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暗い方が落ち着くーーーー!!🤤💕

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昭和42年に茨城県利根町布川で男性が殺害されたいわゆる「布川事件」で、無期懲役の判決を受けた桜井昌司(72)さんは、平成23年に再審で無罪が確定しました。
取り調べで自白を強要されたり、誘導されたりして違法な捜査を受けたとして、国と茨城県に1億9000万円余りの賠償を求めました。

27日の判決で東京地方裁判所の市原義孝裁判長は「取り調べで桜井さんを現場近くで見たという目撃者がいるなどとした警察官の発言はうそであり、取り調べは違法だ」と指摘しました。

また、検察に対しては捜査の初期に作られた捜査報告書に桜井さんらを現場近くで目撃したという記載がなかったことなど、裁判で重要な証拠を開示しなかったのは違法だと指摘しました。

そのうえで「違法行為が無ければ、遅くとも2審で無罪の判決が出され、直ちに釈放された可能性が高い」として、国と茨城県に対して合わせて7600万円余りの賠償を命じました。

弁護団によりますと、検察が証拠を開示しなかったことを違法と判断した判決は異例だということです。

桜井さんは無罪が確定したあと、身柄を拘束された29年間の刑事補償として、国から1億3000万円余りが支払われていました。

判決が言い渡された後、東京地方裁判所の正門の前で、弁護士らが「勝訴」や「国の責任を認める」などと書いた紙を掲げると、集まった支援者から歓声が上がりました。

桜井さんは支援者らを前に「きょうの判決を受けて、さらにえん罪の犠牲者の仲間たちと頑張っていきます。ありがとうございました」と話しました。

また、弁護団長の谷萩陽一弁護士は「捜査違反や証拠隠しの違反が認められた。感激しながら判決を聞いていた」と話していました。

判決後の会見で桜井さんは「勝つ確信は揺るぎなかった。4年前に亡くなった杉山さんに『昌司よかったな』と言ってほしかった。再審に続いて勝てたことについて、支援者の皆様や妻に感謝している。えん罪の仲間たちがすべて救われるように、これからも頑張っていきたい。ありがとうございました」と話しました。

谷萩弁護士は「裁判長は踏み込んだ判断をしてくれた。弁護団は勝つべき事件だと思っていたが、国賠訴訟で勝つことは難しい。裁判所は画期的な判断をして警察の偽証や検察の証拠隠しの違法を認め、国と県の責任を認めた」と述べました。

判決について水戸地方検察庁の横井朗次席検事は「判決内容を精査したうえで早急に関係機関や上級庁と協議して今後の対応を検討したい」というコメントを出しました。

また、茨城県警察本部の浅野芳徳監察室長は「まだ一部敗訴という結果しか聞いていないので、判決内容を精査したうえで、今後の対応を検討したい」と話しています。

不法行為に対する損害賠償については、民法の規定で賠償を請求できる期間が不法行為から20年までと定められ、通常はその期間を過ぎると請求権が無くなると考えられます。

これは「除斥期間」と呼ばれ、今回の裁判では、桜井さんが違法だと訴えた警察官の行為が行われてから、すでに20年以上が過ぎていることから、除斥期間も争点になりました。

これについて、27日の判決は「再審によって無罪判決が確定するまでの間も除斥期間が進むと認めると、無罪判決が確定するまでに長い期間を要したえん罪の被害者にとって著しく酷だ」と指摘しました。

そのうえで、除斥期間が始まる起点を再審によって無罪判決が確定した平成23年6月として、20年は過ぎていないと判断しました。

大阪城公園にある「ピースおおさか」は大阪空襲や旧日本軍の加害行為とされる内容を展示していましたが、「自虐的だ」という批判が寄せられ、4年前に展示内容を変更しました。

市民団体の男性がこの変更をめぐって、営団体に出資する大阪府大阪市に情報公開を求めましたが、認められず、慰謝料の支払いを求めていました。

1審では訴えが退けられましたが、2審の大阪高等裁判所「展示内容は先の大戦歴史認識にも深く関わり、公開して議論の対象とすることが望ましかった」などとして、府と市が非公開とした決定を違法と判断し、それぞれ5万円の慰謝料の支払いを命じていました。

これについて、府と市が上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の戸倉三郎裁判長は27日までに退ける決定をし、府と市の敗訴が確定しました。

政府が秋田市山口県萩市自衛隊演習場に配備する方針の新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」をめぐり、防衛省は、地元住民の懸念などを受けてレーダーの電波などの環境調査を行い、27日、結果を公表しました。

それによりますと、レーダーから半径230メートル以上離れた場所では人体への影響はなく、2つの配備候補地ともこの範囲に住宅地はないとしています。

ただ、秋田については、県道の一部がこの範囲のそばにあるため、新たな道路を設けるとしています。

また、両県の施設とも、レーダーの周囲に設置する防護壁に電波を吸収する素材を設置し、影響をさらに少なくする対策を取るとしています。

一方、地元に「イージス・アショア」が敵の攻撃目標となり、周辺地域が危険にさらされるのではないかという懸念があることを踏まえ、防空部隊を配置し警備体制を250人規模として、周辺地域も含めて防護するとしています。

防衛省としては、こうした対策によって安全に配備できるとしていて、今後、地元の理解を得ていきたい考えです。

日本に導入される「イージス・アショア」のレーダーは、アメリカのメーカーが開発中でまだ実物がないことから、今回の調査は、アメリカ側から提供された性能の想定上の数値を基に、電波を管理する総務省の計算式を使って行われました。

候補地の1つになっている秋田市陸上自衛隊新屋演習場は、日本海の沿岸地域にあります。

北朝鮮弾道ミサイルを探知・追尾する場合、電波は日本海側の住宅がない方向に放たれることになりますが、今回の調査では念のため電波を周囲の全方向に向けて放った場合も確認したということです。

その結果、レーダーから230メートル以上離れれば、いずれのケースでも人体への影響が考えられる基準値を下回ることが確認されたとしています。

演習場の内陸側には住宅地が広がっていますが、レーダーの設置予定地から最も近い学校まで875メートル、最も近い住宅まではおよそ1キロあるため、防衛省は人体への影響はないとしています。

一方、電波によるさまざまな機器への影響については、一部で対策をとる必要があるとしています。

このうち医療用の器具については、演習場周辺の医療施設では影響はないものの在宅医療のケースまでは確認できていないため、防衛省はレーダーの周囲に電波を吸収する防護壁を設置して影響をなくすと説明しています。

また、航空機の運航についても、秋田空港に発着する旅客機に影響はないものの、レーダーから半径2475メートルの範囲内を飛行する場合には計器などに影響が出る可能性があるということです。

演習場周辺のこの範囲内にはドクターヘリの臨時発着場が2か所あることから、防衛省は、病院や自治体などとの間で連絡体制を整備し、この範囲内をヘリコプターが飛行する場合には事前に通知を求め、電波を一時的に停止するなどの対応をとるとしています。

このほか防衛省は、秋田市の演習場にイージス・アショアを設置する場合、演習場の周囲を走る県道のルートを一部変更するほか、演習場と日本海の間にある民間の電力会社が所有する風車も移設を求めていく方針を示しました。

新型迎撃ミサイルシステム、「イージス・アショア」の配備をめぐり、防衛省の原田副大臣秋田県の佐竹知事などと会談して現地調査の結果を報告し、レーダーの電波が住民に影響を与えることはないとしたうえで、改めて配備への理解を求めました。

政府は、秋田市の新屋演習場に「イージス・アショア」を配備する方針で、防衛省の原田副大臣が27日午後、佐竹知事や秋田市の穂積市長と会談して電波環境などの現地調査の結果を報告しました。

この中で原田副大臣は、レーダーから半径230メートル以上離れた場所では、人体への影響がないことが確認できたと報告しました。

さらに、演習場の西側にある県有地を取得して、住宅地から最低でも700メートル離してレーダー施設などを配置するほか、テロなどの有事に備え、警備体制を当初よりも50人増員しておよそ250人体制に強化する方針を説明しました。

そのうえで原田副大臣は「防衛省としては、イージス・アショアを安全に配備、運用できると考えている」と述べ、改めて配備への理解を求めました。

佐竹知事は「県有地を取得しての県道の付け替えなどもあり、単純にすぐ結論は出せない。今後はいろいろな協議を進めて、再度、要望を出していきたい」と述べました。

防衛省では来月上旬に調査結果や施設の配置案などを県議会や住民に説明することにしています。

27日付けの朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、拉致問題について論評を掲載しました。

この中で、北朝鮮に拉致された可能性が排除できないとして、いわゆる特定失踪者の1人に認定していた男性が先月、日本国内で見つかったことについて「行方不明になった人を意図的にわれわれと結び付けたことは、わが国へのたくらみだ」と主張しました。

そのうえで「日本は日中戦争が始まったあとだけでも840万人の朝鮮の人たちを拉致して戦場や工場に送り出した。日本は過去の罪を清算する考えが全くない」と主張して過去の清算を改めて求め、前提条件なく日朝首脳会談の実現を目指す日本政府を批判しました。

北朝鮮の国営メディアは26日も「安倍一味こそ、いかさまと謀略を得意にしている」として安倍総理大臣を名指しして非難しています。

北朝鮮外務省の報道官は27日、声明を発表し、今月発射した短距離弾道ミサイルについて、アメリカのボルトン大統領補佐官が国連安全保障理事会の決議に違反するという認識を示したことに対して、「正常な訓練だ。自衛権を放棄しろと言っているのと同じだ」と反発しました。

そのうえで、ボルトン補佐官について「安全保障を破壊する補佐官だ。わが国に対する先制攻撃などさまざまな挑発的な政策を考えてきた戦争を好む人物だ。このようなできの悪い人間は、1日も早く消えるべきだ」と強く批判しました。

北朝鮮は一方で、トランプ大統領個人への批判は避けていて、北朝鮮への強硬姿勢を貫くボルトン補佐官を政権から遠ざけて、3回目の米朝首脳会談に向けてトランプ大統領から制裁解除などの譲歩を引き出したい思惑がありそうです。

演習は、武力攻撃やテロ、災害などに備えることを目的に、韓国軍と政府機関、企業などから48万人余りが参加し、4日間の日程で始まりました。

期間中は、有事を想定しコンピューターを使った図上演習を行うほか、災害時における中央省庁や自治体、民間の連携を確認することなどが予定されています。

この演習は、去年の米朝首脳会談を受けて中止が決まった米韓合同軍事演習「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」に代わるものとして韓国側が単独で行っていて、韓国政府は、演習は軍事だけではなく、災害にも対応していると強調するなど北朝鮮に配慮しているとみられます。

韓国国防省報道官は、27日の会見で「北との軍事合意を忠実に履行しており、防衛的性格の訓練だ」と改めて強調しました。

ただ、北朝鮮は今月、2度にわたり、ミサイルの発射を強行しているほか25日には、国営メディアが韓国軍に対し「平和の気流に逆行し、敵対行為に執ようにしがみついている」などと批判していて、今後、反発を強める可能性もあります。

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トランプ大統領夫妻は午前9時20分すぎ、大統領の専用車で正門から皇居に入りました。宮殿の「南車寄」(みなみくるまよせ)では天皇皇后両陛下が出迎え、大統領夫妻とにこやかに握手をしてあいさつを交わされました。

アメリカの大統領が国賓として来日するのは5年ぶりで、両陛下がトランプ大統領と会われたのは初めてです。

両陛下は大統領夫妻とともに宮殿の中に入られ、天皇陛下皇位継承順位1位の皇嗣秋篠宮さまと、紀子さまなどを紹介されました。

このあと宮殿の前庭(まえにわ)の東庭(とうてい)に出て、両陛下が大統領夫妻とともに壇の上に並ばれると、両国の国歌が演奏されました。

続いてトランプ大統領陸上自衛隊の儀仗隊(ぎじょうたい)の栄誉礼を受け、赤いじゅうたんの上を歩いて整列した隊員を巡閲しました。

式典では日本の小学生やアメリカの大使館員らも両国の小旗を振って大統領夫妻を歓迎しました。

歓迎式典は午前9時40分すぎに終わり、両陛下は大統領夫妻とともに再び宮殿に入られ、引き続き会見の行事が始まりました。

天皇陛下が外国の元首と会見されるのは即位後初めてで、両陛下は15分間程度、大統領夫妻と言葉を交わされることになっています。


トランプ大統領夫妻は午前9時20分すぎ、大統領の専用車で皇居 宮殿に到着し、出迎えた天皇皇后両陛下が、にこやかに握手をして英語であいさつを交わされました。アメリカの大統領が国賓として来日するのは5年ぶりで、両陛下がトランプ大統領と会われたのは初めてです。

宮殿の前庭(まえにわ)で行われた歓迎式典には皇位継承順位1位の「皇嗣」の秋篠宮さまと紀子さまも臨まれ、安倍総理大臣や閣僚らも出席しました。

そして両国の国歌が演奏されたあと、トランプ大統領陸上自衛隊の儀仗隊(ぎじょうたい)の栄誉礼を受け、整列した隊員を巡閲しました。

式典では日本の小学生やアメリカの大使館員らも両国の小旗を振って大統領夫妻を歓迎しました。

このあと宮殿の「竹の間」で、両陛下と大統領夫妻の会見が行われました。天皇陛下が外国の元首と会見されたのは即位後初めてです。

この席で、冒頭、トランプ大統領が「天皇陛下のご即位後の最初の国賓としてお招きいただいたことを光栄に思います」と述べると、天皇陛下は「私の即位後の最初の国賓として大統領をお迎えできることをうれしく思います」とこたえられたということです。

続いて天皇陛下が「皇室と米国の交流は長く、上皇陛下からさまざまな経験をした話を聞きました」などと述べられると、大統領は「日米関係は、戦争などさまざまな経験を乗り越えて、今のすばらしい関係が構築されているのだと思います」とこたえたということです。

さらに天皇陛下が「きのうは相撲をご覧になられましたが、いかがでしたか」と尋ねられると、大統領は「大変力強くすばらしいものでした。大統領杯を優勝力士に渡すことができ、大変良かったと思います」と話したということです。

懇談は天皇陛下は英語を交え、皇后さまはすべて英語で臨まれ、15分余りにわたり非常に和やかな雰囲気で進んだということです。

このあと両陛下と大統領夫妻の間で贈り物の交換が行われ、大統領夫妻から天皇陛下には80年以上前にアメリカで作られた年代物のビオラが贈られました。天皇陛下はコンサートなどでビオラを演奏されていて、皇后さまは天皇陛下に「今夜お弾きになられたら」と話されていたということです。

また皇后さまには卒業されたハーバード大学の構内で育った木でできた万年筆などが贈られ、両陛下はうれしそうな表情を浮かべられていたということです。

皇居では27日夜、両陛下の主催で歓迎の晩さん会が開かれます。



アメリカのトランプ大統領安倍総理大臣との首脳会談の冒頭、「名誉なだけでなく、楽しく、重要な瞬間だった。今夜の天皇陛下とのすばらしい晩さん会も楽しみにしている」と述べました。

そのうえで「日本とアメリカの関係はかつてないほど盤石であり今後もこの関係を続けたい。私たちはお互いをよく理解し、信頼関係はとても強くなっている」と述べ、日米関係は強固だと強調しました。

さらに「われわれは貿易不均衡に取り組んでいる。とても大きな不均衡がある」と述べ、日米の貿易問題について話し合う考えを示しました。

「日本の安倍首相がイランとよい関係を築いていることは知っているので、どうなるのか見てみたい。このことについて、すでに安倍首相と議論している。イランもわれわれと話したがるかもしれないし、われわれもイランが話す用意があればそうしたい。誰もひどいことが起きることを見たくないし、特に私はそれを望んでいない」

安倍総理大臣と私は3つの重要な問題について話し合う。それは防衛と貿易、それに北朝鮮問題だ。貿易では前向きなことが起きている」と述べました。

さらに北朝鮮問題も前進している。北朝鮮は長い間ロケットを発射しなかったし、核実験もしていない。このところごく小さな活動だけが行われているが、われわれは次に何が起きるか注視している。アメリカと北朝鮮は敬意ある関係を築くことができている。私が就任したときにはミサイル実験が繰り返され、核実験も行われ、もっとも緊張が高まった。過去2年間で多くの変化が見られた。これから建設的なことが成し遂げられるかが重要だ」と述べました。

日米の貿易交渉について「8月に両国にとってよい発表ができるだろう。日本はアメリカで多くのビジネスをしており、われわれの日本でのビジネスもそれに追いつかなければならない。早期に貿易不均衡を是正しなければならない」と述べました。

「日本は大量の兵器をアメリカから購入している。われわれは世界で最高の兵器を生産していて、日本はそれを必要だと考えている。私も同感だ。日本はほぼすべての兵器をアメリカから購入しているので貿易赤字の解消につながるだろう」と述べました。

「今夜は天皇陛下と皇室の皆さんと食事をする。そして、あすはアメリカのすばらしい空母と日本の新しい艦船の2隻に乗船する予定だ。とても刺激的な1日になると思う。日本は遠いが長旅をするかいがある。この国の国民を知るほどすばらしい人たちでよい国だ」と述べました。

トランプ大統領は記者団からなぜ自動車の問題が安全保障上の脅威につながると考えるのかという質問を受け、「すべてはバランスシートのような収支の問題だ。7160億ドルもの軍事費を捻出するためにはそれ相応の収入が必要となる。そこで日本に対して自動車に関する話をするのだ。私が大統領になってから、多くの自動車メーカーがアメリカで工場を建設すると発表したり実際に建設したりしており、かつてない額の投資がなされている」と述べました。


安倍総理大臣とアメリカのトランプ大統領は午前11時ごろから日米首脳会談に臨んでおり、はじめに通訳のみを交えて2人だけで会談したあと、予定よりおよそ1時間遅れて午後1時すぎから昼食をともにしながら意見を交わす「ワーキングランチ」を行っています。

会談の冒頭、安倍総理大臣が日米同盟の絆が強固であることを内外に示したいという考えを示し、トランプ大統領は日米の新たな貿易交渉について、「おそらく8月によい内容を発表できると思っている」と述べました。

また緊迫するイラン情勢に関して、「誰も恐ろしいことが起こるのを見たいとは思っていない」などと述べ、日本の仲介に期待を示しました。

両首脳はワーキングランチのあと、北朝鮮による拉致被害者の家族と面会することにしています。トランプ大統領拉致被害者の家族と面会するのはおととし11月の日本訪問に続き2回目で、拉致被害者の家族会代表で、田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんや横田めぐみさんの母親の早紀江さんらが出席します。

面会では飯塚さんらがトランプ大統領に対し、肉親の帰国を待ち続ける切実な思いを伝えるとともに、拉致問題の解決に向けた協力を求めるものとみられます。

面会を終えたあと両首脳はそろって記者会見を行い、一連の会談の成果を発表することにしています。

安倍総理大臣とアメリカのトランプ大統領の11回目となる日米首脳会談は、通訳のみを交えた2人だけの会談、同席者を限定した少人数会合、そして昼食をともにしながら意見を交わす「ワーキングランチ」と、およそ3時間行われ、午後2時前に終わりました。

令和になってから初めての国賓として日本を訪れているアメリカのトランプ大統領は27日午後2時前から東京 港区の迎賓館で安倍総理大臣とともにおよそ1時間、拉致被害者の家族と面会しました。

面会には拉致被害者の家族会代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんや、横田めぐみさんの母親の早紀江さんらが出席しました。

この中でトランプ大統領は「とても悲しいストーリーであり、なぜ安倍総理大臣が拉致問題の解決に強い気持ちを持っているのかがよく分かった。安倍総理大臣とは『協力して前に進もう』と話し合った。皆さんの家族を帰国させるために私たちは努力し、協力していく」と述べ、問題の解決に向けて全面的に協力する考えを伝えました。

また安倍総理大臣は「今回もトランプ大統領には貴重な時間を割いて、皆さんの話に耳を傾けていただいた。ハノイでの米朝首脳会談でも拉致問題について提起し、私の考え方についても、キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長に伝えていただいた。まさに皆さんの気持ちにそって外交努力を重ねてくれている」と述べました。

これに対し、田口八重子さんの長男の飯塚耕一郎さんが「41年間、拉致されたままの家族に、いち早く帰ってきてもらえるようにご協力をお願いします」と述べたほか、早紀江さんは、「2度も会って下さって本気で拉致問題を考えていただき、私たちは感動している。トランプ大統領を信頼している」と述べました。

トランプ大統領拉致被害者の家族と面会するのはおととし11月に日本を訪れた際に続いて2回目です。

アメリカのトランプ大統領北朝鮮による拉致被害者の家族との面会の後、「拉致被害者のご家族とお会いするのはこれが2度目です。いつも私は拉致の問題を気にかけています。安倍総理大臣はこの問題の解決を最も重視しています。安倍総理大臣と会談する時に拉致問題に触れないことはありません」と述べました。そして「われわれは共に働きかけ、皆さんの家族を故郷に連れ戻したいと考えています。皆さんの経験はとても悲しい話なのは理解しています」と述べ、拉致問題の解決に向け、トランプ政権としても北朝鮮に働きかけていく考えを示しました。

北朝鮮に拉致された被害者の家族とトランプ大統領との面会はおととし11月以来2回目で、27日午後2時ごろからおよそ40分間、東京の迎賓館で非公開で行われました。

面会には、拉致被害者の家族会代表で、田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんや、中学1年の時に拉致された横田めぐみさんの母親の早紀江さんなど家族15人が出席し、面会のあと午後3時ごろから記者会見を行いました。

面会では、5人の家族がそれぞれ1分間、トランプ大統領に家族の気持ちを伝えたということで、横田めぐみさんの弟で家族会事務局長の拓也さんは「北朝鮮は、拉致問題を『解決済み』などとして段階的な解決で幕引きをはかってくるリスクがあることや、私たちもトランプ大統領が家族を大切に思っているのと同じように、肉親の被害者を大切に思っていると伝えました」と話し、引き続き、すべての被害者の帰国に向けた協力を求めたということです。

また、横田早紀江さんはトランプ大統領から、娘のめぐみさんに「きっと会えるよ」と、ことばをかけられたということで、「再会できることを願ってきょうまで長い長い年月を闘ってきたとお伝えしました。これは被害者みんなが帰ってこないといけない問題です。トランプ大統領安倍総理大臣が一つになって、拉致問題を解決するために尽力をお願いします」と話しました。

また、飯塚繁雄さんは「家族はそれぞれ置かれた状況が違いますが、共通しているのは、いとしい家族を拉致されたということです。安倍総理大臣にはこの機会を逃さず、確実に解決する動きにつなげていただきたい」と求めました。

さらに、田口八重子さんの長男の飯塚耕一郎さんは「北朝鮮のキム委員長は、日米間が強固であることを十分理解し、拉致問題を解決したほうが得策だと、勇気ある決断をしてほしい」と話しました。



安倍総理大臣は、日本を訪れているアメリカのトランプ大統領と東京・港区元赤坂の迎賓館で、およそ2時間半にわたって首脳会談を行いました。

会談の冒頭、安倍総理大臣が、日米同盟の絆が強固であることを内外に示したいという考えを示し、トランプ大統領は、日米の新たな貿易交渉について、「おそらく8月によい内容を発表できると思っている」と述べました。

また、緊迫するイラン情勢に関して、「誰も恐ろしいことが起こるのを見たいとは思っていない」などと述べ、日本の仲介に期待を示しました。

そして会談で両首脳は、平和安全法制をはじめとする日米同盟強化に資する取り組みや、両首脳の個人的な信頼関係により、日米同盟は史上かつてなく強固で、世界で最も親密な同盟だという認識で一致しました。

また、日米の新たな貿易交渉をめぐり、安倍総理大臣がトランプ大統領が就任して以降の日本企業のアメリカへの投資状況などを説明し、その貢献に理解を求めたのに対し、トランプ大統領は評価する考えを示しました。
そのうえで両首脳は、去年9月の日米共同声明の内容に沿って閣僚間の協議が進んでいることを歓迎したうえで、日米双方の利益になる形での早期の成果達成に向けて議論をさらに加速させることで一致しました。

また、北朝鮮への対応をめぐり、両首脳は、最新の情勢を踏まえた今後の方針について綿密なすり合わせを行い、国連の安保理決議に基づく制裁措置の完全な履行を含めて、日米両国の立場が完全に一致していることを確認しました。

そして安倍総理大臣が、拉致問題の解決に向けて、「キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長と直接向きあい、率直に虚心たん懐に話をしたい」と述べ、前提条件を付けずに日朝首脳会談の実現を目指す決意を示したのに対し、トランプ大統領は全面的に支持する考えを示しました。

米中の貿易問題をめぐっては、トランプ大統領が中国に対する関税の上乗せ措置について説明したのに対し、安倍総理大臣は、米中交渉が継続していることを支持するとしたうえで、「建設的な形で問題解決が図られることを期待する」と述べました。
そのうえで、両首脳は、安全保障や経済分野を含め、中国政府と建設的な対話を継続することの重要性を確認しました。

さらに両首脳は会談で、来月開かれるG20大阪サミットの成功に向けて日米で緊密に連携していくことや、安全保障などの分野での宇宙協力を強化するとして、月探査に関する協力をめぐる議論を加速することなどで一致したほか、緊張が高まるイラン情勢を含む中東の情勢をめぐっても、首脳間で突っ込んだ議論が行われました。

一方、貿易交渉をめぐり、トランプ大統領が会談で、「おそらく8月によい内容を発表できる」と述べたことについて、西村官房副長官は記者団に対し、首脳間で一致している話ではないと説明し、安倍総理大臣も共同記者会見で言及しませんでした。

アメリカのトランプ政権は、イランの脅威が差し迫っていると主張して、これまでに中東に原子力空母や爆撃機の部隊などを派遣したのに対し、反発を強めるイランとの間で緊張が高まっています。

安倍総理大臣は、27日行われたアメリカのトランプ大統領との日米首脳会談で、日本がイランとの間で伝統的な友好関係を維持していることも踏まえ、仲介役を担う考えを重ねて伝えたのに対し、トランプ大統領は賛同する考えを示し「タイミングは早いほうがよい」と述べたということです。

これを受けて、安倍総理大臣は来月中旬、イランを訪問し、ロウハニ大統領に加え、イランの最高指導者のハメネイ師とも会談する方向で最終調整に入りました。

日本の総理大臣がイランを訪れるのは、革命直前の1978年に、当時の福田赳夫総理大臣が訪れて以来で、訪問が実現すれば、およそ40年ぶりとなります。

安倍総理大臣は、イランとの関係を重視していて、第2次安倍内閣が発足した翌年の2013年から毎年、ニューヨークで開催される国連総会に出席するのに合わせて、ロウハニ大統領と会談してきました。


トランプ大統領夫妻は午後7時すぎに皇居 宮殿の「南車寄(みなみくるまよせ)」に到着し、天皇皇后両陛下とあいさつを交わして宮殿に入りました。

両陛下主催の晩さん会には秋篠宮ご夫妻などの皇族方も出席されるほか、安倍総理大臣や閣僚、それに日米の交流に力を尽くした人なども招かれています。

晩さん会では両陛下が大統領夫妻とともに「石橋(しゃっきょう)の間」に入り、招待者全員から順番にあいさつを受けられます。

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宮中晩餐会入場曲「親愛」

トランプ大統領夫妻は午後7時すぎに皇居 宮殿に到着し、天皇皇后両陛下の出迎えを受けました。

両陛下主催の晩さん会には秋篠宮ご夫妻などの皇族方をはじめ、安倍総理大臣や閣僚、それに日米の交流に力を尽くした人など165人が出席しています。

午後7時半すぎ、招待者が起立して迎える中、両陛下が大統領夫妻とともに食事会場の「豊明殿(ほうめいでん)」に入られました。そして冒頭、天皇陛下が歓迎のおことばを述べられました。

このあと出席者にはフランス料理のフルコースがふるまわれ、ヒラメのムニエルや牛肉のステーキなどが出されました。

テーブルにはアメリカの国旗にちなんで赤、白、青の3色の切り花が飾られ、アメリカゆかりの曲などが演奏される中、晩さん会は和やかな雰囲気で進められています。

この度、アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプ閣下が、令夫人と共に、我が国を再び御訪問になりましたことを心から歓迎いたします。

特に、私が皇位を継承してから最初の国賓として、今宵、大統領御夫妻を晩餐会の席にお迎えすることができ、嬉しく思います。

我が国が、鎖国を終えて国際社会に足を踏み出したのは、今から百六十五年前の一八五四年に、貴国との間で日米和親条約を締結したことに始まります。それ以来、日米両国とその国民は、様々な困難を乗り越え、相互理解と信頼を育み、今や太平洋を隔てて接する極めて親しい隣国として、強い友情の絆で結ばれております。

特に近年、両国の関係が、政治や経済にとどまらず、芸術、文化、スポーツ、最先端技術など、幅広い分野で深みを増していることを、喜ばしく思います。

また、日米両国が困難な時に互いに助け合える関係にあることは大変心強く、取り分け、八年前の東日本大震災の折に、二万人を超える貴国軍人が参加した「トモダチ作戦」を始め、貴国政府と貴国国民から、格別の温かい支援を頂いたことを、私たちは決して忘れることはないでしょう。

貴国と皇室との交流の歴史にも、また特別なものがあります。私の祖父である昭和天皇は、香淳皇后と御一緒に、一九七一年、御即位後初めての外国御訪問の途次に立ち寄られたアラスカにおいて、ニクソン大統領御夫妻より、そして、一九七五年に御訪米をされた折には、フォード大統領御夫妻より、それぞれ歓迎を頂きました。

また、私の両親である上皇上皇后両陛下も、皇太子時代の一九六○年に初めて貴国を公式訪問された折には、アイゼンハワー大統領御夫妻始めの歓待を受けられたほか、御即位後の一九九四年には、国賓として、クリントン大統領御夫妻をはじめ貴国の国民から手厚くおもてなしいただいたと伺っています。

私自身の貴国との最初の思い出は、一九七○年の大阪万博であり、当時私は十歳でしたが、月の石を間近に見たことや、チャールズ・リンドバーグ飛行士(※1)に、水上飛行機シリウス号(※2)の操縦席に乗せていただいたことを、今でも鮮明に覚えています。

その後、一九八五年に、英国留学の帰途、貴国を初めて長期に訪れた折には、レーガン大統領から温かくお迎えいただきました。マンハッタンの摩天楼、サンフランシスコやニューオリンズの街並み、グランドキャニオンの威容など、都市や自然のスケールの大きさと多様性に強い印象を受けたことが懐かしく思い起こされます。

皇后も、幼少の時期をニューヨークで、また、高校、大学時代をボストン郊外で過ごしており、私どもは貴国に対し、懐かしさと共に、特別の親しみを感じています。

トランプ大統領御夫妻が、前回の御訪問の折にお会いになった上皇陛下は、天皇として御在位中、平和を心から願われ、上皇后陛下と御一緒に、戦争の犠牲者の慰霊を続けられるとともに、国際親善に努められました。今日の日米関係が、多くの人々の犠牲と献身的な努力の上に築かれていることを常に胸に刻みつつ、両国の国民が、これからも協力の幅を一層広げながら、揺るぎない絆を更に深め、希望にあふれる将来に向けて、世界の平和と繁栄に貢献していくことを切に願っております。

日本は、今、緑の美しい季節を迎えています。大統領御夫妻の今回の御滞在が、楽しく、実り多いものとなることを願うとともに、お二方の御健勝、そして、アメリカ合衆国の繁栄と貴国国民の幸せを祈り、杯を挙げたく思います。

(※1)チャールズ・A・リンドバーグ飛行士(米国人)は、一九二七年に、「スピリット・オブ・セントルイス」号と名付けた単葉単発単席のプロペラ機で、世界で初めて大西洋横断単独無着陸飛行に成功したことで知られている。

(※2)水上飛行機「シリウス」号は、リンドバーグ飛行士が、一九三一年に北太平洋航路の調査のため,ニューヨークから日本を経て中国まで飛行した際に使用したもの。一九七○年の大阪万博の折に展示された。

Good evening. Your Majesties, Prime Minister and Mrs. Abe, distinguished guests.

We are profoundly honored to return to Japan, as your nation’s first state guest following the enthronement of His Majesty the Emperor.
Your Majesty, the First Lady and I will never forget this gracious invitation, and we thank the people of Japan for their incredible hospitality and warm welcome in this majestic land.

I carry with me the hopes of the American people for the treasured alliance between our countries. And we enter this next phase of our prospering relationship, Americans send their good wishes to the entire Japanese nation on your new Imperial Era. Congratulations.

This morning, Melania and I had the honor of meeting with Their Majesties the Emperor and Empress right here at the Imperial Palace. Two years ago, when we were last in Japan, we also had the privilege of meeting Their Majesties the Emperor Emeritus and Empress Emerita.
We are deeply grateful to the Imperial Family for their continued friendship.

During this visit, we have also been delighted to spend more time with our very good friends, Prime Minister and Mrs. Abe. Over the past two years, we have developed a close and trusting partnership that we greatly cherish.

The name of Japan’s new Imperial Era is Reiwa or beautiful harmony. I have been told that it comes from a collection of ancient Japanese poetry called the Manyoshu. Reiwa celebrates the unity and beauty of the Japanese nation. It also reminds us that in times of change, we can take comfort in our inherited traditions.

In the fifth book of the Manyoshu, where the term Reiwa originates, the writings of two poets offer important insights for this moment. The first poet, Otomo no Tabito, writes of the potential and possibilities of spring. The second poet, Yamanoue no Okura, a good friend of the first, reminds us of our solemn responsibilities to family and future generations.

Both are beautiful lessons, passed down from ancient wisdom.

So today, we embrace the limitless potential now before us: to cooperate on new frontiers of technology, space, infrastructure, defense, commerce, diplomacy, and many other areas of shared promise. We also remember that our alliance is a rich inheritance, and a gift we must pass on to our children, just as the sons and daughters of Japan preserve the ancient poetry of the Manyoshu.

Your Majesty, in the spirit of beautiful harmony, may we celebrate the many possibilities of this new era; may we remember our duties to past and future generations; and may we protect the cherished bond between America and Japan for our children. Thank you and our very best wishes to you, the Imperial Family, and all of Japan for a peaceful and prosperous Reiwa Era. Thank you.

こんばんは。天皇皇后両陛下、安倍総理御夫妻、御来賓の皆様。
天皇陛下の御即位の後、最初の国賓として、再び日本を訪問できましたことを大変光栄に思います。

陛下、私と妻は、この丁重なる御招待を決して忘れることはありません。
また、この威厳のある国で、日本の方々の素晴らしいおもてなしと心温まる歓迎に感謝します。

私は、米日間で大切に育まれてきた同盟関係について米国民が抱く希望とともに参りました。

両国の益々繁栄する関係が次なる段階に歩みを進めるに際し、米国国民は陛下の下で新しい時代を迎える日本の全ての人々に対し、幸運をお祈りしています。

おめでとうございます。

今朝、私と妻メラニアは、光栄にも、ここ宮中で、天皇皇后両陛下にお目にかかりました。

2年前、私たちが前回日本を訪問した際には、光栄にも、現在の上皇上皇后両陛下にお目にかかりました。
日本の皇室の方々が私たちとの御友誼を保って下さっていることに深く感謝申し上げます。

今般の訪日では、とても良き友人である安倍総理御夫妻と更に多くの時間を共に過ごせることについても嬉しく思っています。

この2年間、私たちは、密接で信頼に基づくパートナーシップを育み、私たちはこれを非常に大切にしています。

日本の新しい元号は令和で、美しい調和を意味します。
この言葉は、万葉集と呼ばれる日本古来の和歌集に由来していると伺っています。
令和は、日本国民の一体性と美しさを祝福するものです。

そして、それはまた、変わりゆく時間の中でも、我々が受け継いできた伝統の中に我々が安らぎを得られることを思い起こさせます。

令和がその由来をもつ万葉集の第5巻には、2人の歌人によって書かれた文章の中に、この瞬間に関する重要な洞察を与える記述があります。

その歌人の一人は、大伴旅人ですが、春がもつ潜在的な可能性について書いています。
もう一人の歌人山上憶良で、1人目の歌人の良き友人であり、家族や将来の世代に対する私たちの厳粛なる責任を想起させます。
これらはいずれも古来の叡知から受け継がれてきた美しい教えです。

そして今、私たちは目の前に広がる無限の可能性を喜ばしく思います。
それは、技術、宇宙、インフラ、防衛、商業、外交、その他はるかに多くの分野での新たなフロンティアにおける協力です。

そして、万葉集の古い和歌を日本の子供たちが受け継いできたように、私たちの同盟も受け継がれてきた豊かな財産であり、子供たちに受け継いでいかなければならないものであることを心にとどめています。

陛下、美しい調和の精神の下で、この新しい時代における多くの可能性を共に祝福します。
過去と将来の世代への私たちの務めを心にとどめます。
そして、米国と日本との間で大切に育まれてきた絆を我々の子孫のために守っていきます。

御礼を申し上げるとともに、令和が両陛下と皇室、日本全国の人々にとって平和と繁栄の時代となることを心よりお祈り申し上げます。ありがとうございました。

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#天皇家

28の加盟国ごとに行われていたヨーロッパ議会選挙は最終日の26日、21か国で投票が行われ、開票作業が進んでいます。

ヨーロッパ議会によりますと日本時間の午前9時現在、議会の会派ごとの獲得議席の予測は、EUの統合を支持する中道の2つの会派が全751議席のうち、合わせて329議席で、今の選挙制度が始まった1979年以来初めて、両会派を合わせても過半数に届かない見通しです。

これに対してEUに懐疑的な勢力は、イギリスでEUからの「合意なき離脱」を求める「離脱党」が首位になったほか、フランスで極右政党の「国民連合」が、イタリアで右派政党の「同盟」が、それぞれ首位になりヨーロッパ議会全体でも議席を増やす見通しです。

懐疑的な勢力の発言力が強まることで難民・移民の問題や貿易などEUの重要政策の審議で反対する立場にまわり議論が難航することも予想され、開票の結果が注目されます。

一方、今回の選挙では四半世紀ぶりに投票率が50%を超える見通しで、有権者の関心の高さをうかがわせています。

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イギリスのメイ首相は24日に辞任を表明し、与党・保守党では、党首選挙が行われることになりました。

党首選には、ジョンソン前外相やハント外相、スチュアート国際開発相がいち早く立候補を表明したほか、26日には、レッドサム前下院院内総務やゴーブ環境・食料・農村相が名乗りを上げ、これまでに立候補を表明した人は8人になりました。

このうちジョンソン前外相は、「EUとの合意があろうがなかろうがことし10月の期限までには必ず離脱する」と述べ、「合意なき離脱」を辞さない構えを示しています。

これに対し、スチュアート国際開発相は、「『合意なき離脱』をよしとする政権のもとでは働けない」とジョンソン前外相の強硬な姿勢を批判するなど、早くも激しい論戦が繰り広げられています。

ヨーロッパ議会選挙でイギリスではメイ政権がEUからの離脱を実現できなかったことへの批判から強硬に離脱を主張する「離脱党」が、保守党の支持層を切り崩して支持を集めました。

保守党には危機感が広がっていて、党首選では「合意なき離脱」をやむなしとする立場の候補が多く経済界などからは懸念の声があがっています。

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イランのザリーフ外相は隣国イラクを訪れて26日、ハキム外相と会談し、共同会見に臨みました。

この中でザリーフ外相は、アメリカのトランプ政権が原子力空母の派遣や経済制裁の強化などで圧力を強めていることについて、「軍事、経済のいかなる戦争行為に対しても、自衛の措置をとる」と述べ、圧力に屈しない姿勢を強調しました。

一方、アメリカの同盟国サウジアラビアをはじめ対立が深まっている湾岸諸国に対しては、不可侵条約の締結を提案していることを明らかにし、「湾岸諸国との間で最良の関係を築くことを望んでいる」と述べ、関係を改善したいという意向を示しました。

イランとしてはアメリカの対イラン包囲網に加わる湾岸諸国との関係を改善し圧力を和らげたい考えですが、トランプ政権はサウジアラビアなどに武器の売却を決定するなど湾岸諸国とともにイランへの圧力を一段と強めていて、緊張緩和の道筋は見えていません。

ザリーフ外相と共同会見に臨んだイラクのハキム外相は、「イランから要請があればわれわれは、仲介役を担うことができる」と述べてアメリカとイランとの間を仲介する考えがあることを明らかにしました。

イラクは、これまでも、アメリカとイランに使節団を派遣すると表明するなど、緊張緩和に向けた仲介役を名乗り出ています。

これに対してザリーフ外相はイラン国営通信の取材に対し、「イラクの友人からの支援はありがたい」とはしたものの、現時点では仲介は必要ないという考えを示しています。

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日銀の黒田総裁は27日、来月のG20大阪サミットを前に国際金融などについて議論する会議で講演しました。

この中で黒田総裁は、国だけでなく、企業や家計が抱える債務の問題を取り上げました。

黒田総裁は「民間の債務の増加は設備投資や住宅投資という前向きな投資の結果だが、金利や金融市場の変動に対する企業や家計の脆弱性を高めている側面もある点は注意する必要がある」と述べ、世界経済を下押しするリスクがあるという考えを示しました。

民間の債務をめぐっては、リーマンショック以降、日本を含む主要国の中央銀行が大規模な金融緩和策をとったことで、お金を借りやすい状況が続き、歴史的に高い水準に積み上がっています。

特に中国を中心に債務が膨らんでおり、仮に金利が上昇した場合、経済成長や国際金融の安定性への影響が懸念されています。

野村証券は、企業の株価にも影響しかねない東証の市場区分の見直しをめぐる情報を不適切に機関投資家に伝えていたとして、先週、経営トップらの処分を発表しました。

これを受けて、社債の発行を予定している企業の間では、発行の業務を中心的に担う「主幹事」から野村証券を外す動きが相次いでいます。

このうち、大阪ガスは今月中に発行する予定の総額およそ200億円分の社債について野村を主幹事から外したほか、東京メトロや不二製油グループ本社も主幹事を別の証券会社に変更しました。

理由について各社は「今回の問題を総合的に判断した」などと話しています。

金融庁は、情報管理体制などに問題があったとして、野村に業務改善命令を出す検討を進めていて、早期に信頼回復を果たせるかが問われています。


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研究室にカフェ仲間のアヤカさんがやってくる。かつてわれわれは馬場下のバス亭の近くにあった「maruharu」というサンドウィッチのお店の常連だったのである。 アメリカの社会学者レイ・オルデンバーグは『サードプレイス』(みすず書房)の中で「常連」の重要性ついてこう書いている。

「サードプレイス」の魅力は、座席の数や、出される飲み物の種類の多さ、駐車場が使えるかどうか、値段といった特徴にあまり左右されない。固定客をサードプレイスに引き寄せるものは、店側が提供するのではなく、客仲間が提供する。サードプレイスは、しかるべき人々がそこにいて活気づけてこその空間であり、その「しかるべき人びと」とは常連である。常連は、その場所に特色を与え、いつ訪れても誰かしらの仲間がいることを確約してくれる。(84-85頁)。

「タビビトの木」にランチを食べに行く。

今日も拙著『日常生活の探究』(左右社)をテキストにしたディスカッション。

来週も続けるが、来週で読み終わるので、その後はポピュラーカルチャの作品(映画、TVドラマ、歌など)に見られる人生の物語の分析をグループ単位でしてもらう。

ポピュラーカルチャと人生の物語の関係の分析は、私が講義「日常生活の社会学」や「ライフストーリーの社会学」の中に取り入れている手法である。

夕食は「ちよだ鮨」で買ってきた寿司(30%引き)。

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卒業生のレイナさん(論系ゼミ8期生)が研究室にやってくる。

「たかはし」に行く。

私は玉子焼き定食。彼女は煮魚(銀むつ)定食。

彼女は注文のとき、煮魚定食にするか、玉子焼き定食にするか、ずんぶん迷っていた。

その様子を見て、私は玉子焼き定食を注文した。そして玉子焼きを彼女にお裾分けした。

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現地メディアは26日、ルノーがFCA=フィアットクライスラーとの間で提携交渉を進めていると一斉に報じました。

販売力を高めることや電気自動車や自動運転の技術を強化することがねらいで、そのために部品の共通化や生産での協力などが検討され、経営統合も視野に入れているということです。

ルノーは、スナール会長がこの計画を筆頭株主のフランス政府に説明し、27日に取締役会を開いて提携交渉入りを発表する見通しだということです。

NHKの取材に対しルノーは「一切コメントしない」としています。

ルノーは、すでに提携関係にある日産に経営統合を求めています。

日産側は経営の自主性が失われると反発する意見が出ていて提案の受け入れを拒否していますが、FCAとの提携を実現させればルノーの発言力が高まって、日産との今後の協議に影響を与える可能性があるという見方も現地のメディアは伝えています。

フィアット・クライスラーは27日、ルノーに対して対等合併による経営統合を提案したと発表しました。

フィアット・クライスラーは統合によってルノーと合わせておよそ870万台の自動車を販売する世界3位の規模を目指し、電気自動車や自動運転の開発で優位に立つことも目指したいとしています。

提案を受けてルノーは27日に取締役会を開いて議論するというコメントを発表しました。

一方フィアット・クライスラーは提案の中でルノーと統合する場合には、会社の取締役の1人を日産自動車から選びたいとしたうえで、日産や三菱自動車工業とも協力を進めたいという考えを表明しました。

そして日産や三菱が加わると販売台数が1500万台以上の世界最大の自動車メーカー連合が生まれ、日産、三菱に、日本円で年間1200億円余りのプラスの効果を生み出すとしています。

ルノーは日産に経営統合を求めていますが日産側は経営の自主性が失われると協議を拒否しています。

こうした中で、フィアット・クライスラーの提案が今後、どのような影響を及ぼすか注目されます。

FCA=フィアット・クライスラーは、2014年にイタリアのフィアットアメリカのクライスラーを完全子会社化して誕生した自動車メーカーで、SUV=多目的スポーツ車の「ジープ」のほか、「マセラティ」や「アルファロメオ」といった高級車ブランドも抱えています。

去年の世界での販売台数はおよそ484万台です。

販売の半分以上は北米市場であげているため、ヨーロッパや南米、アジアでどう販売を伸ばすかが課題になっています。

また、自動車メーカー各社の間で競争が激しくなっている電気自動車や自動運転の技術開発を急ぐことも迫られています。

こうした背景から、フィアット・クライスラーは規模の拡大や投資の効率化につながる自動車業界の再編にかねてから積極的で、ことしに入ってからもフランスのプジョーシトロエンとの統合を模索していたと伝えられていました。

ルノーとFCA=フィアット・クライスラー経営統合が実現した場合、世界の自動車メーカーの販売台数別の順位が変わります。

去年の各社別の世界販売は、FCAが484万、ルノーが388万台となっています。両社の経営統合が実現すると、2社の合計で872万台となり、4位のGM=ゼネラルモーターズの838万台を上回って世界第3位に浮上し、この2社だけでトヨタ自動車を追う位置につくことになります。

さらに、仮にこの統合案に日産と三菱自動車が加わった場合、1559万台となり、首位のフォルクスワーゲンの1083万台を大きく上回ってダントツで世界トップのグループが誕生することになります。

世界の自動車メーカーの間では、これまで経営統合などを通じたグループの拡大戦略が相次ぎました。その背景には、販売台数を増やすことでコストを抑え生産を効率化できることや、それぞれが得意とする販売地域や車種を補完しあうことでムダを省くことができることがあります。

また、車の電動化や自動運転など最先端技術の研究開発に必要な巨額投資を効率的に行えるメリットもあります。

ルノーとFCAの経営統合が実現した場合、両社にとってはお互いを補完し合うメリットがある一方、日産自動車にとっては事業戦略の見直しを迫られる可能性もあります。

ルノーは世界販売の台数のおよそ半数をヨーロッパ市場が占めます。最大の市場はフランスです。一方、FCAは、クライスラーを中心に北米市場が世界販売のおよそ半数を占めています。
このため両社はヨーロッパ市場と北米市場で補完関係にあります。

またルノーは、傘下にロシア最大手の自動車メーカー「アフトワズ」を持ち、ロシアがルノーにとって2番目に大きな市場となっており、FCAは進出の足がかりが得られます。

さらにFCAは「マセラティ」や「アルファロメオ」などを持ち、こうした高級車ブランドを持たないルノーにとっては提携のメリットがあります。

一方、この企業連合に日産自動車が加わった場合、日産にとっては主力の北米市場でFCAと競合することになります。日産は、北米市場を中心に業績の低迷が続き、立て直しが差し迫った課題になっており、北米に強いクライスラーの車種と競合することになれば事業戦略の見直しを迫られる可能性もあります。

さらにルノーとFCAの経営統合協議は日産自動車ルノーの関係にも影響を及ぼしそうです。日産とルノールノー側が日産との経営統合を求める一方、日産社内では経営の自主性が失われるとして反発する意見が出ていて、西川廣人社長は、ルノーによる提案の受け入れを拒否しています。

仮にルノーが日産と調整を行わないまま、FCAとの経営統合に向けた協議を行えば、北米市場でクライスラーと競合する問題を議論しないで話を進めることになり、日産側が反発を強めることも予想されます。そのうえで、ルノー側がFCAとの経営統合を前提にした新たな要求を日産側に今後示すかどうかも焦点となります。

 ルノー日産自動車三菱自動車の連合が年間販売約1千万台、FCAは約500万台。この2グループにはある共通点がある。グループを引っ張ったカリスマ経営者が突然消えた、ということだ。

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茨城大学国立極地研究所などのグループは、千葉県市原市の地球の磁場が逆転した痕跡が残るおよそ77万年前の貴重な地層を地球の一時代を代表する「国際標準地」に登録するよう、おととし、国際学会に申請の手続きを開始し、登録されれば、この時代を「チバニアン」=千葉時代と名付けるとしています。

これに対して、申請に反対をしている茨城大学の楡井久名誉教授が、地層を含む土地の賃借権を去年、地権者から得ていたことが分かりましたた。

「国際標準地」の登録には研究のための自由な立ち入りが条件となっていますが、名誉教授は取材に対し「長年、調査をしてきて地層の価値は認めているが、申請にはねつ造など誤ったデータが使われていると考えていて、現場保全を目的に貸借権を取得した。申請は取り下げるべきで、このままでは研究の立ち入り制限もやむをえなくなる」と話しています。

これに対して、申請を進めるグループの代表の茨城大学の岡田誠教授は「立ち入りを認めてもらえなければ、登録の支障になるおそれがある」としたうえで、「国際学会からも申請のデータなどに問題はないとの見解が示されていて、その点も含め名誉教授側と話し合い、理解を得たい」としています。

申請作業は予定どおり進めるということです。

また、地層周辺の公有化を目指している市原市でも、名誉教授側と解決に向けた協議を検討するとしています。