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中国の上海では、新型コロナウイルスの感染者が11日、無症状の人を中心に2万3342人確認されました。

前の日に比べて11日ぶりに減少しましたが、依然、過去最悪の水準は続いていて市内各地で厳しい外出制限が行われています。

住民にとって食料の調達も難しくなる中、中国メディアは上海市共産党トップの李強書記が11日、市内の住宅地を視察し、生活への影響を抑えることを強調したと伝えました。

しかし、中国のSNS上では、李書記が住民に「食料などの生活物資が足りていない」などと詰め寄られ、批判されたとされる動画が拡散しています。

こうした内容について中国メディアは伝えていませんが、李書記は、習近平国家主席のかつての部下で、ことし後半に予定されている5年に1度の共産党大会では、最高指導部入りの可能性も取り沙汰されてきただけに、習指導部はこうした人事への影響を避けようと神経をとがらせているとみられます。

来月8日に行われる香港政府トップの行政長官を決める選挙に警察出身で政府ナンバー2の政務官を務めた李家超氏が13日、立候補の届け出を行いました。

5年に1度行われる選挙は一般の市民ではなく、親中派でほぼ占められた選挙委員およそ1500人が投票で選ぶ仕組みです。

立候補には一定数の選挙委員の推薦を得る必要がありますが、李氏は過半数となる786人の推薦を得たということです。

立候補の受け付け期間は今月16日までですが、これまでに届け出た人はほかにはなく、中国政府も李氏の支持を表明しています。

立候補者が1人しかいない場合も信任するかどうかを問う投票が行われますが、李氏は選挙委員の過半数の信任が得られる見通しで、行政長官に選出されるのは確実な情勢です。

当選した場合、李氏は現在、香港政府が検討している国家への反逆行為を禁止するための条例の制定を積極的に進める立場を明らかにしています。

これまでも政府に批判的な民主派の活動家やメディアに対する取締りを主導してきただけに、ことし7月の政権発足後、さらに統制が厳しくなるとの見方が強まっています。

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#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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