生涯紙巻きたばこ吸えなくする法案 ニュージーランドで可決 #nhk_news https://t.co/X1YC0N4WoA
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年12月13日
「たばこのない国」の実現を目指すニュージーランドでは、2009年以降に生まれた人は生涯にわたって紙巻きたばこを吸えなくするための改正法案が議会で可決されました。
この「脱たばこ」の改正法案は13日、ニュージーランド議会で賛成多数で可決され、近く成立することになりました。
ニュージーランドでは、たばこを買ったり吸ったりすることができる年齢は現在は18歳以上と定められていますが、法案は2009年以降に生まれた人に対して紙巻きたばこを販売したり譲ったりすることを生涯にわたって禁止します。
これによって現在、13歳以下の子どもは18歳になってもたばこが吸えなくなります。
一方、加熱式たばこや電子たばこの販売は当面、容認されるということです。
ニュージーランド政府によりますと、現在の国内の喫煙率は8%で、この10年で半減したということですが、先住民のマオリの人たちの間では喫煙率が高いということです。
改正法案の可決についてバロル保健副大臣は「たばこのない将来への歩みを加速させるものだ」と述べました。
現地メディアは「生涯にわたってたばこを禁止する法律を国家レベルで導入するのは世界で初めてとみられる」と報じています。