ASEAN会合、中国が新冷戦回避訴え 米副大統領「地域にコミット」 https://t.co/tWf7na5slw
— ロイター (@ReutersJapan) September 6, 2023
中国の李強首相は6日、インドネシア・ジャカルタで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日本、中国、韓国)首脳会議で、国家間の対立への対処で「新たな冷戦」を避けることが重要と指摘した。
インド太平洋地域で地政学的対立が強まる中、李首相は各国が「相違や紛争を適切に処理」する必要があるとし、「一方の味方をすることやブロック対立、新たな冷戦に反対することが、今非常に重要だ」と述べた。
今週のASEAN会合では、南シナ海で領有権主張の既成事実化しようとする中国の行動が重要議題の一つになっている。
バイデン米大統領に代わってASEAN首脳との会議に出席したハリス副大統領は冒頭発言で「米国は東南アジア、さらにはインド太平洋地域に永続的なコミットしている」と表明した。
またミャンマーの軍事政権による「恐ろしい暴力」を終わらせるよう圧力をかけ続けると述べた。
インドネシアのルトノ外相は南シナ海での紛争抑止に向けた「行動規範」を巡る交渉を加速することについて、ASEANが今週中国と協議したと明らかにした。
この問題は日本とASEANの首脳会議でも取り上げられ、首脳は「特に朝鮮半島と南シナ海など地域に資する状況を維持することの重要性」を表明したという。
中国政府は今週のASEAN関連会合の直前に、南シナ海の領有権を主張する新たな地図を公表した。
フィリピンのマルコス大統領は紛争を望んでいるわけではないが、「わが国の主権に対するいかなる挑戦にも応じる義務がある」と述べた。
ASEANの議長国インドネシアは6日の声明で、ASEANは海域の安定を強化し、そのための新たな新たなイニシアチブを模索する必要があると指摘した。
また首脳らはミャンマーに対する5項目の和平計画について実質的な進展がないことに「重大な懸念」を表明した。
#ASEAN(李強首相「相違や紛争を適切に処理必要」「一方の味方をすることやブロック対立、新たな冷戦に反対することが、今非常に重要だ」)
#中国(「標準地図」・南シナ海ほぼ全域の管轄権など主張 )
#中・比馬台越(領土領海地図・「九段線」→「十段線」)
#東南アジア