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ロシア軍は首都キーウなど各地で空からの大規模な攻撃を行い、ウクライナ軍の参謀本部は11日、イラン製の無人機28機のうち、26機を迎撃したなどと発表しました。

南部の港湾都市オデーサでは、地元の当局によりますと、港にある穀物などが入った倉庫が無人機の攻撃をうけ、火災が起きるなど被害が出たということです。

さらに12日もキーウなど各地で無人機による攻撃が報告されました。

アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は11日に発表した分析で「ロシア軍の無人機攻撃はリトアニアでのNATOの首脳会議に対する反応だろう。ウクライナへの軍事支援を思いとどまらせる目的がある」と指摘しました。

また、ウクライナ産の農産物の主要な輸出港になっているオデーサがねらわれたことについて、農産物の輸出をめぐる合意の期限が今月17日に迫るなか、ロシア側が輸出継続を妨害しようとするけん制ではないかという見方も示しています。

一方、ウクライナ軍は反転攻勢を続けていて、ロシアの複数のメディアは11日、ウクライナ側が奪還を目指すとされる南部ザポリージャ州の港湾都市ベルジャンシクウクライナ軍がミサイル攻撃を行い、ロシア軍の将校が死亡したと伝えました。

ロシアメディアは、死亡したのはロシア軍の南部軍管区司令部で副司令官をつとめるツォコフ中将で、死亡が確認されれば、ウクライナへの軍事侵攻を行うロシア軍の中で、最も階級の高い将校の死亡だと伝えています。

#ウクライナ戦況(反転攻勢・南部ザポリージャ州ベルジャンシク・南部軍管区司令部副司令官ツォコフ中将・死亡)

リトアニアの首都ビリニュスで11日に始まったNATO首脳会議では、ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナが求めていた「加盟に向けた正式な手続きの開始」は見送られ、ウクライナが加盟するまでの安全をどう保証するかが課題となっています。

こうした中、アメリホワイトハウスの高官は12日、記者団に「アメリカはほかのG7の首脳とともに、ウクライナが自衛し、将来の攻撃を抑止できる軍事力を構築するための支援を行う意向を表明する」と述べ、G7の首脳がウクライナへの長期的な支援を行うことで合意し、ゼレンスキー大統領とともにまもなく表明する見込みだと明らかにしました。

この合意のもと、各国は、ウクライナとの2国間の安全保障に関する協議を行うとしており、ロシアによる将来的な侵略を抑止し、持続的な防衛力を確保するとしています。

NATO首脳会議は12日、最終日を迎え、日本などインド太平洋地域の国も参加して地域を越えた共通の安全保障上の課題などについて意見を交わしました。

このあと、ウクライナの将来的なNATO加盟などに向けて話し合うため、新たに創設されたNATOウクライナ理事会」の初会合がゼレンスキー大統領も参加して行われる予定です。

英政府“G7 ウクライナの安全保証約束する枠組みで合意へ”

イギリス政府は11日、声明を発表し、NATOの首脳会議の場でG7=主要7か国がウクライナの長期的な安全の保証を約束する新たな枠組みで合意する見通しだと明らかにしました。

それによりますと、G7のすべての国で署名される見通しの共同宣言では、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を終わらせるために今後数年間、ウクライナをどう支援していくのかや、将来の攻撃をどう抑止し対処するかを打ち出すということです。

G7各国は、ウクライナが領土の一体性を将来にわたって守れるように、2国間で長期的な安全の確保を約束するとしています。

そして、共同宣言に基づき、G7各国はウクライナに対し防衛装備の提供や機密情報の共有、さらに訓練や軍事演習を拡大していくなどの支援を行うとしています。

ゼレンスキー大統領「優先して話し合いたい問題が3つ」

ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、NATO首脳会議の会場に到着し、記者団に対し、「きょうは優先して話し合いたい問題が3つある」と述べました。

反転攻勢を進めるウクライナ軍への追加の軍事支援のほか、NATOが判断を先延ばしにした加盟に向けた手続きの開始の問題、それにNATOに加盟するまでのウクライナの「安全の保証」について、各国と協議したい考えを示しました。

ロシア大統領府 “ウクライナ支援は大きな間違い”

ロシア大統領府のペスコフ報道官は12日、G7=主要7か国によるウクライナの長期的な安全の保証をめぐる支援の動きについて、「大きな間違いで、潜在的に非常に危険だ。ウクライナに保証を与えることで、ロシアの安全を脅かすことになる。中長期的にも短期的にも極めて悪い影響が出る」と批判しました。

また、NATO北大西洋条約機構について、「安定や安全を確保するためにつくられた同盟ではない。不安定と侵略をもたらす攻撃的な同盟だ」と述べ、改めて警戒感を示しました。

専門家 “ウクライナの加盟で大きな前進なし”

初日を終えたNATO首脳会議の成果について、国際安全保障に詳しい慶應義塾大学の鶴岡路人准教授は「ウクライナの早期加盟が現実的でない中、どれだけ将来の加盟について明確な道筋を作れるかが焦点だったが、ウクライナの加盟条件を定期的に評価するなど、一定の前進はあったものの加盟問題についての大きな前進はなかった」と指摘しました。

また、ウクライナの加盟を前進させることについては、バルト三国ポーランドなどが積極的だった一方で、ロシアとの直接的な軍事衝突を懸念するアメリカやドイツが消極的だったと指摘したうえで「NATO側も割れていて、ウクライナを受け入れる準備ができていないことが露呈した。妥協の結果として、今回のような文言になった」と述べ、NATO側での意見の違いが足かせとなったという見方を示しました。

一方、今回の結果に対するウクライナ側の受け止めについては「ウクライナは、NATO側とけんか別れする選択肢はない。加盟問題での進展がないかわりに、武器支援で新たな支援を引き出すテコとして使うだろう」と述べ、新たに創設された「NATOウクライナ理事会」などで、さらなる支援を訴えていくと分析しています。

そのうえで「ロシアは西側の支援疲れをねらっている。NATOにとっては、今の加盟に関する文言では、ロシアへのメッセージは弱い」と述べ、欧米側は、ロシアをにらんで、中長期的にウクライナを支援していく姿勢を明確に示す必要があると指摘しました。

NATO北大西洋条約機構の首脳会議が行われているリトアニアで12日、NATOのストルテンベルグ事務総長とウクライナのゼレンスキー大統領が会談し、新たに立ち上げた「NATOウクライナ理事会」などを通じて、ウクライナの将来的な加盟に向け、緊密に連携していくことを確認しました。

ストルテンベルグ事務総長によりますと、会談では
ウクライナNATO加盟国との軍事的な相互運用を進めるための支援や
NATO加盟に向けた課題などを、両者が対等な立場で話し合う「NATOウクライナ理事会」の立ち上げ、
そして▽加盟手続きの簡略化の、3点を確認しました。

会談後の共同会見で、ゼレンスキー大統領は「ウクライナNATOを必要としているように、NATOウクライナを必要としていると信じている。戦争のあと、ウクライナNATOに入ると確信している」と述べ、ロシアの軍事侵攻の終結後、速やかに加盟できるよう改めて訴えました。

また、ストルテンベルグ事務総長も「ウクライナは、これまで以上にNATOに近づいた。これは両者の関係における新たな1章の始まりだ」と述べました。

今回のNATO首脳会議をめぐって、ゼレンスキー大統領は前日の11日、加盟の具体的な見通しが示されていないことについて、SNSに「ばかげた話だ」などと書き込み不満を示していました。

この日の会見でも「加盟の招待があればよりよかった」と発言する場面もありましたが、会談の前後には、ストルテンベルグ事務総長と笑顔で握手を交わすなど、友好的な雰囲気で両者の結束を強調していました。

ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、北大西洋条約機構NATO)首脳会議の結果は良好としつつも、「ウクライナが加盟招待を受けていれば理想的だった」という認識を示した。

NATOの首脳は宣言文で「ウクライナの未来はNATOにある」と表明した一方で、加盟の時間軸は示さなかった。「同盟国が同意し条件が整えば、NATOウクライナの加盟を招待することができるようになる」としたが、具体的な条件は盛り込まなかった。ただ、ウクライナに対しては加盟行動計画(MAP)を履行する要件を排除し、加盟に向けたハードルを事実上取り除いた。

ゼレンスキー大統領はストルテンベルグNATO事務総長との共同記者会見で、「ウクライナNATOに向けMAPを履行する必要がないという認識は重要」という認識を示した。

さらに、首脳会議に合わせ行われた英国やドイツ、フランス、オーストラリア、オランダの首脳らと会談で、新たな防衛パッケージに関しポジティブなニュースを受け取ったと述べた。

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#NATO加盟(ウクライナ・ゼレンスキー「時期も設定されず、招待もなければ、前代未聞でばかげている」)
#NATO加盟(ウクライナ・首脳会議「加盟期限設けず」)
#NATO加盟(ウクライナ・首脳会議・加盟31カ国の立場の違い浮き彫りに)
#NATO加盟(ウクライナ・首脳会議「将来の加盟再確認」「手続きの一部簡略化」「条件が整い加盟国が同意すれば」)」

バイデン米大統領は12日、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、二国間の安全保証を巡りウクライナと交渉を開始する米国の用意について討議した。ホワイトハウスが発表した。

さらに、ウクライナ軍による「進行中の反転攻勢」を後押しするための米国による継続的な支援を巡る協議も行われたという。

首脳会談はリトアニアで開かれた北大西洋条約機構NATO)首脳会議の合間に行われた。

会談に先立ち、バイデン大統領は、ゼレンスキー大統領の「粘り強さや決意は全世界の模範」と称賛。必要な支援をすぐに得られないいら立ちを理解しているとした上で、「ウクライナが必要とするものを得られるよう、米国はあらゆることをする」と確約。「ウクライナNATO正式加盟を祝う会合を楽しみにしている」と述べた。

バイデン大統領はNATO首脳会議前、戦争が続く間、ウクライナNATOに加盟する時期ではないという認識を示していた。

戦争終結後どの程度早い時期にウクライナNATOに加盟できるかという記者団からの質問に対し、バイデン大統領は「1時間20分」と応じた。

ゼレンスキー大統領はバイデン大統領に対し、ウクライナが受け取った数十億ドルの支援について「全ての米国人」に感謝したいと述べた。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)によると、バイデン大統領は会談で、ウクライナに長距離ミサイルを供与する方針を示した。

また、主要7カ国(G7)は12日、ウクライナに対する永続的な安全保証支援に向けた国際的な枠組みを発表した。

主要7カ国(G7)は12日、ウクライナに対する永続的な安全保証支援に向けた国際的な枠組みを発表した。ウクライナの防衛を強化し、ロシアによる将来の侵攻抑止を目指す。

共同宣言によると、最新の高度な軍事装備や訓練、情報共有、サイバー防衛といった要素が枠組みに盛り込まれている。ウクライナはその見返りとして、司法や経済の改革、透明性の強化といった措置を講じることをむ約束する。

G7は「ウクライナが自国の領土と主権を守れるよう、ウクライナと協力し、将来の侵略に備え安全を保証する取り決めを強化する」と表明。直ちにウクライナとの協議を開始するとした。また、他の国も参画できるとした。

バイデン米大統領は、G7ウクライナへの支援が未来まで続くことを明確にしたと強調し、「必要な限り」G7が支援を継続する構えを鮮明にした。その後、署名式で「ウクライナに対するわれわれのコミットメントを力強く表明するものだ」と述べた。

ウクライナゼレンスキー大統領は、ウクライナにとって「重要な安全保証上の勝利」と歓迎。「きょう、ウクライナNATO(加盟に)向けた安全の保証を得ることができた。これは主要パートナーとの取り決めを通してさらに拡大される」と述べた。

その後記者会見で、最も有効な安全の保証はNATOに加盟することだとしながらも、「きょうの宣言は強力な協定によってその可能性を開くものになる」と述べた。

ドイツのショルツ首相はG7の決定について、ウクライナを支援する長期戦略の一環だと指摘。フランスのマクロン大統領も、ウクライナに対する長期的な支持を示すものだと述べた。

ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は、西側諸国がウクライナに提供しようとしている「安全の保証」は危険な過ちであり、ロシアの安全保障を侵害し、今後何年にもわたって欧州をより大きなリスクにさらすことになると警告した。

#NATO(首脳会議・ウクライナへの永続的安全保障支援枠組み)

アメリカのバイデン大統領は12日、日本などインド太平洋地域の首脳も参加してリトアニアの首都ビリニュスで開かれていたNATO首脳会議への出席を終え、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐって演説を行いました。

この中でバイデン大統領は「アメリカは、ウクライナが現在も将来も自国を防衛できるよう、50以上の国からなる連合を構築した。われわれが揺らぐことはない」と述べ、アメリカが主導しヨーロッパとインド太平洋地域の民主主義の国々を結束させたと成果をアピールしました。

その上で「ある国が隣の国の領土を力によって奪うなどということはあってはならない。われわれはきょうもあすも、必要な限り、自由のために立ち上がる」と述べ、各国と連携してウクライナへの支援を継続すると強調しました。

バイデン大統領としてはロシアとベラルーシの両国と国境を接するリトアニアで演説を行い、価値観を共有する国々の結束を強調することで、ロシアをけん制する狙いがあると見られます。

バイデン米大統領は、12日閉幕した北大西洋条約機構NATO)首脳会議後に演説し、ロシアのプーチン大統領の領土や権力に対する欲望を非難し、米国主導のNATOウクライナ支援でひるむことはないと言明した。

バイデン大統領は、フィンランドNATO加盟が決まり、スウェーデンも近く加盟する見通しとなったことを歓迎。NATOはかつてないほど強く、活力に満ち、結束しており、われわれが共有する未来にとってより不可欠となっている。これは偶然でも不可抗力でもない」と強調した。

さらにプーチン氏は、領土と権力に対する臆病な欲望によってウクライナに残忍な戦争を仕掛けた時、NATOが崩壊すると考えていた。われわれの結束が最初の試練で砕け散り、民主主義の指導者らが弱体化すると考えたが、彼の考えは間違っていた」と述べた。

また「安全な欧州なしに米国が繁栄するという考えは合理的ではない」と指摘。米国と同盟国は正当な条件での戦争終結を望んでいるとし、「われわれは揺るがない。ウクライナに対するコミットメントが弱まることはない。いつまでも自由のために立ち向かっていく」と述べた。

このほか記者団に対し、首脳会議で新たなコミットメントが示されたため、ウクライナが現時点でNATOに加盟しているか、していないかは重要なことではないとゼレンスキー大統領は理解していると語った。

バイデン大統領の演説は、2024年米大統領選に向け、世界舞台で果たす自身の役割をアピールする狙いがあるとみられる。

しかし、NATO外交官4人によると、バイデン大統領の前向きなメッセージとは裏腹に、米政府高官らはウクライナで続く戦争の終結に向けた方策やNATOにおけるウクライナの将来を巡りどのような保証を与えるかなどを巡るコンセンサス形成で苦悩していたという。

実際、NATO首脳は宣言文で「ウクライナの未来はNATOにある」と表明しつつも、加盟の時間軸は示さず、「同盟国が同意し条件が整えば、NATOウクライナの加盟を招待することができるようになる」とした。

#ウクライナ和平交渉(NATO・バイデン大統領「米国と同盟国は正当な条件での戦争終結を望んでいる」)
#NATO(首脳会議・NATO外交官4人「米政府高官らはコンセンサス形成で苦悩していた」)

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#ウクライナ和平交渉(中国・バイデン大統領「したがってこの問題を解決する方法はあると思う」)

ウクライナのゼレンスキー大統領は13日未明、北大西洋条約機構NATO)首脳会議がウクライナにかつてない安全保障の基盤を提供し、NATO加盟への道筋が示されたとのコメントを発表した。

「これは非常に重要だ。独立以来初めて、われわれはウクライナNATO加盟に向けた安全保障の基盤を確立した」と述べた。

また、これらは主要7カ国(G7)によって確認された具体的な「安全の保証」だとし、こうした基盤はかつてない水準にあるとの見解を示した。

また、「ウクライナNATOに加盟するかどうかについての疑念や曖昧さを取り除いた」と指摘した。

#NATO(首脳会議・ウクライナへの永続的安全保障支援枠組み・ゼレンスキー「かつてない安保の基盤」)

#NATO(首脳会議・ゼレンスキー釈明会見「NATO、英国に感謝しています」)

#ウクライナ軍事支援(ウクライナイスラエル・ゼレンスキー「人道支援以外対応してくれない」)

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#宇以(宇大使館「親ロシア」)

バルト三国リトアニアで開かれていたNATOの首脳会議は12日、NATO加盟国とウクライナが対等の立場で話し合う場として新たに設けられたNATOウクライナ理事会の初めての会合がウクライナのゼレンスキー大統領も参加して行われるなど、2日間の日程を終え、閉幕しました。

今回の首脳会議で最大の焦点となっていたウクライナの加盟について、NATO加盟国は、一部の手続きを簡略化することで合意したものの、加盟手続きの開始は見送り、今後の具体的な見通しも示しませんでした。

ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナの加盟は、ロシアとの直接的な衝突を招きかねないとして、慎重な立場のアメリカやドイツなどの意見が反映されたとみられます。

一方で、ウクライナが加盟が実現するまで必要だとして求めてきた「安全の保証」に対しては、首脳会議に合わせてG7の各国が共同宣言を発表し、将来のロシアによる侵略を抑止することができるような持続可能な軍事力を確保することなどウクライナを守るため長期的な支援を行う方針を表明しました。

記者会見で、ストルテンベルグ事務総長は「今後のロシアの侵攻を抑止することにつながる」とG7の表明を歓迎したうえで、「ウクライナはかつてないほどNATOに近い」と述べ、引き続きウクライナを支援していく姿勢を強調しました。

ゼレンスキー大統領「NATO加盟に向け安全保障の基盤築かれた」

ゼレンスキー大統領はビデオメッセージを公開し「独立以来初めて、ウクライナNATO加盟に向けた安全保障の基盤が築かれた」と述べて評価しました。その上で「これは世界の民主主義国家のトップ7によって確認された」と述べました。

こうした中、ロイター通信などによりますとウクライナでは、13日未明、キーウ市内に3夜連続で無人機による攻撃があり、1人が死亡し、少なくとも4人がけがをしました。

ロシア軍の無人機攻撃はNATOの首脳会議と重なり、NATO側にウクライナへのさらなる軍事支援を思いとどまらせるねらいがあるとの見方もでています。

#NATO(首脳会議・閉幕・NHKまとめ)

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#NATO加盟(ウクライナ・ゼレンスキー「時期も設定されず、招待もなければ、前代未聞でばかげている」)
#NATO加盟(ウクライナ・首脳会議「加盟期限設けず」)
#NATO加盟(ウクライナ・首脳会議・加盟31カ国の立場の違い浮き彫りに)
#NATO加盟(ウクライナ・首脳会議「将来の加盟再確認」「手続きの一部簡略化」「条件が整い加盟国が同意すれば」)」

#NATO(首脳会議・ウクライナへの永続的安全保障支援枠組み)
#NATO(首脳会議・ウクライナへの永続的安全保障支援枠組み・ゼレンスキー「かつてない安保の基盤」)

#NATO(首脳会議・BBC「何でも手に入るわけではない」)

トルコのエルドアン大統領は12日、スウェーデン北大西洋条約機構NATO)加盟について、トルコ議会が10月に再開された後に批准案を議会に提出すると述べた。同時に、NATO加盟の見返りとしてスウェーデンがテロ対策に対し何らかの措置を取ることを期待しているとも述べた。

エルドアン大統領はNATO首脳会議が開かれていたリトアニアビリニュスで行った記者会見で、批准書が議会に提出される前にスウェーデンはトルコに取るべき措置に関する工程表を提供するとし、議会で批准された後に自身が承認すると語った。

トルコ議会は今週末に閉会し、10月に再開される。

エルドアン大統領は10日、スウェーデンNATO加盟に向けた批准手続きを進めることに同意。ただトルコで批准される日程については明らかにしていなかった。

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#NATO加盟(スウェーデン・トルコ・エルドアン大統領・批准手続同意)

ロシアとウクライナは去年7月、国連とトルコの仲介でウクライナ産農産物の輸出再開で合意し、その後、合意の期限は3度延長されています。

次の期限が今月17日に迫っていますが、ロシア側は期限の延長に応じない構えを示しています。

こうした中、国連のグテーレス事務総長は11日、ロシアのプーチン大統領に、書簡を送り合意の延長に向けた提案を伝えました。

提案の具体的な内容については明らかにしていませんが、「ロシア側が懸念を示している障害を取り除き、流通を可能にするものだ」と説明しています。

グテーレス事務総長は声明で「合意の継続は、農産物などを世界に届けるために極めて重要だ。世界の食料価格の引き下げにも貢献している」と述べ、合意を維持する意義を強調しました。

また、国連は、ロシア側との交渉を担当する国連の高官を今週にもモスクワに派遣したいとしていて、合意継続のための働きかけを活発化させています。

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#ウクライナ経済制裁(農産物・穀物輸送回廊・「アフリカの角」)
#ウクライナ経済制裁(農産物・穀物輸送回廊・プーチン大統領「彼らは再びわれわれをだました」)

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ和平を巡りトルコのエルドアン大統領と今のところ会談する予定はない。ロシア大統領報道官の話としてタス通信が12日、報じた。

これに先立ち、エルドアン大統領はリトアニアで開かれた北大西洋条約機構NATO)首脳会議後の記者会見で、ウクライナでの戦争を終結に向け、ロシアとウクライナが望めば 仲介役を務める意向を示していた。

エルドアン大統領は先週末、プーチン大統領に8月にトルコを訪問するよう招待したと明らかにしている。

#ウクライナ和平交渉(トルコ・エルドアン大統領「招待した」」・プーチン大統領「会談予定なし」」

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#NATO加盟(スウェーデン・トルコ・ペスコフ報道官「トルコはNATO加盟国としての義務を果たす必要がある」)

ロシア外務省は12日、リトアニアで開かれた北大西洋条約機構NATO)首脳会議で西側諸国が「冷戦構造」に戻りつつあることが示されたとし、ロシアにはあらゆる手段を用いて脅威に対応する用意があると表明した。

外務省は声明で「(リトアニアの首都)ビリニュスで開かれたNATO首脳会議の結果を慎重に分析していく。ロシアの安全保障と利益に対する課題と脅威を踏まえ、ロシアはタイムリー、かつ適切な方法で利用可能な全ての手段を用いて対応する」とし、「軍事組織と防衛システムを引き続き強化する」と表明した。

またNATO「世界の新たな地政学的状況に適応できない」ことが首脳会議で示されたと言及。NATOエスカレートの一途をたどり、紛争を可能な限り長引かせ疲弊させるためにウクライナ政権に最新式の長距離兵器をさらに供給するという新たな約束をした」とした。

#NATO(首脳会議・ロシア外務省「慎重に分析し対応する」)

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#ウクライナ代理戦争(ロシア・ラブロフ外相「西側がロシア打倒断念するまで続く」)

ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は12日、西側諸国がウクライナに提供しようとしている「安全の保証」は危険な過ちであり、ロシアの安全保障を侵害し、今後何年にもわたって欧州をより大きなリスクにさらすことになると警告した。

複数の当局者によると、主要7カ国(G7)はウクライナのロシアに対する防衛力を強化し、将来の侵略を抑止するための長期的な「安全の保証」に向けた国際的な枠組みを12日に発表。具体的な支援内容は国によって異なると予想されている。

バイデン米大統領は、米国がイスラエルへの支援をモデルとする可能性を示唆している。

ペスコフ氏は記者団に「われわれはこれ(安全の保証の提供)は大きな過ちであり、非常に危険な恐れがあると考えている」と表明。ウクライナに対して何らかの『安全の保証』を提供することは、安全保障の不可分性に関する国際的な原則を無視することになるからだ。ウクライナに保証を提供することはロシア連邦の安全保障を侵害することになる」と主張した。

ロシアは自国の安全保障を脅かすようないかなることも容認できないとし、西側諸国の政治家はウクライナに「安全の保証」をするのに伴うリスクを認識してほしいと言及した。

#NATO(首脳会議・ウクライナへの永続的安全保障支援枠組み・ペスコフ報道官「安全保障の不可分性に関する国際的な原則を無視」)

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#ウクライナ軍事支援(バイデン大統領「イスラエル型安全保障」・CNNインタビュー)

12日まで2日間の日程で行われた首脳会議でNATOウクライナに複数年にわたる支援を行うことで合意し結束をアピールしました。

これに対しロシア大統領府のペスコフ報道官は12日、NATOについて「安定や安全を確保するためにつくられた同盟ではない。不安定と侵略をもたらす攻撃的な同盟だ」と述べ、改めて警戒感を示しました。

ウクライナ軍の参謀本部は11日、ロシア軍が首都キーウなどウクライナ各地で無人機などを使った攻撃を行ったと発表し、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は11日の分析で「ロシア軍の無人機攻撃はNATOの首脳会議と重なり、ウクライナへのさらなる軍事支援を思いとどまらせるねらいがあるとみられる」と指摘しました。

一方、ロシア国防省は12日、武装反乱を起こした民間軍事会社ワグネルからロシア軍へ戦車などを引き渡す作業がまもなく完了すると発表しました。

国防省によりますと
▽2000以上の戦車や装甲車などのほか
▽2500トン以上の弾薬やおよそ2万丁の銃が含まれるということです。

国防省はワグネルの戦闘員に国防省と契約を結ぶよう求めていて、事実上の武装解除について発表することでワグネルを傘下に置いたことを誇示するねらいもあるとみられます。

“ロシア軍の副司令官 スロビキン氏は休暇中”国防委員長

ウクライナへの軍事侵攻でロシア軍の副司令官を務めるスロビキン氏が、先月、民間軍事会社ワグネルの代表プリゴジン氏が起こした武装反乱のあと拘束されたなどと伝えられていることをめぐり、ロシアのメディアは12日、議会下院のカルタポロフ国防委員長が「彼はいま休暇中だ。連絡はできない」と述べる動画を公開しました。

一方、ロシアの独立系メディアは12日、関係者の話として、スロビキン氏が反乱に関与した疑いでFSB=連邦保安庁に拘束され、2週間あまり親族と連絡を取っていないと伝えました。

武装反乱のあと一部の欧米メディアは、プリゴジン氏と近かったとされるスロビキン氏が事前に反乱の計画を把握していたと伝え、消息に関心が集まっています。

スロビキン氏は空軍の総司令官も務めていますがイギリス国防省は12日、ロシア国防省が10日に公開した軍の会議の映像では、スロビキン氏の副官が参謀総長に報告をしていると指摘し「反乱のあとスロビキン氏が仕事を外されたという仮説が補強されている」という分析を示しました。

#プリゴジンの乱(正規軍へ兵器引き渡し)
#プリゴジンの乱(カルタポロフ下院国防委員長「スロビキン副司令官は休暇中」)

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#NATO(NYT「真の目的」)

#プリゴジンの乱(プーチン大統領プリゴジン・会談・BBCロシア編集長「小説より奇なり」)

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#プリゴジンの乱(田中宇「偽悪戦略」)

先月24日に武装反乱が発生すると、プーチン大統領は「裏切りだ」と強く非難。軍に断固たる措置を取るように指示しました。

しかし、その2日後には、ワグネルの戦闘員に対し、国防省などと契約を結ぶか、あるいはベラルーシに行けば安全を保証すると選択肢を示したのです。そしてその翌日には実際に、“プリゴジン氏がベラルーシにいる”という情報も出てきました。

一方で、今月5日には、今度はプリゴジン氏の信用を失墜させるかのような情報を国営メディアが報じます。
こうした中で、日本時間の10日夜、飛び込んできたのが、こちら。プーチン大統領プリゴジン氏との会談の情報です。先月29日に、ワグネルの指揮官らも交えクレムリンで3時間近く会談したということです。
なぜこのタイミングで会談の情報が明らかになったのか。そして大統領とプリゴジン氏の関係はどうなっているのか。旧ソビエト時代から長年ロシア取材を続けてきた石川一洋専門解説委員に聞きました。

6月の会談の情報 なぜこのタイミングで明らかに?

Q.プーチン大統領プリゴジン氏との先月の会談の情報、このタイミングで発表された狙いはどこにあるのでしょうか?

A.会談が行われた29日は反乱終結からわずか5日後です。プーチン大統領はこの日、ロシアの起業家たちとの集会に参加して、絵を描くなどして反乱は収束したと余裕を見せていました。しかもその2日前に、大統領みずから反乱について裏切り者と非難していました。

しかし、プーチン大統領みずからが、その同じ日に3時間にわたって裏切り者と呼んだプリゴジン氏らワグネルの指導部と3時間もの時間をとって、会談するということは異例なことです。

プーチン大統領にとってのこの反乱の衝撃の大きさを示すとともに、大統領とプリゴジン氏およびワグネルの近さを示し、裏切り者と切って捨てたように見せながら、プーチン閥の身内として遇していることを示しています。

確かにロシアの国営メディアでは、プリゴジン氏の豪華な私邸を暴いたり、これまで褒めたたえていたワグネルの軍事的な功績は大きなものではないとしたり、手のひら返しのネガティブキャンペーンが続いています。

フランスの雑誌報道受けクレムリンが認める形に

しかし今回、会談の事実は、まずフランスの雑誌リベラシオンが報道したのを受けて、ペスコフ報道官がその報道を確認するという形で認めました。フランスの報道は欧米情報筋としていますが、おそらくクレムリンあるいはロシアの諜報機関によるリークで、それをクレムリンが公式に認めるという複雑な発表の形式をとっています。

ただ、クレムリンあるいはプーチン大統領としては、そのネガティブキャンペーンからは距離を置きたいということで、こうした複雑なリークの方式を取ったのではないかと思います。

伝えたいメッセージはただ一つ、ペスコフ報道官の口から「ワグネルの指揮官たちは、プーチン大統領支持のための行動で、これからも祖国のために戦う」と伝えている点です。クレムリンとしては、ワグネルを含めてプーチン大統領の周囲に国は結集していると強調したかったのだと思います。

合意事項は「再び裏方に戻る」か 今後への影響は

Q.この会談、何が中心に話し合われたのでしょうか?ワグネルの今後やロシア軍への影響をどう見ていますか?

A.合意事項は「ワグネルはロシアのために戦い続ける」ということに尽きるのではないでしょうか。
ロシア軍では、反乱以後動向が伝えられていなかったゲラシモフ参謀総長の映像を国防省が公開しました。

プリゴジン氏は、ショイグ国防相やゲラシモフ参謀総長こそ裏切り者だと主張していたのですが、国防省はショイグ国防相およびゲラシモフ参謀総長の姿を積極的に公開することで国防省と軍は動揺していないと示したのでしょう。

ただ、3時間の会談でプリゴジン氏らは誰が裏切り者なのか自説を繰り返したのでしょう。

そのリークを今流すことは、ショイグ国防相とゲラシモフ参謀長に対しても、クレムリンからのお前たちは勝者ではないという一種の警告だと思います。

プリゴジン氏については、彼がパブリックでこれだけの影響力を得たのは、ウクライナへの軍事侵攻に参加して、国防省への批判を繰り返したからです。それまでは、表で発言することはほとんどありませんでした。

合意事項としては、再び裏方に戻るということではないかと思います。

#プリゴジンの乱(プーチン大統領プリゴジン・会談・石川一洋専門解説委員「身内として遇している」)
#プリゴジンの乱(プーチン大統領プリゴジン・会談・石川一洋専門解説委員「ショイグ国防相とゲラシモフ参謀長に対する一種の警告」)

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#プリゴジンの乱(石川一洋専門解説委員)

ロシア国防省は12日、民間軍事会社ワグネルの武装蜂起から約2週間が経過する中、ワグネルが保有する兵器のロシア正規軍への引き渡しが完了しつつあると明らかにした。

国防省は声明で、ワグネルが2500トンを超える弾薬のほか、2000点を超える装備品などをこれまでに正規軍に引き渡したと表明。声明に戦車やロケット弾などの重火器を映したビデオを添付した。

国防省は、兵器の引き渡しは計画に沿って行われているとしている。

兵器引き渡しが事実なら、ロシアによるウクライナ侵攻で大きな役割を果たしてきたワグネルが戦闘から撤退しつつあることを示すこれまでで最も具体的な動きとなる。

#プリゴジンの乱(正規軍へ兵器引き渡し)

ロシア民間軍事会社ワグネルの武装反乱後に消息が分からなくなっているスロビキン・ロシア航空宇宙軍総司令官は「休養中」だと、ロシア下院のアンドレイ・カルタポロフ国防委員長が12日明らかにした。

ウクライナ侵攻でロシア軍の副司令官を務めるスロビキン氏は、6月23-24日にワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏が起こした武装反乱の中止を動画で呼びかけたのを最後に、公の場に姿を見せていない。

これについてカルタポロフ氏はソーシャルメディアに投稿した動画で「スロビキン氏は現在休んでいる。今は(彼に)会うことができない」と語っている。

スロビキン氏はプリゴジン氏と親しい関係と伝えられてきた。米紙ニューヨーク・タイムズは先月、米情報機関の情報として、スロビキン氏は武装反乱を事前に承知しており、ロシア当局が共謀の事実がなかったかどうか調べていると伝えた。

また複数の報道でスロビキン氏は拘束されたとされているが、ロシア側は今のところ公式に認めていない。

#プリゴジンの乱(カルタポロフ下院国防委員長「スロビキン副司令官は休暇中」)

ウクライナ南部の占領地に展開する部隊を率いるロシア軍の将官イワン・ポポフ氏は13日までに、国防省が十分な支援を提供せず、兵士たちを裏切っていると批判したところ、解任されたと明らかにした。

ポポフ氏はウクライナ中南部ザポリージャ州での激戦に参加する第58諸兵科連合軍の司令官。ウクライナでのロシアの軍事行動に関わる将校で最高位の一人となる。

ポポフ氏は音声メモで「対砲兵戦の不足や砲兵偵察所の欠如、敵の火砲により我が軍に大量の死傷者が出ている状況」について疑問を呈したと説明。「他にも複数の問題を提起し、その全てを最高レベルで率直かつ厳重に伝えた」と述べた。

すると、ショイグ国防相ポポフ氏を解任したという。

ポポフ氏はウクライナ軍が我が軍を正面突破することはできなかったが、身内の上級指揮官が我々を後方から攻撃し、最も困難かつ緊迫した局面で卑劣にも軍を切り捨てた」と指摘している。

ポポフ氏の音声メッセージはロシア議会のアンドレイ・グルレフ議員が自らのテレグラムチャンネルで伝えた。グルレフ氏は南部軍管区の元副司令官。

#ウクライナ戦況(反転攻勢・第58諸兵科連合軍イワン・ポポフ司令官・国防省を批判・解任)

#NATOexpansion

#反ロシア#対中露戦

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