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「真田丸」登場武将のリーダーシップを現代の尺度で評価する|トンデモ人事部が会社を壊す|ダイヤモンド・オンライン

NHK大河ドラマ真田丸」がビジネスパーソンの関心を集めている。それは、真田丸の登場人物が、人材開発に有効な「状況対応型リーダーシップ」に沿って描かれているからだ。

 ここで言う状況型リーダーシップとは、『1分間マネジャー』シリーズの著者であるケン・ブランチャード氏などが開発したメソッド「Situational LeadershipII」である。ダイヤモンド・オンラインの読者にはご存じの方も多いと思うが、あえて私なりに簡略に整理すると、個人の人材開発レベルに応じて、リーダーシップスタイルを変えていくフレームワークである。


 当然ながら、人材開発はどの人にも画一的に同じ方法を取るのでは、意味がない。また、同じ人であっても、本人の成長度合いに応じて、対応を変えて行く必要がある。下の図にあるように、人材開発の時間の経過に応じて、社員の技能は高まっていく。一方で、社員の人材開発トレーニングへの意欲は、当初は高いが、その後低減し変化し、仕上げの段階で再び高まることが一般的だ。

 こうした人材開発レベルに応じて、求められるリーダーシップスタイルも変わる。具体的には、下の図にあるように、管理型(強い管理)、指導型(強い管理と強い支援)、支援型(強い支援)、放任型の4パターンに区分される。

 私がみるところ、堺雅人演じる真田信繁は、「目標達成」にモチベーションが左右される人物として描かれている。そして、草刈正雄演じる真田昌幸は、信繁に対して、「おまえならできる」、「おまえに託す」、「でかした。必ずやり遂げると思っておったわ」と、「目標達成」にモチベーションが左右される人物に対する、実に的確なコミュニケーションをして、信繁を支援しているのである。