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#事故(アメリカ・列車・有害化学物質)

アメリカ軍は今月4日に、南部サウスカロライナ州の沖合の上空で中国の気球を撃墜しました。

これについて、アメリカ国防総省は13日、残骸の回収作業のようすを撮影した写真を新たに公開しました。

写真は南部バージニア州アメリカ軍の基地で撮影されたもので、アメリカ軍の兵士が回収した気球の残骸とみられるものを荷台に乗せて、分析拠点に輸送するために作業するようすが写っています。

オースティン国防長官は訪問先のベルギーで記者団に対し、アラスカ州やカナダの上空などで10日以降、3日連続で撃墜した飛行物体については、まだ残骸を回収できていないと説明しました。

アメリカ政府によりますと、これらの飛行物体の所属は依然としてわからないということで、カナダ軍などと連携しながら回収作業を急ぐことにしています。

アメリカ軍が撃墜した中国の気球について、前のトランプ政権の時に国防長官を務めたマーク・エスパー氏が13日、NHKのインタビューに応じました。

この中でエスパー氏は、中国が気球を飛ばしている狙いについて「アメリカの戦略的核関連施設や核兵器が搭載可能な爆撃機が置かれている施設に関する情報をもっと集めたいと考えていることを示している。さらに、中国がスパイ活動をすると決定したもう1つの目的は、建国100年となる2049年までにインド太平洋地域を自分たちの思いのままにしたいと考えていることにありそうだ。このことは、米中関係をさらに悪循環に陥らせることになる」と指摘しました。

また、国防総省の高官がトランプ政権の時にも少なくとも3回、中国の偵察用とみられる気球がアメリカの上空で確認されていたと明らかにしたことについて、エスパー氏は「国防長官室にこの種のインテリジェンスに関する報告がもたらされたことはなかった。いずれも今のバイデン政権が過去にさかのぼって断片情報を集めて初めてわかったことだ」と述べました。

そのうえで、アメリカの領空で飛行物体が相次いで見つかっていることについて「アメリカはみずからの防御態勢を強化し、航空宇宙に一層の注意を払っていくことになる。今回、起きたことがすぐにまた起きないようにしなければならない。中国は明らかに他国から情報を集めようとしており、日本や、ほかの西側諸国もアメリカと同じように防御態勢をとることが必要になるだろう」と強調しました。

ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は13日、会見を開き、中国外務省が「アメリカの気球が去年からだけでも十数回にわたって中国の領空を違法に飛行している」と主張していることに対し「中国領空を飛行しているアメリカの飛行物体はない」と述べて、全面的に否定しました。

一方、アメリカが10日以降、3日連続で撃墜した飛行物体については依然として所属はわからないとしたうえで、いずれも物体に人は乗っておらず、操縦できる能力もなかったとみられるとしています。

また、安全保障上のリスクになりうる飛行物体の検知や分析に当たるためバイデン大統領が関係省庁を横断したチームをつくるよう指示を出したと明らかにしました。

カービー調整官は、所属がわからない物体が連続してアメリカ領空で見つかっていることについては、中国の気球が見つかって以降、監視するレーダーの精度を高めたことにより、低い速度や高い高度で飛行している物体を検知できるようになったことが一因だと説明しました。

アメリカ軍が撃墜した中国の気球について、国防総省の元高官で、ランド研究所のバリー・パーベル氏はNHKのインタビューに対し「非常に機密性の高いアメリカの軍事基地や活動についての情報を得ていた可能性もあるし、中国企業を不当に優位にするため、民間部門の情報を集めていた可能性もある」と述べ、目的は、軍事情報のほか、ハイテク分野で技術革新に必要な情報などを集めていた可能性もあると指摘しました。

また、アメリカの上空などで所属がわからない飛行物体の発見が相次いでいる理由については、軍がレーダーの能力を高めたことだと指摘しました。

そのうえで「何らかの勢力がこの状況を利用して、アメリカ軍のさまざまな作戦手続きについて試すことを決めた可能性がある。危機や紛争が起きたとき、目的を達成するにはどうすればよいか、よりよく知るために行っているかもしれない」と述べ、民間レベルも含めて何らかの勢力がアメリカ軍の対応を試している可能性があるという見方を示しました。

アメリカ軍が10日以降、3日連続で撃墜した所属がわからない飛行物体について、ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は「アメリカ国民が宇宙人について心配する必要はない」と述べ、宇宙人など地球外生命体が関係しているのではないかという一部の臆測を否定しました。

アメリカ国防総省は未確認飛行物体、いわゆるUFOについて特別チームを設けて調査を行っていて、これまでに異常な飛び方をする物体などの目撃情報も報告されていることから関心が高くなっています。

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