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韓国のムン・ジェイン大統領は22日午前、国会で施政方針演説を行いました。

この中で、重要課題に掲げる検察改革を進めるため、法相に任命した側近のチョ・グク氏が一連の疑惑を受けて辞任に追い込まれたことを念頭に、「政府は特権や不公正をなくすために努力してきたが、国民の要求はそれよりはるかに高かった。大統領として重い責任を感じる」と述べました。

そのうえで、「検察が絶対的な権力ではなく、国民のための機関という評価を受けられるときまで改革をやめない」と述べ、検察改革の関連法案の処理を急ぐよう呼びかけました。

一方でムン大統領は、日本政府が韓国向けの輸出管理を強化したことを踏まえて、「数十年間できなかった素材や部品の国産化や輸入多角化で、わずか100日にして成果が出ている」と強調しましたが、日韓関係について踏み込んだ言及はありませんでした。

ムン大統領は、来月9日で5年の任期を折り返しますが、経済の減速や南北関係の停滞もあって、就任以来初めて支持率が40%を割り込んでおり、来年4月に総選挙を控えて、厳しい政権運営を迫られています。

また、ムン・ジェイン大統領は、朝鮮半島は今、恒久的な平和に向かう最後の峠を迎えている。私たちは歴史の発展を信じて、平和のためにできる対話の努力を尽くさなければならない」と述べ、対話の重要性を強調しました。

その一方で、「相手があることで、国際社会とも協力しなければならないので、自分たちが思うように対話に向けて速度を出すことができていない」と述べ、朝鮮半島情勢が難しい状況にあるという認識を示しました。

ムン大統領は、経済や人的交流の拡大などを通じて平和経済の基盤構築に努めると表明したうえで、「北の明るい未来も、その土台の上でのみ可能になる」と述べ、北朝鮮に協力を呼びかけました。

韓国のイ・ナギョン首相は22日午前、羽田空港に到着し、天皇陛下が即位を内外に宣言される「即位礼正殿の儀」に参列しました。

その後、平成13年1月に線路に転落した男性を助けようとして亡くなった韓国人留学生、イ・スヒョン(李秀賢)さん(当時26)と、カメラマンの関根史郎さん(当時47)を追悼するため、JR山手線の新大久保駅を訪れました。

イ首相は駅の構内にある2人の慰霊のためのプレートに花束を手向け、手を合わせました。

イ首相は「人間の愛は国境を越えることを、2人の偉人が実践しました。そのような献身の思いを追悼するため、ここに来ました」と述べました。

イ首相は、悪化している日韓関係について、「50年にもならない不幸な歴史のせいで、1500年続いた友好の歴史が損なわれるのは愚かなことだ」と述べ、両国関係の改善が必要だという考えを示しました。

イ首相は24日までの日本滞在中に安倍総理大臣と会談する見通しで、現状の打開を図りたいとするムン・ジェイン文在寅)大統領のメッセージを伝えることにしています。

韓国国防省の発表によりますと、22日午前、ロシア軍のA50早期警戒管制機1機が、日本海にあるウルルン(鬱陵)島の付近で2度にわたって韓国の防空識別圏に進入したということです。

また、これとは別に午前10時40分すぎには、ロシア軍のスホーイ27戦闘機1機とTU95爆撃機2機が、ウルルン島の近くから韓国の防空識別圏に入ったと説明しています。

3機は、およそ30分後に防空識別圏を出ましたが、このうちの1機は、ウルルン島と韓国が「トクト(独島)」と呼んで領有権を主張する、島根県竹島の間を飛行したということです。

その後もさらに戦闘機2機が加わり、午後3時すぎまで、繰り返し韓国の防空識別圏に入ったということで、韓国軍の戦闘機が追跡や監視飛行などを行いました。

これを受けて韓国は、外交ルートを通じてロシア側に遺憾の意を伝え、再発防止を求めました。

韓国軍はことし7月、竹島付近の空域でロシア軍機が「領空を侵犯した」として警告射撃を行い、日本も抗議した経緯があります。

こうした事態を受けて、韓国は、緊急時の対応などをめぐってロシアと議論を進めていただけに、ロシア側の意図を慎重に分析しているものとみられます。

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北朝鮮のチェ・リョンヘ最高人民会議常任委員長は、朝鮮人民軍の総政治局長を務め、現在は国家機関を率いる国務委員会の第1副委員長を兼任する、キム・ジョンウン委員長の側近です。

チェ常任委員長は22日昼前、ピョンヤンから空路で北京に到着し、空港でその姿が確認されました。
チェ常任委員長は厳重な警備の中、要人専用の出口から空港を出て、北京市内に向かい、北朝鮮大使館へと入っていきました。

チェ常任委員長は、今月25日と26日にカスピ海沿岸のアゼルバイジャンで開催される非同盟諸国の首脳会議に出席する予定で、非核化をめぐるアメリカとの協議が停滞する中、各国にみずからの立場の正当性を訴えるとみられます。

一方、アメリカは、今月5日の米朝の実務者協議を受けて、今週中の協議再開を目指す考えを示していましたが、北朝鮮側はアメリカの譲歩を求めていて、見通しは立っていないとみられています。

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