https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

英政府の景気刺激策発表後の相場急落は週明けのアジア太平洋市場でも続き、ポンドは対ドルで37年ぶりの安値を更新した。トラス新政権に対する圧力が強まっている。

  クワーテング財務相が打ち出した減税と追加の政府借り入れを伴う景気刺激策は、23日に投資家から非常に後ろ向きな評価を受け英国資産が急落。こうした市場の反応にも動じず、クワーテング財務相は週末にも経済成長を促進する策として追加減税を実施すると表明した。

クワーテング英財務相、減税「まだ追加がある」-市場の混乱に動じず

  アジア時間26日も、英国資産の下げは和らぐ兆しが見えない。ポンドは一時0.9%下落。1ポンド=1.08ドルを割り込み、1.0766ドルまで下げた。

  混乱が深まり続ければ、トラス政権にとって短期的な問題にとどまらず、より深刻な危機になる恐れがあり、迅速な政策対応を余儀なくさせられる可能性がある。

  一方で一部の市場関係者は、イングランド銀行(英中央銀行)がポンド安に歯止めをかけるため緊急行動に出ると予想している。イングランド銀で金融政策委員会(MPC)委員を務めた経歴を持つアダム・ポーゼン氏は、ベイリー総裁が「ポンド安が続けば金利を上げると週半ばまでに公言する」との見方をツイッターに投稿した。

  ポーゼン氏はまた、英財務省外国為替市場でポンド買い介入に踏み切る可能性に言及したものの、こうした見解に対しては、22日に24年ぶりの円買い介入を行った日本に比べ、英国の外貨準備高がわずかに過ぎない点を指摘する声が上がった。


原題:Truss Faces More Turmoil as Pound Plunge Extends Into New Week

Dollar Opens Higher Versus Most G-10 Peers in Early Sydney Trade(抜粋)

クワーテング英財務相は25日、自身が打ち出した大型減税などの積極財政策がポンドや英国債価格の急落につながったことを巡り、短期的な市場の動きではなく長期的な成長を重視している姿勢を強調して政策の正当性を訴えた。

クワーテング氏は23日、所得税最高税率引き下げや法人税率引き上げ計画の凍結などを発表。ポンドは対ドルで1985年以来の安値に沈み、英国債も1日としては過去数十年ぶりの下げ幅を記録した。

これについて同氏はBBCで「市場の値動きにはコメントしない。私が重きを置いているのは経済を成長させ、英国を魅力ある投資先にすることだ」と説明。新型コロナウイルスパンデミックがもたらしたショックに加え、ロシアのウクライナ侵攻に起因するエネルギー価格高騰に見舞われている今、政府が財政を拡張して経済と国民を支えないわけにはいかないと付け加えた。

一方で同氏は、インフレリスクにはイングランド銀行(BOE、中央銀行)が対処する責任があると指摘しつつ「BOEが孤立して仕事をしているわけではない。だからこそ私は週2回、(ベイリーBOE)総裁と会い、考えを共有している。ただ当然ながら総裁は完全に独立した立場にある」と述べた。

トラス英首相は25日放送されたCNNテレビのインタビューで「われわれはロシアのプーチン大統領による恫喝に耳を貸す必要などなく、対ロシア制裁とウクライナへの支援を続けていかなければならない」と語り、西側諸国の結束を改めて呼びかけた。

プーチン氏は先週、予備役の部分動員を可能にする命令を出すとともに、ことさらに核戦争の脅威をあおる姿勢を打ち出した。これについてトラス氏は、プーチン氏は戦争で勝利できず、戦略的な失敗をしたからこそウクライナ侵攻をエスカレートさせていると指摘。「プーチン氏は自由世界の反撃力の強さを想定していなかったのだと思う」と述べた。

またトラス氏は米英両国に関して「特別な関係」は引き続き存在すると信じていると強調した上で「ロシアからの脅威や中国の威圧的な態度の高まりに直面している今、その重要性は増すばかりになっている。われわれがこの特別な関係をこれからもっと特別にしていけるようにする決意だ」と付け加えた。

英国は中国が台湾に軍事侵攻した場合に台湾を守るのか聞かれると「われわれは同盟諸国と協力し、台湾が自らを守れるよう万全を期すつもりだ」と答えた。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

#反ロシア#対中露戦

d1021.hatenadiary.jp

#イギリス