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インドを訪れているセーシェルのフォール大統領は25日、モディ首相と会談しました。


会談後の記者会見で、両首脳は海軍と沿岸警備隊の防衛協力を強化することで合意したことを明らかにしました。


モディ首相は「民主主義の価値観を共有する両国は、今後もインド洋の平和と安定に関与していく」と述べたうえで、セーシェルに対し、防衛面での支援として、1億ドル(日本円にしておよそ110億円)を供与することを明らかにしました。


また、インドがセーシェルで目指す軍事基地の建設計画について、モディ首相は「互いの権利を尊重して、プロジェクトを進めることで合意した」と述べ、フォール大統領は「両国の戦略的に重要な関係をさらに高めていきたい」と応じました。


インドはインド洋につながるアフリカ東部のジブチに軍事基地を設けるなど海洋進出を強める中国に対抗するため、海外で初めての軍事基地の建設を目指していますが、セーシェル国内からは反対の声が上がっています。


インドとしては経済支援を並行して進め、国民の反応を見極めながら、軍事基地の建設の実現を目指す方針です。