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ホワイトハウスは声明で、バイデン米大統領サウジアラビアムハンマド皇太子が24日に電話会談し、イスラエルパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの紛争について協議したと発表した。

ホワイトハウスによると、両首脳は「地域全体の安定を維持し、紛争の拡大を防ぐため」に、より広範な外交努力を追求することで合意。今後一定期間にわたり両首脳は直接、あるいは両首脳のチームを通じて緊密な連携を維持するとした。

さらに、エジプトからガザへの人道支援を歓迎すると同時に、市民が食料や水、医療支援などに持続的にアクセスできるよう「さらに多くのことを行うことが必要」という認識で一致した。

ハマスに拘束されている人質の解放に向けた継続的な努力も歓迎し、人質の即時解放を求めた。

アメリカのニュースサイト、アクシオスは24日、複数のイスラエル政府当局者の話として、イスラエルガザ地区への地上侵攻を数日間、遅らせようとしていると伝えました。

イスラム組織ハマスが拘束している人質の解放に向けた交渉の時間を確保するためだとしていて、当局者はハマスが大きな提案をするなら、その見返りを与える用意がある」と話しているということです。

これに先立ち、アメリカの複数のメディアはアメリカ政府高官の話として、バイデン政権がイスラエルに対し、人質の解放に向けた交渉の時間を確保し、ガザ地区の住民により多くの支援物資を届けるため、地上侵攻を遅らせるよう求めたと伝えていました。

イスラエル軍は、ハマスによって拘束されている人質は、確認できただけで200人以上にのぼっているとしています。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・複数のイスラエル政府当局者「地上侵攻を数日間、遅らせようとしている」「人質の解放に向けた交渉の時間を確保するためだ」「ハマスが大きな提案をするなら、その見返りを与える用意がある」)

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・米政府高官「米国はイスラエルに対し、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザでの地上侵攻を控えるよう助言しているほか、ハマスとの仲介役であるカタールにもその協議の内容を通知している」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・カービー戦略広報調整官「米・イスラエル当局者はイスラエルによるガザへの地上侵攻について率直に話し合ってきたが、時期などの詳細については最終的にはイスラエル当局者次第だ」「持続的な人道支援は非常に重要であり、イスラエルの地上侵攻の有無にかかわらず、可能な限り早急かつ大量に物資を現地に送り込む必要がある」「人道支援の一部がイスラム組織ハマスの目的のために転用されるのではないかという懸念を米政権は共有しているが、そのようなことが起こったという証拠はない」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・バイデン大統領「人質解放後にのみ停戦について話せる」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・以カッツ・エネルギー相「人質理由に地上攻撃遅らせる考えない」「ハマスはわれわれが人質に対処することを望み、(イスラエル)軍がハマスのインフラを取り除くために突入しないことを期待している。それは起きない」)

国連のほか、米国とカナダは24日、イスラエルイスラム組織ハマスの交戦が続くパレスチナ自治区ガザに対する人道支援を可能にするために、戦闘の一時停止を呼びかけた。

国連のグテレス事務総長は国連安全保障理事会で、ガザ地区での「明白な国際人道法違反」に対する懸念を表明。現在のような「重要な局面」では戦争にもルールがあることを明確にしなければならず、民間人の保護という基本原則が順守されなければならないと述べた。

ブリンケン米国務長官安保理で、ガザ地区の住民に対する緊急支援物資の輸送を可能にするために戦闘の「人道的な一時停止」を要請。ハマスが行った殺りくの責任をパレスチナ人は負っていない」とし、「パレスチナの民間人を保護しなければならない。ハマスパレスチナの民間人を盾として使うのを止めなければならない。イスラエルは民間人への危害を避けるためにあらゆる予防措置を講じなければならない」と訴えた。

また、カナダのトルドー首相は首都オタワで記者団に対し「(戦闘の)人道的な一時停止の必要性について現在、多くが語られているが、カナダもこれを支持する」と述べた。

こうした中、ロシアは米国が安保理で示したイスラエルハマスの衝突を巡る提案を拒否し、代替案を提示。ロシアのネベンジャ国連大使安保理で「迅速かつ、無条件の停戦の実現を全世界が安保理に対し期待している」とし、「米国の提案はこれを欠いている。このため、ロシアはこれを支持しない」と述べた。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・国連安保理・ブリンケン国務長官「人道的な一時停止」「ハマスが行った殺りくの責任をパレスチナ人は負っていない」・ネベンジャ国連大使「迅速かつ、無条件の停戦の実現を全世界が安保理に対し期待している」「米国の提案はこれを欠いている。このため、ロシアはこれを支持しない」)

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・EU外相理事会「人道的な一時停止」・独ベーアボック外相/墺シャレンベルク外相/捷リパフスキー外相・難色示す)

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・仏マクロン大統領・イスラエル訪問・仏大統領補佐官マクロン大統領はイスラエルとの結束を示すだけでなく、事態の悪化を防ぎ、人質を解放し、イスラエルの安全を確保し、2国家共存による解決に向けて取り組むための「可能な限り実行可能な提案」をしたい考え」「人道的停戦を訴える」・アナリスト「マクロン氏がフランス伝統の親アラブ外交から英米の親イスラエル路線にシフトしている」・フランス国際関係戦略研究所外交政策専門家カリム・エミール・ビタール「仏政府がパレスチナ支持のデモを全面的に禁止したことがマクロン氏がアラブ世界で信用を失った理由の一つだ」)

パレスチナガザ地区ではイスラエルによる空爆がこれまでにないほどの規模で続いていて、イスラエル軍は24日、この24時間で400か所以上の標的を空爆したと発表しました。

これは激しい空爆が行われた前日からさらに増えていて、ガザ地区の保健当局は24日、数時間で子ども305人を含む704人が死亡したと発表しました。

今月7日に衝突が始まってからのガザ地区の死者は5791人に上り、このうち、子どもが半数近くの2360人を占めています。

一方、イスラエル側では少なくとも1400人が死亡し、今もおよそ220人が人質となっているほか、ガザ地区からのロケット弾攻撃も続いています。

こうした中、24日開かれた国連の安全保障理事会の閣僚級会合で、アメリカのブリンケン国務長官イスラエルを支持する姿勢を示しつつも、「すべての一般市民は保護されなければならず、人道目的の一時的な戦闘停止を検討しなければならない」と訴えました。

ただ、この発言についてアメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は記者会見で、「民間人を保護するための措置が必要だと考えており、作戦の一時的な停止はそれを行うための手段だ。停戦とは違う。停戦はハマスに利益をもたらす」と述べ、あくまで人道支援をするための一時的な戦闘停止の呼びかけで、停戦自体には否定的な考えを示しました。

アメリカのバイデン大統領をはじめ、ヨーロッパの首脳らが相次いでイスラエルを訪れ、民間人の犠牲を最小限にするよう呼びかける中で、被害拡大の歯止めにつなげられるかが焦点です。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・国連安保理・ブリンケン国務長官「人道的な一時停止」「ハマスが行った殺りくの責任をパレスチナ人は負っていない」・ネベンジャ国連大使「迅速かつ、無条件の停戦の実現を全世界が安保理に対し期待している」「米国の提案はこれを欠いている。このため、ロシアはこれを支持しない」・カービー戦略広報調整官「民間人を保護するための措置が必要だと考えており、作戦の一時的な停止はそれを行うための手段だ。停戦とは違う。停戦はハマスに利益をもたらす」)

24日に開かれた安保理の閣僚級会合にはアメリカのブリンケン国務長官が出席して、ハマスによる攻撃や誘拐を非難し、イスラエルを支持する姿勢を改めて示しました。

そのうえで、イスラエル軍ガザ地区への攻撃について、「イスラエルは一般市民の被害を避けるため、あらゆる予防措置を講じなければならない。ガザ地区に必要な人道支援物資が届くよう、人道目的での戦闘の一時的な停止が検討されなければならない」と述べました。

アメリカは先に、安保理議長国のブラジルが提出した決議案に対し、「イスラエル自衛権への言及がない」などとして拒否権を行使しましたが、新たに、「人道目的のための戦闘の一時的な停止」を求める決議案を各国に示していて、近く採決が行われる見通しです。

これに対して、会合ではロシアのネベンジャ国連大使が「無条件の即時停戦」が必要だと訴えアメリカの決議案は支持せず、別の決議案を提出する構えを示しました。

安保理では80以上の国の代表が10時間近くにわたって演説し、各国から戦闘の停止や事態打開に向けた外交や対話を求める意見が相次ぎました。

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・国連安保理・ロシア提出“ハマスを非難しない”決議案・否決・ネベンジャ国連大使「支持しなかった者は全員、自らの責任を自覚すべきだ」)

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・プーチン大統領イスラエルハマス戦争に対する米国の拒否権は「途方もない結果」をもたらす」)

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・国連安保理・ブラジル提案ガザ停戦決議案・アメリカが拒否権)

24日に開かれた安保理の閣僚級会合では、はじめにグテーレス事務総長が「ガザ地区人道支援物資を届け、人質の解放を促すためにも、人道的な即時停戦を改めて求める」と訴えました。

このあとパレスチナ暫定自治政府のマリキ外相は、イスラエル軍の攻撃について「一般市民を標的にしたもので、非人道的で不法な無差別攻撃だ。これは国際法違反の集団的懲罰にあたる。一般市民の殺害はイスラエル人もパレスチナ人もいっさい正当化できない」と声を震わせながら非難しました。

これに対してイスラエルのコーヘン外相はハマスにとらわれた人質の家族を議場に同席させ「この虐殺は歴史に刻まれる。ハマスは新たなナチスだ。文明世界がナチスを打ち負かすために団結したように、ハマスを打ち負かすために、世界は団結しなければならない。イスラエルにとってハマスを破壊することは権利ではなく義務だ」と述べ、激しい非難の応酬となりました。

一方、アメリカのブリンケン国務長官は、ハマスによる攻撃や誘拐を非難しイスラエルを支持する姿勢を示しつつも、「ハマスパレスチナの人たちの代表だとは思っていない。すべての一般市民は保護されなければならず、人道目的の一時的な戦闘停止を検討しなければならない」と訴えました。

さらにこの衝突が中東全域に広がることに懸念を示し、「火に油を注ぐことは許されない」と述べ、イスラエルと敵対してきたイランを強くけん制しました。

アメリカ戦略広報調整官「一時的な停止は停戦とは違う」
アメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は24日、記者会見で、ブリンケン国務長官が国連安保理の閣僚級会合でガザ地区への人道支援を行うため一時的な戦闘の停止が必要だと呼びかけたことについて「民間人を保護するための措置が必要だと考えており、作戦の一時的な停止はそれを行うための手段だ。停戦とは違う」と述べました。

そして「今のところ、停戦はハマスに利益をもたらすものだとわれわれは考えている」と述べて、ブリンケン長官の発言の意図は停戦ではなく、あくまで人道支援を行うための一時的な戦闘停止の呼びかけだとして停戦自体には否定的な考えを示しました。

イスラエル グテーレス事務総長の辞任を要求
国連安保理の会合で、グテーレス事務総長はイスラム組織ハマスによる攻撃や一般市民の誘拐を強く非難し、すべての人質の解放を求めた一方、ハマスによる攻撃は理由もなく起きたわけではないことを認識することも重要だ。パレスチナの人たちは56年間、息苦しい占領下に置かれてきた」と指摘しました。

これについてイスラエルのコーヘン外相は安保理会合のあと記者会見し、グテーレス事務総長の発言は容認できないとして、この日、予定していた事務総長との会談をキャンセルしたことを明らかにしました。

さらに会見に同席したイスラエルのエルダン国連大使「テロリストの行為を容認し正当化している。事務総長は辞任しなければならない」と述べた上で、謝罪するよう求めました。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・国連安保理イスラエルパレスチナが非難の応酬・グテーレス事務総長「ハマスによる攻撃は理由もなく起きたわけではないことを認識することも重要だ。パレスチナの人たちは56年間、息苦しい占領下に置かれてきた」・以コーヘン外相「グテーレス事務総長の発言は容認できない」以エルダン国連大使「テロリストの行為を容認し正当化している。事務総長は辞任しなければならない」)

ブリンケン米国務長官は24日、今週予定する中国の王毅共産党政治局員兼外相との会談で、中東における紛争拡大を回避するため連携すると明らかにした。国連安全保障理事会で述べた。

王氏は26─28日にワシントンを訪問し、ブリンケン長官やサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)らと会談する見通し。

ブリンケン氏は「(安全保障)理事会のメンバー、特に常任理事国はこの紛争の拡大を防ぐ特別な責任を負っている」とし、今週訪米する中国外相と「そのために引き続き協力することを楽しみにしている」と述べた。

ブリンケン氏は26日午後に王氏と会談する見通し。また、ホワイトハウスのジャンピエール報道官は王氏が27日にブリンケン、サリバン両氏と会談すると発表した。
米当局者は中国がイランや他の中東諸国に影響力を行使し、紛争拡大回避に寄与すること期待している。

アナリストによると、中国は紛争に対する米国のアプローチに懸念を表明しつつも、地域への戦闘拡大を回避したいという点では関心が一致している。

パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの幹部は24日、アラブ諸国イスラム諸国、国連に対し、イスラエルによるガザへの攻撃を停止させるよう訴えた。

人道支援の輸送に必要な検問所などを開放し、燃料や支援物資などの搬入を可能にするようにも求めた。

またアラブ諸国に対し、イスラエルとの国交正常化を中止するよう呼びかけた。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・ハマス幹部・イスラエルのガザ攻撃停止を訴え・アラブ諸国や国連に)

パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが今月7日、イスラエルにかけた奇襲攻撃は、ガザの地下トンネルに設けられた電話網を使って2年前から計画されていたことが分かった。

米国が入手した情報として、事情に詳しい関係者2人が語った。

トンネル内で活動する少人数のグループが、この電話網を通してイスラエル情報当局に知られることなく連絡を取り合い、密かに計画を立てたとされる。

計画実行に向けて戦闘員数百人を動員するまでの2年間、イスラエルや米国に察知されないようコンピューターや携帯電話の使用は避けていた。話し合いは多くの場合、限られた区域の中で進められ、会合は対面方式で開かれていたという。

この情報から、イスラエルや米国が意表を突かれた背景がうかがえる。

CNNはこれまでに、両国の情報機関が事前に警告を発したにもかかわらず、奇襲攻撃は予測できなかったと報じてきた。

ハマスが過去15年間でガザに築いた地下トンネルは、イスラエル軍内部で「ガザのメトロ(地下鉄)」とも呼ばれている。ロケット弾、弾薬などの保管場所や秘密の通路として使われ、重要な司令室も設置されているという。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・ガザ地下の電話網で2年前から計画か)

イスラエルを訪問しているフランスのマクロン大統領は24日、イラクとシリアで過激派組織「イスラム国(IS)」掃討作戦を進める米国主導の有志連合を、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの戦いに拡大する案を提案した。

同連合には十数カ国が参加しているが、イスラエルは参加していない。マクロン大統領はイスラエルが具体的にどのように関与する可能性があるのかについて、詳細は明らかにしなかった。

マクロン大統領はエルサレムでネタニヤフ首相と共同記者会見を実施。その中で、フランスとイスラエルは「テロリズム」を「共通の敵」と認識しているとし、イラクとシリアでISに対する作戦を展開している有志連合がハマスとも戦うことについて、フランスは準備ができている」と述べた。

同時に、地域紛争のリスクについて警告し、ハマスとの戦いは「容赦なく行わなくてはならないが、ルールなしに行われることがあってはならない」と語った。

ネタニヤフ首相は、この戦いは「悪の枢軸」と「自由世界」との戦いで、「単にわれわれのものだけではない」と指摘。ただ、マクロン氏の提案に直接コメントしなかった。

マクロン大統領はこれに先立ち、エルサレムでヘルツォグ大統領と会談し、フランスはイスラエルと協力すると述べ、ガザの人質解放を第1の目標とすべきと指摘。「混乱をもたらしたり紛争を拡大させたりせずテロと戦うのがわれわれの義務だ」と語った。

マクロン大統領はその後、ヨルダン川西岸のラマラでパレスチナ自治政府アッバス議長と会談。ハマスによる攻撃はイスラエルパレスチナの人々の双方にとって打撃的な出来事だったとし、イスラエルパレスチナ「2国家共存」による解決の必要性を改めて強調した。

アッバス議長は、フランスの発言力はこの地域で尊重されていると述べた上で、ガザ地区に対する攻撃の即時停止とパレスチナ人の保護を呼びかけた。

ラマラではマクロン氏の訪問に反対するデモが発生。参加者は「イスラエルへの支援をやめろ」と書かれた横断幕を掲げるなどした。

マクロン大統領はこの後、ヨルダンの首都アンマンで地域の指導者らに会う。

一部のアナリストは、マクロン氏がフランス伝統の親アラブ外交から英米の親イスラエル路線にシフトしていると指摘し、中東における同氏の影響力は限られるとの見方を示している。

フランス国際関係戦略研究所(IRIS)の外交政策専門家カリム・エミール・ビタール氏は「地中海以南におけるフランスのソフトパワーはかなり衰えた。フランスと他の西側諸国との違いは何もないという印象だ」と語った。

フランス政府がパレスチナ支持のデモを全面的に禁止したことがマクロン氏がアラブ世界で信用を失った理由の一つだと述べた。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・仏マクロン大統領「イラクとシリアでISに対する作戦を展開している有志連合がハマスとも戦うことについて、フランスは準備ができている」「容赦なく行わなくてはならないが、ルールなしに行われることがあってはならない」)

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・仏マクロン大統領・イスラエル訪問・仏大統領補佐官マクロン大統領はイスラエルとの結束を示すだけでなく、事態の悪化を防ぎ、人質を解放し、イスラエルの安全を確保し、2国家共存による解決に向けて取り組むための「可能な限り実行可能な提案」をしたい考え」「人道的停戦を訴える」・アナリスト「マクロン氏がフランス伝統の親アラブ外交から英米の親イスラエル路線にシフトしている」・フランス国際関係戦略研究所外交政策専門家カリム・エミール・ビタール「仏政府がパレスチナ支持のデモを全面的に禁止したことがマクロン氏がアラブ世界で信用を失った理由の一つだ」)

中東ヨルダンのラーニア王妃は24日、CNNのインタビューに答え、イスラエルハマスの戦争を巡って「明らかなダブルスタンダード二重基準)」が存在するとの見解を示した。具体的には西側世界が今月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃を非難しながら、イスラエル側のパレスチナ自治区ガザ地区への空爆は非難せず、停戦を求めてもいない点を挙げた。

「10月7日の奇襲が起きた際、世界は即座に明確なイスラエル支持に回り、同国の自衛権を擁護すると共に攻撃自体も非難した。しかしこの数週間で目の当たりにしているのは世界の沈黙だ」と、ラーニア王妃は語った。

「銃を突きつけて一家を皆殺しにするのは間違いだが、砲撃で死なせるのは問題ないとでも言うのだろうか? ここには明らかなダブルスタンダードがあると思う」「アラブ世界にとっては衝撃的というほかない」(ラーニア王妃)

批判の矛先は、イスラエルによる「ガザの無差別爆撃」が行われる中で停戦を要求しない各国首脳に向けられた。

「だから沈黙は耳に痛いものとなる。私たちの地域に属する多くの人々にとって、西側世界は現状に加担していると映る。イスラエルを支持し、支援を施すことで彼らは共犯になる」「アラブ世界の多くの人々は西側世界に対し、単にこのような状況を容認しているのではなく、助長し、けしかけていると見なしている」(ラーニア王妃)

その上でラーニア王妃は、ヨルダン国民が深い悲しみで一つになっていると説明。自身もガザから寄せられる衝撃的な画像に信じられない思いを抱いていると明かした。

米国のブリンケン国務長官は24日、国連安全保障理事会の構成国に対し、影響力を駆使してイスラエルハマスによる戦争の拡大を止めるよう呼びかけた。この中でブリンケン氏は、人道支援物資をガザ市民に届けるため「人道上の一時的休止を考慮しなくてはならない」と述べたが、「停戦」の語を使用するのは避けた。

バイデン米大統領は23日、「停戦」を呼びかけた後ですぐさまこれを訂正。「停戦ではない。人質が解放されるべきだ。話し合いができるのはその後だ」と述べていた。

一方、国連のグテーレス事務総長は、かねて「即座の人道上の停戦」を求めている。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・約ラーニア王妃「10月7日の奇襲が起きた際、世界は即座に明確なイスラエル支持に回り、同国の自衛権を擁護すると共に攻撃自体も非難した。しかしこの数週間で目の当たりにしているのは世界の沈黙だ」「銃を突きつけて一家を皆殺しにするのは間違いだが、砲撃で死なせるのは問題ないとでも言うのだろうか? ここには明らかなダブルスタンダードがあると思う」「だから沈黙は耳に痛いものとなる。私たちの地域に属する多くの人々にとって、西側世界は現状に加担していると映る。イスラエルを支持し、支援を施すことで彼らは共犯になる」「アラブ世界の多くの人々は西側世界に対し、単にこのような状況を容認しているのではなく、助長し、けしかけていると見なしている」・バイデン大統領「停戦ではない。人質が解放されるべきだ。話し合いができるのはその後だ」・国連グテーレス事務総長「即座の人道上の停戦」)

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・カービー戦略広報調整官「米・イスラエル当局者はイスラエルによるガザへの地上侵攻について率直に話し合ってきたが、時期などの詳細については最終的にはイスラエル当局者次第だ」「持続的な人道支援は非常に重要であり、イスラエルの地上侵攻の有無にかかわらず、可能な限り早急かつ大量に物資を現地に送り込む必要がある」「人道支援の一部がイスラム組織ハマスの目的のために転用されるのではないかという懸念を米政権は共有しているが、そのようなことが起こったという証拠はない」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・バイデン大統領「人質解放後にのみ停戦について話せる」)

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・ブリンケン国務長官「2週間前」・マーガレット「その後の2週間」「なぜ米国は少なくとも一時的な停戦を最初に要求しないのか?」・FaceTheNation)

トルコのエルドアン大統領は24日、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、西側諸国が「沈黙」していることが、パレスチナ自治区ガザの人道危機の悪化につながっていると述べた。

トルコ大統領府によるとエルドアン氏は電話会談で、パレスチナに対する「残虐性」が増しており、多くの民間人が犠牲になっていると指摘。トルコはこの地域の平穏を取り戻すための取り組みを続けると改めて表明した。

ロシア大統領府(クレムリン)も今回の電話会談に関する声明を発表。プーチン氏がエルドアンに対し、ロシアとトルコはイスラエルパレスチナ問題でほぼ同意していると伝えたとした。

声明で、両国は「平和と安全のもとにイスラエルと共存する独立したパレスチナの創設」に焦点を当てているとした。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・エルドアン大統領「西側諸国が「沈黙」していることが、パレスチナ自治区ガザの人道危機の悪化につながっている」・ロシア大統領府「プーチン大統領エルドアンに対し、ロシアとトルコはイスラエルパレスチナ問題でほぼ同意していると伝えた」)

イスラエルのネタニヤフ首相が24日、パレスチナ自治区ガザ地区に対する地上侵攻の動きは順調に進んでいると兵士らに伝えたとみられることがわかった。

大統領府の発表によれば、ネタニヤフ氏は、イスラエル軍の特殊部隊「ヤハロム」に対し、「我々は次の段階の前に立っている。それは近づいている。あなたたちはそれを知っており、あなたたちはその一部だ。前衛の一部だ」と述べた。

イスラエル国防軍のウェブサイトによれば、ヤハロムは特殊な工兵任務に対処するための訓練を受けている。声明によれば、ネタニヤフ氏は基地を訪問した際、部隊の最近の活動や将来への準備について説明を受けた。

ネタニヤフ氏は、イスラム組織ハマスの粉砕が唯一の使命であり、それを成し遂げるまでとまらないなどと語った。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・ネタニヤフ首相「我々は次の段階の前に立っている。それは近づいている。あなたたちはそれを知っており、あなたたちはその一部だ。前衛の一部だ」「イスラム組織ハマスの粉砕が唯一の使命であり、それを成し遂げるまでとまらない」)

米グーグルの地図サービス「グーグルマップ」で24日、パレスチナ自治区ガザ地区とエジプトを隔てるラファ検問所を検索すると、「フ**ク・イスラエル」「神よイスラエルエルサレムを呪いたまえ」などイスラエルを中傷する偽の場所名が表示される現象が確認された。

グーグルマップには、地図上に表示される店や建物などの情報をユーザーが登録できる機能がある。サイバー活動家がこの機能を利用して、反イスラエルのメッセージを掲載したと思われる。

CNNは、アラビア語と英語で作成された反イスラエルの場所名を何十件も発見した。中にはアラビア語で「パレスチナは自由だ。神よ我々を許したまえ」という内容もあった。

グーグルのシステムが破られたり侵害されたりした形跡はなく、オンライン脅威分析会社メムティカのベン・デッカー最高経営責任者(CEO)は「サイバー破壊行為」と形容している。

イスラエルがガザの地上侵攻に向けた準備を進める中で、グーグルは23日、イスラエルとガザのライブ交通状況チェック機能を一時的に停止していることを明らかにした。

その結果としてグーグルマップが狙われ、反イスラエルのメッセージが掲載されたのかどうかは分かっていない。

グーグルの広報は24日、CNNから報告を受けた事例を調べ、ポリシー違反のコンテンツを削除していると説明した。

24日夕の時点で偽の場所名の多くはまだ掲載されていた。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・グーグルマップのラファ検問所・反イスラエルの場所名が続々表示)

「私たちは嘘よりも真実の方が力を持つ世界を構築しなければなりません。」

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・マーガレット・ブレナン「アーワ・デイモン『私たちは嘘よりも真実の方が力を持つ世界を構築しなければなりません』」)

 8月には​ワシントン・ポスト紙と同じ宣伝機関のニューヨーク・タイムズ紙が昨年2月24日から今年8月までに約50万人のウクライナ兵が戦死したと伝えている​。

 ハマスイスラエル、特にベンヤミン・ネタニヤフ首相と関係が深いことは本ブログでも書いた。奇襲攻撃の不自然さも少なからぬ人が指摘している。そしてガザの虐殺が始まったのだ。ネタニヤフ政権はガザからパレスチナ人を消し去ろうとしている。ガザからパレスチナ人がいなくなれば、ガザ沖の天然ガス田はイスラエルのものだ。その先には「大イスラエル」がある。

 アメリカの支配層は第2次世界大戦後、大衆の心理を操作するためのプロジェクトを始めた。「モッキンバード」である。1983年1月にはロナルド・レーガン大統領がNSDD11に署名、「プロジェクト・デモクラシー」や「プロジェクト・トゥルース」がスタートした。「デモクラシー」という看板を掲げながら民主主義を破壊し、「トゥルース」という看板を掲げながら偽情報を流し始めたのである。1990年代に入るとメディアだけでなく広告会社の役割が増大、さらにハリウッドを利用したイメージの刷り込みも強化されていく。

 そうした情報戦の中心にいる有力メディアがバイデン政権と距離を置き始めた。

日本のマスコミは今でもその狂気の政策に従っているようだ。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・櫻井ジャーナル「有力メディアがバイデン政権と距離を置き始めた」)

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#ウクライナ戦況(侵攻開始20か月・東部/南部で激しい攻防続く・死者数)

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・カーター元大統領「ハマスは1967年国境での2国家体制に前向き、ネタニヤフは大イスラエル志向で破滅へ」)

国連のグテーレス事務総長は24日、中東に関する安保理の会合で、イスラム組織ハマスが今月7日にイスラエルに対して実施した攻撃について、「他と無関係で起こったのではない」と述べた。

グテーレス氏はハマスによる攻撃は他と無関係で起こったのではないことを認識することも重要だ。パレスチナの人々は56年にわたり、息の詰まるような占領を受けてきた」と指摘。グテーレス氏は、パレスチナの人々は「自分たちの土地が入植によって着実に侵食され、暴力に苦しめられるのを見てきた」と言い添えた。

グテーレス氏は同時にパレスチナの人々の不満はハマスによる恐ろしい攻撃を正当化することはできない」と述べた。グテーレス氏は、パレスチナの人々がハマスの攻撃のために、集団的に罰せられるべきでもないと指摘した。

このため、全ての紛争の当事者は軍事作戦の実行において、民間人に危害を加えないよう常に注意を払うだけでなく、病院を尊重し、保護し、そして、現在60万人以上のパレスチナ人が避難している国連施設に対する不可侵性を尊重すべきだとグテーレス氏は述べた。

グテーレス氏は、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への激しい攻撃について、深く憂慮しているとし、民間人の死傷者の水準や、近隣地域の大規模な破壊の継続を挙げた。

グテーレス氏によれば、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)で働く職員のうち、少なくとも35人が過去2週間のガザに対する攻撃で死亡した。

グテーレス氏は、「国際人道法の明白な違反」がガザで目撃されているとし、例として、イスラエルが今月に入り100万人以上の人々に対して退避を指示したことを挙げた。

グテーレス氏は、ガザに届けられた支援について、数日で枯渇しかけている燃料供給を含めて、同地の膨大な需要に対応していないと強調した。

グテーレス氏は、即時の人道的停戦とパレスチナイスラエル紛争の2国家解決、無条件での人質全員の即時解放を改めて訴えた。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・国連グテーレス事務総長「他と無関係で起こったのではない」「国際人道法の明白な違反」・即時の人道的停戦とパレスチナイスラエル紛争の2国家解決、無条件での人質全員の即時解放を改めて訴えた) 

パレスチナ自治区ガザ地区イスラム組織ハマスイスラエルの軍事衝突をめぐり、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は24日、イスラエルによる空爆と封鎖が続くガザ地区で「国際人道法違反」が見られるとの認識を示した。イスラエルは強く反発している。こうした中、ガザ地区の人道危機はいっそう深刻化している。

グテーレス氏はこの日開かれた安全保障理事会で、「どんな武力紛争でも民間人の保護が最重要だ」と強調。

イスラエルハマスを名指しせずに、民間人を人間の盾として使うことや、「100万人以上の人々に対して避難所も食料も水も医薬品も燃料もない(ガザ)南部に避難するよう命じ、その上で南部を爆撃し続ける」ことは、民間人の保護に反すると非難した。

そして、「ガザで見られる明白な国際人道法違反を深く憂慮している」と発言。「武力紛争のいかなる当事者も、国際人道法を超越するものではない」と述べた。

グテーレス氏はまた、今回の軍事衝突のきっかけとなった今月7日のハマスによるイスラエルへの攻撃について、「何もない状況で急に起こったわけではない」と主張。

パレスチナの人々は56年間、息のつまる占領下に置かれてきた。自分たちの土地を入植によって少しずつ失い、暴力に苦しんできた。経済は抑圧されてきた。人々は家を追われ、破壊されてきた。そうした苦境を政治的に解決することへの希望は消えつつある」と述べた。

同時に、「パレスチナの人々が怒っているからといって、ハマスによるおぞましい襲撃が正当化されるわけではない。また、おぞましい襲撃を受けたからといて、パレスチナの人々に対する集団的懲罰が正当化されるわけではない」とした。

イスラエルは辞任を要求
イスラエルはこれに猛反発している。

ギラド・エルダン国連大使は、「指定されたテロ組織によってイスラエル国民に対して実行された、この上なく恐ろしい行為に理解を示す人々と話をすることに、何の正当性も意味もない」と、グテーレス氏の発言を非難。

「(グテーレス氏に)即時の辞任を求める」とX(旧ツイッター)に投稿した。

安保理会合に出席したアメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は、「火に油を注いではいけない」と発言。イスラエルハマスが衝突する中、新たな戦線が他国や別組織によって開かれるのを阻止するため、安保理が結束したメッセージを発するべきだと訴えた。

ブリンケン氏はまた、イランに対して、いかなる攻撃にも「断固として」対処すると警告。「私たちは間違いなく自国民を守る。迅速かつ断固として安全保障を守る」と述べた。

さらに、ガザ地区に支援が届くよう、人道的な戦闘停止を検討する必要があるとした。

子ども2360人死亡とユニセフ
ガザ地区の人道危機は深刻度を増している。

ガザ地区国連パレスチナ難民救済事業機関UNRWA)は、燃料の必要性を改めて強調。タマラ・アル・リファイ広報官は、「燃料がなければ私たちは仕事ができず、人々は死ぬかもしれない」とBBCに話した。

「私たちのトラックが支援物資を受け取って運ぶための燃料が必要だ」

「きれいな水を手に入れるためにも、淡水化プラントを動かす燃料が必要だ。病院も燃料が必要だ。救命装置が動かなければ人々は死んでしまう」

UNRWAでは学校を中心にガザ地区の150カ所で避難所を設置しているという。ジュリエット・トゥーマ広報部長は、「それらの場所に避難者60万人が身を寄せている。みんな食料、水、衛生設備を必要としている。マットレスも、保護も必要だ」とBBCのラジオ番組で話した。

トゥーマ氏はまた、「緊急に燃料を調達しなければ、明日(25日)夜をもって私たちはガザ地区での活動を停止せざるを得ない」とした。

ハマスが運営するガザ地区の保健当局は、地区内の病院が「完全に崩壊した」との声明をテレグラムに投稿。

「病院12カ所と保健センター32カ所がサービスを停止している。攻撃の標的にされ、燃料も不足していることから、今後数時間でさらに多くがサービスを停止するだろう」とした。

その上で国際社会に対し、病院への燃料の供給と、専門医師団の派遣を要請した。

こうした中、パレスチナ赤新月社(PRCS)は、水、食料、医薬品を積んだトラック8台がエジプトからラファ検問所を通ってガザ地区に入ったと、X(旧ツイッター)で明らかにした。

PRCSによると、トラック5台は水、2台は食料、1台は医薬品を載せていたという。

ガザ地区の保健当局は24日、地区内の死者は今月7日以降、少なくとも5791人に上ったと発表した。前日より700人以上増えた。

国連児童基金ユニセフ)のアデル・ホドル中東・北アフリカ地域事務所代表は、過去18日間の軍事衝突によるガザ地区での子どもの被害について、死者2360人、負傷者5364人に上っているとした。また、毎日、子ども約400人が死傷しているとした。

イスラエルがガザ北部でビラ投下
イスラエルは、前日だけでガザ地区の標的400カ所以上を攻撃したと発表した。ハマスの施設を狙ったとしている。

イスラエル軍は、ガザ地区北部でビラを投下した。ハマスに拘束されている人質に関して情報を求めるもので、見返りに保護と補償を提供するとしている。

ビラにはアラビア語で、「もしあなたが平和に暮らし、子どもにより良い未来を与えたいなら、直ちに人道的行為を実行し、付近で拘束されている人質に関する確かで貴重な情報を提供してほしい」と書かれている。

また、「イスラエル軍は、あなたとあなたの家の安全を確保するため、最大限の努力をすると保証するし、金銭的な報酬も支払う。完全な秘密保持も保証する」としている。

ロイター通信は、このビラを破り捨てた男性がいたと報じた。男性は「ガザにいる私たちは、東から西までみんな抵抗を続けている」、「私たちは避難所も、食べ物も、水も、動物が飲むような水さえない、危険な場所で生活している。だが勝利の日までここにとどまる」などと話したという。

イスラエル中部にロケット弾
イスラエル当局は、同国中部にロケット弾が落下し、5人が軽傷を負ったと発表した。周辺には空襲警報のサイレンが鳴り響いた。

現地メディアは、今月7日のハマスの襲撃以降で最大規模の攻撃だと伝えている。

イスラエル当局は、ハマスによる攻撃の死者は1400人を超えているとしている。また、200人以上がハマスに人質に取られているとしている。

イスラエル軍は、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区のジェニン市近郊でパレスチナ人と衝突し、ドローン(無人機)による攻撃を実施したと、ソーシャルメディアで明らかにした。

一方、イギリスのリシ・スーナク首相の報道官は24日、ハマスによるイスラエル攻撃による同国人の死者が12人となり、行方不明者は5人だと明らかにした。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・国連グテーレス事務総長「武力紛争のいかなる当事者も、国際人道法を超越するものではない」「何もない状況で急に起こったわけではない」)

イスラエルのエルダン国連大使は25日、同国が国連職員への査証(ビザ)発行を停止すると発表した。

国連のグテーレス事務総長が24日、安全保障理事会の会合で、イスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃は理由なく起きたわけではないと述べた発言への対抗措置としている。

イスラエルはすでに、国連のグリフィス事務次長(人道問題担当)へのビザ発行を拒否していた。

エルダン氏は「かれらに教訓を与える時が来た」と述べた。

グテーレス氏は発言の中で、パレスチナ人は長年、イスラエル軍の占領に苦しんできたと指摘した。

パレスチナ自治政府の外務省は、グテーレス氏に対するイスラエルの反発は「不当」だと断じ、国連への敬意や法順守精神の欠如を示していると主張した。

グリフィス氏は一貫して、ガザ住民の救済を訴えている。24日にはX(旧ツイッター)への投稿で、人道上の大惨事を回避するには対話を続ける必要があると主張した。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・以エルダン国連大使「国連職員への査証(ビザ)発行を停止する」「かれらに教訓を与える時が来た」)

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)がパレスチナ自治区ガザに燃料が搬入されなければ25日夜に人道支援業務を停止せざるを得なくなると発表したことを受け、イスラエル軍は24日、ガザを実効支配するイスラム組織ハマスに燃料を分けてもらうのがいいと投稿した。

イスラエル国防軍はUNRWAによる警告に関して再投稿し、ハマスがガザ内のタンクに50万リットル以上の燃料を持っていると指摘。ハマスに燃料を分けてもらえるか聞けばいい」と投稿した。

ガザには21日以降、食料品や水、医薬品などの支援物資が限定的ながら到着しているが、燃料は、ハマスが使用することをイスラエルが懸念しているため、搬入が認められていない。

国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は記者団に、イスラエルの懸念は正当なものだと述べた上で「それでもなおガザの人々に燃料を届ける必要がある」と語った。

国連の人道調整官リン・ヘイスティングス氏は国連安全保障理事会で、国連はエジプトに40万リットルの燃料を積んだトラックを待機させており、約2日半分を賄えると述べていた。

ただ、イスラエル軍のダニエル・ハガリ報道官は、ハマスがUNRWAからガソリンを盗んでいると非難し、ガザにガソリンが入ることはないと述べた。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル国防軍ハマスがガザ内のタンクに50万リットル以上の燃料を持っている」「ハマスに燃料を分けてもらえるか聞けばいい」・カービー戦略広報調整官「それでもなおガザの人々に燃料を届ける必要がある」)

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・WSJハマスカタール、エジプト、そしてイスラエルの間で、ここ数日、燃料を含む人道支援を安定的にガザ地区に供給する見返りに、多くの人質を解放するという提案について協議が行われてきた」「ただイスラエル側はハマスが燃料を軍事目的に流用する可能性があると懸念し、燃料の搬入を承認しなかった」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・ガザ地区に3日連続で支援物資搬入・燃料は含まれず)

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・マイケル・フィンケル「イスラエルのほぼ全てのガソリンスタンド/戦車/軍用機はバクー(=アゼルバイジャン)の石油で燃料供給されている」)

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#露香月(パイプライン・ロシア産天然ガス供給・初・記念式典)

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#宇芽(ゼレンスキー「ウクライナ南コーカサスの安定と、この地域の国々との友好関係に関心を持っている」・パシニャン首相・会談)

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#ナゴルノカラバフ(田中宇「パシニャンは、目くらましが上手なポピュリスト政治家」「わざと負けて敵と和解して自国の安保につなげる策」「ウードゥル・ナヒチェヴァン・ガスパイプライン」)

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#ナゴルノカラバフ(露ウラジーミル・コロコルツェフ内相「西側諸国はウク情勢を利用して露を南コーカサスから締め出し、ロシアとアルメニアの絆を破壊しようとしている」・パシニャン首相・会談)

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「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ

イラクのスダニ首相は24日、北部クルディスタン地域(クルド人自治区)で操業している外国の石油会社が、石油生産コストと契約について合意すれば1カ月以内に生産を再開すると伝えてきたと明らかにした。

国際商工会議所(ICC)は3月、2014年から18年にかけての無許可輸送に対する損害賠償をトルコがイラクに支払うよう裁定を下した。これを受け、同地域からパイプラインを通じたトルコへの原油輸送は停止されている。

トルコのエネルギー相は今月初め、パイプラインは輸送開始の準備が整っていると述べたが、イラク高官は準備が整ったかどうかトルコから正式通知を受けていないと述べていた。

スダニ首相の発言で、クルディスタン地域で操業している石油会社とも生産コストや契約を巡って対立していることが示された。

首相は「クルディスタン地域で操業している外国企業は、イラク側が決定した生産コストは低く、同地域の油田での生産コストに見合っていないと考えている」と語った。

サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は24日、原油市場安定を維持するため、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の方針を巡りロシアとの協力を継続すると述べた。

リヤドで行われた投資フォーラムの席上で同相が語ったと、ロシア国営通信社RIAノーボスチが伝えた。

同相は「OPECプラスの他の参加国に加え、サウジとロシアの協力がなければ、原油市場において他の市場と比較してこれだけの安定を実現できなかっただろう。われわれはこの協力を継続する」と語ったという。

サウジとロシアが自主的な原油供給制限を年末まで延長すると表明したことを受け、OPECプラスは今月に現行の生産方針を維持した。

#OPECプラス(沙アブドルアジズ・エネルギー相「OPECプラスの他の参加国に加え、サウジとロシアの協力がなければ、原油市場において他の市場と比較してこれだけの安定を実現できなかっただろう。われわれはこの協力を継続する」)

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#OPECプラス(ロシア・ノバク副首相「合意した石油輸出削減には石油製品も含む」)

欧州連合(EU)欧州委員会は24日公表の報告書で、2020年代中にロシア産化石燃料への依存から脱却するという目標の達成に向けて順調に進展していると報告した。

今年のロシア産天然ガスの輸入量は400億─450億立方メートルと、ロシアによるウクライナ侵攻前の2021年に記録した1550億立方メートルを大幅に下回る見通しだとした。EUはロシア産石炭と海上輸送されるロシア産原油を禁輸対象に指定している。

報告書はウクライナ危機の「最悪の影響は過ぎたかもしれないが、気を緩めてはならない」と指摘。「エネルギー市場は依然として脆弱」とし、「化石燃料補助金は危機下で増加し、インフレがなお高く、重要インフラを破壊工作などから守る必要がある」とした。

EU加盟国はロシア以外の供給源からガスの輸入を増やし、ガス利用を低減させてきた。

EU全域でガス貯蔵施設が貯蔵能力の99%に達し、この冬に供給ショックが生じた場合の予備を確保している。

#ウクライナ経済制裁EU・報告書「ロシア産化石燃料脱却に向け進展」)

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ロシアはウクライナ侵攻に伴う経済制裁でエネルギー収入が減少しているが、LNGは依然として大きな収入源となっている。

1─7月の欧州のロシア産LNG輸入はウクライナ侵攻前の2021年1─7月との比較で40%増加。EUは27年までにロシア産化石燃料の使用を中止することを目指しているが、輸入鈍化の兆しは見られない。EUはロシア産の原油と石油製品についてはすでに海上輸入を禁止している。

同相はロイターに「不足感、懸念がある」と昨年の欧州のエネルギー危機に言及。

「ロシアとウクライナの状況が変わらなければ、遅かれ早かれ、そうした措置(禁止措置)が取られることになるだろう。ただ昨年、混乱した経緯があり、欧州委員会と加盟国は、当面はさらなる混乱を回避するため、事態が平和的な方法でどのように進展するかを見守りたいと考えている」と述べた。

#ウクライナ経済制裁EU・議長国リベラ西エネルギー相「ロシア産LNGの輸入を禁止する計画はない」)

フィンランド捜査当局は24日、今月初めに北欧フィンランドエストニア間のガス輸送に使うバルト海の海底パイプラインなどに損傷が見つかった問題で、船舶のいかりが損傷の原因とみられると明らかにした。事故によるものか、もしくは故意かの判断は時期尚早としている。

捜査当局は、パイプラインの損傷箇所付近の海底からいかりを回収した。いかりが中国のコンテナ船のものであるかどうかを調べているという。

海底にはパイプラインが破損した地点まで海底には何かを引きずった跡があった。

捜査当局は20日、損傷が発生した時点でパイプライン付近を航行していた中国籍のコンテナ船を重点的に調査していると説明していた。

この日、この船舶のいかりが一つ欠けていることを確認したと説明。回収した物と同一かどうか調べるため、このコンテナ船に確認しようとしているが連絡が取れていないという。

#バルチックコネクター損傷事件(フィンランド・オルポ首相「損傷は外部活動の結果とみられる」・NATOストルテンベルグ事務総長「NATOにとって極めて重要なインフラに対する故意の攻撃だと証明されれば当然深刻なことだが、NATOによる結束した断固たる対応に遇うだろう」・ペスコフ報道官「不穏」・フィンランド当局「破損が起きた場所と時間が香港籍のコンテナ船『NewNew Polar Bear』の航行動向と一致した」「現在、この船に焦点を絞って調査している」_エストニア当局「中国船『NewNew Polar Bear』とロシア船『Sevmorput』の2隻が調査対象になっている」・フィンランド捜査当局「いかりが原因の可能性」)

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#バルチックコネクター損傷事件(フィンランド・オルポ首相「損傷は外部活動の結果とみられる」・NATOストルテンベルグ事務総長「NATOにとって極めて重要なインフラに対する故意の攻撃だと証明されれば当然深刻なことだが、NATOによる結束した断固たる対応に遇うだろう」・ペスコフ報道官「不穏」・フィンランド当局「破損が起きた場所と時間が香港籍のコンテナ船『NewNew Polar Bear』の航行動向と一致した」「現在、この船に焦点を絞って調査している」_エストニア当局「中国船『NewNew Polar Bear』とロシア船『Sevmorput』の2隻が調査対象になっている」)

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【そうきチャンネル】『ガザ沖ガス田強奪作戦』・イスラエルハマス紛争の肝 日米近現代史研究家 渡辺 惣樹(わたなべ そうき) 23.091 #渡辺惣樹 #わたなべそうき #そうきチャンネル

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・渡辺惣樹「『ガザ沖ガス田強奪作戦』・イスラエルハマス紛争の肝」)

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・下山伴子>「ガザとパレスチナに200兆立方フィートの天然ガスと約20億バレルの石油‼️」)

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・18日目②)

イスラエル軍は25日、ヨルダン川西岸で実施した夜間急襲作戦でパレスチナ人グループから銃撃を受けたため、ドローン(無人機)で攻撃したと明らかにした。パレスチナ当局によると、攻撃でパレスチナ人3人が死亡した。

イスラエル軍は西岸地区北部のジェニン難民キャンプで武装したパレスチナ人が「発砲し、爆発物を投げた」とし、その後に軍が無人機で攻撃したと述べた。

パレスチナ自治政府の通信社WAFAによると、この無人機は少なくとも2発のミサイルを発射し、3人が死亡、20人以上が負傷した。

パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが7日にイスラエル南部を攻撃して以降、イスラエル軍が航空機でヨルダン川西岸を攻撃するのは少なくとも3回目。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル軍、西岸地区で銃撃受け無人機攻撃・パレスチナ側に死者)

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・カービー国家安全保障会議戦略広報調整官・2週間前:イスラエル軍900人死亡の情報に涙ぐむ(↑ツイート参照)今日:パレスチナ人の一般市民の犠牲については仕方ない)

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・病院空爆・NYT「イスラエル軍が病院爆破の原因と主張しているハマスのロケット弾のアルジャジーラの映像を詳しく解析した結果、病院から2マイル離れた上空で爆発しており、病院爆破とは無関係であった」)

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・病院空爆・米機密情報報告書「イスラエルに責任はないと判断している」「病院の主要な建物には確認できる損傷はなく、衝撃によるクレーターも確認されていない」・仏軍事偵察局「衝撃によるクレーターが、イスラエル軍のミサイルによるものにしては小さすぎる」・スナク首相「地区内から発射されたミサイルによる可能性高い」)

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・病院空爆アルジャジーライスラエル側の発表主張の変化を検証」)

イスラエルイスラム組織ハマスとの大規模な軍事衝突をめぐり、双方がSNSを通じて被害の状況を伝えるなどしてみずからの攻撃の正当性を国際社会に訴えています。

(※本文に残酷な表現が一部含まれます)

情報戦が繰り広げられる中、イスラエル軍は23日、各国の報道関係者100人以上をテルアビブ郊外の軍の施設に招いて今月7日のハマスによる大規模攻撃の様子を記録したとする映像を公開しました。

映像は、ハマスの戦闘員が体につけていた小型カメラや、イスラエル側の住民が運転する車に取り付けられていたドライブレコーダー、それに住宅の防犯カメラなどから集めたものだとしていて、43分にのぼっています。

このうち、道路を走行していた車のドライブレコーダーの映像では、道路沿いに自動小銃を持ったハマスとみられる戦闘員が待ち伏せしていて、次々に車をめがけて発砲してくる様子がうかがえます。

また、イスラエル南部の住宅の防犯カメラの映像には、父親と子ども2人が安全な場所に身を隠そうと移動したところに、手榴弾が投げ込まれ、父親が倒れて、子どもたちが逃げ惑う様子が記録されていました。

その後、戦闘員は倒れている父親に向かって至近距離から自動小銃を撃ち続け、逃げ惑う子どもたちを捕まえて部屋に連れ戻しています。

戦闘員は、冷蔵庫を開けて泣きじゃくる子どもたちに飲み物をすすめた後、みずからも炭酸飲料を飲む様子もうかがえます。

会場では、むごたらしい映像が流れるたびに、深いため息とともに「もうやめて」とか「神に許しを求めます」といった声が漏れていました。

映像の公開についてイスラエル軍のハガリ報道官は「ハマスによる人道に対する罪を知ってもらいたい」と趣旨を説明していました。

イスラエル軍としては、ハマスによる残虐な行為を報道関係者に公開することで、連日のガザ地区への空爆が、テロを抑え込むためだと受け止められるよう国際世論に働きかけたいねらいもあるとみられます。

注意:痛ましいと感じる恐れのある暴力描写が出てきます

イスラエル軍は23日、パレスチナ自治区ガザ地区イスラム組織ハマスの戦闘員らがイスラエルを襲撃した際に身に着けていたとされるボディカメラなどの映像をジャーナリスト向けに公開した。2週間前の攻撃について、残虐性を世界に再認識させる狙いがあるとみられる。

限定公開されたのは、ボディカメラ、監視カメラ、車載カメラ、携帯電話(ハマス戦闘員と犠牲者の両方のもの)の映像。イスラエル軍は、収集した数百時間分の映像を43分に編集したと説明した。

映像の最初のほうでは、ハマス戦闘員を荷台いっぱいに載せたピックアップトラックの一団が、イスラエルの高速道路を自由に走行。戦闘員らは住民に向けて気ままに発砲している。

ハマス戦闘員らはさらに、道路で住民を撃ち、歓声をあげる。そして、キブツ(農業共同体)内の道をうろつき、家の中に押し入って親子を殺害する。

住宅用監視カメラに残っていた映像には、兄弟の少年2人を地上シェルターへと急がせる父親が映っている。直後、ハマス戦闘員がシェルターに手投げ弾を投げ入れ、父親は死亡、兄弟はけがを負う。

血まみれでショック状態の兄弟は、叫び声を上げ、よろめきながら家の中へと戻る。そこにハマス戦闘員が静かに入ってきて、兄弟の前にある冷蔵庫の中をのぞく。しばし動きを止め、飲み物を取る。そして外に出て行く。

兄弟の1人が泣きながらもう1人に、「父さんが死んだ、いたずらじゃない」と言い、「どうして僕は生きているの?」と繰り返す。声をかけられている方は、手投げ弾で目が見えなくなったようだ。この兄弟が生き延びたのか、軍の報道官は明言しなかった。

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今回の映像には、ハマス戦闘員らがガザ地区にいる両親にかけた電話の音声も含まれている。被害者の電話を使い、「少なくとも10人のユダヤ人を素手で殺した」と自慢している。

注意:このあと生々しい暴力描写が出てきます

戦闘員は両親に、「(通話アプリの)ワッツアップを開いて、何人死んだか見てほしい」と繰り返し訴える。「あなたたちの息子が数多くのユダヤ人を殺したんだ」、「お母さん、あなたの息子は英雄だ」。

映像の別の部分では、ハマス戦闘員がキブツの住民の遺体らしきものに向けて、祝うように発砲している。さらに、園芸用のくわを使い、まだ生きていると思われる人の首を切断しようとしている。

映像には、被害者の携帯電話で撮影された場面も出てくる。銃声や爆発音が近づく中、セーフルーム(防護室)やシェルターに身を隠していた人たちが絶望的な恐怖を感じている。

イスラエル軍のいら立ち
イスラエル軍がこうした映像をジャーナリストに公開したのは、軍幹部が不満を募らせていることの表れだ。多くのメディアがハマスの残虐な襲撃よりも、イスラエルによるガザ地区への空爆や、ガザ北部住民の大規模移動に伴う人道危機を大きく取り上げていることに、幹部らはいら立っている。

イスラエル軍のガザ師団司令官を務めたマイケル・エーデルシュタイン少将は、映像の公開後、「イスラエルがしていることと、卑劣なテロリストがしていることを比較しようとしている放送局がある」と主張。

「比較する人を理解できない」、「(映像を)共に見た後では、みながそのことを知るべきだ」と述べた。

イスラエル当局によると、今月7日のハマスの攻撃以降、イスラエル人の死者は1400人を超えている。また、220人以上がガザ地区で人質になっているとみられる。

一方、ハマスが運営するガザ地区の保健当局は、イスラエルによる空爆が始まってから5000人以上がガザ地区で死亡したとしている。パレスチナ自治政府の保健当局によると、ヨルダン川西岸地区でも91人が死亡している。

イスラエル軍はまた、死亡したハマス戦闘員から回収したという、襲撃と人質奪取の詳細な計画指示書だとする2冊を公開した。

その中には、「できる限り多くの犠牲者を射殺し、人質を取り、何人かはいろいろな車でガザ地区に連れて行く」と書かれた部分もあるという。

エーデルシュタイン少将は、ハマスが「一般住民を殺害し、焼けという命令を受けてやってきた」のは明らかだと述べた。

ハマスは家族を家の中で焼き殺すことにした。人質を取り、子どもたちをガザに連れ帰ることを狙っていた」

「何人を殺し、何人を人質に取るか、命令があった。レイプの命令もあった。すべて記され、命令されていた」

今回の映像の公開前には、イスラエル軍のダニエル・ハガリ報道官が、公開をめぐり軍内部で議論があったと説明。最終的には自らの判断で公開を決めたと話した。

「私たちは未来のために集団的記憶を作り出す必要があると、すでに認識している」、「世界に忘れさせはしない」。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・ハマス戦闘員のボディカメラ映像、イスラエル軍が記者団に公開・BBC「多くのメディアがハマスの残虐な襲撃よりも、イスラエルによるガザ地区への空爆や、ガザ北部住民の大規模移動に伴う人道危機を大きく取り上げていることに、幹部らはいら立っている」)

レバノンイスラムシーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師が25日、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスガザ地区に拠点を置くスンニ派武装組織イスラム聖戦の幹部らと会談した。

ヒズボラの発表によると、ナスララ師が会談したのはハマスのナンバー2と、イスラム聖戦の指導者。場所は公表されていない。

会談ではガザ地区パレスチナの抵抗運動による真の勝利」を達成し、住民への「不実で残忍な侵略」をやめさせるために、各組織がやるべきことを検討したという。

また、ヒズボラの報道部門は同日午前、ナスララ師が対イスラエル戦での戦死者をたたえた手書きの書簡を公開した。ハマスイスラエルの軍事衝突が始まってから、同師が公に発言したのは初めて。

衝突開始後、ヒズボライスラエルの間では小競り合いが発生し、紛争が地域全体に広がる事態も懸念されてきた。

イスラエルと敵対するレバノンでは、ヒズボラが対イスラエル抵抗勢力として公式に認められている。一方、欧米諸国の多くはヒズボラをテロ組織に指定している。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・ヒズボラ指導者ナスララ師、ハマスイスラム聖戦の幹部と会談「ガザ地区パレスチナの抵抗運動による真の勝利を達成し、住民への不実で残忍な侵略をやめさせるために、各組織がやるべきことを検討した」)

イスラエルシンクタンクのガザ完全民族浄化の計画が流出

ネタニヤフ首相とつながりのあるイスラエルシンクタンクが10月17日、「またとない絶好の機会」を活用して「ガザ住民全体の移転と最終的な入植」を推進する報告書を🇮🇱諜報省に提出していた。

ガザ地区北部を壊滅するまで空爆
 ↓
ガザ地区南西部にテント村を作る
 ↓
「住民を支援する」ための人道的回廊を建設する
 ↓
シナイ北部に都市を建設する

並行して、イスラエル国境の南、エジプト国内に幅数キロの「無菌地帯」を設け、「避難した住民が戻れないようにする」。
https://mondoweiss.net/2023/10/israeli-think-tank-lays-out-a-blueprint-for-the-complete-ethnic-cleansing-of-gaza/

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・ネタニヤフ首相とつながりのあるイスラエルシンクタンクが10月17日「またとない絶好の機会」を活用して「ガザ住民全体の移転と最終的な入植」を推進する報告書を諜報省に提出していた)

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・タッカー・カールソン X マクレガー元陸軍大佐「イランとの戦争になると、アメリカはどうなるか?」)

パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を準備するイスラエルに対し、米軍関係者はイラク戦争で米国が反乱勢力を相手に闘ったような激しい市街戦を回避するよう促している。民家を一軒一軒しらみつぶしにする血みどろの戦闘にイスラエルが引き込まれるのを避けるためだという。事情に詳しい複数の情報筋がCNNに明らかにした。

イスラエル入りしている米軍の顧問団はイスラエル国防軍(IDF)に対し、ガザ地区を実効支配するハマスを撃退する様々な戦略の立案を支援している。その際に特に引き合いに出しているのが、イラク戦争有数の激戦となった2004年のファルージャの戦闘で得られた教訓だ。

ガザ地区に全面地上侵攻を仕掛けた場合、人質や民間人を危険にさらし、この地域の紛争をさらに激化させる可能性がある。このため米軍顧問団は地上侵攻ではなく、精密空爆と標的を絞った特殊急襲作戦を併用するようイスラエルに求めている。

米軍顧問団はまた、米軍主導有志連合が過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)からイラク北部モスルを奪還した際の戦略も参照している。モスル奪還作戦では特殊部隊への依存度がさらに高かった。ハマス同様、ISISはモスル全域にトンネルを建設して民間人を人間の盾として利用しており、奪還に向けた戦闘は予想より難しく長いものとなった。

こうしたメッセージを伝えるため、バイデン政権は海兵隊のジェームズ・グリン中将を派遣し、IDFに戦術攻撃の準備に関する助言を行っている。グリン氏は海兵隊特殊作戦コマンドの元司令官で、イラクでの市街戦に関して豊富な経験を持つ。特にファル-ジャでは、反乱勢力との極めて激しい戦闘で指揮を執ったという。

ハマスが今月7日にイスラエルへのテロ攻撃を仕掛けて以降、米当局者の間では、ガザ地区への地上侵攻を図るイスラエルの戦略は十分煮詰められておらず、多大な犠牲を出したり、ガザ地区の無期限占領につながったりする可能性があるとの懸念が高まっている。

米国はまた、全面地上侵攻を仕掛ければ、今なおガザに拘束されている人質200人以上や、逃げ場のない民間人を危険にさらす可能性がある点なども考慮するようイスラエルに要請している。

バイデン政権内の懸念をよく知る情報筋は、全面地上侵攻の実施に関して「イスラエルに次の段階の戦略があるようには思えない」と語った。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・米軍顧問団は地上侵攻ではなく、精密空爆と標的を絞った特殊急襲作戦を併用するようイスラエルに求めている・海兵隊ジェームズ・グリン中将)

アメリカはイスラエルに不断の支持を約束し、その裏付けとして軍事援助を追加した。しかし、アメリカが中東地域に関与してきた歴史の中で、アメリカも傷を負ってきたし、その痛みは今も続いている。では、現状についてアメリカはどこまで関与するのだろうか。

パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスイスラエルに侵入し、攻撃を展開したとき、ジョー・バイデン米大統領はまず真っ先に「アメリカは、イスラエルを支える」と述べ、自分がどちら側についているのかを明確にした。

「この状況に便乗しようと考えている者に、言うことはただひとつ。やめろ」とも、大統領は付け加えた。

この警告は明確に、イランと、同盟関係にあるその仲間に対するものだった。

国防総省によると、ここ数日の間にイラクとシリアに駐留する米軍部隊が何度か攻撃されている。そして、紅海ではイエメンから発射されたミサイルをアメリカの駆逐艦が撃墜。ミサイルはイスラエル方面を標的にしていた「可能性」があるという。

アメリカはすでに空母打撃群をひとつ、東地中海に派遣済みで、近く別の空母打撃群も同じ海域に入る。空母1隻は70機以上の航空機を搭載しており、相当の戦闘力が紛争の現場に配備されることになる。バイデン大統領はすでに、いざ必要となれば現地に入れるよう、多数の米軍部隊を待機させている。

アメリカはイスラエルにとって最大の軍事支援国だ。年間の軍事援助額は約38億ドル(約5690億円)に上る。

ガザ地区をいま空爆しているイスラエルの戦闘機は、アメリカ製だ。イスラエルがいま使っている、精密誘導兵器のほとんども同様だ。イスラエルの防空システム「アイアンドーム」が使う迎撃ミサイルの一部も、やはりアメリカ製だ。

アメリカは、イスラエルが要求するより先に、そうした兵器の補充を送り始めていた。そして、バイデン氏は20日には連邦議会に対して、イスラエルウクライナなどに約1050億ドルの追加支援予算を充てるよう求めた。そのうちイスラエルへの追加軍事援助は約140億ドルを占める。

その翌日、国防総省は最強のミサイル防衛システム2種類を、中東に配備すると発表した。高高度のミサイル防衛システム「THAAD」一式と、「パトリオット」地対空ミサイルの複数追加だ。

しかし、来年秋に大統領選を控えたアメリカの大統領が、今また新しい戦争に巻き込まれようとするだろうか? 中東地域でアメリカが近年展開してきた軍事作戦はどれも、アメリカにとってコストの高いものだった。政治的にも経済的にも、そしてアメリカ人の人命という意味でも。

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イスラエルの元駐米大使、マイケル・オレン氏は、東地中海に米軍空母を派遣することでバイデン大統領がすでにその一歩を踏み出したと考えている。

「そんなピストルは、使うつもりがないなら、取り出したりしないはずだ」

これに対して米ワシントンのシンクタンク戦略国際問題研究所CSIS)国際安全保障プログラムのディレクター、セス・ジョーンズ氏は、ガザでの戦争への直接軍事介入についてアメリカは強くためらうはずだと指摘する。

空母打撃群の派遣は、「一発も発射しなくても」有効であり得るとジョーンズ氏は言う。空母はインテリジェンス収集能力を持つほか、防空力を提供するからだ。アメリカ軍による実際の戦闘関与は「最後の手段」だろうと、ジョーンズ氏は話す。

イスラエルアメリカの両方にとって、目下の主な懸念事項は、イスラエルの北からの脅威、具体的に言えばレバノン武装勢力ヒズボラによる脅威だ。

イランが後押しするヒズボラは、ガザのハマスよりもはるかに大きな脅威だ。攻撃力においては、ハマスの持つロケット弾より強力で正確なロケット弾を約15万発保有している。そして、「仇敵(きゅうてき)」とみなすイスラエルとは、すでに戦火を交わしている。

イスラエルのオレン元大使は、イスラエルが「ガザの奥深くまで入り込み、すでに退くことがかなわず、疲弊している」段階になってヒズボラが介入するかもしれないと懸念している。

そうなった場合には、アメリカが強力な空からの攻撃力を駆使してレバノン国内の標的をたたくことも可能性としてあると、オレン氏は考えている。ただし、アメリカが地上部隊を派遣する状況になるとは、オレン氏は考えていない。

アントニー・ブリンケン米国務長官とロイド・オースティン米国防長官はともに、状況が悪化し、アメリカの人員や部隊が標的となれば、アメリカは対応すると言明している。

アメリカには自衛権があり、ためらわずに「適切な行動をとる」と、オースティン長官は22日に述べた。

CSISのジョーンズ氏は、紛争拡大のリスクを認めつつ、アメリカの抑止力の存在が「イランとその手先にとって、リスクのコストを引き上げている」と指摘する。

レバノンヒズボラが仮にイスラエル北部から大規模な攻撃を展開した場合、「かなり本格的な反撃に出くわすことになる」と、ジョーンズ氏は言う。それに、イランにつながりのあるグループがこの地域で米軍部隊に限定的な攻撃を仕掛けたことは、過去にもあると指摘する。

加えて、イスラエルハマスとの戦争において、直接的な軍事支援を求めているわけではない。自らを独力で守れるべきであるというのが、イスラエルの軍事ドクトリンに含まれていると、エルサレムヘブライ大学のダニー・オーバック教授(軍事史)は話す。

バイデン大統領は18日にイスラエルを訪問し、アメリカのイスラエル支援は条件付きだと示した。人道支援のガザ搬入をイスラエルが認めることを、バイデン氏は望んでいるし、イスラエルがガザ占領をいつまでも続けることは望んでいない。15日放送の米CBS番組「60ミニッツ」に対してバイデン氏は、イスラエルのガザ占領が続くことは「大間違い」になると述べた。

アメリカの支援には時間的な制限もあるかもしれない。イスラエルエルサレム・ポストのコラムニストで軍事アナリストのヤアコヴ・カッツ氏は、イスラエルがガザで地上軍事作戦を開始し、民間人の死傷者がさらに増加すれば、アメリカの対イスラエル支援は圧力にさらされるだろうと考えている。

アメリカの支援は数週間のうちに、失速するとカッツ氏は見ている。「イスラエルが今後、地上侵攻をいつまでも続けられるような自由裁量を、アメリカも世界各国も与えないと思う」。

アメリカは明らかに、イスラエルへの軍事支援と中東地域で米軍のプレゼンスを拡大しただけで、今回の紛争の拡大が阻止されることを期待している。

アメリカがイスラエルに成り代わり直接介入した事例は、あまりない。1991年の湾岸戦争開始を前に、イスラエルイラクスカッド・ミサイル攻撃から守るため、パトリオット・ミサイル・システムを配備したのは、珍しい例外だった。

むしろアメリカはこれまで、イスラエルに対する自分たちの軍事的な影響力を、抑止力として使うことの方が多かったのだ。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・BBCアメリカにはどこまでイスラエルを守る用意があるのか」)

トルコのエルドアン大統領は25日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスはテロ組織ではなく、パレスチナ市民と土地を守るために戦う解放グループだと述べた。イスラエルハマスに即時停戦を求め、イスラム諸国は地域の恒久的平和に向け共に行動しなければならないとした。

エルドアン大統領は与党・公正発展党の議員にハマスはテロ組織ではなく解放集団で土地と人々を守るための戦う『ムジャヒディン(聖戦戦士)』である」と述べた。

イスラエルの攻撃を支持する西側諸国を批判し「西側諸国がイスラエルのために流す涙は欺瞞の表れだ」とした。

トルコは、10月7日のハマスによるイスラエル南部への攻撃で民間人の犠牲が多数出たことを非難する一方で、イスラエルに抑制的な反応を促している。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・エルドアン大統領「ハマスはテロ組織ではなく解放集団で土地と人々を守るための戦う『ムジャヒディン(聖戦戦士)』である」「西側諸国がイスラエルのために流す涙は欺瞞の表れだ」)

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・エルドアン大統領「西側諸国はイスラエルに借りがあるが、トルコはイスラエルに何の借りもない」)

労働力は枯渇、ロケット弾の飛来を告げるサイレンは絶え間なく鳴り響き、奇襲攻撃で受けたショックは簡単には消えない──。イスラエル経済がイスラム組織ハマスとの紛争で被る打撃は、過去数十年に経験したことのないものになりそうだ。

高層ビルが増え続ける主要都市テルアビブでは、市が建設現場を閉鎖したため建設用クレーンが数日間動きを止めていた。今週に入ると厳格化された安全指針の下で作業が再開されたが、業界の報告書は建設部門の停滞だけで1日当たり1億5000万シェケル(3700万ドル)の経済損失が発生していると推計している。

イスラエル建設業協会のラウル・サルゴ会長は「打撃を受けているのは建設業者や実業家だけではない。イスラエルの全世帯が受けている」と話す。

約5000億ドル規模のイスラエル経済はハイテク業と観光業に強みを持ち、中東地域で最も発展している。今年は大半の期間にわたり堅調を維持。通年の成長率は3%に達する勢いで、失業率も低かった。

しかし、ガザへの地上侵攻が間近に迫り、戦闘が地域紛争へと拡大する恐れがあるため、国民は身を潜め、食料品以外の支出を大幅に減らしている。格付け会社は既にイスラエルを格下げする可能性を警告している。

何十万人もの陸軍予備役が召集されて人繰りに穴が開き、港湾からスーパーマーケットにいたるサプライチェーン(供給網)が混乱。小売業者は従業員を一時解雇し、通貨シェケルは下落している。

また紛争の影響でガザ地区からイスラエルへのパレスチナ人労働者数千人の移動が止まり、ヨルダン川西岸地区からの流れも細っている。

エルサレムの主要なショッピングモールのエスカレーターや通路は紛争勃発から2週間閑散としていた。利用者は徐々に戻っているが、 「客足は激減している」と、スポーツウエアを扱う店舗の店長は言う。

<主力のハイテク業に打撃>

ホテルは国境地帯から避難してきたイスラエル人で半分ほどが埋まっているが、残りはほとんど空室だ。工場は、ガザ近郊の拠点でさえ操業を続けてはいるが、定期配送を担うトラック運転手の数は必ずしも十分ではない。

先週のクレジットカードによる買い物は前年同期比で12%減少。スーパーマーケットでの買い物が急増した以外、ほぼすべてのカテゴリーで激減した。

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大期に隆盛を極めたハイテク産業は苦戦を強いられている。イスラエル国内総生産(GDP)の18%、輸出の半分をハイテク業が占める。

「生産性が著しく低下している。生きるか死ぬかが問題になっているときに日々の仕事には集中できない」と、フィンテック企業シータレイのバラク・クライン最高財務責任者(CFO)は語る。同社は国内の従業員80人のうち12人が予備役に招集された。

イノベーション庁のドロール・ビン最高責任者によると、ハイテク業界では労働力の推計10─15%が予備役として招集された。同庁が多数のハイテク企業、特に初期段階のベンチャー企業接触したところ、その多くが資金調達ラウンドの最中で、資金不足に陥っている。こうした企業を支援するためにイノベーション庁は1億シェケル(2500万ドル)の基金を設立し、ハイテク新興企業100社が苦境を乗り切るのを支えている。

<情緒的危機>

イスラエル政府は紛争のための資金と被害を受けた家計や企業への補償に「無制限の」支出を約束しており、これは財政赤字と債務の拡大を意味する。

今後のイスラエル経済を占う上で過去の紛争は参考にはならないかもしれない。2006年にイランを後ろ盾としたレバノン武装組織ヒズボラと34日間にわたり戦った際には輸出が減少し製造業が減速、GDPが0.5%も落ち込んだが、その後すぐに経済が回復した。

しかし、今回は過去の例とは異なると当局者は指摘する。

国民の間に「情緒的な危機」があり、それがすでに打撃を及ぼしていると指摘するのは、大手ハポアリム銀行のチーフ経済アドバイザー、レオ・レイダーマン氏。「人々は先行きの不透明さと不安な気持ちから消費支出を最小限に抑える」と見ている。個人消費は経済活動の半分以上を占めるだけに、経済への影響は重大かもしれない。

イスラエルは最近の全ての戦闘で驚くほどの回復を示してきた。今回はもっと劇的な事態のようだ」と財務省高官は不安をにじませた。

イスラエル中銀は23日、今年の経済成長率予測を3%から2.3%に下方修正し、来年についても3.0%から2.8%に引き下げた。これは戦闘がガザ地区に限定されるとの前提に基づいた予想だ。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル経済への打撃深刻・予備役招集や消費低迷で)

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・19日目①)

d1021.hatenadiary.jp

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・ヒズボライスラエル戦闘激化・レバノン南部などで約2万人退避)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・病院空爆・米機密情報報告書「イスラエルに責任はないと判断している」「病院の主要な建物には確認できる損傷はなく、衝撃によるクレーターも確認されていない」・仏軍事偵察局「衝撃によるクレーターが、イスラエル軍のミサイルによるものにしては小さすぎる」・スナク首相「地区内から発射されたミサイルによる可能性高い」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・病院空爆・ネタニヤフ首相報道官「イスラエル空軍がガザ地区の病院内にあるハマスのテロリスト基地を攻撃した」・削除)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル軍/米軍特殊部隊・ガザ侵入すぐ撤退)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・ハマス人質さらに2人解放・「敵が受け入れを拒否しているのは承知しているが、差し迫った人道上の理由により解放した」「引き渡しを終えるために調停国との間で合意した手続きのうちイスラエルは8つ以上を違反している」・なぜカタールが人質解放を仲介?)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・ハマス人質さらに2人解放・「ハマスの急襲を受け連行される際に戦闘員に暴力を振るわれたが、監禁中はよくしてもらった」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・WSJハマスカタール、エジプト、そしてイスラエルの間で、ここ数日、燃料を含む人道支援を安定的にガザ地区に供給する見返りに、多くの人質を解放するという提案について協議が行われてきた」「ただイスラエル側はハマスが燃料を軍事目的に流用する可能性があると懸念し、燃料の搬入を承認しなかった」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・米政府高官「米国はイスラエルに対し、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザでの地上侵攻を控えるよう助言しているほか、ハマスとの仲介役であるカタールにもその協議の内容を通知している」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・カービー戦略広報調整官「米・イスラエル当局者はイスラエルによるガザへの地上侵攻について率直に話し合ってきたが、時期などの詳細については最終的にはイスラエル当局者次第だ」「持続的な人道支援は非常に重要であり、イスラエルの地上侵攻の有無にかかわらず、可能な限り早急かつ大量に物資を現地に送り込む必要がある」「人道支援の一部がイスラム組織ハマスの目的のために転用されるのではないかという懸念を米政権は共有しているが、そのようなことが起こったという証拠はない」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・バイデン大統領「人質解放後にのみ停戦について話せる」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・カービー戦略広報調整官「シリアやイラクの米軍基地攻撃、イランが積極的に手助けしているケースが幾つかある」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・以カッツ・エネルギー相「人質理由に地上攻撃遅らせる考えない」「ハマスはわれわれが人質に対処することを望み、(イスラエル)軍がハマスのインフラを取り除くために突入しないことを期待している。それは起きない」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・EU外相理事会「人道的な一時停止」・独ベーアボック外相/墺シャレンベルク外相/捷リパフスキー外相・難色示す)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・ハマスイスラエルハマス幹部を刑務所で『暗殺』)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・バイデン大統領「シチュエーションルーム行かなければならない」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・モサド元長官「イスラエルアルカイダ武装させた」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・ラブロフ外相「一方的な動きは状況を悪化させるだけ」「足元必要な措置は、停戦のお膳立てや人道問題の解決、『2国家』の原則に基づく和平実現に向けたメカニズムを見いだすこと」「米国が『中東カルテット(米、ロシア、欧州連合(EU)、国際連合)』の活動を停止させた」「ブリンケン米国務長官に妙案があるのかもしれないが、われわれは認識していない」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・王毅政治局委員兼外相「平和につながる限り、いかなる解決策も強く支持する」「全ての国は自衛の権利を持っているが、国際人道法を順守し民間人の安全を守るべきだ」・以コーヘン外相・王毅「ガザの住民が最も必要としているのは武器や地政学的な計算ではなく、安全保障と戦争を止めて平和を促進する努力だ」「より権威があり、広範で効果的な国際平和会議の早急な開催を求める」「国連安全保障理事会はその責任を効果的に果たすべきであり、国際社会は緊急に行動しなければならない。そして域外の国々、特に主要国は客観的で公平であるべきだ」・マリキ外相・環球時報「軍艦派遣は通常の護衛任務や友好的な訪問の一環で紛争への干渉ではない」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・仏マクロン大統領・イスラエル訪問・仏大統領補佐官マクロン大統領はイスラエルとの結束を示すだけでなく、事態の悪化を防ぎ、人質を解放し、イスラエルの安全を確保し、2国家共存による解決に向けて取り組むための「可能な限り実行可能な提案」をしたい考え」「人道的停戦を訴える」・アナリスト「マクロン氏がフランス伝統の親アラブ外交から英米の親イスラエル路線にシフトしている」・フランス国際関係戦略研究所外交政策専門家カリム・エミール・ビタール「仏政府がパレスチナ支持のデモを全面的に禁止したことがマクロン氏がアラブ世界で信用を失った理由の一つだ」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・ガザ地区に3日連続で支援物資搬入・燃料は含まれず)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・17日目②)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・カーター元大統領「ハマスは1967年国境での2国家体制に前向き、ネタニヤフは大イスラエル志向で破滅へ」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル情報機関「シンベト」アミ・アヤロン元長官「私は20年以上前にシンベトを去りましたが、多くの軍司令官、特にシンベトの長官はみな『ガザに対する政策は間違っている』と言い続けました」「『選挙で選ばれたのだから何をやってもいい』『中東和平交渉の基本方針となってきた2国家共存の実現の阻止、イスラエルの隣にパレスチナ国家が誕生するのを阻止するためなら何でもする』という考え」「そのためには、パレスチナの人々を分断しなければなりませんでした」「ハマスは怪物になりましたが、それはネタニヤフ首相の“助け”があったからです」「そのことは、イスラエルの誰もが理解しています」「ハマスと戦う唯一の方法は、2つの国家という政治的地平をパレスチナ人に提示することだ」「今回もその責任はアメリカ大統領にあります」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・なぜパレスチナ人は非暴力抵抗をしないのか?)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・ロシアチャンネル1イスラエル特派員「当局が主張するようにイスラエル軍は準備ができているが何も動いていない」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・スラエル国内世論調査イスラエル政府への信頼度・6月時点26%から20%に低下)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・18日目①)