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民主・小沢氏の不気味な沈黙のワケ

民主党関係者などによると、本人はサバサバしており、明るいことこの上ないという。同関係者らによると「もともと鳩山に引導を渡したのは小沢氏」という。

 さらに、今回の菅直人総理(63)誕生についても、「もともと『次の総理は君だ』と“指名”していたのは小沢氏。だからこそ菅氏は、鳩山氏の辞意表明直後から小沢氏に会おうと必死だった」という。

 しかし「代表選出馬に際し、菅氏は反小沢グループに取り込まれてしまった。今の菅氏は、本気で小沢を切ろうとしている」と指摘した。

 もともと小沢氏は「圧倒的多数はまずい」という持論を持つと言われる。政党や派閥が圧倒的多数になると、緊張感がなくなり、自民党のように弛緩し分裂するという危機感を常に持っているというのだが、鳩山政権が社民党党首の福島瑞穂消費者行政担当相(54)を5月28日に罷免した時点で、この危機感を今の民主党に実感し、「場合によっては民主党を壊す」と腹を括ったようなのだ。

 現在、小沢氏の照準は9月の民主党代表選へ向いていると見られる。他の関係者は「参院選を菅代表で戦わせ、負ければ詰め腹を切らせればいい。そして民主が勝とうが負けようが、9月の代表選に小沢氏(小沢グループ)が立ててくるのが、今回の代表選でも出馬を打診したとされる田中真紀子氏(66)ではないか」と予想する。

 腹をくくった“剛腕”小沢氏にすれば、民主が思い通りにならなければ、小沢グループを引き連れ、飛び出してしまえばいいというわけだ。もともと民主党は、小沢氏の政治手腕があったから選挙に勝つことのできた「お公家集団」なわけで、今夏参院選後も、トホホな日本政界のドタバタはしばらく続きそうな気配なのであった。(佐藤修

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