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ことしの犯罪白書では、去年1年間の刑法犯の認知件数が60万件余りで、20年ぶりに増加したとしていて、法務省は「新型コロナによる行動制限が緩和されたことが背景にある」と分析しています。

8日の閣議で報告されたことしの犯罪白書によりますと、去年1年間の刑法犯の認知件数はおよそ60万1300件で、前の年より3万3200件多くなりました。

刑法犯が増加したのは平成14年以来、20年ぶりです。

具体的には
▽万引きや自転車などの窃盗がおよそ40万7900件で、前の年より2万6100件増加し、
▽暴行がおよそ2万7800件で、1400件増えました。

▽傷害や▽強制性交などの認知件数も増えています。

法務省は「新型コロナによる行動制限が緩和され人々の行動が活発になったことが背景にある」と分析しています。

また、振り込め詐欺など特殊詐欺の認知件数はおよそ1万7600件で、前の年より3100件増え、被害総額もおよそ371億円と8年ぶりに増加しました。

インターネットを利用したサイバー犯罪の検挙件数もおよそ1万2400件で、前の年より200件増えました。

特に身代金を要求するコンピューターウイルス「ランサムウエア」による攻撃の被害が拡大したとしていて、サイバー空間をめぐる脅威は極めて深刻な情勢が続いていると指摘しています。

※件数は十の位を四捨五入。

小泉法相「検討し分析した内容が現実に生かされるよう取り組む」
小泉法務大臣は、閣議のあとの記者会見で「新型コロナで減った犯罪の数が戻っているが、数字に一喜一憂せず、しっかり腰をすえて、犯罪白書で検討し分析した内容が現実に生かされるよう全力で取り組みたい」と述べました。

#犯罪白書(刑法犯認知件数・20年ぶり増)