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ロシアの雇い兵組織ワグネルの創始者エフゲニー・プリゴジン氏(62)らを乗せた自家用機が、モスクワの北西約350キロのトヴェリ州クジェンキノ村近くで墜落したとされる。ロシア連邦航空局は23日、墜落機の乗客リストに、プリゴジン氏の名前があると明らかにした。国営インタファクス通信は、墜落現場で乗客乗員10人全員の遺体が確認されたと伝えた。プリゴジン氏は今年6月、ロシア国防省に対する反乱を起こし、部隊を一時、モスクワへ向かわせた。 他方、死者の身元について慎重を促す専門家の声もある。

ロシア非常事態省によると、23日夜にモスクワからサンクトペテルブルクへ向かっていた墜落機の乗客7人と乗員3人が死亡した。

ロシア連邦航空局(ロサヴィアツィア)は、墜落したプライベートジェット機「エンブレアル・レガシー」の搭乗者リストにプリゴジン氏の名前があったと、墜落の約1時間後に発表した。

国営タス通信は、プリゴジン氏所有の「エンブレアル・レガシー」が、地面に激突して炎上したと伝えた。墜落したのは離陸から30分以内のことだったとしている。

インタファクス通信は、墜落現場で10人全員の遺体が確認されたと伝えた。墜落現場は、モスクワとサンクトペテルブルクのおよそ中間地点に位置する。

ロシア連邦航空局はその後、プリゴジン氏のほかにドミトリー・ウトキン氏も墜落機に搭乗していたと発表。そのほか、セルゲイ・プロパスティン氏、エフゲニー・マカリャン氏、アレクサンドル・トトミン氏、ヴァレリー・チェカロフ氏、ニコライ・マツセイェフ氏が乗っていたという。墜落機の乗員は、アレクセイ・レヴシン機長、ルスタム・カリモフ副操縦士、クリスティナ・ラスポポワ客室乗務員だったという。

ウトキン氏は、ワグネル共同創始者で司令官。複数報道によると、チェカロフ氏はプリゴジン氏の側近。その他の4人もワグネル関係者やプリゴジン氏の警備担当者だという。

航空当局は、墜落の原因について、ロシア刑法にもとづき刑事捜査が開始されたと明らかにした。

墜落機の一部かもしれないものを、クジェンキノ村の住民が発見。写真をBBCロシア語に提供した。BBCヴェリファイ(検証チーム)が、撮影場所はクジェンキノ村だと確認した

ワグネル系とされる「テレグラム」チャンネル「グレイ・ゾーン」は23日夜、プリゴジン代表とウトキン氏が死亡したと伝えた。

「グレイ・ゾーン」によると、クジェンキノ村の住民は飛行機が墜落する前に2回、爆発音を聞き、水蒸気の筋が2本伸びる様子を目にしたという。

また、プリゴジン氏が所有する別のプライベートジェット機は、モスクワ州内に無事に着陸したとしている。

モスクワで取材するBBCのウィル・ヴァーノン記者によると、ロシア連邦航空局は墜落の約1時間後の時点で、プリゴジン氏の名前が墜落機の搭乗者名簿にあると声明を発表した。これは連邦航空局にしては異例なほど素早い対応だと、ヴァーノン記者は指摘。国内ではそれに大勢が驚いたという。

ヴァーノン記者によると、ロシア国営テレビはこの件について報道を最低限にとどめており、国営チャンネル1の夕方のニュース番組では、約30秒しか触れなかった。

同じ23日には、ロシア空軍のセルゲイ・スロヴィキン総司令官が解任されたと伝えられた。スロヴィキン氏はプリゴジン氏と良好な関係にあるとされ、6月24日のワグネル反乱以降、スロヴィキンの姿は公の場で確認されていなかった。

「驚かない」とバイデン米大統領

プリゴジン氏が死亡した可能性について、訪問先のネヴァダ州で記者団に質問されたアメリカのジョー・バイデン大統領は、「正確な事実関係は分からない」ものの「驚かない」と述べた。

さらに記者たちから、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が関与していると思うかと聞かれると、「ロシアでは、プーチンが関与していないことは、そうはたくさん起きない」としつつ、「答えがわかるほどの情報を得ていない」と述べた。

ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領顧問はソーシャルメディアで、「戦争の霧が晴れるのを待つべきだが」としつつ、「プーチンは自分をおびえあがらせた相手を、許したりしないのは明らかだ。2023年6月に彼を無効化した当人は、まさに。そして時機をうかがっていたのだ」と書いた。さらにポドリャク氏は、「プリゴジンはルカシェンコの突拍子もない『保証』や、同じくらいばかげているプーチンの『名誉にかけた言葉』を信じた瞬間、自分自身の特別殺害令状に署名した。それは明らかだ」とも続けた。

さらに、「反乱未遂から2カ月後に、プロゴジンとワグネル司令部を明確に排除したことは、2024年大統領選を前にプーチンからロシアのエリートたちへの合図だ。『警告する! 不忠は死を意味する』という意味だ。同時に、これはロシア軍への合図でもある。『特別軍事作戦の英雄』など生まれない。ウクライナ軍事法廷に裁かれるのでなければ、ロシア保安庁FSB)の銃弾で死ぬことになる」とも、ポドリャク顧問は書いた。

画像説明,今年5月のプリゴジン氏。ウクライナ東部バフムート制圧に大きな役割を果たしたのち、後退するワグネル部隊を激励していた

イギリス下院外交委員会のアリシア・カーンズ委員長は、ロシア当局が非常に素早く、プリゴジン氏が墜落機に乗っていたと確認し発表したこと自体が、「私たちが知るべきすべてを物語っている」とソーシャルメディアに書いた。

プーチンが絶対に許せない罪はひとつ、プーチンとロシアに対する裏切りだ」とカーンズ氏は書き、「プーチン氏は裏切り者だとみなす相手を追跡する。それがイギリス国内でも。たとえばアレクサンドル・リトヴィネンコやセルゲイ・スクリパリのように。今回エフゲニー・プリゴジンもそのリストに加わり、プーチンの恥辱がこれで終わった」

英紙デイリー・テレグラフはイギリス安全保障当局筋の話として、プーチン大統領の命令を受けたFSBが、プリゴジン氏の搭乗機を撃墜したのだろうと書いていいる。

イギリス対外情報部(MI6)のロシア部門責任者だったクリストファー・スティール氏は、プリゴジン氏がこのような結末を迎えることは「避けがたい」ことだったと指摘。スティール氏はBBCに対して、飛行機墜落はおそらくロシアの保安当局の幹部によって手配されたことで、「もしかするとプーチンは暗黙の承認を与えていたかもしれない」と話した。

「ロシア国内でビジネス界のトップレベルがプリゴジン氏の殺害を指示したという情報も、数週間前に耳にしていた」、「プリゴジン氏にはたくさんの敵がいて、政権内に支援者はほとんどいなかった。なので、こういう結末を迎えるのはある意味で避けがたいことだった」と、スティール氏は付け加えた。

一方、死亡したのが本当にワグネル代表のプリゴジン氏なのか、慎重に見極めるべきだという専門家もいる。

ロンドンの王立国際問題研究所(チャタムハウス)のロシア専門家、キア・ジャイルズ氏は、「(ロシア航空当局は)『エフゲニー・プリゴジン』という名前の乗客が搭乗していたと発表した。しかし、彼の移動経路をたどりにくくするため、これまでに複数人が『エフゲニー・プリゴジン』に改名したことも知られている」と指摘。

死亡したのがワグネル代表のプリゴジン氏だと「確定」するまで、「いきなりアフリカから新しい動画で登場しても、驚かないようにしよう」と、ジャイルズ氏はべた。

プーチンのシェフ」から反乱の首謀者へ

プリゴジン氏の出身地サンクトペテルブルクの旧ワグネル・センター近くには、花やろうそくが供えられた

プリゴジン氏の出身地サンクトペテルブルクの旧ワグネル・センター近くには、花やろうそくが供えられた

プーチン氏と同じサンクトペテルブルク出身のプリゴジン氏は、ソ連崩壊後にサンクトペテルブルクでケータリングやレストラン経営を開始。プーチン氏とそのころに知り合い、やがてプーチン氏が大統領になると、傘下企業が大統領府向けケータリングを受注。「プーチンのシェフ」と呼ばれるようになった。

2014年に雇い兵組織「ワグネル」を創設。現在の戦闘員は約2万5000人に上る。

ウクライナ侵攻では、東部バフムートなど激戦地の戦闘に参加し、数々の残虐行為を重ねたとされる。ほかにもシリアや西アフリカで活動し、最近ではアフリカ各地での政情不安への関与が指摘されていた。

バフムート攻防戦終盤の今年5月、プリゴジン氏は、ワグネル兵の遺体が多数横たわる中を歩く自らの動画をソーシャルメディアに投稿し、ロシア国防省を激しく非難。「数万人」がバフムートで死傷したとして、「ショイグ! ゲラシモフ! 弾薬はどこだ! この連中は志願兵として来てお前たちのために死んでいった。お前らが豪華なマホガニーのオフィスでぶくぶく太っていけるように」など、激しい表現を交えながらショイグ国防相とゲラシモフ総司令官を罵倒していた。

6月には、ロシア政府が「ワグネル」を直接傘下に置く方針を示したことに、プリゴジン氏は強く反発していた。

6月23日には、ウクライナでの戦争は「ショイグが元帥になれるよう」開始されたのだと非難。「国防省は国民をだまし、大統領をだまし、いかれたウクライナが我々を攻撃しようとして、NATO北大西洋条約機構)と一緒になって我々を攻撃しようとしているだとか、そんなでたらめをまきちらしていた」のだと攻撃していた。

プリゴジン氏は6月23日夜になると、ロシア軍の砲撃で戦闘員30人が死亡したのだと主張し、これを機に部隊をロストフ・ナ・ドヌへ進軍させた。24日朝にはワグネル部隊を率いてロシア南西部ロストフ・ナ・ドヌの軍事拠点を占拠。ウクライナ侵攻をめぐりロシア軍幹部を罵倒した。その後、部隊を首都モスクワから数百キロの地点まで進軍させたが、同日夜に撤収を命じた。

プーチン氏は24日午前に異例の緊急演説で、ワグネルの行動は「わが国民を後ろから刺す」「裏切り」だと非難し、「厳正に対処する」と約束した。

プーチン氏、緊急演説 ワグネルの行動は「裏切り」「厳正に対処する」(今年6月24日)

ロシア政府はその後、プリゴジン氏がベラルーシへ移動することで合意したと発表。27日には、ベラルーシのルカシェンコ大統領がプリゴジン氏の到着を発表した。

最近では今月21日に、アフリカで撮影したとみられる動画をオンラインで公開した。反乱後初の演説動画だった。

ロシア当局は23日、首都モスクワの北方で同日夕に墜落した自家用ジェット機民間軍事会社ワグネルの創設者、エフゲニー・プリゴジン氏が搭乗していたと明らかにした。

大統領府や国防省プリゴジン氏について公式にコメントしていないが、テレグラム上のワグネル関連チャンネルは「ワグネル・グループのトップで、ロシアの英雄かつ祖国の真の愛国者であるエフゲニー・プリゴジン氏が死亡した」とし、「ロシアの裏切り者」の手によるものという認識を示した。

ロシア航空当局はプリゴジン氏と同氏の右腕であるドミトリー・ウトキン氏を含む乗客7人と乗組員3人が事故機に搭乗していたと確認。10人全員の氏名を公表した。生存者はいないもよう。

捜査当局は何が起きたのか明らかにするため刑事捜査を開始したと発表した。ロシアメディアは関係筋の情報として、ジェット機が1発または複数の地対空ミサイルで撃墜されたと伝えた。ロイターはこの情報を確認できていない。

ロシア非常事態省によると、モスクワからサンクトペテルブルクに向かっていた同機はモスクワの北西のトベリ州で墜落した。

ロシアメディアによる未確認の報道によると、プリゴジン氏らはロシア国防省当局者との会合に出席していたという。

プリゴジン氏は6月23─24日にロシア軍上層部に対する反乱を主導。今月21日にはアフリカで撮影されたとみられる動画を投稿していた。

プリゴジン氏が飛行機墜落で死亡したとの報道について、バイデン米大統領は「実際に何が起きたか分からないが、驚いていない」とし「ロシアで起きることでプーチン氏が背後にいないことはあまりない」と述べた。

プーチン氏の元スピーチライターで現在は同氏に批判的なアッバスガリャモフ氏は、来年の大統領選で再選を目指すとみられるプーチン氏が墜落の背後におり、今回の件を通じて自身の権力を強固にしたとの見方を示した。

飛行追跡データによると、墜落の直後、同じくサンクトペテルブルクに向かっていたとみられるもう1機のプリゴジン氏関連ジェット機がモスクワに引き返し、その後着陸した。

世界の航空機を追跡している「フライトレーダー24」によると、プリゴジン氏が搭乗していたジェット機は現地時間午後6時11分(日本時間24日午前0時11分)に追跡不能となった。

SNS(交流サイト)に投稿された未確認の動画には、自家用ジェット機のような機体が上空から地上に落下する様子が映っている。別の動画では、地上の機体がまだ燃えており、少なくとも1人の遺体が見える。タス通信は救助隊が現場から7人の遺体を回収したと伝えた。

ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者、エフゲニー・プリゴジン氏が搭乗していたとみられる自家用ジェット機が墜落した事故で、墜落機「エンブラエル・レガシー600」の同型機が2002年の導入以降、1度しか事故を起こしていなかったことが専門サイト「国際航空HQ」で分かった。

06年に起きた空中の衝突事故も機体の異常ではなく乗員のミスが原因で、死傷者は出なかったという。

ロシア当局は23日、首都モスクワの北方で同日夕に墜落したプライベートジェット機の搭乗者リストにプリゴジン氏が記載されていたと発表した。

ブラジル航空機大手エンブラエルは23日、墜落事故について承知しているが追加で発表すべき情報はないとした。また、国際的な対ロシア制裁に従い、19年以降、墜落機の保守点検業務を行っていなかったと明らかにした。

世界の航空機を追跡している「フライトレーダー24」によると、プリゴジン氏が搭乗していたとみられるジェット機(機体記号RA─02795)は現地時間午後6時11分(日本時間24日午前0時11分)に追跡不能となった。

ロシアの民間軍事会社ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジン氏が搭乗していたとされる機体が「劇的な下降」をしていたことが、新たなフライト追跡データの分析から判明した。ロシア当局は同機がモスクワからサンクトペテルブルクに向かう途中、トベリ州クジェンキノ村付近に墜落したとしている。

フライトレーダー24によると、現地時間23日午後6時11分に「エンブラエル・レガシー600」からの位置データの送信が止まった。同地域でのジャミング(電波妨害)が原因の可能性が高いという。ただ、同機からの他のデータの送信はさらに9分間続いた。

フライトレーダー24によれば、同機は上空2万8000フィート(約8530メートル)で水平飛行に入り、多少の高度の変化がみられた。

データが入手可能だった最後の時間には、異常な上昇と下降があり、ある時点では高度3万フィートあまりに上昇したという。午後6時19分には同機は毎分8000フィート近い猛烈な速さで下降し、その後高度のデータ送信が途絶えた。

フライトレーダー24は、同機が位置情報を送らなくても、高度や速度、自動操縦の設定などのデータは送信していたと言及。「このフライトの最後の瞬間に対する洞察がある程度このデータから得られる」と述べた。

ロシア非常事態省は23日、首都モスクワからサンクトペテルブルクに向かっていた自家用ジェット機が北西部のトベリ州で墜落したと発表しました。

ロシアの航空運輸局によりますと乗客7人と乗員3人が搭乗していたということで、10人の氏名を公表しました。この中には民間軍事会社ワグネルの代表と同じ「エフゲニー・プリゴジン」という名前が含まれています。

テレグラムのチャンネル「プリゴジン氏が死亡」

また、プリゴジン氏に近いとみられるテレグラムのチャンネルは、日本時間の24日朝早く「プリゴジン氏が死亡した」と伝えました。

墜落を受けて、ロシアで重大事件を扱う連邦捜査委員会は、10人全員が死亡した可能性があるとした上で現場に調査チームを派遣して墜落の原因を調べる方針を明らかにしました。

6月にはワグネルの部隊率いて武装反乱

プリゴジン氏はウクライナへの軍事侵攻で東部の激戦地バフムトの前線にワグネルの戦闘員を送り込み、戦果を強調するなど存在感をアピールしましたが、国防省との確執を深め、ことし6月24日、ワグネルの部隊を率いて武装反乱を起こしました。

その後ロシアと同盟関係にある隣国のベラルーシへ移動していましたが、今月21日にはアフリカで撮影したとする動画メッセージをSNSで公開していました。

機体とみられる物体 上空から回転しながら落下

ロイター通信は、ロシアの北西部トベリ州で飛行機が墜落する様子だとする映像を配信しました。

映像では、機体とみられる物体が上空から回転しながら落下していくようすが確認できるほか、「2回爆発があった」と話す声も入っています。

また、墜落現場をうつしたとされる映像では、機体の残骸とみられるものが激しく燃え、黒い煙が上がっているのが確認できます。

さらに、別の角度から撮影された映像では残骸とみられるものが燃える中、何かが爆発するような音も聞こえます。

ロイター通信は、プリゴジン氏が実際に搭乗していたかは確認できていないとする一方、映像から、墜落した場所などは確認できているとしています。

国営ロシアテレビも墜落伝える

国営ロシアテレビも自家用ジェット機の墜落について伝えています。

この中でロシア非常事態省の話として墜落した飛行機には乗客7人と乗員3人が搭乗していて、「搭乗者名簿にエフゲニー・プリゴジン氏の名前が載っている」と伝えています。

また、飛行機の破片とみられるものが空から落ちてくる様子や、機体とみられるものが激しく燃えている映像を伝えています。

米バイデン大統領「驚いてはいない」

アメリカのバイデン大統領は23日、滞在先の西部ネバダ州で記者団に対し「実際に何が起きたかはわからないが、驚いてはいない」と述べました。

そのうえでプーチン大統領が墜落に関係していると考えるかどうか問われると「ロシア国内での出来事でプーチン大統領が背後にいないことはあまりない。ただ、その質問に答えるに足る情報を得ていない」と述べました。

またNSC国家安全保障会議の報道官はNHKの取材に対し、「報道は把握している。事実が確認されたとしても誰も驚かないだろう。ウクライナにおける悲惨な戦争が民間の部隊によるモスクワに向けた進軍へとつながり、今回のことにつながったように思われる」とコメントしました。

このほかアメリカ国防総省の報道担当者は「事態を注視している」とコメントしています。

機体データ 上昇と下降を繰り返した直後に途絶える

旅客機が発信する位置や高度の情報をもとに飛行コースを公開している民間のホームページ「フライトレーダー24」は、墜落したとされる機体の動きを示しています。

それによりますと、機体はモスクワ州の上空を画面左上の北西方向に向かって移動している様子が確認できます。その後機体のデータは、現地時間の午後6時11分、高度がおよそ2万8000フィート、およそ8500メートルまで上がった時点で位置情報は途切れています。

しかし「フライトレーダー24」はその後、機体の位置情報の発信が途絶えたあともおよそ9分間、高度や速度などのデータの送信は続いていたと発表しました。

それによりますと、高度8500メートル付近を飛行していた機体は、午後6時19分から上昇と下降を繰り返し、その直後におよそ20秒間に2400メートルほど急降下し、午後6時20分ごろ、高度6000メートル付近で機体からのデータの送信が途絶えたということです。

また「フライトレーダー24」は、機体の位置情報の発信が途絶えた原因について、その地点において人工衛星の測位システムに対する妨害があった可能性があるとしています。

プリゴジン氏とは

民間軍事会社「ワグネル」の代表のエフゲニー・プリゴジン氏は1961年生まれの62歳。

プーチン大統領と同じ、現在のサンクトペテルブルク出身です。

1996年、レストランを開くなど飲食事業を展開し、店を訪れたプーチン大統領と関係を深めたとされています。

設立したケータリング会社は、ロシア大統領府や軍への食事の提供まで手がけ、「プーチン大統領の料理人」とも呼ばれました。

2014年ごろ、民間軍事会社「ワグネル」を設立したとみられ、その年のウクライナ東部での紛争で、ウクライナ軍と戦闘を繰り広げたほか、中東のシリアや、アフリカの国々などにも部隊を派遣し、ロシアの国益のために活動してきたと指摘されています。

去年、ロシアがウクライナへの軍事侵攻を始めると、特にウクライナ東部の激戦地バフムトに、多くの戦闘員を送り込み、犠牲をいとわない戦術で激しく攻撃を繰り返したとみられています。

一方、プリゴジン氏は、最前線のワグネルの部隊に弾薬を十分に供給していないとして、ショイグ国防相らを名指しで批判するなど、対立を深めていきました。

ロシア国防省がことし6月、ワグネルの部隊を含む志願兵は、国防省と契約を結ぶ必要があるとする命令を発表すると、プリゴジン氏は拒否し、6月24日にワグネルの部隊を率いて武装反乱を起こしました。

首都モスクワに向けて部隊を進めましたが、流血の事態を避けるためだとして、一転して部隊を引き返しました。

その後の動向に関心が集まる中、今月21日には、反乱後、初めてとなる動画メッセージが公開され、撮影の日時は明かさず、アフリカのある国にいるとしていました。

#プリゴジンの乱(自家用機撃墜・プリゴジン死亡)

ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は、ロシアの民間軍事会社ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジン氏が搭乗した航空機が23日に墜落したとの情報を受け、プリゴジン氏の「見せしめの排除」はプーチン大統領が「自身の凶悪な恐怖のために誰一人許さない」姿勢を示すものとの見解を示した。

ポドリャク氏はSNSに、プリゴジン氏に関して「戦争の霧が晴れるのを待つ価値はあった」が、一方でプーチン氏が誰も許さない状況は明白だと主張。今年6月にプーチン氏を「無力化した」人物はまさにその対象になると述べた。

プリゴジンが(隣国ベラルーシの大統領の)ルカシェンコの奇妙な『保証』と、プーチンの同様にばかげた『約束』を信じ込んだ時、プリゴジンは自分の特別死刑執行令状に署名したのも同然ということは明白だ」とも語った。ワグネルが短期間の反乱を終えたのは、この取引があったためだった。

ポドリャク氏はさらに、クーデターの試みから2カ月後にプリゴジン氏が排除されたことは、来年の選挙を前にプーチン氏がロシアのエリート層に向けて「用心しろ! 不忠は死に値する」という警告を送ったことになると言及。

「これはロシア軍にも向けた警告となる。『特別軍事作戦』にヒーローは存在しない。ウクライナの法廷でなければ、連邦保安局(FSB)の銃弾が向くという警告だ」とも語った。

ロシア大統領府は今回の墜落に関してコメントしていない。

#プリゴジンの乱(自家用機撃墜・プリゴジン死亡・ポドリャク大統領府長官顧問「死刑執行令状に署名も同然」)

#プリゴジンの乱(自家用機撃墜・プリゴジン死亡・2機目)

#プリゴジンの乱(自家用機撃墜・プリゴジン死亡・CIA「確認出来ていない」)

#プリゴジンの乱(自家用機撃墜・プリゴジン死亡・Jackson Hinkle「死んでないとしたら!」)

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#プリゴジンの乱(キエフから100km圏内に駐留)

ベラルーシの首都ミンスクの米国大使館は24日までに、米国民に対しベラルーシへの渡航自粛を求め、滞在中の米国人には直ちに出国するよう促した。

バルト海リトアニアベラルーシとの国境線上の6カ所にある検問所のうち二つを閉鎖したことを受けた措置。検問所閉鎖は、ロシアの民間軍事企業「ワグネル」の要員多数がベラルーシへ移動し、安全保障上の懸念が生じたことが理由だった。

米大使館は、ウクライナ侵攻を仕掛けたロシアに対するベラルーシの支援、同国内でのロシア軍部隊の集結、国内法の恣意(しい)的な執行、市民社会の混乱が起きる可能性や拘束のリスクにも言及。ベラルーシに既に住んでいたり、訪れたりしている米国人への大使館による支援にも限界があるとし、渡航自粛を呼びかけた。

ベラルーシ国外への移動手段については、リトアニアあるいはラトビアとの間で運用が続いている国境検問所や空路利用の検討を勧めた。「米国民がベラルーシから陸路でポーランドへ入国することは認められていない」とも指摘した。

#米辺(米国大使館「即時の出国促す」)

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ポーランドリトアニアラトビアからベラルーシへの侵略が始まれば、ベラルーシは即座にあらゆる手段を講じて対応する」

#ウクライナ和平交渉(ベラルーシ・ルカシェンコ大統領「ウクは今和平交渉をしなければ中央部分の領土のみになる」)

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ラトビアと共にバルト3国を構成するリトアニアのほか、ポーランドはロシアの同盟国であるベラルーシと国境を接しており、ベラルーシのルカシェンコ大統領が先月、ロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員を迎え入れたことを受け、警戒を高めている。

#良辺(ラトビア防相「国境に軍派遣」)

ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、クリミア問題を巡る会議で、ロシアによるクリミア占領に終止符を打つと宣言した。

同大統領は「クリミアは残念ながらまだ占領下にあるが、ウクライナの他地域と同様、いずれ占領状態を脱するだろう」とした。その上で、ウクライナ軍が反攻を進めていると述べたが、クリミアや他の占領地を奪還する時間的猶予はないと述べた。

ロシアは2014年にクリミアを占領・併合したほか、ウクライナ南部・東部の一部地域を占領している。

ウクライナ軍は6月上旬に反攻を開始したが、特に南東部でロシアの広大な地雷原や抵抗にあい、領土奪還は難航している。

ロシアがクリミアを放棄する気配はみられていない。クリミアはウクライナの標的に対するミサイル攻撃用プラットフォームとして使われている。

クリミア・プラットフォームと呼ばれるこの会議は、9年前にロシアに一方的に併合されたクリミアの奪還を目指して、おととし立ち上げられたもので、今回はロシアによる軍事侵攻が始まって1年半となるのに合わせて、23日、首都キーウで合わせて63の国や国際機関の代表らが参加して開かれました。

この中でゼレンスキー大統領は「クリミアでのロシアの専制政治を解体し、平和的で民主的な生活を取り戻すための明確な展望がある。ロシアは暴力で支配するが、われわれは法の支配を確立する」と述べ、クリミアの奪還を目指す決意を改めて強調しました。

また会議では各国の首脳らがウクライナへの支援を表明し、日本の岸田総理大臣もビデオメッセージで「戦後の復興や災害からの復旧など、日本が蓄積してきた経験や知見を生かしながら日本らしい支援を切れ目なく進めていく」と述べました。

会議のあとの記者会見でゼレンスキー大統領は「われわれは、奪われた領土を取り戻し、そこに住んでいた人々を帰還させることで終止符を打ちたい」と述べ、ロシアに占領された地域の奪還を目指す考えを重ねて示しました。

#クリミア・プラットフォーム(ゼレンスキー「クリミア占領に終止符を打ちたい」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・米政権・クリミア攻撃に懐疑的)

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#ウクライナ和平交渉(EU・フランス・サルコジ元大統領「クリミアの返還は幻想」)

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#ウクライナ和平交渉(エドワード・ルトワック「クリミアを忘れる必要がある」)

ウクライナ軍は23日、同軍がロシア軍が支配していた南部ザポロジエ州ロボティネに国旗を掲げたとテレグラムで発表した。ただ、ロボティネ全域をロシア軍から奪還したかは不明。

ウクライナ軍のザルジニー総司令官が公開した映像では、ウクライナの国旗が焼け焦げた木々に囲まれ、ひどく損傷した建物の屋根に掲げられている。

8月23日はウクライナで「国旗の日」の祝日にあたる。

同軍はテレグラムに「総司令官の署名入りの国旗が国旗の日に、ロシアの侵略者に破壊された学校に掲げられた」と投稿した。

ロイターは、映像に映っている道路や建物から撮影場所を確認できた。撮影日は確認できていない。

#ウクライナ戦況(反転攻勢・南部ザポロジエ州ロボティネ・国旗掲揚・「国旗の日」)

ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始して24日で1年半になります。

領土の奪還を目指して反転攻勢を進めるウクライナは、南部のクリミアでロシア軍の地対空ミサイルシステムを破壊したと主張し「ロシアにとって痛手だ」とアピールしました。

ウクライナ侵攻を続けるロシア軍は23日も南部オデーサ州や北東部スムイ州などを攻撃し、このうちスムイ州では無人機の攻撃で学校が被害を受け、ウクライナのクリメンコ内相は学校の関係者4人が死亡したとSNSで発表し、ロシアを強く非難しました。

一方、ウクライナ国防省の情報総局は23日、ロシアが一方的に併合しているウクライナ南部のクリミア半島で、ロシアの最新鋭の地対空ミサイルシステム「S400」が破壊されたことを確認したと発表しました。

情報総局は「敵が保有するミサイルシステムの数が限られていることを考慮すると敵の防空システムにとって痛手であり、クリミアにおける今後の展開に大きな影響を及ぼすだろう」とアピールしています。

クリミアをめぐってイギリス国防省は23日、南部ヘルソン州のロシア側支配地域とクリミアを結ぶ2つの橋について、今月上旬にウクライナ軍が攻撃したあと、ロシア軍は浮き桟橋を使い続けていると分析しました。

そして「浮き桟橋では弾薬や兵器を前線に運ぶ大型車両が十分には走行できないとみられる」と指摘した上で、ロシア軍としてはクリミア半島の北部を経由するう回路に頼らざるを得ず、補給に支障をきたしているという見方を示しました。

#ウクライナ戦況(侵攻開始1年半)
#ウクライナ戦況(反転攻勢・クリミア半島・地対空ミサイルシステム「S400」・破壊)
#ウクライナ戦況(反転攻勢・クリミア半島・イギリス国防省「ロシア軍は浮き桟橋を使い続けている」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・クリミア橋・爆破(231008)・ウクライナ保安局(SBU)マリュク長官「自身と部下2人が関与し、爆破の瞬間も遠隔で監視していた」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・クリミア橋・一部損傷・無人艇・ウクライナ保安局(SBU)マリュク長官「シーベビー」・関与認める)

最新の戦闘の焦点を、
「キャッチ!世界のトップニュース 」望月麻美キャスターが詳しく解説します。

ウクライナザポリージャ州ロボティネに進軍

ウクライナ軍は、22日、ウクライナ軍の精鋭部隊、第47独立機械化旅団が、南部ザポリージャ州のロボティネに進軍したと発表しました。

南西およそ70キロ先にはアゾフ海に近い主要都市メリトポリがあります。メリトポリの奪還はウクライナの反転攻勢の中で当面の目標のひとつです。メリトポリはロシアが9年前に一方的に併合した南部クリミアなどとつながる2本の幹線道路が交差し、鉄道も走っています。

ロシア軍は、メリトポリを南部ザポリージャ州やヘルソン州に配置した部隊への補給拠点として活用しています。ロシア軍の補給路を断ってロシアの支配地域を東西に分断し、南部クリミアを奪還するためにも解放するべき重要な都市のひとつです。

しかし、アメリカのワシントン・ポストは18日、「メリトポリに到達できない」とするアメリカの情報機関の分析を報じました。ウクライナはロボティネからメリトポリに南下して進軍したい考えですが、ロシアが築いた地雷原やざんごうによる防衛線に進軍を阻まれ、メリトポリから数マイルの場所にとどまるだろうとしています。

ロシアが攻撃を強める ハルキウ州クピヤンシク

そして、この数週間、ロシアが砲撃などの攻撃を強め、住民が避難を始めていると伝えられたのが東部ハルキウ州クピヤンシクです。クピヤンシクは、去年9月、ウクライナが電撃的な反転攻勢を行い、ほぼすべてを解放することに成功した東部ハルキウ州の象徴的な都市です。ロシアがクピヤンシクを再び掌握しようとしていることについてアメリカのウォール・ストリート・ジャーナルは、ロシア軍が東部の激戦地バフムトで消耗しつつも、いまだに新たに掌握地域を広げようとしている表れだと伝えています。

ウクライナ軍は引き続き欧米からの軍事支援を受けて反転攻勢を進める考えです。

ウクライナ 砲弾が不足 兵士の訓練など配備計画に遅れ

しかし、砲弾などが不足しているほか、F16戦闘機についても兵士の訓練など配備計画に遅れが生じています。最初のパイロットの一団の訓練が終わるのは、来年の夏以降になる見通しだと伝えられています。

この1年半、ウクライナでは自国を守るため大勢の兵士や市民が犠牲になってきました。これ以上の犠牲の拡大はロシアが侵攻を諦めればすぐにでも食い止められますが、その兆しは見えません。

今後も消耗戦が続くことが懸念されています。

#ウクライナ戦況(侵攻開始1年半・「キャッチ!世界のトップニュース 」望月麻美キャスター)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・米政府当局者「南東部ザポロジエ州の要衝メリトポリを奪還できる公算は小さい」

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#ウクライナ戦力(ウクライナ・F16戦闘機・実際に配備される時期・ハブリロフ国防次官「パイロットや整備士の訓練が終わり次第で、訓練は半年かかる」)

#ウクライナ戦況(反転攻勢・ゼレンスキー「ウクライナ軍の損失は異常に大きい」)

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#ウクライナ戦力(ウクライナBBC「兵士の損耗が著しい」「志願する人がもはやいない」)

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#ウクライナ戦力(ウクライナ・路上から戦場に強制連行)
#ウクライナ戦力(ダグラス・マクレガー「米国の軍事力の実態」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・ポーランド兵・1万人死亡)

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#ウクライナ戦況(米推計「両軍の死傷者50万人に迫る」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・Bild「このような多大な損失はキエフに攻撃行動を放棄させるだろう」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・アレストビッチ元ウ大統領府顧問「愚かなウク国民が、民族的ナショナリズムを煽る政府に騙されるからこの事態を招き、苦しんでいる」)
#ウクライナ戦況(反転攻勢・ダグラス・マクレガー「外国人傭兵が逃亡し始めている」)

欧州連合軍事委員会(EUMC)のブリーガー議長は、ウクライナがロシアとの戦争で失った領土を取り戻すことに疑問を表明した。独紙ヴェルトが伝えた。

議長は「利用可能なリソースでウクライナの完全な主権を回復できるかどうかは疑問が残る」と発言。6月から続いているウクライナの反攻について、ウクライナ軍がロシアの防衛線を突破すると期待する見方には慎重だと述べた。

#ウクライナ戦況(反転攻勢・EUMC=欧州連合軍事委員会ブリーガー議長「失地回復疑問」)

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#ウクライナ和平交渉(NATOストルテンベルグ事務総長「スティアン・イェンセン首席補佐官のメッセージは私のメッセージでありNATOのメッセージでもある」)

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#ウクライナ和平交渉(NATOスティアン・イェンセン首席補佐官「ウクライナが領土を放棄し、その見返りとしてNATO加盟を得る事が1つのの解決策になる」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・米政府当局者「南東部ザポロジエ州の要衝メリトポリを奪還できる公算は小さい」
#ウクライナ戦況(反転攻勢・米政権・クリミア攻撃に懐疑的)

プーチン政権に近い、ロシアの政府系シンクタンク「ロシア国際問題評議会」でことし3月まで会長をつとめたアンドレイ・コルトゥノフ氏がNHKのインタビューに応じ、欧米による厳しい経済制裁が続くロシア国内について述べました。

この中でコルトゥノフ氏は欧米側が制裁を科した当初に予想したような状況の悪化は見られないとして「ロシアのシステムの安定性はかなり過小評価されてきた。ロシアでは多くの人々が最悪の状況は過ぎ、社会や経済が活発化し、今後状況は改善すると考えている」と述べました。

また、コルトゥノフ氏は侵攻から1年半が経過し「ある種の疲労感がロシアと欧米側の双方にある」としながらも「ロシアで生活水準が10%下がっても政治指導部にとっては致命的ではないが、西側で同じことが起きれば影響はより大きいだろう」とし、情報統制などによってプーチン政権への国民の支持は維持されていると分析しました。

さらに「この1年半の状況を考慮すると、ロシアにはまだ耐久力がかなりあることを示している」と述べ、プーチン政権が侵攻を継続するための土台は揺らいでいないとの見方を示しました。

一方、対立深まる米ロ関係について、コルトゥノフ氏は、接触が中断されているとし「残念ながら、主題は両国が直接的な武力衝突を起こさないということだ。それができれば私の見方では成果だ。非常に控えめな目標を掲げることしかできない」と述べ、危機感を示しました。

歩み寄りの兆候はないかという質問に対しては「何らかの試みはあるが前進はない」と指摘する一方「バイデン政権はウクライナの反転攻勢の結果を待っている。求める結果が得られなければ、何らかの対話への関心が高まるかもしれない。来年のアメリカの選挙キャンペーンが近づくにつれて高まるという見方もある」と述べ、状況次第では対話の機会が生まれる可能性もあるとの見方を示しました。

#ウクライナ経済制裁アンドレイ・コルトゥノフ「今後状況改善」「まだ耐久力かなりある」・NHKインタビュー )
#ウクライナ和平交渉(アンドレイ・コルトゥノフ「何らかの試みはあるが前進はない」「米大統領選で対話への関心が高まる可能性」・NHKインタビュー)

#ウクライナ経済制裁(ベアボック独外相「経済制裁は経済的な影響を与えるべきだ。しかし、そうはなっていない」)

ロシアのプーチン大統領は23日、南アフリカで開かれている新興5カ国(BRICS)サミット(首脳会議)の演説でウクライナ侵攻を自己正当化した。その上で米国の世界支配への対抗軸としてのBRICSを称賛した。

テレビ会議で参加したプーチン氏は、侵攻はウクライナと米国の敵対的な行動に対してロシアがとらざるを得なかった対応だったとの主張を繰り返した。

プーチン氏はウクライナでのわれわれの行動は、西側諸国とその衛星国によってドンバス地域に住む人々に対して引き起こされた戦いを終わらせるというただ一つのことに規定されている」と訴え、世界での覇権を維持したいという一部の国の欲望がウクライナの深刻な危機を招いたと主張した。

ブラジルとロシア、インド、中国、南アフリカでつくるBRICSの強化は米国の支配を弱め、プーチン氏が演説で呼称した「多極的世界秩序」を構築するロシアの構想の一部となっている。

ウクライナを巡る戦争犯罪の疑いで3月に国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ているため、プーチン氏はサミットに現地で出席できなかった。

南アフリカのラマポーザ大統領は6月、プーチン氏とウクライナのゼレンスキー大統領に対し、アフリカ諸国としての和平案を個別に提示した。プーチン氏の演説を受け、ラマポーザ氏はBRICS加盟国は紛争終結に向けた努力を引き続き支援すると表明した。

#BRICS(首脳会談・南アフリカプーチン大統領ウクライナでのわれわれの行動は、西側諸国とその衛星国によってドンバス地域に住む人々に対して引き起こされた戦いを終わらせるというただ一つのことに規定されている」)
#BRICS(首脳会談・南アフリカプーチン大統領「多極的世界秩序」)

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#BRICS(首脳会談・南アフリカプーチン大統領「相互利益の尊重が戦略的方針の本質」「脱ドル化」)

中国、ロシア、インド、ブラジルそして南アフリカの新興5か国でつくるBRICSの首脳会議は、南アフリカの最大都市ヨハネスブルクで開かれていて、23日には首脳らによる全体会合が行われました。

この結果について、加盟国の首脳らが24日、共同記者会見を開き、議長国、南アフリカのラマポーザ大統領が「来年1月1日から、アルゼンチン、エジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビアUAEアラブ首長国連邦を新たに正式な加盟国として招待することが決まった」と発表しました。

BRICSにはこの6か国を含めこれまでに20か国余りが加盟を希望していて、今後、さらなる加盟国の拡大や協力関係の強化に向けて、協議を続けていくということです。

会見では、中国の習近平国家主席が、加盟国の拡大を「歴史的だ」とたたえたほか、オンラインで参加したロシアのプーチン大統領も歓迎の意を表しました。

中国やロシアは欧米への対抗軸としてBRICSの強化を目指していて、加盟国の拡大によってどこまで影響力が強まるか注目されます。

#BRICS(首脳会談・南アフリカ・「来年1月1日から、アルゼンチン、エジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビアUAEを新たに正式な加盟国として招待」)

北朝鮮は24日、米国はウクライナ軍にF16戦闘機を供与することでウクライナ危機を世界的な核戦争に向かわせていると批判し、北朝鮮とロシアの軍事協力を批判する権利はないと表明した。強純男国防相の声明を国営朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。

北朝鮮は、ロシアに砲弾やミサイルなどを提供しているとの観測を否定し、米国がクラスター弾などをウクライナに供給していると批判している。

強国防相は声明で、「(米国には)防衛分野における主権国家間の正常な協力を批判する法的権利も道義的正当性もない」とし、「米国はF16戦闘機をゼレンスキー傀儡政権に供給し、ウクライナ危機を世界的な核戦争の瀬戸際まで追い込んだ責任を負う」と指摘した。

「われわれは、国家主権を守り、国際的正義を達成するための正義の戦いに全面的な支持と連帯を送り、ロシアとの軍事的友好関係を100倍に拡大する」と述べた。

#ウクライナ軍事支援(アメリカ・F16戦闘機・北朝鮮ウクライナ危機を世界的な核戦争の瀬戸際まで追い込んだ責任を負う」)
#露朝(北朝鮮「われわれは、国家主権を守り、国際的正義を達成するための正義の戦いに全面的な支持と連帯を送り、ロシアとの軍事的友好関係を100倍に拡大する」)

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#反ロシア#対中露戦

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