北朝鮮 「戦術核攻撃潜水艦」の進水式と試験航行を実施 #nhk_news https://t.co/RVOhpnApKA
— NHKニュース (@nhk_news) September 7, 2023
8日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、日本海で任務にあたるため新たに建造された「戦術核攻撃潜水艦」の進水式が、キム・ジョンウン総書記の立ち会いのもと、6日に行われたと伝えました。
演説したキム総書記は「核を大量に搭載し先制・報復打撃ができる。海軍の核心的な水中攻撃手段だ」と述べた上で「国防5か年計画」に盛り込まれている、初めてとなる原子力潜水艦の開発も加速させる姿勢を強調したということです。
また、7日、試験航行の前に潜水艦を視察したキム総書記は「海軍の核武装化はこれ以上遅らせることができない切迫した課題だ」と述べたとしています。
キム総書記は2019年7月に日本海で作戦任務にあたるため建造中の潜水艦を視察し、韓国軍がSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを3発搭載できるという見方を示していたことから、今回進水したのはこの潜水艦の可能性があります。
北朝鮮としては、9日で建国から75年となるのを前に国威発揚を図るとともに、アメリカなどに対抗して海軍への戦術核兵器の配備を進める姿勢を鮮明にするねらいがあるとみられます。
韓国軍 “公表した潜水艦 正常に運用できる姿ではない”
北朝鮮が公表した潜水艦について、韓国軍合同参謀本部の関係者は、これまでの分析結果を明らかにしました。
それによりますと、潜水艦はミサイルを搭載するために艦橋など一部の外形を大きくしているとみられ、北朝鮮が従来から保有している潜水艦を改造した可能性が高いと指摘しました。
そのうえで、具体的な根拠については言及を避けながらも「正常に運用できる姿ではない」として、北朝鮮の発表はうそや誇張が含まれている可能性があるとしています。
#北朝鮮(「戦術核攻撃潜水艦」・進水式・韓国軍合同参謀本部関係者「正常に運用できる姿ではない」)
#北朝鮮(戦術核による攻撃を想定した訓練・長距離戦略巡航ミサイル2発発射・だ円/8の字軌道低空長時間飛行)
#北朝鮮(北朝鮮軍総参謀部「戦術核打撃訓練」「戦術弾道ミサイル2発発射」・韓国軍指揮拠点/空港焦土化)
#北朝鮮(金正恩総書記「作戦の初期に敵の指揮拠点に甚大な打撃を加え、敵の戦意や能力をまひさせることに最も目を向けるべきだ」)
#北朝鮮(金正恩総書記「海軍への戦術核兵器の配備を進めていく」「大韓民国」)
北朝鮮のロシア大使館 関係強化へ活動を本格化か #nhk_news https://t.co/IOavuN9e7u
— NHKニュース (@nhk_news) September 7, 2023
北朝鮮では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、駐在する各国の外交官らの多くが出国し、おととし2月にはロシアの外交官や家族らがトロッコを押して出国する様子も見られ、話題となりました。
北朝鮮にあるロシア大使館は7日、外交官と技術職員あわせて20人がピョンヤン郊外の国際空港に到着したとSNSに投稿しました。
また、ピョンヤンにあるロシア大使館の建物を背景に、マツェゴラ大使が外交官らと一緒に並んでいる様子を撮影した写真も掲載されています。
投稿では具体的なことには触れていませんが「大仕事を前に国は私たちに新しい任務を与えた」とも記しています。
ロシアはウクライナへの軍事侵攻で欧米との対立を深める中、北朝鮮と軍事的な連携を続けていて、今後は大使館の機能を最大限生かしながら北朝鮮とのさらなる関係強化に向けた外交活動を本格化するとみられます。
#露朝(ロシア大使館・外交官と技術職員あわせて20人・到着)
#朝鮮半島