元スパイ暗殺未遂事件 米はロシアの犯行と断定 新たな制裁へ #nhk_news https://t.co/WLHm9Wu7Ry
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年8月8日
ことし3月、イギリス南部で起きたロシアの元スパイの暗殺未遂事件について、アメリカ国務省のナウアート報道官は8日、声明で、「ロシアは国際法に違反し、自国民に対して生物化学兵器を使用したという結論に達した」として、ロシアによる犯行と断定したと発表しました。
これを受けて、ロシアへの兵器に転用可能なタービンエンジンや電子部品などの製品の輸出を禁止する新たな制裁措置を取ると明らかにしました。
さらに、ロシアに対し、化学兵器を使用しないという約束と国際機関の査察受け入れを求め、これに応じなければさらなる追加制裁を科すとしています。
この事件をめぐって、アメリカ政府は、イギリスなどヨーロッパの国々と足並みをそろえる形で、アメリカ国内に駐在するロシアの外交官60人を国外に追放する措置を取っています。
制裁の発表について、アメリカのメディアは、トランプ大統領のロシアへの対応をめぐり、国内で「弱腰だ」などという批判が出る中、トランプ政権としてロシアに強い姿勢で臨んでいることをアピールする狙いがあるのではないかと伝えています。