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ウクライナ南東部でロシアの管理下にある欧州最大級のザポロジエ原子力発電所付近で15日、再び砲撃があった。国際原子力機関IAEA)が攻撃を停止しなければ大惨事が起きると警告する中、ロシアとウクライナは今回も相手の攻撃だと相互に非難している。

ザポロジエ原発があるエネルゴダール市からドニエプル川をはさんで対岸にあるニコポル地区の当局者は、ロシア軍がエネルゴダール市を砲撃したと報告。これに対し、エネルゴダール市にロシアが派遣した当局者は、米国製の「M777」榴弾(りゅうだん)砲が約25発、2時間の間にザポロジエ原発と周辺の住宅地に打ち込まれたと述べた。

ロシアのインタファクス通信は、ロシアがエネルゴダール市に設置した管理局の報道部門の情報として、ウクライナ軍が先に攻撃を行い、ザポロジエ原発付近で爆発が起きたと報じている。

戦闘が続く中、原子力専門家は攻撃で使用済み核燃料、もしくは原子炉が損傷する恐れがあると警告。IAEAは同原発の視察を求めている。これについてロシア外務省のザハロワ報道官はこの日、「IAEAの専門家がザポロジエ原発を訪れ、ウクライナ側の破壊的行為について真実の評価を下すために必要なあらゆることを行う」とする声明を発表した。

東部ドネツク地域でロシア軍の攻撃が激しさを増す中、ウクライナ議会は戒厳令を3カ月延長。ウクライナ参謀本部によると、南部ケルソン地域を中心に、ロシア軍は南部の戦線で激しい砲撃を行った。

ウクライナ南部軍司令部のナタリア・フメニウク報道官は記者会見で、状況は複雑だがコントロール下にあると表明。「ロシア軍は陸路で前進しておらず、後方のウクライナ領土に砲撃を加えている」と述べた。前日にウクライナ軍が行ったヘルソン地域のアントニフスキー橋への砲撃について、ウクライナ軍はロシア軍が物資補給のために使用するルートへの砲撃を続けていると述べた。

ロシア国防省は15日、ショイグ国防相が国連のグテレス事務総長と電話会談し、ウクライナ南東部でロシアの管理下にある欧州最大級のザポロジエ原子力発電所が安全に稼働するための条件について協議したと発表した。

また、ロシアの食品および肥料の輸出条件緩和についても協議したという。

ヨーロッパ最大規模のザポリージャ原発付近ではロシア軍が掌握したあとも攻撃が相次いでいて、ウクライナとロシアが互いに相手の攻撃だと主張しています。

原発が立地するエネルホダル市では14日、原発職員1人が死亡したほか、15日も爆発音が聞こえたと伝えられています。

ゼレンスキー大統領は、15日に公開した動画で、ロシアは原発を盾に攻撃を続けていると非難したうえで「新たな強い制裁を科す必要がある」と、より強い態度で臨むよう各国に訴えました。

こうした状況を受けて、周辺に住むウクライナの人たちが隣国のポーランドに次々に避難しています。
ポーランド南東部の駅では15日午後、ザポリージャからの列車が到着すると、スーツケースをもった人たちが次々にホームに下りてきました。

幼い2人の子どもを連れた女性は「現地は非常に危険な状況で、子どもがいる人はみんな避難しようとしています。核の危険にさらされているのはウクライナだけではないので、人々は国際社会の対応も待っています」と話していました。

IAEAザポリージャ原発への視察や調査を求めていて、国連のデュジャリック報道官は15日の記者会見で「ロシアとウクライナが合意すれば、国連はウクライナの首都キーウからザポリージャ原発までIAEAの担当者の安全を支援できる」と述べ、ウクライナでのIAEAの活動に協力すると強調しました。

これに対しロシア外務省不拡散・軍備管理局のビシネベツキー次長は15日「キーウ経由で原発に向かうには前線を越えることになり、大きなリスクだ」と述べて、キーウ側からではなくロシアが設定する経路での視察を求めるなど立場に隔たりがあり、早期の視察が実現するか不透明な情勢です。

ロシアのプーチン大統領は15日、ロシアは世界の同盟国に先進的な兵器を販売し、軍事技術の開発で協力する用意があると述べた。

プーチン氏はモスクワ近郊で開催された兵器展示会で行った演説で、ロシアの兵器は他の国よりも先進的だと表明。中南米、アジア、アフリカ諸国との関係を重視しており、最新兵器を提供する用意があるとし、「小火器から装甲車、大砲、無人飛行機に至るまで、最新の兵器を同盟国に提供する用意がある。ほとんどすべての兵器が実戦ですでに複数回使用されている」と述べた。

ロシアがウクライナ侵攻を開始してから半年が経過。西側諸国のアナリストはロシア軍の兵器の能力の低さが露呈しているため、これまでロシアの兵器に依存してきたインドなどの国への兵器輸出に影響が出る可能性があるとの見方を示している。

ただプーチン大統領は、ウクライナ東部ドンバスでロシア軍と親ロシア派勢力は全ての任務を果たしているとし、「一歩一歩、ドンバスを解放しつつある」と表明。「ロシアは広範で包括的な軍事・技術協力の発展を支持している。これは多極化しつつある世界で特に重要だ」と述べた。

ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナへの支援の一環として、イギリス軍は戦闘経験の少ないウクライナ兵を国内の4つの訓練場に受け入れ、数週間にわたって基礎的な戦闘や救護の方法などを教えています。

15日、その様子がイギリス南東部ケント州の訓練場でNHKなど一部のメディアに公開されました。

このうち武器の扱い方を学ぶ訓練では、ウクライナの兵士たちがイギリス軍の指揮官の指示を受けながらAK47自動小銃に弾倉を装填(そうてん)し、標的に向かって素早く構える動作を繰り返しました。

また、ロシア側に占拠された住宅地を奪い返す訓練では、銃を持った兵士たちが住宅に手投げ弾を投げ込んだりしたあと中に突入し、安全を確保する手順を確認していました。

先月までIT企業に勤めていたという25歳の兵士は「祖国で起きている恐ろしいことを黙って見ていられず軍に志願しました。国を守るプロフェッショナルになれるよう、精いっぱい訓練する覚悟です」と話していました。

また、訓練を行っているイギリス陸軍第11旅団の指揮官は「兵士たちのモチベーションの高さと学ぶ意欲には感心する。ウクライナを守る中核となってほしい」と話していました。

イギリス軍は、120日ごとに最大1万人のウクライナ兵を訓練する計画で、6月以降、これまでにおよそ2400人が訓練を終えウクライナに戻ったということです。

イギリスは、ロシアの違法な侵略に対しウクライナが国土を防衛するためとして、積極的な支援を続けています。

これまでに発表した支援の総額は、軍事面と経済面を合わせて38億ポンド、日本円でおよそ6100億円に上ります。

このうち軍事支援は23億ポンド、およそ3700億円で、アメリカに次いで2番目に多くなっています。

装備では、80キロの射程がある多連装ロケットシステム「M270」のほか、大口径の砲弾を敵の陣地に大量に撃ち込める自走式の155ミリりゅう弾砲、それに対戦車ミサイル5000発以上や防空システムを供与しています。

そして、ウクライナ兵がこうした装備を使いこなしたりできるようにするため、ヨーロッパの国々などと連携してイギリス国内で訓練を行っています。

また、イギリスはこれまでウクライナから逃れたおよそ12万人を受け入れています。

イギリス政府は、避難者を受け入れた自治体に生活環境を整えるための資金として1人当たり1万500ポンド、およそ170万円を支給しているほか、自宅に受け入れた家庭には毎月350ポンド、5万6000円を支給しています。

ロシアのプーチン大統領は15日、モスクワ郊外で始まった国際軍事フォーラムで演説し「ロシア軍は、いつの時代も国の主権と安全を守り、他の民族に自由をもたらしてきた」と主張しました。

そのうえで、ウクライナ侵攻をめぐり「1歩ずつ、東部ドンバスの土地を解放していくという任務を着実に遂行する」と述べました。

プーチン大統領としては、軍事侵攻を始めてまもなく半年となる中、戦闘の継続を強調し、さらなる長期化も辞さない構えを示した形です。

一方、プーチン大統領「多極化する世界の防衛に貢献したい」と述べたうえで、南米やアジア、アフリカ諸国に装甲車や無人機といった兵器を輸出したり、軍事技術分野で協力したりしていくことに意欲を示しました。

プーチン大統領は、今回のイベントでは37か国から6000人以上の将校や兵士が参加するなどと強調していて、ウクライナ侵攻を受けて欧米から厳しい制裁が科される中、国際社会から孤立していないと改めてアピールするねらいもあるものとみられます。

サウジアラビアの大富豪ワリード・ビン・タラール王子が会長をつとめる投資会社は14日、過去3年間に投資した企業のリストを公表しました。

それによりますと、投資会社は、ことし2月から3月にかけて、ロシアのエネルギー大手3社に、日本円にして合わせておよそ700億円の投資を行っています。

内訳では、政府系ガス会社ガスプロムにおよそ487億円、国内第2位の石油会社ルクオイルにおよそ146億円、国内最大の石油会社ロスネフチにおよそ70億円となっています。

ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに対しては、欧米諸国が主要な収入源の石油の輸出に打撃を与えようと、経済制裁を科していますが、サウジアラビアは「OPECプラス」と呼ばれる原油の生産調整のグループで、ロシアと協力関係にあります。

王族が政府の主要ポストを握るサウジアラビアでは、大手の民間企業は政府の影響下にあると言われていて、ロシアと石油生産を通して関係を維持するサウジアラビアの姿勢がかいま見えた形です。

ロシアのプーチン大統領は16日、西側諸国が「北大西洋条約機構NATO)のようなシステム」をアジア太平洋地域に拡大しようとしていると述べた。

モスクワの国際安全保障会議で歓迎の辞を述べた際の発言。米国がウクライナ紛争を「長引かせ」ようとしているとも主張。今月のペロシ米下院議長の台湾訪問は「完全に計画された挑発」だとの認識も示した。

ロシアのショイグ国防相は16日、ウクライナで戦術核兵器化学兵器を使用する計画はないと述べた。

  ショイグ氏はモスクワで開かれた国際安全保障会議でのテレビ演説で、軍事的な観点からロシア側の目標を達成するためにウクライナ核兵器を使う必要性はないと説明。ロシアの軍事方針によると、核兵器の主な目的は核攻撃の抑止だとし、核の使用は特殊な状況に限られると語った。

原題:

Shoigu: Russia Doesn’t Plan to Use Nuclear Weapons in Ukraine(抜粋)

ロシア国防省は16日、クリミア北部ジャンコイに近い軍の倉庫が破壊工作によって損害を受けたと発表した。国営ロシア通信(RIA)が伝えた。

これに先立ちクリミアの当局者は、同地域の弾薬庫で大規模な火災が発生したと述べていた。ロシアの国営タス通信によると、国防省は破壊工作」により発電所などの民間インフラが被害を受けたと明らかにした。

タス通信は地元当局者の話として、クリミア北部メイスコエで弾薬庫が爆発したと報じていた。RIAによると、この爆発で「深刻な」犠牲者は出ていないと国防省は説明した。

RIAは16日、20キロメートル離れたクリミアのジャンコイで爆発があり、変電所で火災が発生したと報じていた。

ウクライナは最近クリミアで報告された爆発について、ウクライナ軍によるものかどうか確認も否定もしていない。

ポドリアック・ウクライナ大統領顧問は爆発後、「ロシア人に占領されたクリミアは倉庫が爆発し、侵略者や泥棒が死ぬ危険が高い」とツイッターに投稿した。

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