令和3年度 国の税収過去最高 企業の業績回復も財政運営厳しく #nhk_news https://t.co/iiLlXmkzn9
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年7月1日
国が近く発表する昨年度の決算概要で、税収はおよそ67兆円となり、去年11月に補正予算を編成した時点での見積もりを、3兆円余り上回ったことが分かりました。
税収が、これまでで最も多かった前の年度と比べても6兆円余り多く、2年連続で過去最高を更新しました。
これは、新型コロナの影響で落ち込んでいた消費が持ち直したことや、円安の影響もあって、企業の業績が回復傾向にあり、法人税収が伸びたことが主な要因です。
ただ、税収が見積もりを上回ったとは言え、昨年度は新型コロナ対策として合わせて36兆円規模の補正予算を組んだ結果、一般会計の総額は140兆円を超えていて、依然として、60兆円程度を新規の国債発行で賄う厳しい財政運営が続いています。
日銀短観 急激なコスト上昇 価格に十分転嫁できず 収益圧迫 #nhk_news https://t.co/MgesqzlGVh
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年7月1日
日銀が1日に公表した短観によりますと、
▽大企業の製造業の仕入れ価格の動向を示す「仕入価格判断」はプラス65で、前回3月調査から7ポイント上昇し、42年ぶりの高い水準となりました。これに対し、
▽製品の販売価格の動向を示す「販売価格判断」は、前回から10ポイント上昇し、プラス34でした。この結果、仕入と販売の指数の差は31となり、前回からやや縮小したものの依然として開きは大きくなっています。
また、
▽大企業の非製造業の「仕入価格判断」はプラス43で、前回から8ポイント上昇し、統計開始以来、最も高くなりました。これに対し「販売価格判断」はプラス19で、6ポイントの上昇にとどまり、仕入と販売の指数の差は前回より広がって24となりました。
製造業と非製造業いずれも、原材料などの急激なコスト上昇分を製品やサービスの価格に十分に転嫁できておらず、収益が圧迫されている状況が続いていることが改めて浮き彫りになりました。
日銀では「企業の間で値上げの動きは徐々に広がっているが、より消費者に近いいわゆる川下の企業ほど転嫁ができていない現状があり、今後の景況感に与える影響を注意深く見ていく」としています。
#経済統計