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イスラエル北部ハデラで27日、武装したアラブ系イスラエル人の男2人が路上で発砲し、警察官2人が死亡した。イスラエル南部ではこの日、ブリンケン米国務長官やアラブ3カ国の外相を迎えて会合が開かれていた。

過激派組織「イスラム国(IS)」は28日未明、対話アプリ「テレグラム」上に犯行声明を投稿した。

武装した男2人は、近くで食事していた警察官に射殺された。イスラエルの安全保障当局者は、実行犯はISの支持者だと述べた。

ブリンケン氏はツイッターに「ハデラでのテロ攻撃を非難する」と投稿した。

5日前にはイスラエル南部ベエルシェバで刃物を持ったアラブ系住民がイスラエル人を襲撃し、少なくとも4人が死亡。実行犯は通行人に射殺された。

イスラエルの安全保障当局者らはイスラム教の断食月ラマダン)を4月に控え、イスラエル人に対する攻撃が激化する可能性を警告している。

アメリカとイランは核合意の立て直しに向けて、イランによる核開発の制限と、アメリカによる制裁解除の進め方をめぐってEUなどを仲介役とした間接協議を断続的に行っていて、EUによりますと協議は最終局面にあります。

こうした中、EUのモラ事務次長が27日、イランを訪れてアブドラヒアン外相と会談しました。

イランの発表によりますと、アブドラヒアン外相は、この会談でアメリカこそが現実的な対応をとるべきだ。アメリカの政治決断の欠如が妥結への障害となっている」と述べて、アメリカ側に強く譲歩を迫りました。

これまでの協議ではイランの精鋭部隊・革命防衛隊が制裁対象になっていることをめぐり、イランは制裁の解除を求めているのに対し、アメリカは制裁は継続すると譲らないなど、意見の隔たりはいまだに埋まっておらず、妥結に向かうかは見通せない状況です。

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