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アメリカのバイデン大統領は今月13日から4日間の日程でサウジアラビアなどを訪問する予定で、これを前に9日、有力紙ワシントン・ポストに寄稿しました。

バイデン政権はジャーナリストの殺害事件などサウジアラビアが人権問題を抱えているとたびたび批判し、両国の関係は冷え込んできましたが、今回の訪問で大統領は、ウクライナ情勢などを背景にガソリン価格の高騰が続く中、サウジアラビアなど産油国の首脳に対し、原油の増産を促すことにしています。

これについて、バイデン大統領は「現地を訪れる私の決断に反対する人が多くいることはわかっている」と述べたうえで「国を強く安全に保つのは大統領としての私の仕事だ。さまざまな影響力を持つ国とは直接関与していかなければならない」と述べて理解を求めました。

また、今回の中東訪問では最初にイスラエルを訪れたあと、サウジアラビアに直接移動することになっていて、両国間に国交がないことを念頭に「イスラエルとアラブ世界の関係の芽生えと国交正常化への歩みの小さなシンボルとなるだろう」と述べて、イスラエルアラブ諸国の関係改善に取り組む考えを強調しました。

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