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IAEA国際原子力機関は、イランの核施設で濃縮度が84%ほどの高濃縮ウランが見つかったとする報告書をまとめました。イラン側は「意図しない濃縮が起きた可能性がある」としていますが、ウランの濃縮度は、90%以上になると核兵器に転用可能とされていてIAEAが状況の確認を進めています。

IAEAは先月28日、イランの核開発に関する報告書を加盟国に示しました。

それによりますと、ことし1月、イラン中部フォルドゥの核施設で採取したサンプルに、濃縮度83.7%のウランが含まれていたということです。

イランは核開発の目的は平和利用だと主張していますが、ウランの濃縮度は、90%以上になると核兵器に転用可能とされています。

イラン側は「意図しない濃縮が起きた可能性がある」と説明していますが、IAEAは「イラン側と話し合っている」としていて状況の確認を進めています。

イランの核開発をめぐっては、核開発を制限する核合意からアメリカのトランプ前政権が一方的に離脱して以降、これに対抗する形でイランは合意で認められた濃縮度の上限3.67%を大幅に超える核開発を進めています。

イランの国営通信はIAEAのグロッシ事務局長が近くイランを訪れる予定だと伝えていて、今回の問題についても議論が交わされるものとみられます。

#イラン(核合意・ウラン濃縮)

地震で大きな被害を受けたシリアの北西部は、アサド政権と対立する反政府勢力が支配する地域で、首都ダマスカスに各国から送られた支援物資が十分に行き届いていないと指摘されています。

国連安保理では28日、シリア情勢を協議する会合が開かれ、アメリカのウッド国連次席大使は、アサド政権側が物資の輸送に協力していないという情報があるとしたうえで「政権とすべての当事者に対し、物資の転用や政治利用を控えるよう求める」と述べ、アサド政権とその後ろ盾となっているロシアに対し、物資の輸送を促進するよう求めました。

これに対して、ロシアのポリャンスキー国連次席大使は「テロリストが公然と妨害し、支援物資を送ることができない」と述べ、反政府勢力側が政権からの支援の受け入れを拒否していると反論しました。

さらに、隣国トルコからシリア北西部に国連機関が届けている物資についても、反政府勢力側が転売しているとして「欧米はこの不正を隠蔽しようとしている」と非難しました。

安保理ではシリアの内戦をめぐって、アメリカとロシアが鋭く対立してきましたが、被災地への支援をめぐっても改めて対立が表面化した形です。

#地震(シリア・支援)

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#中東