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中央アジアウズベキスタンで今月15日と16日に開かれる上海協力機構の首脳会議には、中国の習近平国家主席やロシアのプーチン大統領などが出席する予定で、イランもオブザーバーとして参加します。

イラン外務省のキャンアニ報道官は12日、上海協力機構の首脳会議にライシ大統領が出席し、ほかの参加国の首脳との会談を検討していることを明らかにしました。

そのうえで、キャンアニ報道官はイランは今回、正式な加盟国になるために履行すべき義務を定めた覚書に調印する見通しだとして「貿易やエネルギーなどさまざまな分野で貢献できる」と強調しました。

これについて、イランの経済アナリスト、マフムーディアスル氏は核合意の立て直しに向けた協議が進まず、アメリカによる経済制裁が解除される見込みが立たないことを踏まえたうえでアメリカによる圧力がイランをロシアや中国に接近させている。こうした国々が互いに近づくのは戦略上当然のことだ」と指摘しています。

ドイツは防衛力強化に向け、イスラエルから弾道ミサイル迎撃システム「アロー3」を購入する協議を進めている。訪独中のイスラエルのラピド首相が12日、明らかにした。

ドイツは2月のロシアによるウクライナ侵攻開始以降、自国の国防費を増強すると同時に、国際的な対応の一環としてウクライナに兵器を提供している。

ラピド首相はベルリンでドイツのショルツ首相と共同記者会見を行い「主に航空防衛の分野で、イスラエルはドイツの防衛力の構築に参画する」とし、今回の会談は「将来的に可能性がある取引」につながると述べた。ただ、費用などについては明らかにしなかった。

ショルツ首相は、アロー3を「高性能」と評価した上で、ドイツは将来的に防空システムを拡充することで防衛力を強化すると述べた。ただ具体的には何も明らかにしなかった。

アロー3迎撃ミサイルは大気圏外を飛行するように設計されており、核弾頭のほか、生物・化学兵器を効果的に迎撃できる。

独政府関係筋はロイター対し、アロー3を購入する計画はあるが、現時点では何も署名されていない」と述べた。

ドイツは12日、2015年のイラン核合意再建に向けた欧州の提案に対し、イラン側が積極的に応じなかったことに遺憾の意を示した上で、核合意が近く再建される見込みは低いと強調した。

欧州の合意当事国である英仏独は10日、イラン核合意再建に向けたイラン側の意思に「重大な懸念」があるとの認識を表明した。

一方、イラン側は12日、国際原子力機関IAEA)との協力を継続する用意があると指摘。ただ、IAEAに対し、イランの核活動に関する「イスラエル側の圧力に屈しないよう」求めたほか、イスラエルの主要都市への攻撃が可能な無人機(ドローン)を公開した。

これを受け、ドイツのショルツ首相は「われわれはイランが核兵器保有することができないという点でイスラエルと意見が合致している。イランが欧州担当者からの提案に前向きな反応を示さなかったのは残念だ。イランがこれらの提案に同意しない理由はないが、イランが同意しないことを受け入れなければならず、近い将来に合意に至らないのは確実だ」と述べた。

イスラエルのラピド首相は、イランの核保有を阻止する集団行動を求めたほか、これまでの交渉失敗を乗り越える時が来たとした。

12日にはIAEA理事会が開催される。

#EU

イラン国内の申告されていない複数の場所から核物質が見つかった問題で、IAEAは今月7日に加盟国に示した最新の報告書で、調査に必要な情報の提供など、イラン側の協力が得られていないと指摘しました。

グロッシ事務局長は12日に出した声明で「イランの核開発が平和的なものだと保証できない」と懸念を示し「速やかに協力することを願う」と訴えました。

これに対し、イラン外務省のキャンアニ報道官は調査には協力したと主張したうえで、「IAEAの対応は非建設的な結果を生むだけだ」と反論しました。

この問題は、イランと関係各国による核合意の立て直しに向けた協議でも争点のひとつとなっていて、このうちフランスとドイツ、イギリスの3か国が「イランの核合意に対する意欲に深刻な疑いを抱かせる」とする共同声明を出したのに対し、イラン側はすでに調査は尽くされていると主張するなど、協議が難航する要因となっています。

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