英 最高裁 IS戦闘員と結婚した女性の入国認めない判断 #nhk_news https://t.co/1544q6Sf8N
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年2月26日
6年前、15歳の時にイギリスからシリアに渡り過激派組織ISの戦闘員と結婚したシャミマ・ベガムさんについて、イギリス政府はおととし、安全上の理由から国籍を剥奪して入国も拒否し、ベガムさんがこれに異議を申し立てていました。
イギリスの控訴院は去年7月、ベガムさんが現在いるシリアの避難民キャンプに滞在したままでは異議申し立ての手続きを公正に進められないとして、ベガムさんの入国を認める判断を示しました。
ところが最高裁判所は26日、公正な手続きを受ける権利は国民の安全に優先されるものではないとして、一転してベガムさんの入国を認めない判断を示しました。
ベガムさんをめぐっては、みずからの意思でISに参加したことをいまも危険視する見方がある一方、劣悪な環境の避難民キャンプにとどめておくことは人道上許されないとする見方もあり、国内で議論が続いていました。
今回の最高裁判所の決定についても、政府が歓迎しているのに対し、人権団体からは人道上の配慮に欠き責任を放棄するものだという批判があがっています。