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ビルダーバーグGの総会でロシアや中国の動きが議論される一方、ウクライナの天然ガス利権に必死 | 《櫻井ジャーナル》

 現在、アメリカはユーラシアの内陸国を包囲して締め上げるという戦略を推し進めている。これはハルフォード・マッキンダーなる人物が1904年に発表した理論に基づいてズビグネフ・ブレジンスキーが1990年代の後半にまとめたプランから始まると言われている。現アメリカ大統領のバラク・オバマは大学時代、ブレジンスキーの弟子だったようなので、現在のアメリカ政府の政策にも大きな影響を及ぼしているのは当然だろう。


 ブレジンスキーは1978年に「危機の弧」はインド洋に沿って伸びている」と発言している。東南アジアから中東までの地域ということになる。この概念を考え出したのは、プリンストン大学の教授でネオコンバーナード・ルイスらしいが、マッキンダーの主張と重なる。


 この年、「危機の弧」の真ん中にあるアフガニスタンソ連軍を引き込む工作をブレジンスキージミー・カーター大統領の補佐官として始めている。

 こうした「地政学的」な問題だけでなく、エネルギー資源も「西側」がウクライナを欲しがっている理由だ。