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イラクでは去年10月以降、高い失業率や汚職などへの不満を背景とした反政府デモが全土に拡大し、アブドルマハディ首相が辞任に追い込まれました。

その後、元通信相が首相候補に指名されたものの、議会の承認が得られる見通しが立たないとして指名を辞退するなど政治的混乱が続いています。

こうした中17日、南部ナジャフ県の元知事で、アバディ元首相が率いる政党に所属するアドナン・ズルフィ議員が新たな首相候補に指名されました。

ズルフィ氏は今後、30日以内に組閣を目指すことになりますが、一部の政党からは、ズルフィ氏の指名に反対する意見も出ていて、難航が予想されます。

イラクではアメリカとイランの対立を背景に、アメリカ軍が駐留する国内の基地にロケット弾などによる攻撃が相次いでいるほか、新型コロナウイルス対策など課題が山積していて、組閣を円滑に進め、およそ半年におよぶ混乱を収束させられるかが焦点となります。

エジプトで外国メディアの取材を管理する政府機関「国家情報サービス」は17日、イギリスの有力紙「ガーディアン」のエジプトに駐在する記者の取材許可証を取り消したことを明らかにしました。

理由について、新型コロナウイルスのエジプト国内の感染者数をめぐり、誤った数字を報じて混乱を招いたと説明し、謝罪記事を掲載しない場合は支局の設置許可を取り消す可能性もあるとしています。

ガーディアンは今月15日、エジプトの感染者が1万9000人にのぼると推計できるとするカナダの大学の研究を引用した記事を掲載し、これに対しエジプト政府は、感染が確認されたのは150人にとどまっていて、うその情報だと強く反発していました。

また、国家情報サービスは、同じ内容をSNSに投稿したアメリカの有力紙、ニューヨークタイムズのエジプトの駐在記者にも警告を出し、新型コロナウイルスの感染が広がる中、メディアの報道内容に神経をとがらせていることがうかがえます。

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