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領土奪還を目指すウクライナのゼレンスキー大統領は3日SNSで「先週、前線は困難だったが、われわれは徐々に前進している」と投稿し反転攻勢の成果が出ていると強調しました。

今月11日からはNATO北大西洋条約機構バルト三国リトアニアで首脳会議を開く予定で、ウクライナとしては反転攻勢の成果も示し、さらなる軍事支援を取り付けたいねらいとみられます。

これに対し、ロシアのショイグ国防相は3日、国防省で開いた会議で「全体として敵はあらゆる分野で目的を達成できていない」と述べ、ロシア軍がウクライナ側の撃退に成功していると主張しました。

また民間軍事会社ワグネルの代表、プリゴジン氏の武装反乱について「軍の兵士が任務に忠実であったため失敗に終わった」と述べた上で、軍の統率やウクライナへの軍事侵攻に影響はなかったと強調しました。

こうしたなか、プーチン大統領は4日、インドが議長国を務める上海協力機構の首脳会議にオンラインで出席する予定です。

ロシアと中国が主導する上海協力機構の枠組みを重視するプーチン政権としては、ウクライナ情勢を巡って対立が深まる欧米側に対抗するうえで、安全保障や経済面での連携を強化したいねらいです。

ロシアで武装反乱が起きてからプーチン大統領は友好国の首脳に対し積極的に電話会談を行い政権に対する支持を確認してきましたが、国際会議に参加するのは初めてで、その発言が注目されます。

#ウクライナ戦況(反転攻勢・ゼレンスキー「先週、前線は困難だったが、われわれは徐々に前進している」)
#ウクライナ戦況(反転攻勢・NHK「反転攻勢の成果も示し、さらなる軍事支援を取り付けたいねらい」)
#ウクライナ戦況(反転攻勢・ショイグ国防相「全体として敵はあらゆる分野で目的を達成できていない」)
#プリゴジンの乱(ショイグ国防相「軍の統率やウクライナへの軍事侵攻に影響はなかった」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・カルタポロフ下院国防委員長「ワグネルの離脱、ロシア軍戦闘能力に影響せず」

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#宇米(バーンズCIA長官・乱前訪問・ゼレンスキー「領土取り返し年末までに停戦交渉計画」
#ウクライナ戦況(バーンズCIA長官「ロシアにとって戦略的な失敗となっている」)
#プリゴジンの乱(NHKスペシャル「ワグネル反乱 変貌するロシア軍」)

ロシアのショイグ国防相は3日、民間軍事会社ワグネルによる武装反乱はウクライナにおける「特別軍事作戦」に影響しなかったと述べた。反乱以来最初の発言となった。

同相は会議で、反乱はロシアの不安定化を狙うものだったが、軍の忠誠心によって失敗に終わったとし、「この挑発行為は(作戦に携わる)軍の行動に影響しなかった」と述べた。

一方、ゲラシモフ参謀総長は反乱以来公の場に姿を見せておらず、国防省が公表した今回の会議の写真にも写っていない。

#プリゴジンの乱(ショイグ国防相「軍の統率やウクライナへの軍事侵攻に影響はなかった」)

ロシア中央選挙管理委員会のエラ・パンフィロワ委員長は3日、ロシアが一方的に「併合」したウクライナの4地域で状況が悪化した場合、9月に予定されている地方選挙は中止される可能性があると述べた。

パンフィロワ委員長はプーチン大統領とモスクワの大統領府で会談し「不測の事態が発生し、地域によっては状況が劇的に悪化する可能性もある中、住民の命と健康に深刻な危険が及ぶと判断されれば、(選挙管理委員会には)選挙を延期する権利がある」とし、「深刻な理由があれば、必ずこの権利を行使する」と伝えた。

プーチン氏はこれに対し「分かった」と答えたという。

ロシアは昨年、ウクライナドネツク、ルガンスク、ザポロジエ、ヘルソンの4州の一部を一方的に「併合」。パンフィロワ氏によると、ロシアでは9月10日に21の地方首長と20の地方議会の選挙を含む地方選挙と自治体選挙が行われる。

#ロシア(ウクライナ併合4州・中央選管委員長「状況悪化なら選挙中止」)

ロシアの独立系メディアは3日、ロシア国内で武装反乱を起こし南部ロストフ州から撤収したあと公の場に姿を現していない民間軍事会社の代表、プリゴジン氏の新たな音声メッセージの内容を公開しました。

それによりますとプリゴジン氏は「近い将来、前線でのわれわれの次の勝利を見ることになるだろう」と述べ、今後も、ウクライナ侵攻に関与していく考えを示唆しました。

今回のメッセージは先月26日以来とみられますが、いつどこで録音されたものかは明らかになっておらず、引き続きプリゴジン氏の動向に関心が集まっています。

こうした中、別の独立系メディアはSNSで隣国ベラルーシにワグネルの戦闘員のためとみられるキャンプが建設され、すでに一部の部隊が移動し、戦車などを使った演習を開始していると伝えています。

#エフゲニー・プリゴジンウクライナ侵攻関与継続)
#ワグネル(ベラルーシ・一部部隊移動・演習開始)

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#プリゴジンの乱(ウ軍幹部「ベラルーシへの部隊移動現時点で確認されず」)

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#プリゴジンの乱(ボロジン下院議長「多くの戦闘員が国防省の傘下に入る」)
#プリゴジンの乱(ワグネル「戦闘員の募集を1か月間停止」)
#プリゴジンの乱(プリゴジン保有メディア「パトリオット・メディア」・閉鎖)

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#プリゴジンの乱(ゼレンスキー・北部での軍事態勢強化を命令)

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#プリゴジンの乱(乱後もワグネルを非合法化せず)

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#プリゴジンの乱(ベラルーシ・ワグネル基地設置)

#プリゴジンの乱(「裏切り者と闘い社会を動員する事を目的」「多くに成功した」)

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#プリゴジンの乱(音声メッセージ「政権転覆の意図はなかった」)

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#プリゴジンの乱(音声メッセージ「私たちは、2022年2月24日がどうあるべきだったかを示した」)

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#エフゲニー・プリゴジン(「国防省指導部追放」)

ロシア唯一の空母「アドミラル・クズネツォフ」が来年末までに任務に復帰する可能性があると国営タス通信が4日に報じた。

1985年に就役した同空母は改修を経て今年にも復帰する予定だったが、修理に遅れが出ている。

タスが国防関係者の話として伝えたところによると、来年春にも造船所で海上試験を行い、問題がなければ同年末に艦隊に引き渡すことができる見通し。問題が生じた場合は2025年への後ずれが不可避という。

#ウクライナ戦力(ロシア・空母「アドミラル・クズネツォフ」・24年末までに再就役の可能性)

ウクライナのゼレンスキー大統領とドイツのショルツ首相は3日、電話会談し、黒海経由の穀物輸出合意(黒海イニシアティブ)の延長を呼びかけた。当局者が発表した。

ゼレンスキー大統領は定例のビデオ演説と対話アプリ「テレグラム」への書き込みで、ショルツ首相とともにリトアニアで開催される北大西洋条約機構NATO)首脳会議に焦点を当てたと指摘。欧州にはロシアの暴挙と侵略を招くような安全保障上の欠陥はなく、「ロシアは安全保障上の不確実性を感じたときのみ、欧州の一部を奪おうとするだろう。全てが確実かつ明確であれば、ロシアの暴挙で安全保障が乱れることはない」とした。

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#ウクライナ経済制裁(農産物・穀物輸送回廊・「アフリカの角」)

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#ウクライナ経済制裁(農産物・穀物輸送回廊・プーチン大統領「彼らは再びわれわれをだました」)

インドの製油業者がロシア産原油を輸入する際の決済通貨として人民元を利用し始めたと、関係者が明らかにした。欧米などの対ロ制裁を受けてドル決済が制限されていることが背景。

あるインド政府筋は「銀行がドル建てでの取引決済に応じない場合、人民元など他の通貨で支払う製油業者もいる」と語った。

関係者3人によると、インド最大のロシア産原油の買い手である伊インディアン・オイルは6月、国営製油会社として初めてロシア産原油の購入代金の一部を人民元で支払った。同社はコメント要請に応じていない。

インドの民間製油業者3社のうち少なくとも2社も一部を人民元で支払っていると、別の関係者2人が語った。

リライアンス・インダストリーズ、ロシアが出資するナヤラ・エナジー、HPCLミタル・エナジーはいずれもコメントしていない。

人民元で決済されたロシア産原油の規模は、すぐには特定できない。

インドのロシア産原油輸入は5月に過去最高を記録し、全体の40%に上った。前年同月は16.5%だった。

インドは欧米の対ロ制裁に応じていないが、インドの銀行は輸入代金の決済に慎重になっている。

#露印(ロシア産原油輸入・人民元決済開始)

トルコのエルドアン大統領は3日、スウェーデン北大西洋条約機構NATO)加盟問題について、トルコがテロリストとみなす組織のメンバーをスウェーデンが国内に滞在させるのをやめない限り、反対姿勢を撤回しないとの考えを改めて示した。

トルコはこれまで繰り返し、非合法組織としているクルド労働者党(PKK)の支援者や、2016年のクーデター未遂事件に関与したとされる人々に対してスウェーデンが追加的な取り締まり策を講じることが、NATO加盟を認める条件だと主張している。

エルドアン氏は、スウェーデンがこれらの組織のメンバーの国内滞在を禁止するのを期待していると述べ、「各都市の中心部でテロリストたちのデモを許すなら、トルコとの友好関係など決して築けないと認識するべきだ」と付け加えた。

スウェーデン首都ストックホルムではここ数カ月、PKKを支持する旗を掲げたデモが続いている。

エルドアン氏は「われわれがこれまでに行った約束や、表明してきた期待、立場は全て明白だ。現時点でも、昨年から訴えてきた原則は変わらない。彼ら(スウェーデン)が同意したことを忠実に実行してほしいと言うだけだ」と語った。

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#NATO加盟(スウェーデン・トルコ)

NATOは今月11日から2日間の日程でリトアニアで首脳会議を開き、ウクライナとの今後の関係について話し合います。

ウクライナは、NATOに加盟するまでの間の安全の保証を各国に求めていて、去年9月、ウクライナ大統領府のイエルマク長官はNATOのラスムセン前事務総長とともに提言をまとめました。

このなかでは、ロシアの新たな侵攻を抑止するため、ウクライナが強力な自衛能力を備えられるよう、各国がウクライナに対し、長期的な兵器の供与や軍の訓練、防衛産業の育成支援などを行う必要があるとしています。

NHKのインタビューに応じたラスムセン氏は「多くの国が首脳会議の前に、ウクライナが将来のいかなるロシアの攻撃からも自衛できるよう支援を約束する文書に署名するだろう」と述べ、首脳会議にあわせてアメリカやイギリス、フランスなどが安全を保証するための支援を表明するという見通しを示しました。

また、ウクライナは今回の首脳会議でNATOへの加盟に向けて正式な手続きを始めることを求めていますが、加盟国の一部はロシアとの直接の対立につながることを懸念して立場がまとまっていません。

ラスムセン氏は「ヨーロッパの長期的な平和と安定を確保するには、ウクライナNATOに加盟することが必要で、それに向けた一歩を踏み出すことを期待している」と述べ、手続きの簡略化など将来の加盟につながる決定を行うことが重要だと強調しました。

#NATO加盟(ウクライナNATOラスムセン前事務総長・NHKインタビュー)

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#NATO加盟(ウクライナ・ゼレンスキー)

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#NATO加盟(ウクライナNATOストルテンベルグ事務総長・戦争中は「議題ではない」)

北大西洋条約機構NATO)は4日、ストルテンベルグ事務総長(64)の任期を1年間延長することを決めた。

ロシアのウクライナ侵攻が続く中、経験豊富なストルテンベルグ氏の続投が適切と判断した。

ストルテンベルグ氏はノルウェーの元首相で、2014年にNATO事務総長に就任。これまで3回にわたり任期が延長されてきた。

NATOウクライナを支援する一方、ロシア軍との直接衝突を回避するという課題に直面。ストルテンベルグ氏は安定感のある指導者として忍耐強く合意を形成する力量が評価されている。

新たな任期は来年10月1日まで。ストルテンベルグ氏は任期延長の決定を光栄に思うとツイッターに投稿した。

NATO北大西洋条約機構の加盟国は4日、ことし9月末までとなっていたストルテンベルグ事務総長の任期を1年延長することで合意しました。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中で、事務総長を交代させることは適切ではないといった判断が背景にあったとみられます。

ストルテンベルグ氏は2014年10月から事務総長を務め、任期の延長は今回で4度目です。

合意を受けてストルテンベルグ事務総長はみずからのツイッターに「任期の延長を光栄に思う。大西洋をまたがるヨーロッパと北アメリカの結束は75年近く、われわれの自由と安全を確実なものとしてきた。世界がより危険になるなかわれわれの同盟はこれまで以上に重要だ」と投稿しました。

#NATO(ストルテンベルグ事務総長・任期延長)

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#NATO(ストルテンベルグ事務総長・任期終了)

#ウクライナ代理戦争(ダグラス・マクレガー「西側の誤算」)

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#ウクライナ戦況(バーンズCIA長官「ロシアにとって戦略的な失敗となっている」)

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#プリゴジンの乱(Redacted・ダグラス・マクレガー)

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#ウクライナ代理戦争(EUThe Economist「ロシア非難は世界人口の15%」)

ロシアの国営通信社によりますと、首都モスクワの南西部や西部郊外に複数の無人機が飛来し当局が無人機を撃墜したということです。これについて、ロシア国防省は日本時間の4日午後2時半ごろ、合わせて5機の無人機がモスクワなどに飛来したと発表したうえで「ウクライナの政権がけさ無人機によるテロ攻撃をしかけたが撃墜し失敗した。死傷者や被害はなかった」と発表し、ウクライナ軍によるテロ攻撃だと主張しました。

モスクワのソビャーニン市長は、これまでのところけが人などはないと発表し、当局によりますと無人機が撃墜された地域の近くにある、モスクワ南西部のブヌコボ空港では一時、航空機の運航を制限したということです。

モスクワではことし5月30日にも複数の無人機が飛来し、市内の集合住宅で被害が出るなどしていて、ロシア側は警戒を強めています。

#ウクライナ戦況(ウクライナ・ロシア領内・モスクワ・ドローン)

ウクライナ軍が東部や南部で続ける反転攻勢について、ウクライナ国防省のマリャル次官は3日、SNSで「バフムト方面の戦況が再び激化している」と投稿し、東部バフムトをめぐる攻防が激しくなっていると明らかにしました。

ウクライナ軍は先月上旬から大規模な反転攻勢を始めていますが、当初の想定よりも進展が遅れているという指摘もあがっています。

イギリス国防省は、4日の分析で「ここ数週間のロシア軍の戦術は、南部でウクライナ軍の装甲部隊の進軍を遅らせることを優先してきた。対戦車地雷を非常に多く使い、進軍を遅らせたあと、無人機や攻撃用ヘリコプターなどでウクライナの装甲車を破壊している」と指摘しました。

そして、「反転攻勢の初期段階でロシア軍の作戦は一定の成功を収めている。しかし、ロシア軍は依然として弾薬不足などに悩まされている」と分析しています。

一方、ロシア国防省は4日、首都モスクワの南西部や西部郊外に、合わせて5機の無人機が飛来したと発表しました。

いずれも撃墜し、死傷者や被害はなかったとし、ウクライナ軍によるテロ攻撃だと主張しています。

ロシア側の当局によりますと、無人機が撃墜された地域の近くにあるモスクワ南西部のブヌコボ空港では一時、航空機の運航を制限したということです。

モスクワではことし5月30日にも複数の無人機が飛来し、市内の集合住宅で被害が出ていて、ロシア側は警戒を強めています。

#ウクライナ戦況(反転攻勢・英国防省「ロシア軍が大量の対戦車地雷を設置」)
#ウクライナ戦況(反転攻勢・英国防省「初期段階でロシア軍の作戦は一定の成功」)

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#プリゴジンの乱(NHKスペシャル「ワグネル反乱 変貌するロシア軍」)

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#ウクライナ戦況(反転攻勢・ザルジニー総司令官「ロシア軍は地雷原を密集させ要塞を構築」)
#ウクライナ戦況(反転攻勢・マリャル国防次官「ウクライナの部隊が前進することは非常に困難だ」)

ロシアのプーチン大統領は4日、上海協力機構の首脳会議にオンラインで参加して演説し、ロシアの民間軍事会社ワグネルの代表、プリゴジン氏が起こした武装反乱についても触れました。

この中で「ロシア国民はこれまで以上に団結している。武装反乱の試みに、ロシアの政界と社会全体が共同戦線を張り、結束と高い責任を示した」と指摘し、みずからの政権のもとでロシアが結束していると強調しました。

その上で「ロシアの指導部の行動に支持を表明してくれた上海協力機構の各国に感謝する」と述べ、各国から支持が得られているとアピールするねらいがあるとみられます。

また、プーチン大統領「われわれに対してハイブリッド戦争が仕掛けられ、不当で前例のない規模の制裁が科されている。ロシアは外部からの圧力と制裁、挑発に対して、自信を持って対応していく」と訴えました。

そして、ロシアと友好関係にあるイランの正式加盟が承認されたことを歓迎するとともに、同盟関係にあるベラルーシの加盟に向けた動きについても上海協力機構の活動に前向きの影響を与えると確信している」と述べ、欧米への対抗軸としてこの枠組みを拡大させることに意欲を示しました。

#プリゴジンの乱(プーチン大統領「これまで以上に団結」)
#SCO=上海協力機構(首脳会議・オンライン・イラン正式加盟承認)

ロシアのプーチン大統領は4日、上海協力機構(SCO)のオンライン首脳会議で「ロシア国民はかつてないほど団結している」と強調し、「ロシアの政界と社会は反乱に一致団結して対処したことで、結束と祖国の運命に対する責任感を明確に示した」と述べた。

プーチン氏が国際会議に出席するのはロシアの民間軍事会社ワグネルによる反乱が収束してから初めて。

演説で「憲法秩序と市民の生命と安全を守る」自身の取り組みを支持すると表明したSCOメンバーに謝意を示し、ロシアは西側の制裁と「挑発」に立ち向かうと表明した。

SCOとの関係を強化するとも発言。対外貿易で現地通貨決済への移行を支持すると述べた。

また、先進国の債務や食糧・環境安全保障の悪化によって、新たな世界経済・金融危機のリスクが高まっていると指摘。「そしてこれら全ての問題はそれぞれが複雑かつ多様だが、全体として見れば紛争の可能性を顕著に増大させるものだ」と語った。

#SCO=上海協力機構(首脳会議・オンライン・プーチン大統領「現地通貨決済移行支持」)
#SCO=上海協力機構(首脳会議・オンライン・プーチン大統領「先進国の債務や食糧・環境安全保障の悪化」)

インドのモディ首相は4日、議長国として開催した上海協力機構(SCO)のオンライン首脳会議で、各加盟国は共同でテロと闘い、アフガニスタンを支援するほか、食料・燃料・肥料不足などの世界的な課題に取り組むべきだと述べた。

また、世界は紛争や緊張に巻き込まれているとの認識を表明。「われわれはグループとして、国民の期待や野心に応えることができるのか、現代の課題に立ち向かうことができるのか、一緒に考える必要がある」と語った。

イランは4日に9番目のメンバーとして加盟する予定で、ベラルーシは今後の加盟につながる覚書に署名する。

オブザーバー資格を持ち、ロシアと緊密な関係にある両国がメンバーとして承認されれば、上海協力機構は欧州とアジアの両地域で西側に勢力を伸ばすことになる。

#SCO=上海協力機構(首脳会議・オンライン・モディ首相「世界は紛争や緊張に巻き込まれている」)

中国とロシアが主導する安全保障や経済協力の枠組み、上海協力機構の首脳会議は4日、オンライン形式で開かれ、中国の習近平国家主席のほか、ロシアのプーチン大統領も出席し、ロシア国内で武装反乱が起きてから初めての国際会議の参加となっています。

会議の冒頭で、議長国インドのモディ首相は「インドは議長国として、多方面にわたって上海協力機構の協力関係を強めようと絶え間ない努力を続けてきた」と述べ、この枠組みを発展させていく考えを示しました。

閉幕後に会見したインド外務省は、これまでオブザーバーとして参加してきたイランの正式加盟が承認されたほか、ベラルーシも加盟に向けた文書に調印したとしています。

イランは核開発をめぐってアメリカなどと激しく対立しています。

また、ベラルーシはロシアと同盟関係にあり、中国やロシアとしては欧米への対抗軸として、上海協力機構の枠組みを拡大させたい思惑があるとみられます。

一方、インドは、アメリカや日本、オーストラリアとの枠組み「クアッド」にも参加するなど欧米との関係も維持していて、さまざまな枠組みに参加することで、国際社会で存在感を高めたいねらいがあるとみられます。

中国 習主席「戦略的な意思疎通と協力を強化すべき」

中国の習近平国家主席は、上海協力機構の首脳会議にオンライン形式で出席し、演説しました。

中国外務省によりますと、この中で習主席は「われわれは戦略的な意思疎通と協力を強化すべきだ」と述べたうえで、加盟国に対し安全保障分野での連携を強化するよう呼びかけました。

また、アジアなどに関与を強めるアメリカを念頭に「外部勢力が、この地域で『新冷戦』をあおることに強く警戒し、いかなる国が内政干渉することにも断固反対する」と強調しました。

さらに保護主義や一方的な制裁に反対する」とも述べ、経済面でも加盟国の連携を強化していく必要性を強調しました。

プーチン大統領「圧力・制裁・挑発に自信を持って対応」

ロシアのプーチン大統領は、上海協力機構の首脳会議にオンラインで出席し「われわれに対してハイブリッド戦争が仕掛けられ、不当で前例のない規模の制裁が科されている。ロシアは外部からの圧力と制裁、挑発に対して、自信を持って対応していく」と述べた上で、欧米側に対抗する枠組みとして各国と連携を強化したい考えを示しました。

そして、ロシアの民間軍事会社ワグネルの代表、プリゴジン氏が起こした武装反乱についても触れ「ロシア国民はこれまで以上に団結している。武装反乱の試みに、社会全体が共同戦線を張り、結束と高い責任を示した」と指摘し、みずからの政権のもとでロシアが結束していると強調しました。

また「ロシアの指導部の行動を支持してくれた上海協力機構の各国に感謝する」と述べ、各国から支持が得られているとアピールするねらいがあるとみられます。

インド ロシアとの関係維持がねらいか

初めて上海協力機構の議長国を務めるインドを特徴づけるのが、国益を最優先に必要な国と協力する「全方位外交」です。

枠組みを主導するロシアは、兵器の輸入で大きく依存している伝統的な友好国で、軍事侵攻後も原油の輸入量を増やすなど経済的な結び付きを強めていて、インドとしてはこの枠組みを通してロシアとの関係を維持したいねらいがあるとみられます。

一方で、この枠組みに加盟する隣国・中国やパキスタンとは長年にわたって緊張状態にあり、とりわけ中国とは3年前、双方の軍に死傷者が出る衝突が起きるなど、国境が画定していない地域をめぐって対立しています。

今回、インドが、首脳会議を対面ではなくオンライン形式で開催することを決めたことについて、インド外務省の報道官は「さまざまな事情を総合して、この形式で開催することが最善だと判断した」と述べ、具体的な理由を明らかにしていませんが、地元メディアは中国やパキスタンとの関係悪化も影響しているのではないかという見方を伝えています。

また、インドは、アメリカや日本、オーストラリアとの枠組み「クアッド」にも参加しているほか、先月、モディ首相はアメリカのバイデン大統領と首脳会談を行い、防衛分野などでの協力関係を強化することで一致しています。

中国やロシアが上海協力機構を欧米への対抗軸として拡大させたい思惑がある中、インドとしては中立的な立場を保持するものとみられています。

イラン 欧米に対抗か

イランが上海協力機構に加盟する背景には、核開発問題やウクライナ情勢などをめぐって対立を深める欧米に対抗するねらいがあるとみられます。

このうち、核開発問題では、アメリカのトランプ前政権が一方的に核合意を離脱し、経済制裁を復活させて以降、イランでは通貨が暴落するなど、経済の低迷が続いています。

さらに、ウクライナ情勢をめぐっても、欧米側はイランが軍事侵攻を続けるロシアに無人機などの兵器を供与していると非難し、次々と新たな制裁を科しています。

こうした中、イランとしては上海協力機構に加盟することで中国やロシアをはじめとした国々と経済や安全保障など、幅広い分野で協力を深め、欧米への対抗姿勢を強める構えです。

こうした外交政策の成果について、イランのアブドラヒアン外相は先月、国営テレビのインタビューに対し「イランを孤立させようとする世界的な政策は失敗した」と誇示しています。

#SCO=上海協力機構(首脳会議・オンライン・習近平国家主席「戦略的な意思疎通と協力を強化すべき」)
#SCO=上海協力機構(首脳会議・オンライン・イラン正式加盟承認)

中国の習近平国家主席上海協力機構(SCO)のオンライン首脳会議で演説し、現実的な協力と景気回復の加速に焦点を当てるよう呼び掛けた。中国国営メディアが4日報じた。

#NATOexpansion

#反ロシア#対中露戦

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