。

ロシアがウクライナとの国境周辺に大規模な軍の部隊を展開し、緊張が続いているウクライナ情勢をめぐって、アメリカとロシアは今月10日、スイスのジュネーブで高官協議を行います。

これを前にバイデン政権の高官は8日、記者団に対し、ロシアがNATO北大西洋条約機構にこれ以上、東に拡大しないよう要求していることについて「合意はありえない」とくぎを刺すとともに、アメリカ軍の部隊や兵器をロシアにとって脅威となる地域に展開しないようロシアが求めていることについても「交渉するつもりはない」と述べました。

その一方で、ウクライナへのミサイル配備や、周辺地域での軍事演習の規模などをめぐっては、双方に利益がある形であれば議論する余地があると強調し、協議の焦点になるとの認識を示しました。

ただ、この高官は「協議のさなかにも、ロシアメディアがうその情報を伝え始めることが十分に考えられる」と述べ、ロシアが協議を利用して、軍の部隊を展開させるなどしているみずからの立場の正当性を主張することに強い警戒感を示しました。

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北大西洋条約機構NATO)は冷戦時代からロシアを「恥ずかしげもなく騙し」、拡大を続けてきたと改めて非難。

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 今回のような、世界の諸問題を米国とその同盟国の利益のために解決しようとする極めて単純なアプローチは、事実上ソ連邦社会主義陣営崩壊の瞬間から用いられている。そうしたアプローチが、肯定的結果をもたらす事などあるだろうか! 米国が、ダブルスタンダードの原則を用いて、自らのルールを課したところではすべて、秩序が打ち立てられるどころか、カオスが支配している。そのもっとも最近の例が、イラクだ。そして今度は、ウクライナがそうなろうとしている。

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米大統領補佐官 ブレント・スコウクロフト氏
だが冷戦に戻るとは考えていない。
<中略>
いろいろな側面があるのに(略)ロシアの警告を無視して(略)反感を生み(略)屈辱感を助長した(略)プーチン首相は(大統領時代から)巧みにこのナショナリズムを利用した。
<中略>
NATO拡大に重点を置きすぎたと思う。NATOは軍事同盟機構だ。民主化を後押しすることは大切だが、中央アジアや旧共産圏でいえばそれは欧州連合(EU)の役割だ。私はEUの中央アジア拡大には賛成する。それならロシアも受け入れられる。
<中略>
忍耐強く(ロシア民主化を)支援する必要がある
<中略>
反米感情というより失望感だと思う。(略)『米国の味方になるか、敵になるか』では信頼関係を損なう。
<中略>
今の世界は二十世紀と根本的に異なる。(略)『極』で説明することが難しくなった。
<中略>
外交における現実主義とは限界を知り、その少しだけ遠くにある目標を目指すことだ。(略)民主主義は単に機械的に当てはめるものではなく、それぞれの社会の固有の文化に合わせて構築する必要がある
<中略>
米外交の基本原則は相手国と対等な立場を構築し、尊厳に配慮して、責任ある建設的な国際社会の一員として接すること。だが実際にはごう慢で他人の意見に耳を傾けない国と見られている。民主化の方法論まで細かく指図するのは出しゃばりだ
<中略>
世界は政治的には依然として多様だが、経済的には統合されている。ロシアも今回の危機と無縁でいられなかった
<中略>
現代の経済を動かしているのは『信用』のはずだが、金融機関同士が資金を融通することを恐れ始めた。

編集委員 加藤秀
スコウクロフト氏は最後まで名指ししなかったが、ブッシュ外交を痛烈に批判した。補佐官として支えた父ブッシュ大統領は「『冷戦の勝者は米国、敗者はソ連』という印象を与えまいとした」という。
<中略>
根底に流れるのは外交であれ内政であれ、理念が先行し「相手」の意向を推し量ることがない政治潮流に対する危機感だ。
<中略>
そのスコウクロフト氏には、共和党のマケイン氏だけでなく民主党オバマ氏からも「世界がどう動いていくかについて明確な視線を持つ」と高い評価が寄せられる。「善悪二元論」と呼ばれたブッシュ政権の次を担う政権は、二元論を超えて国内外で議論のコモン・グラウンド(共通の基盤)を構築できるか。スコウクロフト氏の関心はその一点にあるのだろう。

#NATOexpansion
#反ロシア#対中露戦

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