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ベラルーシの中央選挙管理委員会は、9日に行われた大統領選挙の暫定の開票結果を10日発表し、現職のルカシェンコ大統領が得票率80%で、反政権派の受け皿となった主婦のチハノフスカヤ氏の10%を上回り、ルカシェンコ氏の6選が確実となりました。

これを受けてルカシェンコ大統領は「80%の票を得た私が、自発的に権力を譲り渡すことはありえない」と述べ、選挙結果に抗議する動きをけん制しました。中国とロシアの首脳はそれぞれルカシェンコ大統領に祝電を送りいっそうの関係強化に意欲を示しました。

一方、チハノフスカヤ氏は「大規模な改ざんが行われるなど選挙に不正があった」と訴え、選挙の結果を認めないとしています。

また、EU=ヨーロッパ連合のボレル上級代表は声明で「中央選挙管理委員会は、ベラルーシの人たちの選択を反映した結果を発表しなければならない」として開票の結果に疑問を呈しました。

ベラルーシでは、9日に続いて10日の夜にも首都ミンスクなど各地で抗議デモが起き、人権団体によると、これまでに少なくとも、男性1人が死亡、数十人がけがをしたほか、政府は全国でおよそ3000人を拘束したと発表しています。

ロシアのプーチン大統領は、ルカシェンコ大統領の当選が確実になったことを受けて、10日「経済や安全保障の分野でさらに協力関係を発展させることが兄弟民族の利益にかなう」とする祝電を送りました。

ロシアは、1999年に兄弟国と位置づけるベラルーシ連合国家の創設に関する条約を締結し、これに基づいてプーチン大統領はルカシェンコ大統領と、統一通貨の導入など経済の統合に向けた協議を重ねてきました。

またロシアは、NATO北大西洋条約機構と対立する中、ベラルーシにロシア軍の基地の建設を求めてきました。

しかし、こうした協議はルカシェンコ大統領の慎重な姿勢で進展していません。

ロシアは、今回の選挙結果を受けてルカシェンコ大統領に対する国民の反発が強まり、ヨーロッパなどとの関係も悪化することなどで政権基盤が弱体化し、ロシアへの依存を強める可能性もあるとみています。

こうした状況を踏まえ、プーチン大統領としてはベラルーシに対する影響力を一層拡大し、停滞している経済や安全保障をめぐる協議を前進させたいねらいもあるとみられます。

ベラルーシの大統領選挙について、ホワイトハウスのマケナニー報道官は10日の会見で「立候補が厳しく制限され、投票所では独立した監視員が禁じられた。対立候補が脅されたり、平和的な抗議活動の参加者が拘束されたりして、手続きが損なわれた。アメリカは深く憂慮している」と懸念を示しました。

そのうえで、「ベラルーシ政府には平和的な集会の権利を尊重し、武力を用いないよう強く求める」と述べ、強硬な取り締まりをしないよう求めました。

ベラルーシで大統領選挙が不正だとして抗議活動を行っていた市民が治安部隊と激しく衝突したことを受けて、EU=ヨーロッパ連合のボレル上級代表は10日、声明を発表し「われわれは暴力を非難し、拘束した人々を直ちに釈放するよう求める。平和的に集会を行う基本的な権利は尊重されなければならない」として、ベラルーシ当局の対応を厳しく非難しました。

また、選挙そのものについても「自由な選挙と民主主義のため前例がないほど多くのベラルーシの人たちが投票し、彼らは票が正確に数えられることを期待している。中央選挙管理委員会は、ベラルーシの人たちの選択を反映した結果を発表しなければならない」として、開票の結果に疑問を呈しました。

ベラルーシの大統領選挙について、ドイツ政府のザイベルト報道官は10日、記者会見で「民主的な選挙の最低基準を満たしていないことは明らかで容認することはできない。組織的な不正行為や選挙の法律違反についての数々の報告には信ぴょう性がある。ベラルーシの政治指導者は、市民の意思を受け入れないといけない」と批判しました。

そのうえで、抗議活動を行っていた市民と治安部隊が衝突したことについて「平和的なデモを行っている人々への暴力行為を非難する」と述べました。

#カイリー・マッキーナニー

ソビエトベラルーシで9日に行われた大統領選挙で、選挙管理委員会は6選を目指すルカシェンコ大統領の得票率が80%、主婦のチハノフスカヤ氏が10%と発表し、ルカシェンコ大統領の当選が確実になったとしています。

これに対して、チハノフスカヤ氏は「大規模な改ざんが行われるなど選挙に不正があった」と訴えています。

チハノフスカヤ氏の支持者などは各地で抗議デモを行い、これを鎮圧しようとする治安部隊と激しく衝突しました。ベラルーシ内務省によりますと、これまでにおよそ3000人が拘束されたということです。

こうした中、バルト3国のリトアニアのリンケビチュウス外相は11日、ツイッターでチハノフスカヤ氏がリトアニアにいることを明らかにし、チハノフスカヤ氏の陣営責任者も地元メディアに「大事なことは彼女が自由で生きることだ」と述べ、身の危険を感じての出国だったと明らかにしました。

このあと、チハノフスカヤ氏も「この難しい決定は私自身がくだしたものだ。理解してくれる人も多いかもしれないが、非難する人もいるだろう」と動画で発信し、苦渋の選択だったことを明かしました。

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