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フランシスコ教皇は午前11時、皇居・宮殿の「南車寄」に到着し、天皇陛下が出迎えられました。

天皇陛下がフランシスコ教皇と会うのは初めてで、笑顔で握手をしてスペイン語であいさつを交わされたということです。

このあと宮殿の「竹の間」で、およそ20分間、会見が行われました。

この席で、天皇陛下ローマ教皇として38年ぶりに訪日され、お会いできることをうれしく思います」と話されると、フランシスコ教皇「ご即位された時からお会いできることを楽しみにしておりました」とこたえたということです。

そして、フランシスコ教皇が長崎と広島を訪れたのに続いて、25日、東日本大震災の被災者と会ったことなどを天皇陛下が話題にして、「日本の人たちに心を込めて寄り添っていただいていることに感謝します」と述べられたということです。

これに対し、フランシスコ教皇「私が9歳の時、両親が、長崎、広島の原爆のニュースを聞き、涙を流していたことが強く心に刻まれています。長崎、広島において私は自分の気持ちを込めてメッセージを発出しました」と述べると、天皇陛下教皇が、人々の幸福と世界の平和のために精力的に活動されていることに深い敬意を表します」とこたえられたということです。

また、天皇陛下が高い関心を持つ環境問題や水をめぐる問題について話題にされると、フランシスコ教皇「重要なことは、人々が環境問題に強い問題意識を持つことで、現在、若い人たちの間では関心が高まってきています。若い人たちも施政者たちもともに行動する必要があります」と話したということです。

#天皇家

東京 千代田区のホールで開かれた交流会には、東日本大震災の被災者およそ300人が参加し、はじめに被災者を代表して3人がスピーチを行いました。

このうち福島県いわき市出身の高校2年生、鴨下全生さんは、ことし3月、バチカンでフランシスコ教皇に面会していて、スピーチの中で、原発事故のあと東京の避難先で受けたいじめの苦しみを語り放射能に汚染された土地が元どおりになるには長い歳月が必要だと語りました。

そのうえで、「大人たちは、汚染も被爆も、これから起きる可能性のある被害も隠さず伝える責任があると思います。僕らの未来から被爆の脅威をなくすため、世界中の人が動き出せるように、どうか共に祈ってください」と呼びかけました。

このあと、フランシスコ教皇スペイン語でスピーチし、始めに震災の犠牲者やその遺族に祈りをささげました。

そして、「被災地への援助や祈りは、時間がたてば無くなるものではあってはならない」と述べたうえで、「完全な復興まで先は長いかも知れませんが、助け合い頼り合うために一致できるこの国の人々の魂をもってすれば、必ず果たすことができます」と語りかけました。

さらに、原発事故に触れ、「科学的・医学的な懸念に加えて、社会構造を回復するという途方もない作業があります。地域社会でのつながりが再び築かれ、安全で安定した生活ができるようにならなければ福島の事故は完全には解決されません」と述べたうえで、「私たちには、未来の世代に対して大きな責任があることに気付かなければいけません」と呼びかけました。

交流会のあと、スピーチをした鴨下さんは「教皇が私のことを覚えてくれていたことに感動しました。いただいたメッセージをかみしめたいと思います」と話していました。

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は25日、都内の東京カテドラル聖マリア大聖堂で、若者たちの悩みを聞く「青年との集い」に参加しました。

大聖堂には18歳から35歳の若者たち、およそ900人が集まり、教皇が到着すると大きな歓声があがりました。

集いでは、3人の若者がそれぞれが抱える悩みなどについて語り、このうち家族でフィリピンから日本に移住した男性は、外国人という理由で学校でいじめられ自殺を考えたという経験を話し、差別やいじめにどう向き合ったらいいのか、教皇に尋ねました。

これに対しフランシスコ教皇は、いじめが残酷なのは自分に価値がないと感じさせることだとしたうえで、むしろいじめる側こそ他者を傷つけることで自分を肯定しようとする弱い存在だと強調しました。

そのうえで「いじめに対する最良の薬は、皆さんたち自身です。学校や大人だけではこの悲劇を防ぐのは十分でありません。皆さんが友人や仲間どうしで『絶対だめ』『それは間違っている』といわなければなりません」と呼びかけました。

フランシスコ教皇はときおり冗談を織り交ぜながら語りかけ、「私の話はつまらないですか?」と尋ねると、参加者が「ノー」と大きな声をあげるなど、会場は終始熱気にあふれていました。

東京カテドラル聖マリア大聖堂で行われたスピーチは「ロックスター」とも呼ばれるフランシスコ教皇ならではの盛り上がりを見せました。

フランシスコ教皇のスピーチは若者たちの悩みを聞いた後、それに答える形で行われました。

この中でフランシスコ教皇は若者のひとりがいじめられた経験を語ったことについて、「学校でのいじめが本当に残酷なのは精神と自尊心が傷つけられることです」と述べたうえで、「この疫病に対して使える最良の薬は、あなたたち自身です。友人や仲間どうしで“絶対だめ”、“それは間違っている”と言わなければいけません」と訴えました。

そのうえで、「自分が持っていないことに目をとめることもできますが自分が与え、差し出すことのできるいのちを見いだすこともできます。世界があなたを必要としていることを忘れないでください。きょう、起き上がるのに手を貸してほしいと求めている多くの人にあなたが勇気を与えられるのです」と激励のメッセージを伝えました。

また、フランシスコ教皇は「成長するため自分らしさや持ち味、内面の美しさを知るには鏡ばかりを見ていてはいけません。いろいろな発明はありますがまだ魂を写す自撮りカメラはありません。幸せになるには他の誰かに写真を撮ってもらわなければいけません。自分の中にこもらずに他の人、特に最も困っている人のもとに出向くのです」と述べ、難民など困っている人に手を差し伸べることの大切さを説きました。

フランシスコ教皇は大きな身ぶり手ぶりでアドリブを交えながら熱弁を振るったほか、ジョークも連発し、スピーチは「ロックスター」とも呼ばれるフランシスコ教皇ならではの盛り上がりを見せました。

スピーチの中で、体型などが理由でいじめにあったことを打ち明けたフィリピン人のカチュエラ・レオナルドさんは「教皇様と握手することができてすごくうれしく涙が出るぐらいでした。いじめついて、『体型を気にするのではなく、自分のよいところだけを見なさい』といわれました。教皇は冗談で、『やせているほうが不健康だ』とおっしゃっていたのがおもしろかったです」と話していました。

また、教会が担う今後の役割について質問した小林未希さんは「私が直接、握手した際には『ありがとう』というひと言だけでしたが、教皇が難民の人たちなど一人一人の目を見ながら握手する姿を見て感動しました。私も含め、ここに集まった人たちが社会を変えるために行動し何か変わっていけたらいいなと思います」と話していました。

東京カテドラル聖マリア大聖堂での集会に参加したクルド人で、日本で難民申請中のドルスンさんは「緊張しましたが、教皇は私のことについて問われ答えると笑顔を見せてくれたのがうれしかったです」と話していました。

そして、「私は難民ですが、生きていることに変わりないし、教皇がおっしゃったように命があることに変わりないのでみんなが平等に生きていけるような世界にしていきたいという気持ちになりました」と話していました。

また、シリアの内戦でトルコに逃れ、現在は日本に留学中のスザンさんは「教皇は平和のために力を尽くしていて、とても尊敬しています。会えてうれしいです。祖国シリアに戻るという自分の夢をかなえるまで頑張りたいです」と話していました。

祈りの集いに集まったのは、24日行われたフランシスコ教皇のミサに参加するため、長崎市を訪れた韓国の被爆者やカトリック信者、それに反核平和を訴えているカトリック長崎大司教区の平和推進委員会のメンバーの合わせて60人余りです。

25日、長崎市浦上天主堂の信徒会館で行われた集いで、韓国の被爆者が「きのうは、フランシスコ教皇核兵器廃絶を訴え、非常に感動しました。平和運動を広げ、世界が平和になることを願っています」と話しました。

このあと、集まった人たちは「世界のすべての人々に、核の脅威を知ってもらうために働く被爆者の声が届きますように」と核兵器のない世界のために祈りました。

フランシスコ教皇は、今回の日本訪問のテーマを「すべてのいのちを守るため」としていて、日本の課題の一つに「近隣諸国との関係」を掲げています。

日韓関係が悪化する中で、集まった人たちは「両国の指導者が、お互いを尊重し合い、対立ではなく、許しの心を持って、対話を選びますように」とも祈っていました。

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は25日夜、広島市平和公園で開かれた「平和のための集い」に出席し、被爆者らおよそ2000人を前にスピーチを行って、世界に向けて核兵器廃絶への動きを前に進めようと呼びかけました。

集いに招待された被爆者の1人、広島県被団協の箕牧智之理事長代行は一夜明けた25日、NHKの取材に応え、教皇に宛てて関係者に手渡した手紙の内容を明らかにしました。

手紙には「生きているうちに核兵器がこの世界からなくなるまで私たちは上り坂を上り詰めていきます。教皇さまに、ただただお願いするばかりです。どうぞ私たちの追い風となってお導きください」などと記したということです。

そのうえで、箕牧理事長代行は「教皇には『戦争よりも平和を望み核兵器をなくすことを望みます』と伝えた。教皇の『世界にある核兵器は何の役にも立たない』ということばは私たちの気持ちと重なる。私の平和活動に勇気をもらった」と述べました。

フランシスコ教皇は25日午後3時半すぎ、ミサを執り行うため会場の東京ドームに到着しました。

ミサには、カトリック教会の信者をはじめ、カトリックの学校に通う小学生などおよそ5万人が参加し、会場はほぼ満席の状態となりました。

フランシスコ教皇が特別仕様のオープンカーに乗って会場に入ってくると、参加者はバチカンや日本の国旗を振って歓迎し、大きな歓声をあげていました。フランシスコ教皇は20分ほどかけて会場をまわり、参加者の中にいた幼い子どもにキスをしたり、笑顔で手をふってこたえたりしていました。

ミサにはいわゆる「袴田事件」で死刑が確定し、無実を訴えている袴田巌さんも招かれました。袴田さんは拘置所に収容されていた際に洗礼を受け、カトリック信者になりました。

ミサが始まるとフランシスコ教皇は参加者が聖歌を歌う中、中央に設けられた祭壇にあがり、静かに祈りをささげました。

そして、「日本は経済的には高度に発展していますが、社会で孤立している人が少なくないことに気付きました。これを乗り越えるためには異なる宗教を信じる人も含め、すべての人と協力と対話を重ねることが大切です」と述べ、他者の理解に努めることの大切さを訴えました。

東京ドームで開かれた大規模なミサには、いわゆる「袴田事件」で死刑が確定し、無実を訴えて再審・裁判のやり直しを求めている死刑囚の袴田巌さんと姉のひで子さんも招待されました。

ローマ・カトリック教会は死刑については一定の条件のもとで認めてきましたが、去年、どんな条件でも一切認めないと、教会の教えを改め、全世界で廃止されるよう取り組んでいます。

ひで子さんによりますと、希望していた教皇との面会はかなわなかったということですが、祭壇に近い席が用意され、巌さんは教皇の姿を見ながら旗を振っていたということです。

ローマ・カトリック教会は袴田さんを招待することで、死刑廃止を訴えたいという考えもあるとみられます。

東京ドームでのミサのあと、袴田巌さんと姉のひで子さんは、東京 千代田区で会見しました。

ひで子さんは、「巌は1984年にカトリックの洗礼を受けたいと言って、私もいいと思い、洗礼を受けさせました。巌にはミサに連れて行くことは全然知らせておらず、ミサと認識したかどうかわかりませんが、教皇の姿をしっかり見て旗を振っていました」と話していました。

また、袴田さんの再審・裁判のやり直しを求めている弁護団長の西嶋勝彦弁護士は「教皇袴田事件に興味を持っていることは知っていました。発言は無くても、袴田さんをミサに招待していただいたことは世界に発信されているだろうから、日本の司法界への影響を期待しています」と話していました。

83歳の袴田巌さんは、静岡県浜松市の自宅で支援者のサポートを受けながら、姉のひで子さん(86)と暮らしています。

47年以上、身柄を拘束された袴田さん。

ひで子さんによりますと、死刑囚として収容されていた東京拘置所で35年前に洗礼を受け、カトリック信者になったと言います。

5年前に静岡地方裁判所から再審を認める決定を受けて釈放された袴田さんは、ひで子さんとともに死刑制度の反対を訴えるさまざまな活動にも参加してきました。

ことし5月、ひで子さんは、死刑制度に反対しているローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇に対し死刑廃止のために尽くされていることに敬意を表します。日本訪問の際には1分でもいいので会ってくだされば、巌の人生にとって最高の贈り物になることでしょう」などとつづった手紙を送り、面会を求めました。

袴田さんとひで子さんは22日、今回の教皇の来日を前に都内で開かれた、死刑制度をテーマにしたシンポジウムにも参加しました。

ひで子さんは「本当に実現すればとてもうれしいことです。巌はまだ死刑囚です。その死刑囚に会ってくれるのはとてもありがたい」と話していました。

袴田さんは、釈放から1年を過ぎたころから自宅の近くを歩くことが日課となっていて、毎日、午後1時ごろになると決まった道順を長いときには4時間ほど歩くこともあります。

ひで子さんは拘禁生活の影響だと考えていて、「巌は、自分が町なかの見回りをして守っていると思っているのではないか。なかなか理解できないが、自分の世界の中で行動しているのだと思う」と話しています。

現在、袴田さんは健康に大きな問題はありませんが、長期に及ぶ拘置所での拘禁生活の影響が今も残っていて、会話や意思の疎通が難しい状態です。

ひで子さんによりますと、袴田さんは「自分はローマ教皇だ」とか、「きょうはローマに行く」などと述べることもあるということです。

ひで子さんは、「死刑囚でもなんでも人間です。死刑制度は廃止したいと思う」と話しています。去年6月、東京高等裁判所静岡地裁の決定を取り消し、再審を認めない決定を出しました。

弁護団は、再審を求めて最高裁判所特別抗告しています。

フランシスコ教皇は就任以来、死刑制度は人間の尊厳に対する攻撃だとして反対する立場を繰り返し示してきました。

2015年に、複数の州で死刑制度が続くアメリカを訪れた際には、連邦議会ですべての国に対し、死刑制度の廃止を呼びかけました。

そして去年、ローマ・カトリック教会の教えを改定し、これまで条件付きで認めてきた死刑についていっさい認めないとしました。

その理由として、非常に重い罪を犯した後でも人の尊厳は失われないという意識が高まっていることや、犯罪者を収監して市民の安全を守る態勢があるのに死刑制度を維持して犯罪者が悔い改める可能性まで奪う必要はないという考えを示し、全世界で死刑が廃止されるよう取り組むべきだとしています。

死刑制度はヨーロッパを中心に多くの国が廃止し、国際的には近年、廃止の流れが強まっています。

死刑に反対する国際的な人権団体「アムネスティ・インターナショナル」がまとめた報告書によりますと、2018年までに死刑を廃止したり事実上廃止したりしている国は、142か国にのぼります。

一方、現在も死刑制度が残っているのは、日本や中国、サウジアラビアなどのアジアや中東諸国のほか、半分以上の州で制度が残るアメリカなど、合わせて56か国です。

国連では死刑の廃止を求める決議が2007年に初めて採択され、その後、合わせて7回採択されました。

2007年以降、アメリカの7つの州が死刑を廃止したほか、去年はマレーシアが死刑の執行を事実上停止するなど、国際社会では死刑廃止の流れが強まっています。

安倍総理大臣は、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇と総理大臣官邸で25日午後6時すぎからおよそ30分間、会談しました。

教皇の日本訪問は、昭和56年のヨハネ・パウロ2世以来、38年ぶり2回目です。

冒頭、安倍総理大臣は「日本とバチカンは、平和、『核なき世界の実現』、貧困の撲滅、そして、人権や環境などを重視するパートナーだ。今回の訪日を契機として、バチカンとの協力をさらに拡大していきたい」と述べました。

これに対し、フランシスコ教皇は、安倍総理大臣と平成26年以来2回目の会談となったことに歓迎の意を示しました。

会談では、ローマ教皇庁が、「使節」と呼ばれる日本駐在の代表者を初めて任命してから、ことしで100周年となることを踏まえ、日本とバチカンの一層の関係強化を図るとともに、核軍縮や気候変動などの国際的な課題に対する連携を強化することなどを確認したものとみられます。

また、北朝鮮をはじめとする地域情勢についても意見を交わし、北朝鮮の完全な非核化が必要だという認識を共有したうえで、安倍総理大臣から、拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めたものとみられます。

フランシスコ教皇は午後7時前から、総理大臣官邸で安倍総理大臣や各国大使館の代表などが出席する懇談会に出席しました。

この中で、フランシスコ教皇は、被爆地である長崎と広島をきのう訪問したことを踏まえ、「広島と長崎に投下された原爆によってもたらされた破壊が二度と繰り返されないよう阻止するために必要なあらゆる仲介を推し進めてください」と述べたうえで、核兵器の問題に多国間の枠組みで取り組むよう訴えました。

また、地球温暖化の問題についても触れ、「地球は自然災害だけではなく人間の手によってどん欲に搾取されている」と指摘したうえで、「地球を搾取のための所有物としてではなく、次の世代に手渡すべき貴重な遺産として見るよう求められているのです」と述べ、国際社会全体で対策を進めるよう呼びかけました。

フランシスコ教皇は、26日、出身母体である修道会の「イエズス会」が設立した上智大学で、大学生と交流するなどし、日程を終えることになります。

フランシスコ教皇は、冒頭、日本とバチカンの交流の歴史について触れ、「歴史的に両国の交流の機会は多く、文化的、外交的使節の往来があったおかげで、その関係は深まり、大きな緊張や困難も乗り越えることができた。このような交流は両国の政府レベルにとっても有益なものとなりました」と述べ、キリスト教の迫害の歴史があった中でも交流が続いてきたことの意義を強調しました。

また、フランシスコ教皇は、東日本大震災に触れ、「被災した方々のお話をうかがったときに衝撃をうけました。被災者の皆さんが大変な経験をされ、いまも困難な状況に置かれていることに深く心をいためています」と述べて、連帯と支援の大切さを訴えました。

フランシスコ教皇は、被爆地である長崎と広島を24日に訪問したことを踏まえ、「広島と長崎に投下された原爆によってもたらされた破壊が二度と繰り返されないよう阻止するために必要なあらゆる仲介を推し進めてください」と述べ、核廃絶に向けて取り組むよう訴えました。

フランシスコ教皇は、来年夏の東京オリンピックパラリンピックについて触れ、「来年日本で開催されるオリンピックとパラリンピックが、国や地域を越えて、家族である私たち人類全体の幸せを求める連帯の精神を育む推進力になることを確信しています」と述べて、スポーツの交流を通して平和の対話が進むことに期待を示しました。

フランシスコ教皇は、地球温暖化の問題についても触れ、「地球は自然災害だけではなく人間の手によってどん欲に搾取されている」と指摘したうえで、「地球を搾取のための所有物としてではなく、次の世代に手渡すべき貴重な遺産として見るよう求められている」と述べ、次の世代のために国際社会をあげて取り組むべきだと強調しました。

来日中のフランシスコ教皇は、25日に行われた東京ドームでのミサのあとの午後6時に、自身のツイッターを更新しました。

この中で、フランシスコ教皇は、東日本大震災などからの復興を念頭に「災害からの復旧と再建を進める中では、多くの人たちが手を携え、心を1つにしなければならない。そうすることによって、被災した人たちは助けを受けることができ、自分たちは忘れられていないと思うことができるのです」と指摘し、協力や助け合うことの大切さを説きました。




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