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国同士の関係は親しく、交わした握手はがっちりとしたものだったかもしれない。それでも、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は今回の北米訪問で、アメリカやカナダの両政府を前に、懸命に努力する必要があった。

カナダの方が、相手としては楽だった。ジャスティン・トルドー首相は「必要なだけいつまでも」ウクライナを支えると約束したし、そのために超党派の支持を取り付けている。

対してアメリカは、資金力は豊富だが、その国内政治ははるかに複雑だ。

ゼレンスキー大統領はホワイトハウスから、3億2500万ドル(約481億円)の追加軍事支援を確保した。しかし、望んでいた240億ドルの大規模支援には及ばなかった。その大規模支援の案は、米連邦予算をめぐる連邦議会での対立に巻き込まれて膠着(こうちゃく)している。

大変なのはそれだけだはない。

ワシントンでゼレンスキー氏は、ジョー・バイデン大統領だけでなく、野党・共和党の幹部たちとも会談した。共和党内では、ウクライナ支援継続の意義を疑う懐疑的な声が高まっており、共和党幹部はそれを抑え込むのに苦労している。

「私たちは自由主義世界を守っている。それは共和党にも響くはずだ」。ウクライナ政府の顧問は私にそう言った。「戦争が始まった時の方が大変だった。あの時はカオス状態だったので」。

「今の私たちはもっと個別具体的な要求ができる。協力してくれる国々が何を持っていて、どこに保管しているか承知しているからだ。我々の大統領は複数の国で、国防大臣ができる!」

しかし、ウクライナにとって残念なことに、ゼレンスキー氏は複数の国の国防大臣ではないし、課題は山積しつつある。

「どうしてウクライナにいつまでも、白紙委任でなんでも渡すのか? 勝利とは何を意味するのか?」

この二つの疑問に、ゼレンスキー氏は国際舞台で答えようとしてきた。

だからこそ昨今の彼の取り組みは、以前のように支援を強く求める働きかけではなく、西側の支援が途切れないようにするための交渉に傾いているように見える。

しかも同じ週には、ウクライナ産の穀物をめぐり、最も忠実にウクライナを支えてきたポーランドと仲たがいしたばかりだ。

ロシアの海上封鎖を受けるウクライナは現在、陸路で穀物を輸出せざるを得ないが、ポーランドは安価なウクライナ農産物の輸入を禁止した。これを受けてゼレンスキー氏は間接的に、ポーランドが「ロシアを助けている」と非難したのだった。

ポーランドではこれに大勢が立腹した。アンジェイ・ドゥダ大統領はウクライナを、「こちらを引きずり込んで一緒に沈みかねない、おぼれている人間」にたとえた。

両国の対立は今では、沈静化へ向かっている。

どれほど経験豊かな戦時指導者にとっても、現在の状況は外交的にきびしい。

ポーランド、スロヴァキア、アメリカといった協力国は近く選挙シーズンを迎える。これが、さらに情勢を不透明にしている。ウクライナへの軍事支援をわきに置いて、国内問題を最優先にする候補者もいる。

「軍事支援と、有権者の満足のバランスをとらなくてはならない。このせいで、事態は本当に複雑だ」。ウクライナの外交シンクタンク「プリズム」のセルヒー・ゲラシムチュク氏はこう言う。

ウクライナは協力国と欧州連合EU)の状況を考慮しつつ、ありとあらゆる手法を駆使して、いかに自国利益を相手に働きかけるかを算段しなくてはならない」

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、民主主義国家につきもののこうした選挙をめぐる配慮を、気にする必要がない。

だからこそウクライナは、今のこの戦いは自分たちの主権のためというだけでなく、民主主義そのもののための戦いなのだと、そういう文脈で語ろうとしている。

「この戦争の道徳的側面は、とてつもなく大きい」と、上述のウクライナ政府顧問は話す。

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ソヴィエト連邦が崩壊した後、ウクライナ、ロシア、アメリカ、イギリスは1994年、ブダペスト覚書」に署名した。ウクライナは自国領内に残る核兵器を放棄する、それと引き換えにロシア、アメリカ、イギリスはウクライナの領土的一体性を尊重し、安全を保障する――という内容だった。

しかし、2014年から9年間続くロシアの侵略行為を思えば、当時のこの約束は完全に破綻しているように思える。

ウクライナ政府は目下のことだけでなく、長期的な対外関係を見据えた動きもしている。ロシアの侵攻についてこれといった反応をしてこなかったブラジルや南アフリカといった国々とも、関係改善を目指している。

ただしこの外交戦略が、速やかに成果を出したとは言えない。

「前線での成功次第だというのは、その通りだ」と、ウクライナ政府顧問は言う。

ウクライナの反転攻勢について、各国のマスコミの取り上げ方が過度に単純すぎると、この政府顧問は言う。報道は戦果がきわめて限定的な前線の情勢にばかり注目し、クリミアやロシア軍艦へのミサイル攻撃が相次ぎ成功していることはあまり取り上げないと。

この戦争をめぐる政治は、戦いの進展とますます密接にからみあっている。それだけに、そのことがこれまでにないほど試されている。

#宇米(バイデン大統領「最大3億2500万ドル追加軍事支援(「クラスター爆弾」2回目/移動式防空システム「アベンジャー」)」「主力戦車『エイブラムス』が来週ウクに届く」・ゼレンスキー・BBC「望んでいた240億ドルの大規模支援には及ばなかった」)

#ウクライナ戦況(反転攻勢・ウク政府顧問「前線での成功次第だというのは、その通りだ」「報道は戦果がきわめて限定的な前線の情勢にばかり注目し、クリミアやロシア軍艦へのミサイル攻撃が相次ぎ成功していることはあまり取り上げない」)

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#宇米(バイデン大統領「最大3億2500万ドル追加軍事支援(「クラスター爆弾」2回目/移動式防空システム「アベンジャー」)」「主力戦車『エイブラムス』が来週ウクに届く」・ゼレンスキー)

#ウクライナ戦力(フランス24「ウク防衛は米国から恒常的な援助を受けなければ崩壊してしまう」「ロシアがその気になれば西側連合国全体よりも多くの砲弾やミサイルを生産できる事は周知の事実だ」)

「…専門家、兵器製造業者、さらには一部の政府関係者さえも、ますます疑念を表明している。彼らは、ヨーロッパの縮小した軍事部門は、百万シェルの目標を達成するのに十分な速さで生産を増やすことが単に不可能である可能性があると言っています。」

「メーカーは全額支払いを受ける前から155ミリ弾を製造している。そして、 🇪🇺当局は、大砲の弾薬を争うのではなく共同調達する国々に供給し、償還するため、大陸の生産者と少なくとも8件の契約を急いで締結した。」

「しかし、欧州連合がその目標を発表して以来、供給を増やす努力をしてきたにもかかわらず、武器メーカーはよくある問題に直面している。それは、期限までに100万発を供給するにはリソースがまだ不足しており、サプライチェーンボトルネックが多すぎるということだ。 」

「8月に入手可能な最新の数字によると、欧州連合諸国とノルウェーは2月から5月にかけてウクライナに少なくとも22万3,800発の砲弾を送り、これは目標の約4分の1に相当する。弾薬のほとんどは軍の備蓄から来ました…」

#ウクライナ戦力(フランツ=ステファン・ガディ「欧州連合諸国とノルウェーは2月から5月にかけてウクライナに少なくとも22万3,800発の砲弾を送り、これは目標の約4分の1に相当する」)

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#ウクライナ軍事支援(EU・供与枠組み・在庫保有分目標の4分の1程度・共同購入具体的動きなし・ボレル上級代表「追加調達今や加盟各国の責任」)

「これまでのところ、ウクライナ軍がさらに大きな突破口を開き、ロシア軍を包囲しようとする可能性のあるロシア戦線の崩壊は起こっていない。」

#ウクライナ戦況(反転攻勢・フランツ=ステファン・ガディ「これまでのところ、ウクライナ軍がさらに大きな突破口を開き、ロシア軍を包囲しようとする可能性のあるロシア戦線の崩壊は起こっていない」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・南部前線指揮将官オレクサンドル・タルナフスキー「(ベルボベ近郊の)左側面で突破口が開いた」「大きな突破口が開けるのはトクマクを掌握した場合だろう」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・聞き取り調査・国際戦略研究所フランツ=ステファン・ガディ「部隊の質に問題」「歩兵の戦闘」「戦況が変わるのは防衛線が崩壊する場合だけ」「スターリンクは指揮統制にとって絶対的な鍵」)

🇺🇸マクレガー大佐🗣️金融システムを支配し貨幣を支配しているのは、現在政府を支配し、社会を形成し、学界を支配している人々と同じだ。

彼らは事実上、電波を支配している。だからウクライナ戦争のような全くばかげた事を、あたかも自分達や支配階級の勝利であるかのように伝える事ができる。
我々はウク人を失敗に追い込んだ。その場しのぎで軍隊を作ろうとし、彼らにあらゆるものを約束し、行動に移させた。
そして今、彼らには戦う術が何も残されていない。

だから今我々は彼らに巡航ミサイルを渡している。そして彼らはロシアや到達可能な場所の標的に無意味なミサイルを浴びせようとしている。

何も変える事はできないが最終的には🇷🇺ロシアが攻撃して、これを最後に終わらせる、と言うように仕向けるかもしれない。

ロシア軍部の司令官達は🐻プーチン大統領キエフに戦車を突っ込ませてくれと頼んでいる。🐸

#プロパガンダ(ダグラス・マクレガー「金融システムを支配し貨幣を支配しているのは、現在政府を支配し、社会を形成し、学界を支配している人々と同じだ。彼らは事実上、電波を支配している」)
#ウクライナ戦況(反転攻勢・ダグラス・マクレガー「今、彼らには戦う術が何も残されていない。だから今我々は彼らに巡航ミサイルを渡している」)
#ウクライナ戦況(反転攻勢・ダグラス・マクレガー「今、彼らには戦う術が何も残されていない。だから今我々は彼らに巡航ミサイルを渡している」)
#ウクライナ戦況(反転攻勢・ダグラス・マクレガー「ロシア軍部の司令官達はプーチン大統領キエフに戦車を突っ込ませてくれと頼んでいる」)

ミサイルは、アメリカ軍のP-8ポセイドンと連携したウクライナ軍のSu-24爆撃機が発射したという。

 この攻撃を絶賛したアメリカ軍の退役将軍もいたようだが、ロシアの軍事専門家アンドレイ・マルチャノフによると、破壊された建物には保守要員と警備員しかいない。指揮、統制、通信、コンピュータに関する部門は全てZKP(予備司令部)の地下にあり、その場所を特定するのも攻撃するのも難しいとされている。全てZKP(予備司令部)の地下にあり、その場所を特定するのも攻撃するのも難しいとされている。

 追い詰められたウォロディミル・ゼレンスキー大統領は「支援国」を怒らせるようは発言をするようになった。地上戦を続けることは難しくなっている。​ジョー・バイデン政権は地上戦を諦め、中長距離ミサイルによる攻撃に切り替えるとも推測されていた​が、そうした方向へ動き始めているようだ。

 ​アントニー・ブリンケン国務長官は9月10日、ABCニュースのインタビューの中で、射程300キロメートルのATACMS(陸軍戦術ミサイルシステム)を近いうちにウクライナへ引き渡すと発言、しかも目標の決定はウクライナが決めることだとした​。つまり、ロシア領深くを攻撃することを容認するということである。ATACMSはアメリカがすでに供給済みのHIMARS(高機動ロケット砲システム)で発射できる。

 ロシア外務省は昨年9月15日、ウクライナへのATACMS引き渡しは「レッドライン」を越す行為であり、ワシントンを「紛争の当事者」にするとアメリカ政府に警告している。

#ウクライナ戦況(反転攻勢・クリミア・セバストポリ黒海隊司令部・ミサイル攻撃・ウク特殊作戦軍「『Crab Trap』」「ロシア海軍上層部の会合に合わせて行われた」・軍事専門家アンドレイ・マルチャノフ「破壊された建物には保守要員と警備員しかいない」)
#ウクライナ戦況(反転攻勢・櫻井ジャーナル「バイデン政権は地上戦を諦め、中長距離ミサイルによる攻撃に切り替えるとも推測されていた」・ロシア外務省「ウクライナへのATACMS引き渡しは『レッドライン』を越す行為であり、ワシントンを『紛争の当事者』にする」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・クリミア・セバストポリ黒海隊司令部・ミサイル攻撃・ウク特殊作戦軍「『Crab Trap』」「ロシア海軍上層部の会合に合わせて行われた」)
#ウクライナ戦況(反転攻勢・クリミア・セバストポリ黒海隊司令部・ミサイル攻撃・英仏供与長距離巡航ミサイル「ストームシャドウ」)

ウクライナ軍は23日、クリミアのロシア黒海隊司令部に対する前日のミサイル攻撃について、ロシア海軍当局者の会合に合わせて実施したと説明した。クリミアでは23日も攻撃が続いた。

ウクライナ軍は短い声明を発表。22日の攻撃でロシア側は黒海艦隊の幹部を含む数十人が死傷した」と主張した。詳細は明らかにしなかった。

ウクライナ国防省のキリロ・ブダノフ情報総局長は、ロシア軍司令官2人が重傷を負ったと述べた。

ウクライナ軍関係者は、攻撃にはイギリスとフランスから供与されたミサイル「ストームシャドウ」を使ったとBBCに話した。

ロシア政府は22日、攻撃で兵士1人が行方不明になったと明らかにしている。

BBCは戦闘に関する双方の主張の多くを、独自に検証できていない。

港湾都市セヴァストポリに拠点を置くロシアの黒海艦隊は、同国海軍で最強の艦隊とみられている。

クリミアに連日の攻撃

セヴァストポリ周辺は23日も再び攻撃を受けた。ロシア側が任命したミハイル・ラズフォザエフ知事は、防空システムで撃ち落としたミサイルの破片が桟橋の近くに落下したと説明。防空シェルターに行きにくい、行っても状態が悪いなどの批判が出ているため、点検を命じているとした。

そして、「みなさんに心から願う。パニックの種をまいて敵を喜ばせるのをやめてほしい。パニックこそが向こうの主な狙いだ」と、ソーシャルメディア「テレグラム」に書いた。

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こうした中、ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相は同日、米ニューヨークで開催中の国連総会で演説し、西側は自分たち以外の世界と交渉できない「うその帝国」だと非難。その後、記者団に対し、西側勢力はウクライナ人の手と体を使って事実上、私たちと戦っている」と述べた。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は昨年2月にウクライナへの全面侵攻を始め、国際的に非難されている。ロシアは、ウクライナクリミア半島を2014年に不法に併合した。

クリミアの重要性

ウクライナ軍はこのところ、クリミア駐留のロシア軍に連日のように攻撃を繰り返している。

今月14日には、ロシアがクリミア半島の防衛に設置した防空システムS-400を、ウクライナ海軍が破壊したとされる。そのため、ロシアの防衛力は低下しているという。

その前日には、セヴァストポリでロシアの大型揚陸艦と潜水艦を損傷させた。ウクライナ側は、この攻撃にも「ストームシャドウ」ミサイルを使ったとしている。

クリミアへの攻撃は、戦略的にも象徴的にも重要だ。

黒海艦隊はロシアにとって、ウクライナを攻撃する際の基盤であると同時に、この地域における数世紀にわたる軍事的存在感を誇示する主要シンボルにもなっている。

ソヴィエト連邦崩壊後の1997年にウクライナは、黒海艦隊の大半の引き渡しとセヴァストポリ軍港の基地貸与で、ロシア側と合意した。そのため黒海艦隊はロシアによる2014年の併合前から、セヴァストポリを本拠地とし続けてきた。

#ウクライナ戦況(反転攻勢・クリミア・セバストポリ黒海隊司令部・ミサイル攻撃・ウク特殊作戦軍「『Crab Trap』」「ロシア海軍上層部の会合に合わせて行われた」・軍事専門家アンドレイ・マルチャノフ「破壊された建物には保守要員と警備員しかいない」・BBCBBCは戦闘に関する双方の主張の多くを、独自に検証できていない。」)

ウクライナ軍の参謀本部は23日、空軍がこの1日の間に南部クリミアの軍港都市セバストポリにあるロシア海軍黒海艦隊の司令部のほか、防空ミサイルシステムなどを攻撃したと発表しました。

このうち、司令部への攻撃について、ウクライナ軍の特殊作戦部隊は23日「幹部会議が行われている最中にタイムリーかつ正確に攻撃することができた」SNSに投稿し、自分たちの情報をもとに空軍が攻撃を加えたとした上で「幹部を含む数十人が死傷した」と主張しました。

また、イギリスの公共放送BBCは、ウクライナ軍の関係筋の話として、攻撃にはイギリスとフランスから供与された巡航ミサイルが使われたと伝えています。

クリミアは、ロシアにとって黒海艦隊が駐留する戦略的に重要な拠点であるとともに、9年前に一方的な併合を宣言したプーチン大統領がみずからの力を誇示する上でも象徴的な場所です。

ウクライナ政府で安全保障政策を担当する国家安全保障・国防会議のダニロフ書記は22日、SNS「ロシア黒海艦隊には自発的な撤退か、それとも強制的な撤退かの2つの選択肢がある」と投稿し、今後クリミアでロシアの軍事施設への攻撃を強めていく構えを示しました。

ロシア ラブロフ外相「欧米はわれわれと直接戦争をしている」

ロシアのラブロフ外相は、ニューヨークで開かれている国連総会で23日、演説を行いました。

この中でラブロフ外相は「西側諸国は、ウクライナの政権を組織的に軍事化し続けてきた」と非難した上で、NATO北大西洋条約機構を実質的にアジア太平洋地域にまで拡大させているなどとする持論を展開し、欧米との対決姿勢を改めて鮮明にしました。

このあと開かれた記者会見では、アメリカのバイデン大統領が射程の長い地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」をウクライナに供与する方針を伝えたと、アメリカのメディアが報じたことについて質問が出ました。

これに対してラブロフ外相は「欧米はより多くの兵器を供与している」と述べるとともに、「どう呼ぼうと勝手だが、欧米はわれわれと直接戦争をしているということだ」として、ロシアに対し、アメリカなどが戦争を仕掛けているとする一方的な主張を繰り返しました。

#ウクライナ戦況(反転攻勢・国家安全保障国防会議ダニロフ書記「ロシア黒海艦隊には自発的な撤退か、それとも強制的な撤退かの2つの選択肢がある」)
#ウクライナ直接戦争(国連総会・ラブロフ外相「西側諸国は、ウクライナの政権を組織的に軍事化し続けてきた」「NATO北大西洋条約機構を実質的にアジア太平洋地域にまで拡大させている」)
#ウクライナ直接戦争(ラブロフ外相「欧米はわれわれと直接戦争をしているということだ」)

ロシアのラブロフ外相は23日、米国とその同盟国はロシアと「直接の戦争状態」にあるとの認識を示した。

ラブロフ氏は同日の記者会見で、米国が代理戦争でなく直接参戦するのはどの時点かという質問に対し、「現在が直接の戦争状態だ。ハイブリッド戦争と呼んでもいいが、現実に変わりはない」「かれらは事実上、ウクライナをえさにしてわが国と交戦している」と答えた。

さらに、米英などがロシアに「戦争を仕掛けている」とも発言。欧米諸国がウクライナに供給する武器の量はますます増え、ロシアに対して軍事衛星や偵察機が使われていると指摘した。

ロシアはウクライナへの侵攻を、世界を支配しようとする欧米への「特別軍事作戦」と称してきた。ウクライナ支援国や国際機関はこの表現を拒絶し、ウクライナをロシアの一方的な侵攻や領土強奪の試みから守るために支援するとの立場を示している。

ラブロフ氏はこれに先立ち、国連総会での演説で、ロシアが7月にウクライナ穀物の輸出合意から離脱したのはウクライナと国連が約束を守らなかったからだと主張。「われわれに約束されたことはすべてうそだと分かった」と述べ、穀物輸送ルートとして設置された「回廊」をウクライナがロシア船へのドローン(無人機)攻撃に使ったため、何度も警告を発していたと述べた。

また演説後の会見で、ウクライナのゼレンスキー大統領が提示している和平案を「実現不可能」と批判した。ゼレンスキー氏は10項目の和平案の中で、ロシアに全領土の返還を求めている。

#ウクライナ直接戦争(ラブロフ外相「現在が直接の戦争状態だ。ハイブリッド戦争と呼んでもいいが、現実に変わりはない」「かれらは事実上、ウクライナをえさにしてわが国と交戦している」)

ロシアのラブロフ外相は、侵攻前の領土を回復するというウクライナの和平案を「実現不可能」だとし、ウクライナの同盟国が戦争を望むなら、そうすればいいとの考えを示した。こうした発言は、戦争は何年も続く可能性が高いという、ウクライナの同盟国の間で広がる見方に一致する。

  国連で記者会見したラブロフ外相は「戦場にこだわるなら、OK、それを戦場で決めよう」と語った。数日前には、ウクライナのゼレンスキー大統領が国連での演説でロシアの「犯罪的」な侵略を非難していた。

  ラブロフ外相は、ロシアによる昨年のウクライナ侵攻によって本格的な紛争に発展したこの戦争の責任は西側にあるとする、これまでのロシア側の主張をあらためて表明した。また、ウクライナ穀物輸出の安全な運航を認める協定を復活させるという国連の提案はうまくいかないだろうとも語った。

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原題:Ukraine Recap: Russia Says ‘Let’s Decide It on the Battlefield’(抜粋)

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ウクライナ南部戦線で反転攻勢を統括する同国軍司令官は24日までに、ロシアの民間軍事企業「ワグネル」の戦闘員が前線の「至る所」に姿を現し続けていることを明らかにした。

タルナフスキー司令官が、ワグネル戦闘員が南部ヘルソン州に再配備されたとの情報の真偽を尋ねられた際に述べた。「一部の方面に出現している。ヘルソン州なのかは言えない」とし、「事実は彼らのバッジがあちこちで見られるということだ。絶え間なくだ」と続けた。

司令官は、敵側が戦術的などによりこなれた動きを示し始めた時、自らの部下はワグネル戦闘員の存在を常に疑っているとも指摘。「我々の攻撃が、通常ではなく注意を引くような手立てなどで阻止された時、ワグネルの介在を疑っている」と主張した。

ワグネル創設者プリゴジン氏はロシアで今年6月、反乱に失敗し、8月に飛行機墜落で死亡した。ロシア政府はその後、ワグネルを内部に取り込む動きを見せているともされる

#ウクライナ戦況(反転攻勢・ウク軍南部戦線統括司令官「『ワグネル』の戦闘員が前線の至る所に姿を現し続けている」)

ハンガリーのシーヤールトー外相は24日までに、「ロシアヘ科す制裁は同国より欧州諸国への損害がより多い」として、必要ではないとの考えを示した。ロシア国営のタス通信との会見で述べた。

会見は、国連総会に出席するため訪れた米ニューヨークでラブロフ・ロシア外相と会談後、行われた。

同外相は、ウクライナ穀物中欧諸国への供給にも言及し、これら国の農業部門は破壊するだろうとも指摘。ハンガリーは自国領内におけるウクライナ穀物の自由な通過を認める用意があるとし、ウクライナ穀物の扱いに関する当初の合意事項ではあくまで通過を容認するものだったと主張した。

「私が理解する限り、ウクライナ中欧穀物を配ることを好んでいる」とも話した。

タス通信によると、シーヤールトー外相はラブロフ外相との会談内容にも触れ、ロシアはハンガリーへの石油や天然ガスの継続的な供給を保証してくれたとも説明。ハンガリーはエネルギー資源の確保で「ロシアに大きく依存している」とも述べた。

#ウクライナ経済制裁EUハンガリー・シーヤールトー外相「ロシアヘ科す制裁は同国より欧州諸国への損害がより多い」「必要ではない」)
#宇欧(ウクライナ穀物・東欧諸国・禁輸措置延長公算・ウクライナ反発・欧州委員会「延長せず」・5か国のうち、ポーランドスロバキアハンガリーの3か国が独自に制限表明・洪シーヤールトー外相「これら国の農業部門は破壊するだろう」「あくまで通過を容認するものだった」)
#露洪(ラブロフ外相・シーヤールトー外相「ハンガリーへの石油や天然ガスの継続的な供給を保証してくれた」「ハンガリーはエネルギー資源の確保でロシアに大きく依存している」)

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#宇波(武器供与を停止・BBC「総選挙を念頭」)

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#宇欧(ウクライナ穀物・東欧諸国・禁輸措置延長公算・ウクライナ反発・欧州委員会「延長せず」・5か国のうち、ポーランドスロバキアハンガリーの3か国が独自に制限表明・ウク「WTOに提訴した」・ポーランド「調整プラットフォームから離脱」・宇波「解決策模索合意」)

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ハンガリーのシーヤールトー外務貿易相は11日、ロシア国営天然ガス独占企業ガスプロムからのガス供給について、長期契約をした分のほかに追加供給も受けられることで合意したと明らかにした。

ハンガリーのオルバン首相は過去10年にわたりロシアと緊密な関係を築いており、ウクライナ侵攻にもかかわらずプーチン大統領への批判を避けている。

欧州諸国がロシア産ガス離脱に向けて努力する中、ハンガリーは2021年に締結した15年契約の下、ロシアから年間45億立方メートルのガスの供給を受けている。

ガスは主にトルコストリームで輸送されており、ロシアがウクライナをう回して南欧にガスを運ぶことができる。

#露洪(ガス)

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【そうきチャンネル】【対ロ経済制裁の茶番】・米もNATO諸国もプーチンに感謝? 日米近現代史研究家 渡辺 惣樹(わたなべ そうき)23.082 #渡辺惣樹 #わたなべそうき #そうきチャンネル

想定通り、ウクライナ支援に突入している岸田とゼレンスキー大統領が世界から見離され始めましたね。国連で二人が並んで座っている姿を見て、涙が出そうになった。
梯子を外されて立ち往生する姿がチラついてしまう。

#渡辺惣樹「対ロ経済制裁の茶番」

ロシアのミシュスチン首相は22日、2024年の国家予算支出を前年比25.8%増の36兆6000億ルーブル(3830億ドル)とする予定だと発表した。

ロシア政府は「特別軍事作戦」と称するウクライナ侵攻に多額の資金を投じている。プーチン氏は来年に予定されている大統領選挙に再出馬するとみられ、選挙前後には社会支出も増加する見通しだ。

テレビ放映された会議でミシュスチン首相は、2024年の予算支出は国内総生産(GDP)の約20.4%に相当すると説明。財政赤字はわずかであり、歳入は35兆ルーブルになる見込みだと述べた。

同首相は「大きな成長を遂げることができたのは、経済のさらなる発展の成果だ」と発言し、「その一環として、石油・ガス以外の収入は石油・ガス収入の2倍になるだろう」と予想した。

ロシア経済は、同国自体や欧米諸国の当初予想よりも欧米の制裁に強いことが証明された。ただインフレは年率5.45%と、中央銀行の目標である4%を上回っているほか、通貨ルーブルの下落に歯止めをかけるため主要政策金利を13%に引き上げている。

国防費の増加に伴い鉱工業生産が増え、緩やかな景気回復を支えているが、1─8月の財政収支は2兆3600億ルーブル(246億ドル)の赤字となっている。  

シルアノフ財務相によると、赤字を補うため国内借入を年間4兆ルーブル以上へと増やす計画だという。

ロイターは8月、ロシア政府が今年の国防予算を9兆7000億ルーブル(1050億ドル)と2倍に増やしたと報じた。

#ロシア財政(ミシュスチン首相「2024年の予算支出はGDPの約20.4%」「財政赤字はわずか」「歳入は35兆ルーブルになる見込みだ」)
#ロシア経済(ロイター「同国自体や欧米諸国の当初予想よりも欧米の制裁に強いことが証明された」)

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#ロシア中央銀行(ナビウリナ総裁「通貨管理強化よりも利上げの方がルーブルを下支えする可能性が高い」)

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#ロシア経済(世界銀行「世界第5位の経済大国になった」)

ウクライナへの侵略を続けるロシアのプーチン大統領は24日までに、国内経済の現状に触れ西側諸国による「前例のない圧力」に耐えているとし、「安定かつ均衡の段階」にある強靱(きょうじん)な力を示していることを誇示した。

連邦国家予算の2024~26年の編成に関するテレビ会議に参加して述べた。ロシアの国内総生産(GDP)は21年以来の水準に達したとし、政府は安定的かつ長期的な開発をさらに進めるための環境条件づくりに乗り出しているともした。

今年7~8月期における石油・天然ガスの歳入額は昨年の規模にほぼ回復したとし、活発な増大基調にあるとも主張した。

ただ、ロシア通貨のルーブルは先月、対ドルで一時は米1セント以下までとなる過去17カ月間での最安値を記録。これを受けロシアの中央銀行は緊急会合を開き、政策金利の引き上げを発表していた。

一方でロシアの戦費支出が国内経済の安定的な運営を損ね続けているとのデータも伝えられている。

ロイター通信は先月初旬、確認した政府文書の内容として国防費の今年の支出は約9兆7000億ルーブルと当初の見通しの倍増の水準になったと報道。昨年2月に始まったウクライナ侵攻前の2021年の水準に比べほぼ3倍とも伝えた。

世界各国の軍事費を追っているスウェーデンストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は、この数字は過少評価の可能性があるともした。ロシアの公式予算枠の中で「国家防衛」への支出額は全体的な軍事費の中で約4分の3を占めていると推定した。

英国の王立防衛安全保障研究所の専門家はロシアによる今年の軍事費は1000億ドルを突破するだろうと示唆。ウクライナ侵略の前のロシアの防衛費は年間あたり、国内総生産(GDP)比で通常は約3~4%だったとし、現段階では8~10%に達する可能性があるとした。

プーチン大統領は昨年12月、軍首脳との会合で予算的な制約はないと豪語。「国や政府は軍が何を求めてもこれに応える」と請け負ってもいた。

侵略開始から長期間が経過し、この約束は果たしているようにみられる。12月の会合の数週間前、プーチン氏は23年の国家防衛予算に4兆9800億ルーブルを割く予算案に署名していた。昨年の支出額をわずかに上回る水準だった。

#ロシア経済(プーチン大統領「前例のない圧力に耐えている」)

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#ロシア経済(プーチン大統領「予想以上に好調」)

アゼルバイジャン軍が隣国アルメニアとの係争地、ナゴルノカラバフで19日に開始した軍事行動で、アルメニア側は武装解除などを受け入れ、事実上敗北しました。

ロイター通信によりますと、現地ではアルメニア系の軍が戦車などの兵器の撤去を始めていて、アゼルバイジャン大統領補佐官は22日、アルメニア側で戦闘に関わった人々に恩赦を与える可能性も示し、円滑な武装解除を進めるねらいがあるものとみられます。

一方、アゼルバイジャン政府と現地のアルメニア側の代表者は、およそ12万人いるとされるアルメニア系の住民の帰属などについて協議を行っていますが、合意にはいたっていません。

現地では市民生活の混乱も続いていて、双方の仲介役のロシアの平和維持部隊は、食料や医薬品などの支援物資を供給したとしていますが、人権監視団体は住民の多くが食料や電気などの不足に直面していると指摘しています。

また、アルメニアの首都エレバンでは、パシニャン首相の責任を問い辞任を要求する大規模な抗議デモも起きていて、不安定な情勢が続いています。

ナゴルノカラバフの住民「とても怖い思いをした」

ナゴルノカラバフの中心都市、ステパナケルトに住むアルメニア系で会社員のエレン・アバネシヤンさん(48)が21日、NHKの取材に応じる形で動画を寄せました。

アゼルバイジャン軍が軍事行動を開始した19日、ステパナケルトの市内では昼ごろから複数の方向で爆発音が聞こえたため、近くのシェルターに避難し、翌朝まで過ごしたということです。

アバネシヤンさんは「以前の紛争を思い出し、とても怖い思いをした。シェルターには電気もなく、家族と連絡が取れなかった」と振り返りました。

20日に双方が停戦を発表してからも時折、銃声が聞こえたということで、「市民が多数殺害されたという話も出回るなどしてパニックに襲われ、どうすべきか誰にも分からなかった」と話していました。

停戦に応じたナゴルノカラバフ当局の対応について評価を下すのは難しいとした上で、「ロシアの平和維持部隊はいったい何のために来ていたのか」と非難し、「私たちの問題に全世界が目をつぶっていた」と国際社会の対応にも不満を示しました。

アバネシヤンさんはステパナケルトも近くアゼルバイジャン側に掌握されるとみて、ヨーロッパへの脱出を考えているということですが、交通が封鎖されどこにも移動できないと訴えていました。

両国の外相 国連総会で演説 みずからの立場主張

ニューヨークで開かれている国連総会では23日、両国の外相が演説を行い、ナゴルノカラバフをめぐるみずからの立場をそれぞれ主張しました。

この中で、アゼルバイジャンのバイラモフ外相は「アルメニアが軍事的挑発に出た」と非難し、対テロ作戦だとする軍事行動を正当化した上で「テロ対策は所期の目標を達成した」と述べ、アルメニア側が武装解除を進めていると強調しました。

一方、このあと演説したアルメニアのミルゾヤン外相は「200人以上の死者と400人以上のけが人が確認されている。軍事攻撃は地域の平和と安定を破壊し人権を著しく侵害しており、それはアルメニア人にとって存亡の危機を意味する」と強く非難しました。

そして「国連は世界中の集団的な残虐行為の被害者に寄り添うべきだ」とした上で、国連に対し、現地調査団の派遣など速やかな対応を求めました。

#ナゴルノカラバフ(アゼルバイジャン政府/アルメニア側代表者・およそ12万人いるとされるアルメニア系の住民の帰属など・協議・合意にはいたってない)

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#ナゴルノカラバフ(アゼルバイジャン・ヒクメット・ハジエフ大統領補佐官「元軍人や戦闘員も、武装解除したと見なせば恩赦を与えることを想定しており、それをほのめかしている」)

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#ナゴルノカラバフ(国連安保理・緊急会合・ロシア国連次席大使「ロシアが戦闘の停止に役割を果たした」)

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#ナゴルノカラバフ(アルメニアNHK「事実上敗北」・首都エレバンで抗議デモ)
#ナゴルノカラバフ(morpheus「今回の事で諸々がはっきりしてしまった…」)
#ナゴルノカラバフ(アゼルバイジャン・アリエフ大統領「対テロ作戦が成功に終わり、主権が回復された」=勝利宣言)
#ナゴルノカラバフ(ペスコフ報道官「ロシアの平和維持軍は、人々が危険地域から離れるのを助けるためにあらゆる努力をしてきた」)

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#反ロシア#対中露戦

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