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アメリカのメディアは、おととしの大統領選挙をめぐってトランプ陣営とロシアとの間で共謀がなかったかどうかなどを捜査しているモラー特別検察官が、トランプ大統領弁護団に対し大統領本人の事情聴取を行いたいという意向を伝えたと、今週、報じました。


トランプ大統領は10日の記者会見でこれについて問われ、「トランプ陣営とロシア、そしてトランプとロシアとの間には共謀はなかった」と述べ、改めて疑惑を全面的に否定しました。


そのうえで事情聴取に応じるかどうかについては、「そのうちわかるだろう。しかし共謀がなく、誰も共謀を見つけていない以上、事情聴取はないかもしれない」と述べ、事情聴取は必要ないという考えをにじませました。


いわゆるロシア疑惑をめぐる捜査では、トランプ大統領の側近だったフリン前大統領補佐官が訴追されていて、捜査が政権中枢にも及ぶのではないかという臆測も出る中、トランプ大統領への事情聴取が行われ、捜査が進展するのか注目されます。