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中国の習近平国家主席の日本訪問は去年6月の日中首脳会談で安倍総理大臣が「桜の咲く頃に国賓としてお迎えしたい」と要請し、両国政府で日程を検討しています。

そして日中両政府は今後の国会審議の日程や4月中旬に予定されている皇位継承に伴う儀式などを踏まえ、4月上旬を軸に調整を進めています。

国賓として習主席を迎えることには中国公船の領海侵入中国当局による日本人の拘束などを理由に与野党から疑問の声も出ていますが、安倍総理大臣は「日中両国が地域や世界の平和と繁栄に責任を果たす意思を内外に明確に示す機会としたい」としています。

また政府内には習主席の訪問に合わせて、両国間の新たな政治的文書を作成することへの期待もあることから、今後、滞在中の具体的な日程や文書の必要性や内容などをめぐっても、外交当局間の協議が本格化する見通しです。

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『しきしまのやまと心をひと問わば朝日に匂う山桜花』

#日中友好

中国の通信機器大手ファーウェイの孟晩舟副会長は、アメリカによる経済制裁に反してイランと取り引きしたなどとして、おととし12月、アメリカの要請によってカナダで逮捕され、その後、詐欺などの罪でアメリカで起訴されました。

孟副会長は保釈され、カナダ西部のバンクーバーで生活していますが、アメリカ側が求める身柄の引き渡しに応じるかどうかを決める審理が20日から現地の裁判所で続いてきました。

カナダの国内法では、アメリカで訴追された行為が、カナダの法律に照らしても違法とみなされないかぎり、身柄の引き渡しは禁じられています。

23日、裁判所では締めくくりの弁論が行われ、弁護側はイランとの取り引きを禁じているのはアメリカであり、カナダでは違法ではないとして、身柄を引き渡さないよう改めて求めました。

裁判所は「判断を留保する」として休廷を宣言し、次の期日に言及しませんでしたが、アメリカのメディアは4月下旬までには判断を示す可能性があると伝えています。

判断に不服があれば、孟副会長は上訴することも可能で、手続きに詳しい地元の弁護士は最終的な決着には時間がかかるという見方を示しています。

審理に関連してカナダのメディアは、孟副会長の釈放を訴えるデモが金銭によって参加者を動員した、やらせだった可能性があると伝えています。

カナダなどの複数のメディアによりますと、孟副会長の審理が始まった今月20日バンクーバーの裁判所の前には10人余りの若者が集まり「孟副会長を解放せよ」とか「トランプ大統領は弱い者いじめをやめろ」などと書かれたプラカードを掲げて副会長の釈放を訴えました。

しかし、記者の取材に若者たちは、デモに参加したつもりはなく、映画の撮影だと聞かされて100カナダドルから150カナダドル、日本円にして8000円から1万2000円余りを受け取ることを条件に集まったと答えたということです。

審理の当日、1人の女性が裁判所の前に現れて若者たちにプラカードや現金を手渡していたということで、デモはやらせだった可能性があると伝えています。

取材に対し、ファーウェイは関与を否定しているということです。

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