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米下院民主党のリベラル派議員30人が24日、ロシアに侵攻されているウクライナへの米国支援を巡ってバイデン大統領に対し、現在の軍事的・経済的支援に停戦交渉努力も組み合わせるよう訴える書簡を連名で送った。

書簡は侵攻による破壊行為がウクライナだけでなく世界に及ぼす影響を指摘し、状況が破滅的にエスカレートするリスクに言及。「武力衝突の長期化を避けることがウクライナにとっても米国にとっても世界にとっても利益になるとわれわれは考える」と表明した。「現実的な停戦の枠組みを模索する努力を強めるため」、軍事・経済支援と合わせて積極的な外交圧力も必要だとし、バイデン氏に戦略変更を求めた。

書簡は下院の進歩派議員連盟プログレッシブ・コーカス」の会長であるジャヤパル議員が主導した。

ペロシ下院議長は書簡についてコメントを求められ、「われわれは今まさにウクライナ側から幾度となく、この武力衝突は外交と対話を通じてのみ終わるとの主張を聞いている。ロシア側からは外交と対話に誠実に従事する用意があるとの表明は一切聞いていない」と述べた。

下院共和党ケビン・マッカーシー院内総務は最近、11月の中間選挙共和党が多数派を勝ち取れば、米国のウクライナ支援は「白紙小切手ではなくなる」と述べ、資金支援などを絞る考えを示唆している。

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フランスのマクロン大統領は、ウクライナ人が「決断」すれば「和平は可能だ」と発言

課題は、ウクライナの97%にも及ぶ人々が、失った領土を取り戻すため、戦争の継続を望んでいるということです。交渉は望んでいないのです。

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「私にとっての最悪の事態は、核攻撃を受けることではなく各国が戦争に疲れ、私たちにロシアと交渉するよう言ってくることだ。中途半端に停戦すれば、ロシアは調子に乗ってしまう」

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止められるのは、バイデンだけ。

アメリカは、当面は戦争の継続を望んでいるようだが、停止を決断すれば止まるだろう。

#反ロシア#対中露戦

アメリカの中間選挙は、4年ごとの大統領選挙の中間の年に行われる連邦議会などの選挙で、上院の100議席のうちおよそ3分の1と、下院の435議席すべてが改選されます。

来月8日の投票日まで25日で2週間となりますが、政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」のまとめでは、議会下院は野党・共和党が優勢で過半数議席を確保する勢いとなっている一方、議会上院では、民主党共和党が多数派の確保をめぐって接戦となっています。

共和党は議会での主導権奪還に向け、記録的なインフレや移民政策をめぐって民主党のバイデン政権への批判を強めています。

選挙情報サイト「ファイブ・サーティー・エイト」によりますと、選挙でどちらの政党を支持するかについて、各種世論調査の平均で8月上旬以降、民主党共和党を上回っていましたが、今月20日に初めて共和党民主党を上回りました。

一方、民主党はバイデン大統領が、人工妊娠中絶の権利を保障する連邦法の成立に速やかに取り組むと表明したほか、ガソリン価格抑制のために石油備蓄の放出を明らかにするなど、有権者へのアピールを続けていて、選挙戦は最終盤に入り、激しい攻防が続いています。

中間選挙の情勢について、アメリカ政治に詳しいブルッキングス研究所のガルストン上級研究員は、「世論調査の数字は、共和党が数週間前までは民主党が優勢だったところでも盛り返していることを示している。どの程度かはわからないが、共和党がよい結果を出すとみるべきだ」と述べて、最終盤になって野党・共和党が勢いづいていると分析しました。

その背景についてガルストン氏は、「今回の選挙では引き続き、インフレが有権者の最大の関心事になっているが、民主党はインフレへの対応策をめぐって、有権者を納得させられるような材料をあまり持ち合わせていない。また各地での犯罪の増加も有権者の判断材料になるだろう」と指摘しました。

一方で、注目を集める争点の一つとなっている人工妊娠中絶の問題をめぐっては、中絶の権利の擁護を求める声の高まりが、民主党にとって一定の追い風になっているものの、一時期ほどの盛り上がりはなくなっているとして、「民主党に不利になっているほかの要素をはね返すのに十分な勢いにはなっていない」という見方を示しました。

#米大統領

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