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石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国でつくる「OPECプラス」が6月2日の会合で追加増産を決めた裏には、サウジアラビアによる「陰の外交努力」があった。米国の要求を受けて増産の根回しを進めていたサウジが、ロシアの同意を確保するため積極的な働きかけをしていたのだ。協議の事情に詳しい2人の関係者がロイターに明らかにした。

こうしたサウジの動きは、同国が米国との関係改善を模索しつつ、長年にわたって築いてきた石油政策を巡るロシアとの協調も壊さない、という難しいかじ取りを迫られていることを物語っている。

関係者の1人はOPECプラスの増産について「米国が主張し、その後サウジがロシアの意向を確認する必要が生じて、結局問題なしとなったようだ」と説明。2人目の関係者もロイターに、サウジはウクライナ侵攻に伴って欧米から厳しい制裁を科されていたロシアに対して慎重に相談を持ちかけたと述べた。

7月13─16日にはバイデン米大統領が中東を外遊し、就任以降初めてサウジを訪れる予定だ。バイデン氏は与党・民主党内に背中をつつかれ、OPECプラスからロシアを排除するようサウジに求めろと迫られている。

だがそれはサウジにとって、ロシアを生産協定に仲間入りさせるために払ってきた多年の努力が水泡に帰すことになる。OPECプラスが発足したのは2016年だが、サウジはそのずっと前からロシアと協力体制を構築する取り組みを続けてきた。

あるOPECプラス代表はロイターに「ロシアをとどめることが非常に大事だ」と語る。複数の専門家も、サウジは何か政治的な理由があるわけでなく、純粋に石油市場における影響力を高めるという意味でロシアがOPECプラスに残るのを望んでいるとの見方を示した。

ロシアの考えに通じている関係者は、欧米がロシアの孤立を願っている時期にOPECプラスの一員であることはロシアにとってプラスに働いていると指摘。「現在の環境においてサウジは原油高を享受し、ロシアはOPECプラスからの確実な支援が必要だ。市場崩壊は誰の利益にもならない」と付け加えた。

<大事なロシア取り込み>

バイデン氏はサウジ訪問に際して、事実上の政治指導者であるムハンマド皇太子と会談する見通し。バイデン氏とムハンマド皇太子の間には、イエメン内戦やサウジの反体制記者殺害事件などを巡ってあつれきが生まれていた。

一方、先のロシア側関係者によると、ムハンマド皇太子とプーチン大統領は「より緊密」な間柄だ。

またサウジのアブドルアジズ・エネルギー相は6月にロシアで開催された国際経済フォーラムで、ロシアとサウジの関係は「リヤドの天気のように良好だ」と発言。ロシアのノバク・エネルギー相も、ロシアは2022年より先までOPECプラスと協力できると強調した。

サウジとロシアが正式に生産協定で連携したのは2016年のOPECプラス発足以降だが、ロシアをOPEC側に取り込もうとする動きは2001年から始まっている。

そのOPECプラスは2020年に合意した減産分を今年8月までに完全に巻き戻す計画だ。ただしロシアは欧米の制裁によって生産量が減り続けており、今後のOPECプラスとしての協力体制がどうなるか疑問も浮上してきた。

別のロシア関係者は、11月の米議会中間選挙前にOPECプラス内部の「力学」が変化する公算は小さいとみている。

古くからのOPEC専門家であるゲーリー・ロス氏は「20年余りも石油市場の管理運営にロシアを引き入れる取り組みを続けてきたサウジが、この重要な関係を解消しようとはしていない」と断言した。

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米軍/NATO軍が圧倒的戦力差がない敵と戦うのは75年ぶりで、大負けしていて

ロシア軍は完全掌握を目指す東部ルハンシク州で攻勢を強めていて、ウクライナ側の拠点、リシチャンシクに部隊を進め、周辺の主要なインフラ施設を次々と掌握したとしています。

親ロシア派の武装勢力は2日、ロシアのメディアに対し「リシチャンシクを完全に包囲した。ウクライナ側はもう逃れられない」と述べ、さらに攻勢を強める構えを示しました。

さらに、親ロシア派の武装勢力は、その後、リシチャンシクの行政権を完全に支配下においたと主張しました。

これに対しウクライナ側の報道官は、地元メディアに対し「まだ包囲はされていない」とする一方、周辺では激しい戦闘が起きているとしていて、ロシア側との間で攻防が続いている模様です。

またロシア国防省は2日、東部ドネツク州や、南東部ザポリージャ州、南部ミコライウ州で、ウクライナ軍の指揮所や弾薬庫、兵器などをミサイル攻撃で破壊したと発表しました。

ロシア軍は広範囲にわたって、ミサイルによる攻撃を強めていて、イギリス国防省は2日、ロシア軍が都市部の目標を正確に攻撃するためのミサイルではなく、対艦ミサイルを使っていると指摘し、こうした攻撃が続くことで市民の犠牲がさらに増えることが懸念されます。

こうしたなか、ロシア国防省は2日、ロシア軍の制服組トップのゲラシモフ参謀総長が前線の部隊を視察したと発表し、司令官から報告を受ける写真などを公開しました。

具体的な場所は明らかにしていませんが、先月(6月)26日にもショイグ国防相が、軍事作戦の司令部を訪問したとする映像を公開し、軍事侵攻後、初めてウクライナの前線を視察したとみられています。

ロシアとしては、軍の最高幹部が相次いで前線の部隊を視察したことを公表することで、兵士の士気を高め、一進一退の攻防が続く戦況を有利に進めたい思惑があるとみられます。

ウクライナ大統領府のアレストビッチ顧問は、東部ルガンスク州の最後の要衝リシチャンスクを巡る戦闘が週末に激化する中、同市が陥落する可能性を排除しなかった。

ロシア軍は先月、ドネツ川を挟んで対岸に位置する都市セベロドネツクを制圧した。

親ロシア派勢力「ルガンスク人民共和国」の関係者はロシアのテレビ局に対し「リシチャンスクを支配下に置いた」と語った。その上で「まだ解放はされていない」とも述べた。

ロシアのメディアは、リシチャンスクで親ロシア派兵士らが旗を振り歓声を上げている映像を流したが、ウクライナ国家親衛隊の報道官は、同市は依然としてウクライナ軍が支配していると言明。「現在、リシチャンスク市付近で激しい戦闘が行われているが、まだ包囲されていない」と語った。

アレストビッチ顧問は、ロシア軍がドネツ川を渡り北から同市に接近しているとし「これはまさに脅威だ。いかなる結果も排除しない。一両日中に事態はより明確になるだろう」と述べた。

2日にはウクライナ南部の黒海に面した港湾都市オデーサ(オデッサ)に隣接するミコライウ市でも大規模な爆発が起きたと市長が明らかにした。

爆発の原因は現時点では明らかになっていないが、ロシアは軍の司令部を攻撃したと発表している。

ウクライナのゼレンスキー大統領は2日のテレビ演説で、勝利への道は「非常に困難」だが、ウクライナの人々は「侵略者」に損害を与えるべく、決意を維持する必要があると呼びかけた。

ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアの国防省は3日に声明で、リシチャンシクやその周辺を支配下に置いたと主張したうえで「ショイグ国防相がルハンシク州全域を掌握したとプーチン大統領に報告した」と発表しました。

これまでにウクライナ側からの発表は出されていません。

ロシア軍はこのあと東部2州のうちドネツク州でも全域の掌握をねらうものとみられ長期に及ぶ軍事侵攻の出口はなお見通せていません。

#NATOexpansion

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#反ロシア#対中露戦

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