https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

11月の米大統領選の民主党候補に指名されたハリス副大統領は29日、副大統領候補のティム・ウォルズ・ミネソタ州知事と共にCNNの単独インタビューに応じ、一部の政策の変更についてこれまでで最も広範な説明を行った。具体的には石油・ガス採掘で用いるフラッキング(水圧破砕法)や移民に関して自身の立場を変えた理由を明らかにした。

それによると、自らの価値観に変化はないものの、副大統領を務めるうちに米国で最も差し迫った問題の一部を巡っては新たな視点を得るに至ったという。

この他、共和党の候補指名を受けたトランプ前大統領がハリス氏について「黒人になった」とその人種的アイデンティティーに疑問を呈した件は、「相変わらずの使い古した戦略」と一蹴した。

ハリス氏は2019年9月の時点では、公有地でのフラッキングの禁止を公約に掲げていた。しかしバイデン氏の副大統領候補に指名される時期までにはこの方針を転換。議会でもフラッキングを用いる鉱業権のリース拡大を決定する一票を投じている。

インタビューでこの件を問われたハリス氏は、バイデン政権下でのインフレ抑制法に言及。同法を通じ過去最大規模の投資を気候変動対策に充てたと強調した。その上で、温室効果ガスの排出削減で一定の基準を満たすという価値観は変わっていないと付け加えた。

移民政策については、国境をまたいだ人身売買に関わったとされるギャングらを訴追したカリフォルニア州司法長官時代の実績に触れ、移民を巡る自身の価値観に変化はないことを示唆した。

さらに「合意を形成することが重要だと確信している。相手と理解し合える点を見つけ出し、実際に問題を解決できるようにすることこそが重要だと考える」と述べた。

選挙戦を制した場合には「全ての米国民」のための大統領になるとも約束。共和党議員も入閣させる意向を表明したが、具体的に誰を念頭に置いているのかは明かさなかった。

民主党の大統領候補に指名されたハリス副大統領は29日、CNNの単独インタビューに臨んだ。インタビューのポイントを以下にまとめた。

ラッキングめぐり方針転換:ハリス氏は2019年、フラッキング(水圧破砕法)への反対を表明した。フラッキングが大きな雇用を生んでいるペンシルベニア州では、この立場は政治的に不利になる可能性があった。今回、ハリスはフラッキングを支持する考えを示した。

進歩派は気候変動に関する懸念から、フラッキングに反対している。しかし、ハリス氏が上院で賛否同数の拮抗(きっこう)状態を破る一票を投じ、バイデン氏の署名を経て22年に成立したインフレ抑制法の下、フラッキングは拡大してきた。

ハリス氏は今回、20年には既にフラッキングに関する立場を変えていたと説明した。当時、ハリス氏は「(バイデン氏は)フラッキングを終了しない方針だ」と述べていた。

共和党員の閣僚起用:共和党員を閣僚に起用するかと聞かれ、ハリス氏は「そのつもりだ」と答えた。

「特定の誰かが念頭あるわけではない」と前置きした上で、「今回の選挙までまだ68日間あるので、順序を間違えたくないが、起用するつもりだ」と語った。

アイデンティティー政治には与せず:トランプ前大統領は先月、ハリス氏の人種的アイデンティティーを疑問視し、以前のハリス氏は南アジア系を自認していたが、政治的な目的で「突然黒人になった」と示唆した。

これについて聞かれたハリス氏は頭を振り、トランプ氏の発言は「いつもの使い古された戦略だ」と指摘。「次の質問をお願いします」と続けた。

コメントを拒否したハリス氏の姿勢は、アイデンティティー政治への傾斜を避けようとする自陣営の戦略と一致している。来月予定されるトランプ氏との第1回討論で、ハリス氏が自身の人種やジェンダーの問題にどう対処する方針なのかもうかがえる。

バイデン氏からの電話:7月21日に電話が鳴った時、ハリス氏は家族と朝食を取っていた。

「バイデン氏からだった。決断の内容を告げられた」とハリス氏。バイデン氏が再選出馬を断念し、自身を大統領候補として支持する意向だと知った経緯についてこれまでになく詳しく語った。

「『本当ですか』と聞くと、『そうだ』という答えが返ってきた」とハリス氏は振り返る。「正直に言うと、まず頭に浮かんだのは自分のことではなく、バイデン氏のことだった」という。

国境警備めぐりトランプ氏を非難:トランプ氏はバイデン政権のメキシコ国境対策への批判を選挙戦の柱に据えている。だがハリス氏は、国境警備問題の責任の大部分はトランプ氏にあると指摘した。

ハリス氏は、議会で策定された超党派国境警備法案へのトランプ氏の反対に言及。当選すればこの法案を推進するかと問われ、「確実に私の元に送付されるようにして、署名する」と明言した。

また、19年に取った立場を覆し、米国への違法越境の非犯罪化を支持しない考えも示した。

ウォルズ氏は自らの誤り認める:ハリス氏と伴走する副大統領候補のウォルズ・ミネソタ州知事は、過去の虚偽の主張について追及を受けた。「戦争で私が携行した武器」という表現を使った18年の動画について言及する場面もあった。

ウォルズ氏は陸軍州兵で24年間従軍したものの、戦闘地域に赴いたことは1度もない。ウォルズ氏は今回、言い方を誤ったことを認めた。

「英語教師の妻から、私の文法は常に正しいわけではないと指摘された」としている。
ウォルズ氏は党大会の演説で、体外受精(IVF)を使って子どもを授かった経験にも触れていたが、実際に受けたのは別の種類の不妊治療だったと説明。「私は自分が間違った時には誤りを認める」と語った。

ハリス米副大統領は29日、民主党大統領候補になって以降、初めてテレビインタビューに応じ、当選を果たした場合、インフレを含む経済的懸念に中間層が対処することができるよう、手助けするのが自分の政権の最初の最優先課題となると語った。

  ハリス氏はCNNとのインタビューで、「就任初日は、機会の経済と私が呼ぶもののため、計画を実行する日になる」と指摘。「これに関し幾つかの提案をすでに示しており、それには日用品のコストを押し下げるための措置や、米国の中小企業および家庭に投資するための措置が含まれる」と話した。

  バイデン大統領の選挙戦撤退の決定を受けて、急きょ民主党大統領候補に指名されたハリス氏には、11月5日の大統領選までに残された期間はわずか2カ月余りであり、今回のインタビューは極めて重要な意味を持つことになった。

  トランプ氏はハリス氏について、メディアを避けていると批判。また、ハリス氏が今やメキシコ国境での追加的な壁建設を含む移民対策を支持したり、フラッキング(水圧破砕技術を利用した掘削)を容認したりするようになった点についても、説明を求める声が上がっていた。

  ハリス氏は、エネルギーや移民などの問題を巡り自身の政策姿勢の一部が著しく進化したことがあっても、自分の「価値観は変化していない」と強調。「私の政策姿勢や決定の最も重要かつ著しい面は、私の価値観が変わっていないことだと考える」と語った。

  ただ、副大統領として「全米をくまなく訪れた」ことで得たフィードバックを導入した結果、自身の2020年大統領選立候補時からの政策姿勢の著しい変化の幾つかにつながったことは認めた。

  ハリス氏は「コンセンサスを形成し、問題を実際に解決することができる共通の理解の場を見つけることが重要だと信じている」と話した。

  また、インタビューでハリス氏は、「全ての米国民」のための大統領になりたいと表明。超党派のコンセンサスを追求していることを示すため、当選を果たせば共和党系の人物を閣僚メンバーに起用する意向だと述べる一方、意中の人はいないと語った。

  具体的には、「私はこれまでのキャリアで多様な意見を求めてきた」とし、「最も重要な判断を下す際に、さまざまな見解・経歴を持つ人々が議論に参加するのが重要だ。共和党の人物を閣僚メンバーに加えることが米国民の利益になると考える」と論じた。

  CNNアンカーのダナ・バッシュ氏がインタビューを行い、民主党副大統領候補のウォルズ・ミネソタ州知事もハリス氏と共に臨んだ。

関連記事:

ハリス氏、激戦7州支持率でトランプ氏にリードか並ぶ-最新世論調査

原題:Harris Says Day One Focus Would Be Economy in First InterviewHarris Defends Policy Shifts in Interview, Says Values Unchanged(抜粋)

米大統領選の民主党候補ハリス副大統領は29日、CNNのインタビューで、移民政策などを巡る立場を中道寄りにシフトさせたことを擁護した。また、大統領選で勝利すれば共和党から閣僚を起用する可能性があると述べた。

同氏が主要メディアのインタビューに応じるのは、バイデン大統領が7月21日に大統領選撤退を表明し、後継にハリス氏を支持してから初めて。
午後9時(日本時間30日午前10時)の放送を前に公開されたインタビューの抜粋で、ハリス氏は「私の政策観と決断の最も重要な点は価値観が変わっていない点だ」と強調した。

同氏は2020年大統領選の民主党予備選当時から今回の選挙選でバイデン氏の後継となるまでに幾つかの問題で中道寄りにシフトした。南部国境の移民問題について立場を強硬にしたほか、フラッキング禁止を支持する立場を撤回した。

インタビューでは「国境を守るために何をすべきかという私の価値観は変わっていない。カリフォルニア州司法長官を2期務め、銃、麻薬、人間の違法な越境について国境を越えた犯罪組織や米国法違反を訴追した」と訴えた。

大統領選に勝利した場合、共和党から閣僚を起用する可能性にも言及。「最も重要な決定を下す際、異なる見解や異なる経験を持つ人がテーブルに着くことが重要だ。私の閣僚メンバーに共和党員がいるのは国民のためになる」と語った。

アメリカのハリス副大統領は、大統領候補となってから初めてアメリカメディアのインタビューに応じ、自身が大統領に当選した場合、野党・共和党からの閣僚の起用を検討する考えを示し、党派を超えた融和を目指す姿勢を強調しました。

アメリカのハリス副大統領は29日、大統領候補となってから初めてアメリカメディアのインタビューに応じました。

インタビューは副大統領候補でミネソタ州知事のウォルズ氏とともに答える形で行われ、日本時間30日午前10時からCNNテレビで放送されました。

この中でハリス氏は「重大な決断をするときに異なる考えや経験を持つ人に加わってもらうことは大切だと考えている。共和党員が閣僚の一員となることは国民の利益になる」と述べて、具体的な人物は念頭にないとしながらも、野党・共和党からの閣僚の起用を検討する考えを示し、党派を超えた融和を目指す姿勢を強調しました。

またハリス氏は、大統領に当選したら最初に取り組むこととして「私の最優先事項は中間層を支え、強くすることだ。『チャンスを得られる経済』のための計画を実行することになる」と述べて、経済政策を挙げました。

一方、中東情勢をめぐって、イスラエルへの武器輸出をやめるなど、バイデン大統領の方針を変える考えがあるか問われたのに対し、停戦の実現の重要性は強調しながらも、対イスラエル政策を変更する考えはないことを明らかにしました。

ハリス氏は民主党の大統領候補となってからこれまで記者会見やメディアのインタビューを受けていないとして、共和党側から批判されていて、今回のインタビューでの発言内容が注目されていました。

民主党の大統領候補ハリス副大統領はCNNのインタビューで、南部国境からの移民流入に厳しい対応を取ると表明したほか、イスラエルへの兵器供与を控えることはしないと述べた。

党大統領候補に指名されてから大手報道機関のインタビューに応じるのは初めて。

「われわれには不法に国境を越える人々に対処する法律がある」として、厳格に執行していく姿勢を示した。

また、バイデン米大統領イスラエルに対する強い支持を引き継ぐ意向を表明。イスラエルへの兵器供与を見直すべきだという一部党内の要求を拒否した。

ハリス氏は、強いイスラエルを支持するとしつつ、パレスチナ自治区ガザの停戦と人質解放に向け「合意を成立させなければならない」と述べた。

TVインタビューのような台本のない場ではそれほど洗練された受け答えができないのではないかとの見方もあったが、CNNキャスターのダナ・バッシュ氏とのこの日のインタビューでは大きなミスは見られなかった。

<「閣僚に共和党員」>

ハリス氏は自身が選挙に勝てば共和党員を閣僚に加えたいとも表明。「重要な決定がなされる際に異なる見解や経験を持つ人々が同じテーブルにいることは重要だと思う。閣僚に共和党員を加えることは米国民にとって有益だろう」と語った。

また、自身とバイデン大統領のインフレ対応を擁護。コロナ禍に見舞われ、共和党の大統領候補トランプ前大統領が対応を誤った経済をバイデン政権は受け継ぐことになったと指摘した。

その上で、物価を引き下げるために多くの取り組みを進めたが、「物価は依然として高過ぎる」との認識を示した。

バイデン大統領の政策に抗議してきた「アンコミティド・ナショナル・ムーブメント」の共同設立者アッバス・アラウィエ氏は、ガザに関するハリス氏の発言に不満を表明。「もし副大統領が停戦に関心があるのなら、兵器供与の即時停止を支持しなければならない」と語った。

テキサス大学オースティン校のジェレミ・スリ教授(歴史学・公共問題学)は、ハリス氏が知識豊富で合意形成を重視する人物のように思えたと評価しつつ、大統領就任初日に何をするかについて「もっと具体的で詳しい話」をすべきだったと指摘した。

<フラッキング禁止せず>

ハリス氏は2020年の大統領選に名乗りを上げてから、先月にバイデン大統領に後継指名されるまで、いくつかの問題で一段と中道寄りの姿勢を示してきた。

南部国境沿いの移民に対する姿勢を厳しくしたほか、激戦のペンシルベニア州で多くの人々を雇用しているエネルギー生産方法フラッキング(水圧破砕法を使ったシェールガス・石油の開発)については、大統領に選出されても禁止しない意向を示した。

政策の転換について質問されるとハリス氏は「私の価値観は変わっていない」と答えた。
また、ハリス氏が黒人なのかどうかを疑問視したトランプ氏のコメントを「同じような古い脚本」と一蹴。「次の質問をどうぞ」と述べ、取り合わなかった。

一方、トランプ氏は自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」を通じてハリス氏のインタビューに反応。「カマラ・ハリス同志と討論し、彼女が詐欺師であることを暴くのがとても楽しみだ」と投稿した。

トランプ氏はハリス氏がマルクス主義者であるとする虚偽主張を繰り返している。

アメリカ大統領選挙に向けて、与党・民主党のハリス副大統領は、自身が大統領に当選した場合、野党・共和党からの閣僚の起用を検討する考えを示しました。一方、トランプ前大統領は、自身への支持を表明した無所属候補を政権移行チームに起用したと伝えられていて、双方とも新たな支持層を獲得するねらいがあるとみられます。

アメリカのハリス副大統領は29日、CNNテレビのインタビューで「重大な決断をするときに異なる考えや経験を持つ人に加わってもらうことは大切だと考えている。共和党員が閣僚の一員となることは国民の利益になる」と述べて、野党・共和党から閣僚を起用することを検討する考えを示しました。

ハリス氏は、具体的な人物は念頭にないとしましたが、党派を超えた融和を目指す姿勢を強調した形です。

一方、アメリカメディアによりますと、共和党のトランプ前大統領は、ケネディ元大統領のおいで、先週選挙活動を中止し、トランプ氏を支持すると表明した、無所属候補のロバート・ケネディ・ジュニア氏を、政権移行チームに起用したということです。

さらに、元民主党で下院議員も務めたトゥルシー・ギャバード氏も、チームに起用されたと伝えられています。

ハリス氏とトランプ氏、ともに自身の党の外からも人材を起用する姿勢を見せることで、新たな支持層を獲得するねらいがあるとみられます。

11月のアメリカ大統領選挙で返り咲きを目指すトランプ前大統領は、不妊治療のための体外受精について、費用が高額だとして、政府か保険会社が全額負担することを目指す方針を表明し、若い世代などからの支持を取り込むねらいがあるとみられます。

アメリカのトランプ前大統領は29日、激戦州の1つ、中西部ミシガン州の選挙集会で演説しました。

この中でトランプ氏は、不妊治療のための「体外受精」について「費用が高額で、多くの人にとって治療を受けるのは大変だ」と指摘しました。

そして「私は体外受精に最初から賛成している。私の政権では、関連するすべての費用を政府が支払うか、保険会社に支払うよう義務づける」と述べて、体外受精の費用を政府か保険会社が全額負担することを目指す方針を表明しました。

アメリカでは、体外受精をめぐって、共和党の支持基盤のキリスト教保守派の一部などに規制を求める声があり、民主党はトランプ氏が大統領になれば体外受精が禁止されるおそれがあるなどと主張しています。

トランプ氏としては、大統領選挙に向けて体外受精を支援する姿勢を打ち出すことで、民主党の批判をかわすとともに、若い世代などからの支持を取り込むねらいがあるとみられます。

共和党の大統領候補、トランプ前大統領が今週、アーリントン国立墓地を訪れた際に、陣営スタッフが墓地職員とトラブルになった問題を巡って、米陸軍は29日、職員はプロとして行動したとして擁護した。

軍が政治的な事柄についてコメントすることはまれ。

トランプ氏は26日に同墓地で、2021年のアフガニスタン撤退時に死亡した米兵13人を追悼する行事に参加。戦没者らが葬られているセクション60と呼ばれる区画を訪れた。

連邦法や国防総省の指針では、同区画での政治活動は禁じられているが、トランプ氏の陣営は動画を撮影し、広告に利用した。スタッフが撮影するのを墓地職員が止めようとして、口論になるなどしたという。

陸軍は「規則を忠実に守ろうとした墓地職員は、突然突き飛ばされた。職員とそのプロ意識が不当に攻撃されたことは遺憾だ」とした。

トランプ氏は29日、ミシガン州での演説で、アフガンで死亡した軍人の家族から、墓地に行って一緒に写真を撮ってほしいと頼まれたと説明した。

d1021.hatenadiary.jp

#米大統領

d1021.hatenadiary.jp