プーチン大統領 “中国の「一帯一路」を後押し” #nhk_news https://t.co/nbLP0kojCg
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年6月6日
ロシアを訪れている中国の習近平国家主席は6日、サンクトペテルブルクにあるプーチン大統領の母校で名誉博士号の学位を受ける式典にのぞみました。
式典に出席したプーチン大統領は演説の中で、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」について、「世界規模の国際プロジェクトであり、今や膨大な数の国々が参加しつつある。習主席は、その理論をうみだし、実現させようとしている」と述べ、ロシアとしても一帯一路を後押しすることで中国との経済的な連携を強めていく姿勢を強調しました。
一方、習主席は「中国とロシアはことし国交樹立から70周年を迎え、両国関係は新たな時代に入っている」と述べ、ロシアとのさらなる関係発展に期待を示しました。
サンクトペテルブルクでは政府主催の国際経済フォーラムも開幕し、ロシア企業が、中国の国有企業の幹部などおよそ1000人と、エネルギーや農業といった幅広い分野で事業提携に向けた協議を進めています。
欧米との対立を深めるプーチン大統領としては、中国と緊密な関係を築き、世界経済の中で孤立を避けるねらいがあるものとみられます。
米高官 中国がイスラエル企業に投資増 技術の流出懸念 #nhk_news https://t.co/YY1COrtsUh
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年6月7日
アメリカと同盟関係にあるイスラエルは中東のシリコンバレーとも呼ばれるなど技術革新が目覚ましく各国からの投資が相次いでいます。
これについてホワイトハウスで中東政策を担当するコーツ上級部長は6日、ワシントンで講演し「われわれが懸念しているのが中国によるイスラエルのハイテク企業への接近だ。2016年だけで中国による投資が10倍に急増した」と述べました。
そのうえで「われわれの目的は外国の投資が安全保障を損なわないように行われることだ」と述べ、軍事転用も可能な安全保障に関わる技術の中国への流出のおそれに懸念を示しました。
この問題をめぐっては、アメリカ議会調査局がことし4月に公表した報告書も、中国がイスラエルのハイテク企業への投資を通して安全保障の技術を取得するおそれを指摘したほか、中国の国有企業がイスラエルの港に新設されるふ頭の運営権を取得することにアメリカ海軍が懸念していることなどを記しています。
アメリカと中国は次世代の通信規格5Gなどのハイテクの覇権をめぐって争っていて同盟関係にあるイスラエルへの中国による進出を強くけん制した形です。
米国連代表部が天安門事件の展示 断固とした姿勢示すねらいか #nhk_news https://t.co/vVQq02rPKF
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年6月7日
この展示は、アメリカの国連代表部が、中国で民主化を求める学生たちの運動が武力で鎮圧された天安門事件が起きた今月4日に合わせて始めました。
国連本部の向かいにあるアメリカの国連代表部のガラス張りの壁面で行われた写真パネルの展示では、当時、天安門広場に自由の女神を模して設置された「民主の女神」像や、「腐敗官僚を懲罰する」と書かれたプラカードを持った学生たちが行進する様子、それに、軍の銃撃を受けて血まみれになりながら担架で運ばれる人たちの様子が紹介されています。
そして、写真パネルの横には事件で息子を亡くした母親や、当時のリーダーの1人で、後にノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏のことばが英語や中国語など国連で公用語として使われている6つの言語で紹介されています。
アメリカの国連代表部がこうした展示を行うのは異例で、アメリカ政府として、貿易や安全保障問題で激しく対立する中国に、人権問題でも断固とした姿勢を示すねらいがあるものとみられます。