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北朝鮮は今月5日、日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射し、翌日、偵察衛星の開発のための実験を行ったと発表しました。

これを受けて国連安保理は7日、対応を協議する非公開の緊急会合を開きました。

会合では、各国がそれぞれの意見を述べるにとどまり、安保理として一致した対応を示すことはできませんでしたが、会合の後、アメリカやイギリスなど理事国7か国に日本や韓国などが加わり合わせて11か国が共同声明を発表しました。

声明では、北朝鮮の発射は複数の安保理決議に違反していると強く非難したうえで「北朝鮮は対話の道を選択し、弾道ミサイル計画ではなく、国民の人権を優先すべきだ」として、対話に戻るよう改めて求めました。

また、声明は「北朝鮮の危険で不法な行為を非難するため、安保理の理事国が声を一つにすることを求める」として、決議違反に対し安保理が一致して対応しなくてはならないと強調しました。

北朝鮮による相次ぐミサイル発射に対し、安保理が緊急会合を開いたのはことしに入って5回目ですが、制裁の強化を目指すアメリカなどに対して中国とロシアが反対していて、いずれも一致した対応を示すことはできていません。

北朝鮮が4年前に閉鎖したとする核実験場について、アメリカの専門家は衛星写真を分析した結果、新たな建物の建設の動きなどが確認できるとして、核実験を再開できる状態に戻そうとしている可能性があると指摘しています。

アメリカ、ミドルベリー国際大学モントレー校のジェフリー・ルイス教授らは7日、北朝鮮北東部のプンゲリ(豊渓里)の核実験場について、今月4日に撮影した衛星写真の分析結果を明らかにしました。

この核実験場は、北朝鮮が2018年5月に坑道などを爆破して閉鎖したとしていますが、衛星写真からは新たな建物の建設や補修の動きのほか、複数の材木とみられるものが確認できるとしています。

これらの動きは、ここ数日のうちに始まったばかりで、どのような目的で何を建設しているのかは判断できないものの、2018年以来、この実験場で確認された初めての動きだとしています。

北朝鮮はことし1月、2018年に表明したICBM大陸間弾道ミサイルの発射実験や核実験の中止について見直しを検討することを示唆しています。

ルイス教授らは「今回の建設や補修作業は北朝鮮が実験場の状況について何らかの決定をしたことを示している。実験場を核実験を再開できる状態に戻そうとしている可能性がある」と指摘しました。

韓国軍の関係者によりますと、8日午前10時前、朝鮮半島西側の黄海にあるペンニョン島の沖合で、北朝鮮警備艇1隻と船舶1隻が南北の境界線NLL=北方限界線を越えて韓国側の海域に侵入したため、韓国軍が警告射撃を行いました。

警備艇は3発の警告射撃を受けたあと北朝鮮側に戻ったものの、船舶については拿捕したということです。

船舶には軍服姿などの7人が乗船していて、韓国軍などが調査しているということです。

韓国では9日、大統領選挙の投票日で、韓国軍は北朝鮮の動向に警戒を強めています。

※ペンニョン=(白●)、●はへんが「令」で、つくりが「羽」。

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