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親の思考は、だいたい20年ほど前の「常識」でつくられたものだ。いまの社会に通用するわけがない。世間は厳しいぞ!などと言うけれど、これから訪れる未知の世間を理解しているわけではない。世間の当事者は、むしろ子どもである君のほうなのだ。

「いま」を生きていく君は、「いま」の情報と感情を、最優先にして生きていくべきだ。親の命令に従って成功できたビジネスマンを、僕は知らない。

親の意見や、他人に振り回されたり、他人の意見によって自分を変えてしまうのは、嫌われるのが怖いからだ。指示や期待に応えられなかったり、好かれたい人たちの気持ちを満たすことをやめたとたん、見放されるのを恐れているのだ。

しかし周囲の反応などは、君の問題ではない。君の行動に対してどんな感情を抱くかは、周囲の問題だ。自分に関わりのないことのために、君が気を惑わせる必要なんて、ない。

人生を充実させるのは「変わらない自分の時間をいかに確保するか」だ。君にも僕にも、1日は24時間しかないのだ。相手がどう思うか、他人がどう感じるかなんて、一切考えないでいい。たいていの大人は、君の時間と環境が変わっていくチャンスを奪おうとする。「言うとおりにする君」を押しつけ、「変わっていく君」を否定する大人は、毅然と遠ざけよう。

大人に変えられてはいけない。逆に、大人から「あいつは変わった」とあきれられるようになろう。

ベンチャービジネスの世界には“ファーストペンギン”という言葉がある。リスクのある新分野にチャレンジして、大きな利益を得る人のことだ。

南極に住むペンギンは、群れで暮らす。彼らのエサは、海中の魚類だ。獲るには海に潜る必要があるが、アザラシやシャチといった大型の天敵と遭遇するかもしれない。だから、ペンギンの群れはなかなか海に飛び込もうとしない。海を見つめて、様子をうかがっているペンギンたち……やがてついに、1羽のペンギンが勇気を出し、海へ飛び込む。群れはそのペンギンの無事を確認するやいなや、次々に海に飛び込んでいく。

最初の1羽は、襲われるかもしれないリスクを引きうけて海へ飛び込んだ。だから、群れの仲間たちに邪魔されることなく、豊富なエサ、つまり先行者利益を腹いっぱい食べることができる。この最初の1羽になぞらえた存在が、ファーストペンギンだ。

歴史を変えたビジネスには、必ずファーストペンギンが現れる。スティーブ・ジョブズビル・ゲイツマーク・ザッカーバーグジェフ・ベゾスイーロン・マスク――まあ、彼らの突き抜けぶりは、僕が語るまでもないだろう。

ファーストペンギンたちの成果を見るとき、肝心な部分を忘れてはいけない。彼らはそれぞれの分野のビジネスで最初に始めた者ではなく、「最初に勝ちパターンを見つけた者」なのだ。彼らより早く、海へ飛び込んだ者はいたかもしれない。だが読みが外れたり、どこかで保険をかけたりして、中途半端に終わった。

でも、ジョブズゲイツザッカーバーグも、自分の信じる「勝ちパターン」に振りきり、リスク覚悟で挑戦した。その結果、先駆者としての恩恵を、たっぷり得ることができたのだ。

ファーストペンギンとは、失敗する恐怖を克服し、自分の「勝ちパターン」を信じ抜いて、ためらわず海に飛び込んでいける、メンタルの強い人を言う。失敗するかもしれない。でも腹いっぱい食べたいから飛び込む!という強いハートが求められる。

僕は世間的には成功者と言われるかもしれないが、それは違う。うまくいったビジネスの陰で、たくさん失敗している。普通の起業家の何倍も痛い思いをしながらそのたびに検証と改善を重ね、プランを磨き上げ、大きな収益を上げられるようになった。

いいアイデアを持つ人が勝つのではない。実践→検証→再実践のサイクルの数が多い人が、最後に勝つのだ! PDCAではなく、「DCA」なのだ。多くの若者が安心して行動し、検証と改善を重ねられるよう、僕は失敗を大いに推奨する。

安政の大獄」事件

福沢諭吉が、「西郷には学問がなかった、それが最大の欠点だ・・・」と言ったところの「学問なるもの」を、やっていたのだ。西郷南洲にとっては、島流しの5年間が、「私の大学」だった。奄美大島時代には、前述した重野安繹(しげの・やすつぐ)が、流刑人として流されて来ており、話し相手を求めて、しばしば西郷南洲の元を訪れていた。重野安繹は、江戸の学問所・昌平黌で学び、しかも昌平黌でも優秀な成績を収め、その後、東大歴史学教授となる大秀才である。いろいろ問題のある人物ではあるが、西郷南洲は、奄美大島時代 、この同世代の大秀才から多くを学んだに違いない。一方 、沖永良部島では、川口雪蓬という陽明学者がいた。西郷南洲の「島流し時代」は、いわゆる「学問」に明け暮れる毎日だったのである。

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