韓国軍が無人機の撃墜訓練 北朝鮮機の撃墜失敗で批判強まる #nhk_news https://t.co/9XyMEa4OYt
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年12月29日
韓国では12月26日、北朝鮮の無人機5機が軍事境界線を越えて韓国の領空を侵犯し、韓国軍が攻撃ヘリコプターなどを投入して100発余りの射撃を行いましたが、撃墜に失敗しました。
これを受けて韓国軍は29日、首都ソウル近郊で、領空侵犯した北朝鮮の無人機を撃墜する想定で空軍と陸軍による共同訓練を行いました。
軍の合同参謀本部によりますと、訓練には攻撃ヘリコプターなど20機余りの航空機が参加し、探知と追尾、それに撃墜までの手順を確認したということです。
また、地上部隊の訓練の写真を公開し、兵士たちが機関砲や地対空ミサイルを使って無人機を撃墜する手順を確認したとしています。
北朝鮮の無人機をめぐっては、軍が撃墜に失敗したことなど一連の対応に批判が強まっていました。
ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は29日「われわれを侵犯する行為はしっかりと懲らしめる。報復だけが挑発を抑止できる」と述べて、北朝鮮に強い姿勢で臨むことを強調するとともに、無人機に対する軍の態勢の見直しを急ぐ考えを示しました。
キム総書記 軍トップ11年核・ミサイル開発称賛 北朝鮮メディア #nhk_news https://t.co/sBIQ9dKbWZ
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年12月30日
北朝鮮のキム・ジョンウン総書記は、2011年12月、父キム・ジョンイル(金正日)氏の死去に伴って軍の最高司令官に就任しました。
それから11年となった30日、朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、新型のICBM=大陸間弾道ミサイル級の「火星17型」などの写真を掲載し「わが軍は100回戦えばすべて勝つ、最先鋭の強い軍に成長した」と強調しました。
そのうえで「国家核武力建設の大業が完成し、強力な兵器が次々と誕生した。後世まで幸せを享受できるようにしてくれた」として、急ピッチで進む核・ミサイル開発をキム総書記の業績としてたたえました。
一方、国営の朝鮮中央テレビは、党の重要政策を決定する中央委員会総会の4日目の29日キム総書記が側近らと話し合ったり、来年の闘争計画をまとめるため部門別の議論が行われたりした映像を、30日放送しました。
キム総書記は、総会での演説で「国防5か年計画」の3年目となる来年に向けて「国防力強化の新たな核心目標」を提示したと伝えられていて、核・ミサイル開発を一段と加速させることが懸念されています。
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