ヨルダン川西岸でイスラエル軍兵士殺害、ハマス「報復」の声明 https://t.co/wG1wnD8lZx
— ロイター (@ReutersJapan) July 7, 2023
イスラエルの占領地ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地近くで6日、武装したパレスチナ人の男がイスラエル軍兵士に向け発砲し射殺した。パレスチナのイスラム組織ハマスは、イスラエル軍によるヨルダン川西岸のジェニンでの大規模軍事作戦への報復とする犯行声明を出した。
イスラエル軍によると、銃撃事件はヨルダン川西岸の都市ナブルス近郊のユダヤ人入植地であり、男は治安部隊に向かって発砲し、現場から逃走したがイスラエル軍に追跡されて「無力化」された。ハマスは男が構成員だとし、死亡を確認した。
イスラエルはジェニンで実施した大規模軍事作戦について、パレスチナ武装勢力のインフラと武器庫が標的だったとしている。パレスチナ人の少なくとも12人が死亡し、イスラエル軍兵士1人も殺害された。
イスラエルのネタニヤフ政権ではユダヤ人の入植活動を推進してきた政治家が重要な地位を得ており、パレスチナ武装勢力の抑え込みを一段と強化するよう求めている。
銃撃事件があった入植地に住むスモトリッチ財務相は事件を受け、新たな入植地建設計画を急ぐ考えを示した。
国連事務総長 イスラエル軍の軍事作戦非難「過剰な武力行使」 #nhk_news https://t.co/HXEf4nZqGL
— NHKニュース (@nhk_news) July 6, 2023
イスラエル軍は、今月3日からパレスチナのヨルダン川西岸地区ジェニンで武装勢力を掃討するためだとして、大規模な軍事作戦を実施して多数の死傷者がでました。
国連のグテーレス事務総長は6日、ニューヨークの国連本部で緊急の記者会見を開き、「ヨルダン川西岸地区における近年で最悪の暴力行為だ。明らかに過剰な武力行使だ」と非難しました。
グテーレス事務総長は、イスラエル側の治安上の懸念は理解しているとしながらも「緊張を激化させることは答えではなく、暴力と流血の連鎖が深まるだけだ」と述べ、イスラエルに対して自制と、国際法の順守を強く求めました。
イスラエル軍は5日に軍事作戦を終了したと発表しましたが、その後、パレスチナのガザ地区の武装組織がイスラエルに向けてロケット弾を発射し、これにイスラエル側が空爆で応じるなどしていて、緊張した状況が続いています。
#ヨルダン川西岸地区(イスラエル軍“過去20年で最大規模の作戦” )
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