中国レアアース輸出、7月は前年比49%増 20年3月以来の高水準 https://t.co/ZeRrU700xL
— ロイター (@ReutersJapan) August 8, 2023
中国税関総署の統計によると、7月のレアアース(希土類)輸出量は前年同月比49%増の5426トンと、2020年3月以来の高水準となった。
新エネルギー車と風力発電向けの需要が堅調だった。増加は4カ月連続。
上海有色網のアナリスト、Yang Jiawen氏は新エネルギー車や風力発電など一部の分野が伸びており、レアアースの比較的安定した需要を生み出していると述べた。
アナリストによると、中国が7月初めに希少金属のガリウムとゲルマニウムの輸出を8月から制限すると発表し、レアアースも近く輸出が制限されるとの懸念が高まったことも輸出の増加につながった。
1─7月の輸出量は3万1662トンと、前年同期比6%増加した。
#経済統計(中国・レアアース輸出量)
中国 7月消費者物価指数 前年同月比下落 2年5か月ぶりマイナス #nhk_news https://t.co/efFc3K6umB
— NHKニュース (@nhk_news) August 9, 2023
中国の国家統計局が9日発表した先月の消費者物価指数は、去年の同じ月と比べて0.3%下落しました。
中国の消費者物価指数がマイナスに転じるのは、2021年2月以来、2年5か月ぶりです。
これは、原油などのエネルギー価格が下落傾向にあることに加え、消費者の間で節約志向が広がるなど、消費の弱さから自動車やスマートフォンなどが値下がりしたことが影響しています。
また、住宅販売が低迷する中、家具や家電製品の価格も下落し、物価を押し下げました。
あわせて発表された、企業が製品を出荷する際の値動きを示す先月の生産者物価指数も、去年の同じ月と比べて4.4%の下落となっていて、10か月連続のマイナスとなりました。
中国の景気の先行きに不透明感が広がる中、専門家のあいだではデフレを懸念する声も出始めています。
#経済統計(中国・消費者物価指数)
焦点:西側のデリスク、中国経済の重しになる可能性 https://t.co/nVchX1h1YL
— ロイター (@ReutersJapan) August 9, 2023
中国の輸出が予想外の不振に陥っていることが明らかになった。8日発表された7月の輸出額は前年比14.5%減と新型コロナウイルスのパンデミック発生以降で最大の落ち込みを記録したからだ。
米国や欧州は中国に対する不信感を背景に、特定の戦略産業において中国との取引への依存度を減らそうとしており、各企業にはサプライチェーン(供給網)の「デリスク(リスク低減)」を呼びかけている。
今のところ、中国の低調な輸出はそうした動きよりも循環的な要因、つまり中国の輸出先の消費需要が弱かったという現象が、大きなウエートを占める。
ただ、貿易や投資の基調的な流れは、中国と西側の距離が通商面で長期的に離れていく事態を示唆している。
例えば、今後の通商関係が親密になるか疎遠になるかを占う指標の一つとして、直接投資が挙げられる。
6月の中国国内総生産(GDP)に対する外国からの直接投資額の比率は約0.4%で、パンデミック前5年間の平均1.6%から低下。実質ベースで67%減り、25年前の記録開始以降で最低水準になった。
オクスフォード・エコノミクスのシニアエコノミスト、ルイス・ロー氏は「中国の経済活動再開で直接投資が持ち直すと想定していたが、実際にはそうならなかった」と語る。
ロー氏は「規制環境やサプライチェーンの側で何が起きているかということを考えると、これはむしろ地政学的な話しだ」と指摘。中国当局の幾つかの業種に対する統制強化が、潜在的な投資家を不安にさせたと付け加えた。
<ドイツに注目>
昨年の米中貿易総額は過去最高の6900億ドルに達しており、双方の政治的な緊張関係に現実の貿易取引が見合っていないとの声も聞かれる。
しかし、イェール大学法科大学院ポール・ツァイ中国センターのスティーブン・ローチ上席研究員は、こうした貿易額は物価調整前の金額だと指摘。同氏が計算した実質ベースにおける昨年の米中間のモノとサービスの貿易額は、米GDPに対する比率が3%で、既往ピークだった2014年の3.7%から約2割減っている。
同氏は先月のコラムに「完全なデカップリング(分離)とは程遠いものの、その方向への重要な一歩だと確実に認められる」と記した。
このような構図は欧州全体で見るとはっきりしないが、ドイツの貿易データからは明瞭に分かる。
ドイツはメルケル前政権時代に中国との結びつきを強め、この関係が経済成長をけん引してきた。
ところが、ロイターが先週入手した公式統計によると、今年前半のドイツの輸出に占める中国向けの割合は6.2%と、2016年以降で最低になった。
現時点では、中国がドイツの輸出業者にとって大きな市場でなくなった原因はデリスクの取り組みというより、これまではドイツから購入していた製品を中国が自前で生産できるようになった部分が大きい、というのが専門家の見方だ。
ショルツ政権が先月公表した「中国戦略」では、ドイツが最終的に中国との通商関係をどこまで抑制していくのか、正確なところは明らかになっていない。
シンクタンクの欧州外交問題評議会のマーク・レオナルド氏は、メルセデス・ベンツ、BMW、フォルクスワーゲン(VW)、BASFといったドイツ4社が2018─21年における欧州からの中国投資の3分の1を占めるだけに、ドイツの態度は重要だと説明。ドイツが向かう先に他の欧州諸国もついていく場合が多いと強調した。
<関係一層冷却化も>
西側と中国の貿易環境はこれからさらに冷え込んでもおかしくない。
事情に詳しい関係者の話では、バイデン米大統領は戦略的に重要なセクターに関する対中投資について審査を課す命令を、数日中に出す見通しだ。
米国と台湾では来年の大統領選と総統選に向けた選挙戦が本格化する中で、米国の外交政策はよりタカ派的になる可能性がある。オクスフォード・エコノミクスのロー氏は、これが対中貿易関係に重くのしかかるだろうとみている。
ロー氏は「近いうちに米中関係がより予測可能で透明性の高い枠組みになる可能性は、なお低いと確信している」と述べた。
#経済統計(中国・貿易統計・デリスク)
中国が15年ぶりに首位から陥落 アメリカのモノの輸入額
去年1年間、アメリカと中国の輸出入を合わせたモノの貿易額は過去最高を更新しましたが、経済分野での対立の激化や半導体などをめぐる規制強化などをうけてアメリカ国内で中国への依存を減らす動きが広がっていることが背景にあるとみられます。
#経済統計(アメリカ・貿易統計)
#欧中(デリスクと関与のバランス)
#経済統計(中国・貿易統計)
#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制