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ロシアのプーチン大統領は27日、アフリカ各国から首脳などが参加してロシアのサンクトペテルブルクで開かれている国際会議で演説しました。

この中でプーチン大統領は「ロシアは無償援助という形でもウクライナ産の穀物を代替できる」と述べ、今後3、4か月の間に、マリやソマリアなどアフリカの6か国に対してロシア産の農産物を無償で提供する用意があることを表明しました。

ロシアが、ウクライナ産の農産物の輸出をめぐる合意の履行を停止し食料危機への懸念が高まる中、欧米に対抗するためアフリカ各国の取り込みを図るねらいがあるとみられます。

これに対してAUアフリカ連合の議長国、コモロのアザリ大統領はプーチン大統領を前に「ロシアとウクライナの危機が続けば、ロシアとアフリカの将来的な協力関係も損なわれることになる」と述べロシアに対して平和的な解決を早期に見いだすよう求めました。

AUの代表として、軍事侵攻の継続はアフリカの利益にはならないとの姿勢を示した形で、ロシアとの立場の違いが浮き彫りとなっています。

ウクライナでは、穀物の積み出し港がある南部オデーサ州でロシア軍による攻撃が繰り返され、地元の知事は27日、港湾インフラを標的に巡航ミサイルが撃ち込まれて警備員1人が死亡したほか、貨物ターミナルが被害を受けたとSNSで明らかにしました。

一方、プーチン大統領は27日、ロシアメディアの質問に答える形で、ウクライナ軍との戦闘が南部ザポリージャ州の方面で激しくなっているという認識を示しながら「反転攻勢の試みはすべて阻止された」と主張し、ウクライナ軍の反転攻勢を退けているとロシア国内向けにアピールするねらいがうかがえます。

#ウクライナ戦況(反転攻勢・プーチン大統領「南部ザポリージャ州の方面で激しくなっている」「反転攻勢の試みはすべて阻止された」)

ロシアのプーチン大統領は27日、アフリカ各国の首脳などが参加してロシアのサンクトペテルブルクで開かれている国際会議で演説しました。

この中でプーチン大統領は「ロシアは無償援助という形でもウクライナ産の穀物を代替できる」と述べ、今後3、4か月の間に、マリやソマリアなどアフリカの6か国に対してロシア産の農産物を無償で提供する用意があると強調しました。

ロシアとしては、ウクライナへの軍事侵攻を受けて欧米との対立が深まる中、アフリカ各国の取り込みを図るねらいとみられます。

こうした動きに対して、ウクライナのポドリャク大統領府顧問は27日SNSに投稿し「『誰がアフリカの真の支配者か』ということを示すためのロシアのプロパガンダであり脅しだ」と批判しました。

そして、ロシアがウクライナ産の農産物輸出をめぐる合意の履行を停止したことも批判した上で「ロシアの関与なしに輸出の自由を確保する時だ」としてロシア抜きでウクライナ産の農産物をアフリカに輸出する必要性を訴えました。

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#露阿(首脳会議)
#ウクライナ経済制裁(農産物・穀物輸送回廊・ペスコフ報道官「履行停止」・プーチン大統領「アフリカ6か国へ無償供給)
#ウクライナ経済制裁(農産物・穀物輸送回廊・ペスコフ報道官「履行停止」・プーチン大統領「食料市場の危機は西側の供給妨害による」)

#露辛(ジンバブエ大統領・ヘリコプター・贈呈)

ロシアの新聞コメルサントなど複数のメディアは27日、先月武装反乱を起こしたロシアの民間軍事会社ワグネルの代表プリゴジン氏が、ロシアとアフリカの首脳会議が開かれているサンクトペテルブルクで撮影されたとする写真がSNSに投稿されたと伝えました。

撮影された日付や場所は確認されていませんが、コメルサントの電子版は、プリゴジン氏とされる人物とともに写っているのは、中央アフリカの代表だと伝えています。

また、イギリスの新聞フィナンシャル・タイムズは、写真を投稿したのは中央アフリカで活動する、プリゴジン氏とつながりのあるロシア人だとしていて「プリゴジン氏が依然としてプーチン政権の重要な一翼を担っていることを示している」と伝えています。

ただ、これまでプリゴジン氏の主張などを伝えてきたSNSのアカウントにはこれについて何も投稿されていません。

プリゴジン氏をめぐっては、プーチン大統領が、反乱後の先月29日に首都モスクワでプリゴジン氏と面会していたと、ロシア大統領府の報道官が今月10日になって明らかにしています。

また、今月19日には、プリゴジン氏だとする人物が、暗がりの中で、隣国のベラルーシにいると主張する映像がSNSで公開されましたが、はっきりとした消息は分かっていません。

#エフゲニー・プリゴジンサンクトペテルブルク中央アフリカ共和国代表)

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#ワグネル(プリゴジンベラルーシ軍を世界で2番目の軍隊にする」)

#ウクライナ代理戦争(オルバン洪首相「西欧の価値観=🙅‍♂移民、🌈LGBT、🪖戦争」)

#ウクライナ代理戦争(ダグラス・マクレガー「グローバリズムの戦略」)

#イタリア(メローニ首相「ヨーロッパとイタリアは移民を必要としている」)

#ウクライナ戦況(反転攻勢・セイモア・ハーシュ「米軍とウクライナ軍はもはや「反攻」の予測すらしない」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・サリバン大統領補佐官「F16戦闘機譲渡後反攻成功もはや考えず」)

#ウクライナ戦況(反転攻勢・下山伴子「羅国境ロジスティクス要所攻撃」「本格的戦闘態勢へ」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・宇エネルギー施設最大攻撃準備・秋冬総攻撃)

米国家情報長官室(ODNI)は27日公表の報告書で、中国がロシアによる欧米の制裁逃れに加担し、ウクライナで使用する軍事や軍民両用(デュアルユース)の技術をロシアに提供している可能性が高いと指摘した。

米下院情報特別委員会が報告書を公表した。

中国は、2022年2月にロシアがウクライナ侵攻を開始して以来、ロシアに軍事装備品を提供している事実はないと繰り返し述べてきた。

報告書は、中国の国有防衛企業が航法装置や電波妨害技術、戦闘機部品を制裁対象のロシア政府系防衛企業に出荷していることが税関記録に示されているとした。

また、ウクライナ侵攻以降、中国がロシアにとって「一層重要なパートナー」になったと分析。

中国とロシアは2国間貿易で人民元決済の比率を高めており、両国の金融機関は国内決済システムの利用を拡大しているとした。

中国が欧州から輸送先を変更した石油・天然ガスを含め、ロシア産エネルギーの輸入を増やしていることも指摘した。

ODNIは非機密扱いの報告書の主な情報源がメディア報道だと説明。輸出管理対象製品の最終使用者に関する調査を中国政府が意図的に妨害しているかどうかを判断する十分な情報がないとした。

アメリカ議会下院の情報特別委員会は27日、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに対する中国の支援について、アメリカの情報機関を統括する国家情報長官室が今月とりまとめた報告書を公表しました。

それによりますと、中国国有の複数の軍事企業はロシアの軍事企業に対し、戦闘機の部品や民生用にも軍事用にもどちらにも使われる機器を輸出するなどして、ロシアを支援していると指摘しました。

中国は、ことし3月の時点で1200万ドル、日本円にして16億8000万円を超える無人機や無人機の部品をロシアに輸出したとしています。

また、報告書は「中国は、ロシアがウクライナで使用している重要な技術を供給している可能性がある」として、アメリカが行っているロシアへの半導体などの輸出規制の抜け道になっている可能性があると警戒感を示しました。

アメリカのバイデン政権は、中国に対しロシアに殺傷兵器を供与しないよう繰り返し警告し、これまでこうした兵器の供与には踏み切っていないとの見方を示していますが、中国によるロシアへの支援を強く警戒しています。

#ウクライナ軍事支援(中国・米国家情報長官室報告書「軍事技術供給」)

#ロシア(ペンジンスカヤ潮力発電所

ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、東部ドネツク州のスタロマイオルスケ村をロシア軍から奪還したと表明するウクライナ軍兵士のビデオを公開した。

ビデオではウクライナ軍兵士が「第35旅団と領土防衛部隊が任務を果たし、スタロマイオルスケ村を解放した」と語っている。ロイターはこのビデオの位置情報を独自に確認できていない。

スタロマイオルスケ村は、ウクライナ南部と東部の一部を支配するロシア軍に対しウクライナが6月初めに開始した反転攻勢でウクライナが奪還した小規模な集落群の南に位置している。

ゼレンスキー大統領は前日、前線で「非常に良い結果」が得られていると述べ、近く詳細を公表する考えを示していた。

ロシアのプーチン大統領はこの日、南部でのウクライナ軍の攻撃が激化していると述べている。

#ウクライナ戦況(反転攻勢・東部ドネツク州スタロマイオルスケ村・奪還)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・ゼレンスキー「前線で非常に良い結果」「近く詳細公表」)

#ウクライナ戦況(反転攻勢・南部ザポリージャ州・「竜の歯」到達)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・ロイター「これまでにロシアの強力な防衛線の大規模な突破は果たしていない」)

#ウクライナ戦況(反転攻勢・西側当局者「ウ軍による大規模な猛攻が進んでいる」

ウクライナの南部での反転攻勢がつまづいている。この地域を担当する司令官は、ロシアが何重もの地雷原と要塞化した防衛線を張っていることから、西側諸国から供与された戦車や装甲車などの兵器をもってしても前進が難しい状況だと語る。

オレクサンドル・タルナフスキー司令官はBBCの取材で、「そのため、ほとんどの任務は兵士がこなさなくてはならなくなっている」と話した。

また、ロシア軍について、ウクライナ軍の「迅速な前進」を阻んでおり、「プロとしての資質」を示していると語った。

「私は敵をあなどっていない」と、タルナフスキー司令官は付け加えた。

アメリカの未確認の最新報告によると、反転攻勢の主要作戦が始まったとされる。米シンクタンクの戦争研究所は、ウクライナ軍が「事前に準備されたロシアの防衛拠点」を突破したようだとしている。

しかし現在のところ、西側諸国が供給した戦車や装甲車が、戦況をウクライナに大きく有利なものに変えたという証拠はほとんどない。

オリヒウ市近郊では、反転攻勢の最初の数日で、戦車「レオパルト」や「ブラッドレー戦闘車」数台が損壊した。

西側から装備や訓練を供給され、ロシアの防衛線突破を狙っていたウクライナの第47旅団は、すぐに地雷に前進を阻まれ、その後、砲撃の標的となった。

ロシアは、ウクライナの攻勢がすでに失敗しているとする動画を複数公開している。ただ、実際には決定的な敗北より、早期の痛手と言うべきものだ。

ロシアは攻撃初期に破壊したとする戦車の映像を公開した

BBCはこの旅団の野外作業場を取材した。前線の後方の森に隠れた場所で、十数台の装甲車の修理が試みられている。その多くがブラッドレー戦闘車だ。

最初に到着した時は無傷だったが、今では戦闘の傷に覆われている。駆動部分が破損し、タイヤは曲がっている。ロシアの地雷を踏んだことは明らかだ。

エンジニアのセルヒイさんは、「手早く修理すれば、その分早く前線に戻して、誰かの命を救える」と語った。

一方で、中には修理不可能なものもあると認めた。そうした車両はスペア用に部品を取り出すか、再製造のために「パートナーに返還」されるという。

西側諸国の装甲は、ウクライナ部隊より高い防御能力を備えている。だが、ロシアの地雷の列を突き破るには至っていない。これこそ、ウクライナの前進を阻んでいる最大の障壁の一つだ。

南部の前線を移動するうち、我々はイギリスが提供した装甲車「マスティフ」が損壊しているのを目撃した。

前線ではたらくエンジニアのセルヒイさんは、戦車をできるだけ早く修理することが重要だと語った

第47旅団は現在、ソヴィエト連邦時代の古い戦車を使って地雷を取り除いている。だがそれも、特殊な地雷除去装置を付けていたとしても、地面に隠された爆発物からは逃れられない。

前線近くでは、戦車長のマクシムさんが、最近被害を受けた「T-64」型戦車を見せてくれた。この戦車の前面にはローラーが2個ついており、これで地雷を爆発させる。前夜、部隊が通る道の地雷を除去するために戦車を走らせ、片方のローラーが破損したと、マクシムさんは話した。

マキシムさんによると、「通常ならこのローラーは爆発物4個まで耐えられる」。しかしロシア側は、地雷除去装置を壊すために地雷を重ねて配置しているのだという。

「とてもたくさんの地雷があって、非常に困っている」とマキシムさんは話し、ロシアの防衛線の前には、4列以上の地雷原があるのが普通だと付け加えた。

ウクライナ義勇軍のドローン偵察チームが繰り広げる戦いを見るのは、つらいものがある。

ドローン偵察部隊のドクさんは、ロシアは遠隔操作の地雷を使ってウクライナの前進を阻んでいると説明した

「ドク」というコールサインで呼ばれている男性は昨年、ヘルソンで成功した奪還作戦に参加していた。しかし、今回はもっと厳しい戦いになっているという。この戦争で初めて、砲撃によるけが人が地雷によるけが人を上回っていると、ドクさんは語った。「前に進むと、辺り一面が地雷原だ」。

ドクさんは私たちに、ウクライナ部隊がロシアの塹壕に向かって前進する様子をドローンで撮影した映像をみせてくれた。

兵士が塹壕に入った瞬間、大きな爆発が起きた。塹壕は空だったが、地雷が仕掛けられていた。ドクさんによると、ロシア軍は現在、遠隔操作ができる地雷を使っている。

「我々の兵士が塹壕に入ると、ロシアはボタンを押して地雷を爆発させ、我々の友人を殺す」

この戦術はここ2週間ほど使われている。ドクさんはこれを「新しい兵器」と呼んでいる。

ウクライナの南部攻勢には軍事的な理論がある。ロシア軍を分断し、占領されているメリトポリとマリウポリ、そして2014年に併合されたクリミア半島に到達するために、重要な攻勢とされている。しかし、ここを軸に戦うことは、ロシアの最も強力な防衛線を攻撃することでもある。

タルナフスキー司令官は、ウクライナ軍は「困難で苦痛を伴う仕事」をしていると話す。「どんな防衛も破ることはできるが、それには忍耐と時間と巧みな動きが必要だ」。

また、ウクライナは徐々に敵を消耗させていると信じていると話した。さらに、ロシアは兵力を失うことを気にしないし、最近のロシア軍の指導者交代は「すべてが大丈夫ではないことを示している」と説明。その上で、ウクライナはまだ主要な攻撃部隊を投入していないと示唆した。

「たとえ遅かろうが、攻勢は進んでいるし、確実にゴールにたどり着く」と、タルナフスキー司令官は述べた。

どうやって成功か失敗かを判断するのかと聞くと、司令官は笑顔を浮かべて答えた。

「もし攻勢が成功していなければ、こうやってあなたと話していないでしょう」

#ウクライナ戦況(反転攻勢・BBCウクライナの攻勢、なぜ西側兵器でもつまづいているのか」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・サリバン大統領補佐官「F16戦闘機譲渡後反攻成功もはや考えず」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・KyivPost「100m進むのに4-5人が死亡する。士気が打ちのめされている」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・テレグラフ・ケンプ元英軍大佐「ウクライナの反攻は失敗している」)
#ウクライナ戦況(反転攻勢・西側軍事専門家ら「野原から撤退して市街地に籠もれ」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・米高官「NATOが教えた特攻戦術を捨てソ連式砲撃戦術に戻っている」

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・エリック・シュミット塹壕」)

ロシアのプーチン大統領は、アフリカ各国の首脳との会議で、40以上の国々と軍事協力などの協定を結び、武器などを供与していると明らかにしました。軍事面などでの協力関係を強調してアフリカ各国の取り込みを図り、対立を深める欧米に対抗するねらいもあるとみられます。

この会議は、ロシア第2の都市サンクトペテルブルクで27日から開かれていて、アフリカの54か国のうち49か国から政府関係者や企業の代表などが参加しています。

28日は、プーチン大統領が各国の首脳との会議に臨み、軍事侵攻を続けるウクライナ情勢についてウクライナ危機の解決に向けてアフリカ諸国がイニシアチブをとっている。われわれはその検討を避けていない」と述べ、和平の実現に向けた働きかけを行っているアフリカ側に対して一定の配慮を示しました。

また「ロシアは、40以上のアフリカの国々と軍事技術協力の協定を結んでおり、武器や装備を供与している。アフリカの治安機関などとの緊密な協力にも関心がある。アフリカの軍人などへの訓練を継続するつもりだ」などと述べ、アフリカ各国との防衛協力を強化していく考えを強調しました。

プーチン大統領は、27日にはアフリカの6か国に対してロシア産の農産物を無償で提供する用意があることを表明しました。

ロシアとしては、アフリカ各国との軍事や農業をめぐる協力関係を強調して各国の取り込みを図り、ウクライナへの軍事侵攻を受けて対立を深める欧米に対抗するねらいもあるとみられます。

ワグネルなど民間軍事会社 アフリカ各地で活動

ロシアの民間軍事会社ワグネルは、アフリカで政情不安が続く国々に戦闘員を派遣する一方、鉱物資源の権益を拡大するなど、プーチン政権の利益と密接に結び付きながらその活動を広げてきました。

アメリカのシンクタンクCSIS戦略国際問題研究所は、2016年から2021年までの期間にワグネルなどロシアの民間軍事会社がアフリカの17か国で活動していたとみられると分析しています。

またその多くは、天然資源が豊富でありながら、内戦や政治的な対立などによって国内情勢が不安定な国々だと指摘しています。

なかでもワグネルは、2017年ごろからアフリカの国々での活動を活発化させていったとみられています。

反政府勢力やイスラム過激派との戦闘が続く中央アフリカやマリでは、ワグネルの部隊は政府軍の兵士の訓練や掃討作戦の支援を行い、政権側との関係を深めていきました。

両国では政府を支援してきた旧宗主国のフランスなどが軍を撤退させる動きが続き、その空白を埋めるようにロシアやワグネルが影響力を拡大していったと指摘されています。

一方、国内での対立が続いているリビアスーダンでは、ワグネルの部隊は政府軍ではなく対立する勢力側を支援してきたとされています。

こうしたことからワグネルは、プーチン政権の意向にも沿いながら、戦略的に支援先を選んできたものとみられています。

また、ワグネルは部隊を展開する国々で、軍事支援の見返りに金やダイヤモンドなどの鉱山の利権を押さえるなど、資源輸出ビジネスも展開し大きな利益を上げてきたと指摘されています。

さらにインターネット上などで旧宗主国など欧米諸国をおとしめる情報を流して、反欧米感情をあおる一方、ロシア人部隊のアフリカでの活動を英雄視するアクション映画を制作するなど、ロシアへの親近感を作り出す情報戦も展開してきたとみられています。

一方、ワグネルは去年、マリで、市民ら500人以上が殺害される事件への関与が指摘されるなど、各地で民間人に対する暴力や拷問、性的暴行など人権侵害を繰り返しているとして非難も相次いでいます。

6月にワグネルの代表プリゴジン氏がロシアで武装反乱を起こしましたが、ワグネルのアフリカでの活動について、ロシアのラブロフ外相は「マリや中央アフリカでの民間軍事会社の活動はこれからも続ける」と述べ、今後も継続していくという考えを示しています。

ワグネル 2021年ごろから政情不安のマリで活動

西アフリカのマリでは、2012年ごろからイスラム過激派が北部の広い範囲で活動を活発化させ、10年以上にわたって不安定な状況が続いています。

旧宗主国のフランスなどが過激派の掃討作戦を進めてきましたが、治安は回復せず、3年前のクーデターで政権を握ったマリの暫定政権との対立も深まり、去年、完全に撤退しました。

マリの暫定政権はフランスの代わりに、ロシアとの関係を深め、2021年ごろから民間軍事会社ワグネルの部隊がマリで活動するようになったと言われています。

国連の平和維持部隊も2013年から駐留してきましたが、マリ政府の要請に基づいて活動を終了させることが決まりました。

現地に駐留する国連平和維持部隊のファトゥーマタ・シンクーン・カバ報道官は、「我々はマリで様々なインフラを整備するなど平和の構築に向け多くの成果を上げてきた。その成果が引き継がれることを願っている。いま我々にできることは年末までに安全に撤退を完了させることだけだ」と話していました。

アメリカ政府は、マリの暫定政権がワグネルの活動を支えていると非難し、今月24日にはマリ政府の国防相ら3人を制裁対象に指定したと発表するなど、ワグネルへの依存を高めることを警戒しています。

プリゴジン反乱後も ロシア支援歓迎ムード続く
首都バマコの中心部の広場では7月中旬にもマリの国旗と並んでロシアの国旗が売られるなど、ロシアの支援を歓迎するムードがプリゴジン氏の反乱の後も変わらずに続いていました。

SNS上の世論の動向や偽情報を分析している団体のメンバーは、「反乱直後は、ロシア支持者の間で落胆や懸念が広がったが、24時間で事態が収束するとロシア支持者は希望を取り戻した。世論の多数派はいまもロシアを支持している」と話しています。

また、ロシアに留学して医学を学びバマコで診療所を経営しながらロシアとの関係強化を訴える活動をしてきたジブリル・マイガさん(56)は、プリゴジン氏の武装反乱によってプーチン政権はむしろより盤石になったと考えていて「あの騒ぎによって、ロシアで誰が外国勢力とつながりプーチン政権を裏切っているのかあぶりだすことができた」と主張していました。

マリの安全保障に詳しい地元シンクタンクの研究員、アルファ・アルハディ・コイナ博士は、「ロシアは欧米諸国と違い、マリに必要な武器などを内政に干渉することなく提供してくれる。ロシアだけに頼ることには危険もあるが、現状、安全保障面ではロシアと協力することがマリにとって最善の選択だ」と話していました。

避難民からワグネル批判も

マリ北部や中部では過激派や武装勢力の襲撃や略奪が繰り返され、UNHCR=国連難民高等弁務官事務所によりますと、現在も37万人以上が国内避難民となっています。

首都バマコにある4000人近くが身を寄せる避難民のキャンプの一角には、過激派の掃討作戦を支援するロシアの国旗が掲げられていましたが、避難してきた人たちの多くは治安はむしろ悪化していると訴えています。

10か月ほど前に中部の村から避難してきた45歳の男性は、「マリの治安は日々悪化していてとても村に戻ることはできません。自分の国の政府と問題を抱えるワグネルがマリを救えるとは思えません」と話していました。

また、5か月前に避難してきた73歳の男性は、この半年ほどの間、マリ軍の兵士とともに、ロシア人とみられる兵士が村に来て、過激派との関わりがないか村人を調べるようになったとして「白人兵士が村に来て、村人を連れ去り時には殺すようになったので私たちは逃げてきた。彼らは我々はみなイスラム過激派だと考えている。少しでも疑われたら、男も女も老人も子どもも殺される」と話していました。

専門家「戦争がロシアに不利になるほどアフリカ重要に」

ワグネルのアフリカでの活動をめぐっては、代表のプリゴジン氏が6月にロシアで武装反乱を起こしたことを受けて影響力が弱まるのではないかという見方も出ていました。

これについてアフリカの安全保障などに詳しい日本エネルギー経済研究所中東研究センターの小林周主任研究員は「反乱から1か月がたつが、実質的な変化は起きていない」との見方を示しています。

その理由として、
▽ワグネルがアフリカで広げてきた天然資源の採掘などに関する経済的な利権のネットワークがプーチン政権にとっても大きな利益になっていること、
▽欧米との対抗上、アフリカの地域情勢に影響力を持つことが戦略的に重要になっていること
それに、▽アフリカの国の指導者がワグネルの軍事支援に深く依存していることをあげています。

そして「ウクライナでの戦争がロシアにとって不利になればなるほど、アフリカという地域がロシアにとって重要になる」と述べ、ロシアがアフリカで影響力を拡大しようとする試みは続くとの見方を示しました。

そのうえで「欧米諸国の中にはウクライナへの支援などにかかりきりで、アフリカに支援を割くことが難しくなっている国も多いが、ワグネルは欧米の関与が減った空白を突いて拡大しており、G7をはじめとする諸国は、アフリカへの関与を続けていく必要がある」と指摘しています。

#露阿(首脳会議)
#ワグネル(アフリカ)

ロシアのプーチン大統領は28日、サンクトペテルブルクで開催されたロシア・アフリカ首脳会議で、アフリカ諸国が提示したウクライナ和平案について、尊重しており慎重に検討していると述べた。

ロシアはアフリカへの食料供給を増やしているとした上で、軍事協力にも関心を持っていると語った。プーチン氏は前日、3─4カ月以内にアフリカ6カ国への穀物の無償供給を開始する意向を示している。

ウクライナ和平交渉仲介を目指すアフリカ諸国代表団は先月、プーチン氏とウクライナのゼレンスキー大統領の双方に和平案を提示したが、どちらの側からも支持を得ることはできなかった。

プーチン氏は首脳会議2日目のきょう、ロシアはアフリカの安全保障を強化するため、一部の武器を無償で提供する用意があるとしたほか、アフリカの法執行機関や情報機関と緊密に協力する構えを示した。

また、農産物の輸出を増やし、信頼できる食料供給国であり続けると強調した。ロシアは230億ドルの債務を免除したとも述べたが、時期や対象国には言及しなかった。

#ウクライナ和平交渉(アフリカ・プーチン大統領「慎重に検討」 )

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#ウクライナ和平交渉(アフリカ・双方とも受け入れず)
#ウクライナ和平交渉(アフリカ・プーチン大統領「異議」)


#NATOexpansion

#反ロシア#対中露戦

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