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政府は、今月22日に、天皇陛下が即位を内外に宣言される「即位礼正殿(そくいれいせいでん)の儀」や祝賀パレードの「祝賀御列の儀」など天皇陛下の即位に伴う式典を実施するため、各府省庁あげた態勢で準備を進めてきました。

しかし、台風19号により広い範囲で甚大な被害が発生したことから、政府は、被災地への対応に万全を期すため、一連の式典のうち「祝賀御列の儀」を当面、延期する方向で調整に入りました。

一方、「即位礼正殿の儀」や祝宴にあたる「饗宴(きょうえん)の儀」については、予定どおり行うことにしています。

政府はインフラの復旧作業や被災者の避難生活は長期化することが想定されるとしていて、今後、被災地の状況も見極めながら「祝賀御列の儀」の日程を改めて決めることにしています。

天皇陛下の即位を祝う祝賀行事については警視庁が警視総監をトップとする「最高警備本部」を立ち上げて最大の態勢で警備にあたることにしています。

また全国の警察からはすでに応援の警察官が東京に派遣され、皇居の周辺やパレードのルートなどで警戒を強化しています。

一方、台風19号による被害が出た地域では今も警察が住宅に取り残されている人の救助や安否がわからない人の捜索にあたっていて、愛知県警や京都府警など23の道府県の警察から延べおよそ1400人が広域緊急援助隊として現地に派遣されています。

警察庁はもともと大雨などの災害が起きて警察の対応が必要になることも想定して一連の祝賀行事に向けた準備を進めてきましたが、今回の台風による被害が非常に大きく警備態勢などに影響が出ているということです。

これまでにも大きな災害や事件が起きた際には皇室の祝賀行事などが延期されたり、取りやめられたりしてきました。

大正12年には関東大震災を受けて、当時皇太子だった昭和天皇の結婚の儀式が延期されました。昭和34年には、東海地方に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風を受けて、秋の園遊会が延期されました。

平成に入ってからも、平成7年の阪神・淡路大震災を受けて、春の園遊会が取りやめになりました。

翌平成8年には、南米ペルーの日本大使公邸で起きた人質事件に配慮して、天皇誕生日の祝賀行事や一般参賀が取りやめになりました。

平成23年には、東日本大震災の発生を受けて春の園遊会が取りやめになりました。

平成25年には、台風26号の大雨で伊豆大島などで大きな被害が出たことを受けて、上皇后さまの誕生日の祝賀行事が取りやめられました。

台風19号による甚大な被害を受けて、安倍総理大臣は、視察先の宮城県丸森町で記者団に対し、天皇陛下の即位に伴い、今月22日に予定されていた祝賀パレード、「祝賀御列の儀(しゅくがおんれつのぎ)」について、「延期する方向で検討している」と述べました。

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