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インド西部グジャラート州の当局は27日、人身売買容疑が浮したことで一時フランスで足止めされていたチャーター機の搭乗者について、捜査を開始したと明らかにした。

仏当局は22日、テクニカル作業のため同国北東部マルヌ県のバトリ空港に一時着陸した旅客機について、人身売買に関与した疑いがあるとして搭乗者を尋問した。この旅客機はインド人303人を乗せてアラブ首長国連邦(UAE)から中米ニカラグアに向かっていた。
旅客機は276人を乗せて26日インドに戻った。当局によると、搭乗者の多くはグジャラート州出身という。

グジャラート州警察幹部は、21人の同州出身者の氏名と住所を入手したとし、渡航を斡旋した人物を特定するため捜査していると明らかにした。

この便はルーマニアのレジェンド航空が運航していた。同社は契約上の守秘義務を理由にこの便をチャーターした顧客の名前を明らかにしていない。

インド内務省当局者は、チャーター便の登録者名とこの件に関与している人物が特定されたとしているが、詳細は明らかにしていない。

仏当局はバトリ空港で搭乗者2人を人身売買の容疑で捜査し、「補助証人」とした。25人はインドに戻らずにフランスに亡命申請した。

関係者によると、搭乗者はそれぞれ異なる時期にUAEに入国しており、合法的な観光ビザ(査証)を持っていたという。

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