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「総理には、約200年ぶりの生前退位とそれに伴う即位の関連行事をスムーズに進めたという自負があるようです。儀式を目の当たりにして、国民の皇室への関心は非常に高まった。これを機に、総理自ら、“皇室の改革”を主導したいという気持ちが出てきたようです」(官邸関係者)

 もう1つの理由は、皇族方の思いだ。

「皇族の減少という問題は、上皇上皇后両陛下にとって長年のお悩みでした。両陛下は国民と接する機会である『公務』を非常に大切にされてきました。かつて女性宮家創設についての議論が高まりを見せると、近しい関係者に安堵の表情を見せられたといいます。それだけ両陛下は女性宮家創設が将来の皇室にとって大きな意味を持つものだとお考えだったのでしょう」(宮内庁関係者)

自民党の甘利税制調査会長は24日、フジテレビの番組で、皇位の継承について「男系を中心に順位をつけ、最終的選択としては女系も容認すべきだと思う。順位をつけてきちんと対処できるようにしておくのはいいことだ」と述べ、男系による継承が維持できない場合には、女系も容認すべきだという考えを示しました。

一方、来年度の税制改正をめぐり甘利氏は記者団に対し、児童扶養手当を受けている未婚のひとり親にも、配偶者と死別したり離婚したりしたひとり親と同様に、所得税を軽減する措置を講じる方向で調整を進める考えを示しました。

また、甘利氏は、配偶者と死別や離婚したひとり親に適用される「寡婦控除」で、現在、男性にのみ所得制限があることについて、「憲法上問題が出てくる」と述べ、女性にも同じ所得制限を設けることを検討する考えを示しました。

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「政府は大嘗祭の終了後に有識者会議を設置し、議論を始めるとみられていましたが、ここにきて雲行きが怪しくなっています。そもそも安倍総理はこの問題に腰が重く、本音は男系維持のまま議論をせずにやり過ごしたい。ところが野党の一部が女性・女系天皇を認める方針を打ち出したため、このまま議論すれば国論を二分しかねないのです」(同)

#天皇家

「運動会本番は8色分の桟敷があって、そこに並んで応援するのです。組ごとに色が決められています。1組が紫、2組が白、3組が青、4組が緑、5組が橙、6組が黄、7組が赤、8組が黒です」

 そして、この組は学年別に編成されるわけではなく、「縦割り編成」なのが特徴的だという。

「団長が暴走しないように『組責任者』というのが一人いて、こいつが圧倒的に優秀。学業的にも人格的にも優れている人が組責任者になりますね」

 応援団長はクラスの中で最もリーダーシップを張れるだろうと期待された生徒が選ばれる。一言でリーダーシップといっても、全体を力強く統率するタイプだけではなく、クラス全員の意見にしっかり耳を傾けられる忍耐力と調整能力に優れたタイプなどさまざま。いずれにせよ、応援団長と組責任者の2名は、高2から高3の1年近くかけて運動会成功を目指して準備を積み重ねていくため、その負担やプレッシャーはかなり大きいらしい。

「いま思えば、開成の子たちは学内、とりわけ運動会などの行事を通じて『ミニ社会』を経験しているのでしょう。怒鳴られる側になったり、今度は怒鳴る側に立ったり……。そういう経験を繰り返して彼らは成長していくのでしょう。だからか、開成出身者に共通しているのは集団で行動する時に先頭に立って……というよりも、サポート役になる人が多いような気がしますね。人のために尽くすことを決して厭わない」

「開成卒業生たちは、どんなに不利な状況に陥ったとしても、そこにあるルールの中で『最良の方法』を見出して、結果を出すことに長けています。これは運動会で培った姿勢の一つでしょう」

「開成の生徒たちは運動会ではルールを守りつつ、自分たちが勝つためにその裏技を考えるのが得意です。たとえば、棒倒しである『裏技』が成功したら、その翌年にはそれを制するルール変更がなされる……この繰り返し。開成の生徒たちが結果を出すために自ら『最良の方法』をつきつめて考え、それを実践しているということです」

「相手への接し方、そして、対象の見方……開成で学んだことは人生で大いに役立っています」

・麻布生……組立説明書は無視、感覚だけで独創的かつ味のある逸品を製作する。
・開成生……組立説明書を一言一句しっかり読み込み、精巧で完璧な作品を製作する。
・武蔵生……組立の途中で各パーツにのめりこんでしまい、なかなか作品が完成しない。

麻布は「鬼才」。
開成は「秀才」。
武蔵は「変人」。

 麻布の難関の入試を見事にパスし、入学した生徒たちはすぐに麻布の歴史を学ぶ。1学期の道徳の時間に「中1校長特別授業」がある。麻布の創立者である江原素六の歩んできた道が書かれている新書サイズの本(加藤史朗著『江原素六の生涯』麻布文庫第1巻)が生徒たちに手渡され、それに基づき、校長が授業をおこなう。そして、生徒たちは夏休みにこの本についての感想文に取り組むというものだ。

「一体日本人の考えでは、何だか政府が一番大きいように思って居る。文明の進んだ国においては、政府の力などは至って微弱なものである」

「人を待遇するには、人の自由と権利を尊重しなければならないと同時に、自らも独立自尊の徳に満ちておらねばならぬ」

「労働者は『人』であるとの自覚から、各個人が独立の品位を保つ為に、労働に対する正当なる労銀を要求する権利を、欧米にてははやくから法律を以て認めているのである。この正当の労銀を要求するには、個人の力では目的を達し難いゆえに、団体の力を以てこれに当たるのである。富める者、地位ある者は、とかく傲慢に陥り易いものであるから」

 今回紹介するのは東京都練馬区にある「武蔵」。広大なキャンパスと敷地内の豊かな緑が印象的なキャンパスだ。そこに一歩足を踏み入れると、周囲からの雑音が消え、清々しい空気に包みこまれたような気分になる。

 30年程前までは東京大学合格者数ランキングでベスト10入りの常連であり、一時期は90名近い合格者を輩出したこともあった武蔵。しかし、東京大学合格者数はその「全盛期」と比較すると低迷気味であり、その状況を指して「武蔵は御三家から凋落した」などとメディアがシニカルに書き立てた時期もあった。2019年度の東京大学合格者数は22名(全国第27位)。もっとも、卒業生数(高3の1学年)が約400名の開成、約300名の麻布に対して、武蔵は約160名と少ないのではあるが。

「ぼくは高2・高3のときに同級生集めてセンター試験の問題を解く勉強会を開こうと考えたのですが、『受験勉強なんか学校でやるもんじゃない。ここは学問をやる場所だ』と先生に却下されました(笑)。この学校は中学校に入った瞬間、『諸君、学校は学問をしにくるところです。勉強は各自勝手にしなさい』と叩き込まれるのです」

 この話を武蔵の副校長の高野橋雅之先生に振ってみた。ご自身も武蔵の卒業生である高野橋先生は微笑んだ。

「入学直後に教師から『教師の言うことを信じるな』と言われました。そして、世の中のテレビや新聞に書かれていることを鵜呑みにするなよ、と。自分で1次情報をちゃんと集めて、それを基にして自信で判断する。そんな姿勢を6年間で身につけなさいということだったのでしょう」

 一人の少年が教室で身を固くして、授業の始まりを待っていた。

 今日は少年が最も得意にしている理科(生物)の授業である。いままで小学校や塾で習ったものよりも、もっと高度な解説がなされるのかもしれない。少年の心は期待と不安がない交ぜになっていた。

 その教員は第一声こう発した。

「じゃあ、今日はみんなで紐を作るぞ」

 そして、タコ糸のような細い紐を生徒たちに見せながら、器用に編んでみせた。
「いいかい、俺みたいにやってみろ」

 生徒たちに細い紐が配られた。教室全体がざわついていた。それもそうだろう。少年を含め、全員男子なのだから3つ編みにした経験などない。どうしてこんな作業を? 少年は戸惑いながらも、数十分かけて紐をようやく編み上げた。

「はい、今日の授業はこれでおしまい」

 1週間後、その男性教員が教室へやってくるなり、生徒たちの顔を見渡すようにして言った。

「前回作った紐はあるな。……よし、じゃあこれからルーペをみんなに配るから、その紐を括り付けて、首からぶら下げろ」

 そして、男性教員はこう続けた。

「全員準備はできたな。それでは、みんなで外に出よう。ルーペで好きな植物を観察してみなさい。テーマは特にない。気になったものを観察しなさい」

 3回目の授業の冒頭。

 男性教員はにっこりと微笑みながら、生徒たちにケント紙を配り始めた。

「これから、先週ルーペで各自が観察したものをここにスケッチするんだ。いいか、絵画を描けと指示しているわけではない。だから、線を引くことは厳禁だ。言っている意味が分かるか? その輪郭、濃淡……すべてを点で表すんだぞ。スケッチの真髄はここにある」

 生徒たちは一心不乱に作業にとりかかっている。

「そう。大学の講義みたいです。それも、パンキョー(一般教養科目)ではなく、専門のレベルです」
 実際、武蔵の教員は専門分野における「研究者」である場合が多い。聞けば、武蔵の教員は研究日が与えられていて、授業は週4回以内で収まる教員が多い。

 校長の杉山剛士先生は、武蔵の教員たちの質の高さが誇りだという。

「わたしがいつも感心させられるのは、先生方はみんな普段から研究テーマを持って勉強していて、学問的な好奇心旺盛な方ばかり。そういう先生方が分割授業なども取り入れた少人数制の指導をおこなっているので、生徒たちは好奇心を刺激されていく……そんな学びの仕掛けが武蔵にはずっと受け継がれているのです。武蔵の学びは『ワクワク、ワイワイ』……そんな雰囲気の中で生徒たちは創造性、個性を培っていくのでしょう」

 校長の杉山先生はこんなエピソードも教えてくれた。

「たとえば、今年の記念祭(文化祭のこと)の講演会に卒業生でミュージシャンの亀田誠二さんが登壇しました。その彼が講演会で『武蔵で学んだことは“自ら調べ自ら考える”』って口にしたのです。そして、同じく卒業生の早稲田大学総長の田中愛治さんを講演会に招いたときも、やはり『武蔵では自ら調べ自ら考える姿勢を身に付けた』っておっしゃっていたのです

「武蔵学園は問題を自ら調べ自ら考え、そして自ら解決する力を身につける教育を重視しています」(学校法人根津育英会武蔵学園 学園長・有馬朗人氏)

 副校長の高野橋先生は子どもたちの成長を「待つ」ことが大切だと強調する。

「男の子は中学入学当初はなかなか目に見える成長はないけれど、あるときにギュッと伸びることがよくあるのです。だから、男の子を成長させるにはひたすら『待つ』ことしかないと思いますよ。すると、あるとき男の子はスイッチが入る瞬間があって、そこから人が変わる……そういう男の子の成長観、教育観というのは、再確認すべきでしょう」

「わたしが進路担当として外に対して広報活動していたときに、進路先をはたと見直してみたのです。すると、東大ではないけれど、旧帝大、国立医学部、早慶……大半の生徒はこの範囲の大学に進学しているのです。東大に拘らないバラツキはどうして生まれたのだろうと考えて分かったのは、高校時代に『自分はこれをやりたい』と決まる生徒が多いことです。たとえば、建築やりたいと思ったら東大を選ばない。なぜなら、進学の振り分けが途中でありますから建築に行けるとは限らない……それなら早稲田の建築に行こうとかね」

「進学実績、生徒たちの進路希望を叶えなければ武蔵ではない。そう思っています。そのために大切なのは現場の一人一人の先生がどういう教育デザインを描いていくのかが大切です。もちろん、進路希望の実現、イコール、東大とは考えていません」

「自調自考」の姿勢が芽生えるまで、武蔵の教員は生徒たちを温かく見守り、「学問」の奥深さを伝え続けていく。すると、彼らは何かをきっかけに将来の具体的な展望を思い描くようになる。

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羽生さんの弁護士の仕事に対する洞察が的確で驚く。

「法曹の世界でいえば、法律相談には法律上はどうにもならない相談もきますよね。でも、「法律ではどうにもならなくても、そこをなんとかしてほしい」という人間の気持ちの問題も存在する。」

財田川暗黒裁判 (1975年)

財田川暗黒裁判 (1975年)

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#勉強法

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デイリーブック

能率手帳アイデンティティである
時間目盛り付きのスケジュール欄の下に、
方眼の記入スペースを確保したデイリータイプ。
コンパクトなサイズ感で携帯しやすく、
ライフログやバレットジャーナルを
気軽にはじめるのに
ちょうどいいアイテムです。

メモティ

年間カレンダー付のポケットノート。
暦の流れを意識しつつ、
能率手帳用紙の書き味を
メモ帳として愉しめます。

ja.wikipedia.org

www.wakibungu.com

hoshino.cocolog-nifty.com

私は数年前に、ほぼ日手帳のアンケートに、(A6判より)もっと小さい1日1ページも作って欲しいと書いたことがあるのですが。
デイリーブックを知ったときは「これだよ私が待っていたのは!」という気分になりました。

月間ブロックのあとにデイリーのページが続きます。

年間のカレンダーが最初にある以外は3.5ミリ方眼のメモページとなっていて、174ページ、厚み11ミリとあります。
レギュラーの能率手帳が全てメモページになったに等しいので、「持ち歩くメモ帳」としても絶妙にしっくりくるボリュームと言えますね。

70周年記念商品ということは、2020年用にしか売られないわけなので、毎年色違いで買っていくことも出来ないのがとても惜しいです。

l-style0202.com

能率手帳ゴールドを愛用する私としては、同じサイズでメモ帳を活用できることが嬉しい限りです。

能率手帳メモティのカラーは全5色(青・黒・黄・緑・赤)。好みのカラーを選べるのは嬉しいですが、店頭では売り切れ続出とのこと。

私が行ったお店でも、すでに黄と緑は売り切れ。青と赤も在庫わずかでした。

#文房具

法務省の研究会がまとめた報告書の案では、民事裁判の手続きのIT化に向けて、裁判所に対する申し立てについて、従来の書面に加え、オンラインでも段階的に可能にし、サポート体制の充実などを図ったうえで、原則、義務化を目指すべきだとしています。

そしてオンラインで訴えを起こす場合は、裁判所が専用のシステムを整備し、IDとパスワードを発行することで、本人確認を行うようにするとともに、乱用的な訴えを防ぐため、一定の規律を設けることを検討すべきだと指摘しています。

また口頭弁論や証人尋問の際、裁判所に出頭しなくても済むよう、インターネットでの「ウェブ会議」を活用したり、証拠の提出や判決文の交付をオンラインで完結できたりするようにすべきだとしています。

法務省は来月の研究会で報告書をまとめて、来年2月に必要な法律の見直しを法制審議会に諮問することにしています。

御厨 安倍さんは、1年しか続かなかった第1次政権で失敗して、その後、民主党政権から政権を奪い返して首相に返り咲きました。これが安倍さんの強み。自民党議員にとって、安倍さんは今でも政権を奪還してくれた恩人なんです。

 世論調査を見ても、安倍政権の主要な支持理由は、「前の民主党政権よりいい」とか「他に人がいないから」。安倍さんを熱烈に支持していたり、安倍さんによってこの国が変わると期待しているわけではない。ただ、この「他よりマシ」というのは、なかなか渋い(笑)。

片山 むしろ長続きの理由になっているわけですね。

御厨 5年後か10年後か、「安倍政権とは何か」という座談会をやったら、「目立った業績はないのに、なぜこんなに続いたのか」と、答えに窮するのではないか。むしろ“これといったこと=リスクを伴うこと”をやらないから、これだけ続いているという不思議さがある。

 その意味では、安倍政権の至上課題は本当に「憲法改正」なのか。口ではそう言っていても、本気で考えているようには思えない。最初はやるかやらないかも曖昧で、「96条の手続きだけ変えればいい」と言ってみたり、「9条に1項を加えればいい」と言ってみたり。

片山 真面目に考えていない雰囲気があります。

御厨 安倍さん自身が、「憲法改正一つに絞ったら、危ない、政権はもたない」と感じているのでしょう。しかも憲法改正は、最後に「国民投票」という高いハードルがある。

片山 そこでしくじったら、さすがに総辞職するしかありませんね。

御厨 憲法改正国民投票にかけるには、この国の国家像のようなものも語らなければなりませんが、そうすると、「他よりマシ」で支持していた層は離れてしまうでしょう。

片山 「やります、やります」と言い続けながら、本気ではやらないままでいるのが、政権を維持するには一番いいのでしょうね。

憲法改正の実現こそ安倍政権の悲願」という安倍政権のコアな支持層からの声もあるが、実際は、「政策の実現」よりも、「政権の維持」が自己目的化しているかのようだ。

片山 生前退位」に消極的だったはずの安倍政権も、最終的には「令和改元」をうまく利用したわけですね。「厳しい寒さの後に咲く梅の花のように」などと首相みずから新元号の解説までして、この改元が安倍政権の継続に寄与してしまった面があります。だとすると、安倍政権は一体、いつ終わるのか。

御厨 それこそ天皇陛下ではないけれど、安倍さん自身が辞めると言わない限りは続くのでしょう。

御厨 振り返ってみると、今の安倍政権の“永続化”は、この平成30年間の「政治改革」とも大いに関係しています。

片山 「政治改革」が目指したのは、「二大政党制」と「官邸主導」ですね。平成初期の1994年に、中選挙区に代わって小選挙区制が導入されます。そこで有権者は、マニフェストや公約の達成度を見て「次はこちらにしよう」などと投票することが期待され、政権の方も、3、4年で政策を実現するために、従来の官主導の調整型政治ではなく、むしろ官邸主導で官僚にプランを降ろしていくことが期待されました。

御厨 まさにそうした改革が、橋本内閣の行革以来、平成期を通じて積み重ねられてきたわけですが、良くも悪くも、その帰結が今の安倍政権であるわけです。

片山 建前としては「二大政党による政権交代を目指していたのに、民主党が悪かったのか、そもそも日本の政治風土と合わなかったのか、あるいは何か別のやり方をすべきだったのか、「二大政党」はいまや影も形もありません。残ったのは、強力な「官邸主導」の長期政権だけです。

「歴代最長政権」も、何も安倍さんや菅さんが一代で築いたものではなく、冷戦終結後の小沢さんや政治学者も含めたさまざまなアイデアを今の政権が独り占めした結果に見えてきます。

御厨 悲しいかな、これが“平成30年間の政治改革”の帰結です。しかも今のところ、他に代替物が見当たらない。今の政権は、もう何もしないで自動的に回っているようなものです。

小沢一郎が集めてきた連中の質が悪かった。
つまり、自民党から出たいのに公認が得られない候補だった。
だから、旧体制の監視要員として機能してきた。

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「長期政権が続いている要因は幾つかありますが、その一つが人事です。閣内では、麻生太郎副総理、菅義偉官房長官という骨格は政権発足以来、変わっていません。一方で、官邸の官僚を見れば、今井尚哉首相秘書官や北村滋国家安全保障局長を巡る人事が注目を集めています。この人事について、首相に質問をぶつけてみました」

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長期間政権を維持している要因について、菅官房長官は、19日「やるべきことを明確に掲げて政治主導で政策に取り組んできた。中でも一貫しているのが経済最優先であり、経済状況は大幅に改善している」と述べました。

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いまの安倍政権は、ある面では悪政に違いないので私たちも別の新しい社会ビジョン、平和安全法制の独自案、自民とは異なる憲法改正原案を示しているが、いまの国政の本当の問題は、野党第一会派が自民党よりも悪質であり、その悪の集団と自民党国対が裏で手を握って、持ちつ持たれつの関係にあること。

23日夜、日本に到着したフランシスコ教皇は24日、被爆地の長崎市広島市を相次いで訪れます。

午前9時半ごろ、フランシスコ教皇は東京から特別機で長崎空港に到着し、長崎市や教会関係者らの出迎えをうけたあと、警察の車両に先導されて市内の爆心地公園に向かいました。

長崎市は雨が降りしきるあいにくの天気ですが、沿道では、フランシスコ教皇を乗せた車が通ると、地元の人たちが傘をさしながら日本やバチカン、それに教皇の出身地であるアルゼンチンの国旗を振って歓迎していました。

フランシスコ教皇は爆心地公園で花を手向けたあと、原爆の犠牲者のために黙とうし、核兵器の廃絶に向けてスピーチをします。

続いてフランシスコ教皇は、西坂公園を訪れて信仰を貫いて殉教した「日本26聖人」に祈りをささげたあと、長崎県営野球場で3万人規模のミサを執り行い、夕方には再び特別機でもう1つの被爆地・広島に向かいます。

長崎と広島への訪問に先立ちフランシスコ教皇は23日夜、日本の司教団らに「人類史に残るあの悲劇の傷に今なお苦しんでいる人々に会いたいと思う」と話し、被爆地への訪問に強い意欲を示していました。

就任以来、核廃絶に向けて積極的に取り組んできたフランシスコ教皇被爆地から世界にむけて何を訴えかけるのか注目されます。

A spokesperson for the United Nations has expressed hope that messages by Pope Francis from Nagasaki and Hiroshima will support efforts for nuclear disarmament.

Stephane Dujarric made the comment at a news conference on Friday, two days before the pope travels to the two atomic-bombed Japanese cities.

Dujarric said the impact of the visits will be "very symbolically strong."

He said UN Secretary-General Antonio Guterres visited Nagasaki on August 9 of last year and delivered a message on the need to see a world without nuclear weapons. Dujarric added the more voices in that direction, the better.

Guterres became the first UN chief to attend an annual ceremony in Nagasaki to mark the 1945 atomic bombing of the city.


23日夜、日本に到着したフランシスコ教皇は24日、被爆地の長崎市広島市を相次いで訪れます。

午前9時半ごろ、フランシスコ教皇は東京から特別機で長崎空港に到着し、長崎市や教会関係者らの出迎えをうけたあと、警察の車両に先導されて市内の爆心地公園に向かいました。

長崎市は雨が降りしきるあいにくの天気ですが、沿道では、フランシスコ教皇を乗せた車が通ると、地元の人たちが傘をさしながら日本やバチカン、それに教皇の出身地であるアルゼンチンの国旗を振って歓迎していました。

フランシスコ教皇は爆心地公園で花を手向けたあと、原爆の犠牲者のために黙とうし、核兵器の廃絶に向けてスピーチをします。

続いてフランシスコ教皇は、西坂公園を訪れて信仰を貫いて殉教した「日本26聖人」に祈りをささげたあと、長崎県営野球場で3万人規模のミサを執り行い、夕方には再び特別機でもう1つの被爆地・広島に向かいます。

長崎と広島への訪問に先立ちフランシスコ教皇は23日夜、日本の司教団らに「人類史に残るあの悲劇の傷に今なお苦しんでいる人々に会いたいと思う」と話し、被爆地への訪問に強い意欲を示していました。

就任以来、核廃絶に向けて積極的に取り組んできたフランシスコ教皇被爆地から世界にむけて何を訴えかけるのか注目されます。

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇を乗せた車は、午前10時13分に長崎市の爆心地公園に到着しました。

フランシスコ教皇は、記念碑の前で被爆者から花を手渡されました。フランシスコ教皇は受け取った花を記念碑に手向け、頭を下げて30秒以上、祈りをささげげました。

そして、一度正面を向き、今度は手を合わせて30秒ほど祈りました。

その後、フランシスコ教皇はろうそくに火をともしました。

ローマ教皇として38年ぶりに日本に滞在しているフランシスコ教皇は24日朝、長崎市の爆心地公園を訪れました。

雨が降りしきる会場では、レインコートを着て待ち受けていた参加者が見守るなか、フランシスコ教皇は、平和の記念碑の前で深々と頭をたれて献花し、犠牲者に黙とうをささげました。

このあとスピーチを行ったフランシスコ教皇は「この場所は私たち人間がどれだけひどい苦痛と悲しみをもたらすかを深く認識させる」と述べて核兵器の非人道性を強く非難しました。

そして「核兵器大量破壊兵器を持つことは平和や安定につながらずむしろさまたげになる」と指摘し、核兵器を持つことが安全保障につながるという考えは、恐怖と相互不信に基づく誤った認識だとして批判しました。

そして、核兵器禁止条約を含め核兵器と軍備の削減に向けて各国に引き続き働きかけていく考えを示しました。

さらに武器の製造や開発に多額の費用が費やされるのは「途方もないテロ行為」だとしたうえで、貴重な財源は貧困対策や自然環境の保護にこそ使われるべきだとしています。

そのうえで、フランシスコ教皇は「新しい兵器の技術開発が進む中でわたしたちは多国間主義の衰退が事態を深刻化させているのを目の当たりにしている」と述べ国家間の相互不信の広がりが、兵器を規制する国際的な取り組みを崩壊させかねず、食い止める必要があると訴えています。

そして「核兵器から解放された平和な世界こそが、数え切れない全ての人が強く求めるものだ」と述べ、核兵器のない世界の実現に向けて核の保有国、非保有国をとわず各国政府をはじめ、全ての人が一致団結して取り組むことを呼びかけました。

長崎県の中村法道知事は「教皇には、『真の平和を実現するためには多くの人たちが一緒に力を合わせて信頼を築き上げていかなければならない』という考え方を、被爆地、長崎から発信していただけた。これまでも長崎は『長崎を最後の被爆地に』という思いを込めて、核兵器の非人道性や悲惨さを訴えてきた。これからも世界のリーダーに、こうした被爆の実態を知ってもらうことによって、核兵器を二度と使ってはならないという思いを共有してもらえるように努力していく」と話していました。

長崎県の中村法道知事は「教皇には、『真の平和を実現するためには多くの人たちが一緒に力を合わせて信頼を築き上げていかなければならない』という考え方を、被爆地、長崎から発信していただけた。これまでも長崎は『長崎を最後の被爆地に』という思いを込めて、核兵器の非人道性や悲惨さを訴えてきた。これからも世界のリーダーに、こうした被爆の実態を知ってもらうことによって、核兵器を二度と使ってはならないという思いを共有してもらえるように努力していく」と話していました。

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇長崎市の爆心地公園でスピーチを行い、「この場所は私たち人間がどれだけひどい苦痛と悲しみをもたらすかを深く認識させる」と述べて、核兵器の非人道性を強く非難しました。そのうえで「核兵器大量破壊兵器を持つことは平和や安定につながらずむしろさまたげになる」と述べて核兵器のない世界の実現に向けて各国政府をはじめ、全ての人が一致団結して取り組むことを呼びかけました。

冒頭で、被爆者とその家族が受けた苦しみに思いを寄せたあと、「人々が、心の中で最も深く望んでいることのーつは、平和と安定です。しかし、核兵器大量破壊兵器保有していてはこの望みに応えることはできません。それどころか、私たちを絶えず試練にさらすことになるのです」と述べ、核兵器保有に強く反対する姿勢を示しました。

そして、今の世界の現状について「私たちは今、手に負えないほど分裂した世界の中で、平和や安定を求めています。その足元では、恐怖や相互不信がはびこっていて、これが人と人の関係をむしばみ、互いに対話することを阻んでいるのです」と述べ、懸念を示しました。

そして、フランシスコ教皇は、被爆地である長崎について触れ、「長崎は、核兵器が環境と人間に対していかに悲劇的な結末をもたらすかを示す証人です。しかし、軍拡競争に反対する声はわずかです」と述べ、被爆地の訴えに耳を傾けるべきだと強調しました。

さらに、本来、貧困対策や自然環境の保護に使われるべき費用が武器の製造や開発など軍備に費やされているのは「途方もないテロ行為だ」と強く非難しました。

そのうえで「核兵器から解放された平和な世界こそが、数え切れない全ての人が熱望するものです。この願いを実現するには、全ての人が理想の実現に向けて取り組む必要があるのです」と述べ、各国政府に核兵器をなくす取り組みを一致団結して進めるよう訴えました。

フランシスコ教皇は、国家間の相互不信が核兵器を規制する国際的な枠組みを脅かしているとしたうえで、「私たちは、多国間主義が衰退するのを目の当たりにし、最新兵器の技術開発が進むなかでは非常に深刻な状況にあるのです。あらゆる国のリーダーがいますぐこの問題に注意を払い、取り組むべきなのです」と述べて、各国のリーダーに対し、多国間で核兵器の問題に取り組むべきだと訴えました。

フランシスコ教皇はスピーチの中で、バチカンがおととし、いち早く批准した核兵器禁止条約について「カトリック教会としては、核兵器禁止条約を含め核兵器と軍備の削減に向けてこれからも働きかけを続けていきます」と述べて、各国に引き続き参加を呼びかけていく考えを示しました。

そして「お互いの合意を求め、粘り強く対話を呼びかけていくことが私たちの武器でありますように」と述べ、国際社会の連帯を呼びかけました。

そして、フランシスコ教皇は改めて、「核兵器のない世界が可能であり、必要であるということを確信しています。政治リーダーの方々、核兵器は国際社会や国家の安全保障を脅かすものから私たちを守ってくれるものではないということを心に刻んでください」と訴えました。

さらに「核兵器の使用が人と環境に及ぼす壊滅的な破壊をもたらすということを考えなくてはなりません。核兵器による平和理論は捨てる必要があります」と強調しました。

フランシスコ教皇は「核兵器や核開発、それに環境問題などの解決のためには、相互の発展と信頼関係を築くこと、そして世界のリーダーの協力を得ることが重要です。さらに、私たち一人一人の関わりも求められています。多くの人の苦しみに無関心であってはいけません」と述べました。

フランシスコ教皇は、最後に、みずからの名前の由来である、聖フランシスコにちなむとされる「平和を求める祈り」とよばれる祈りをささげました。

そして、「この祈りが私たち全員の祈りとなることを確信しています。無関心に流され、過去の過ちを繰り返さないようこの場所を記憶にとどめましょう」と述べてスピーチを締めくくりました。

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は、24日午前、長崎市の爆心地に続いて、豊臣秀吉伴天連追放令に背き1597年に処刑された外国人宣教師や日本人の信者、「日本26聖人」の殉教地、西坂公園を訪れました。

そして公園内にある記念館の前の館長で、フランシスコ教皇の日本訪問を呼びかけてきた、修道士のアントニオ・ガルシアさんらの出迎えを受けました。

フランシスコ教皇は、迫害を受けながらも代々、信仰を守り続けてきたカトリック信者から受け取った花輪を手向けたあと、祈りをささげました。

そして、フランシスコ教皇は「日本26聖人」に敬意を示すあいさつで、「殉教者の血は新しい命の種となった。その証しは宣教する弟子として生きる私たちの信仰を強め、献身と決意をあらたにする。すべての命、特に最も助けを必要としている人を保護し、守る文化のために働く弟子として」と述べました。

そのうえで「私が殉教者にささげられた記念碑の前まで来たのは、このような聖なる人々と会うためだ」と訴えました。

西坂公園をあとにしたフランシスコ教皇は、「カトリック長崎大司教館」で昼食をとることにしていて、午後には長崎県営野球場で3万人規模のミサを執り行います。

フランシスコ教皇と交流があり、30年以上文通を続けてきたイエズス会の修道士、アントニオ・ガルシアさんは「家族のように接してくれて、今まで手紙でやり取りしていたことが思い出されました。教皇は自分がこの後のミサに来るのかどうか心配してくれました。もっと話がしたかったです。この後のミサでまた会えるのが楽しみです」と話していました。

「焼き場に立つ少年」は、アメリカ軍の従軍カメラマンだった、ジョー・オダネル氏が、原爆投下後の長崎で撮影したとしている写真です。

この写真には、目を閉じた幼い子を背負いながら、唇をかみしめて直立不動で立ち、まっすぐ前を見つめる10歳ぐらいの少年の姿が写されています。

オダネル氏は、すでに亡くなった弟を背負った少年を写したものだとし、このあと少年が見つめる中で弟は屋外で火葬されたと伝えています。

オダネル氏が長崎や広島など日本各地を回り、私用のカメラで撮影したフィルムは、アメリカに帰国したあとも悲惨な記憶とともにトランクの中にしまわれていました。

しかし、オダネル氏は過去と向き合うことを決意し、帰国から40年余りが経過した1989年にトランクを開き、翌1990年には地元・テネシー州で原爆の悲惨さを訴える写真展を開催。

アメリカ国内では反発を招いたものの、その後、日本各地でも写真展が開催され、平成19年、2007年には長崎市にある長崎県美術館で「焼き場に立つ少年」が特別公開されました。

長崎市に寄贈された「焼き場に立つ少年」は、いまも長崎市原爆資料館に展示され、戦争の悲惨さを訴え続けています。そして、おととし、平成29年の年末、フランシスコ教皇がこの写真に、みずからの署名と「戦争がもたらすもの」というメッセージを添えて、教会関係者に配布するよう指示したことから再び注目を集めました。

カードの裏には、教皇のメッセージとともに「この少年は血がにじむほど唇をかみしめて、やり場のない悲しみをあらわしています」という説明も添えられました。

一方、オダネル氏みずからも来日し、長崎市で少年の行方を探したほか、長崎平和推進協会の写真資料調査部会なども調査を続けていますが、この少年は誰なのか、また撮影された場所はどこなのか、特定には至っていません。

「焼き場に立つ少年」の写真を撮影した、ジョー・オダネル氏の息子のタイグ・オダネル氏(50)は「フランシスコ教皇に父親が使っていたメダルを見せると、スペイン語で『ありがとう。あなたと父親に祝福を』とおっしゃった。父親が撮影した『焼き場に立つ少年』の写真がきょう、爆心地に掲げられていたことを誇りに思います。世界中の人がこの写真を見て、『長崎の悲惨な経験を繰り返してはならない』と思いを寄せた瞬間になったのではないかと思う」と話していました。

被爆地の長崎を訪れているフランシスコ教皇は、24日午後、長崎市にある県営野球場でミサを執り行いました。

ミサには、地元のカトリック教会の信者をはじめ、韓国やフィリピンなど近隣のアジア諸国からの信者も含めて、およそ3万人が参加しました。

フランシスコ教皇が特別仕様のオープンカーに乗って球場内をまわると、参加している人たちは日本やバチカン、そしてフランシスコ教皇の出身国であるアルゼンチンの国旗をふり歓迎していました。

長崎市は午前中は雨が降りしきる天気でしたが、午後になって雨はやみ、ミサは晴天のもと厳かに行われました。

フランシスコ教皇は祈りの中で「長崎はその魂に癒やしがたい傷を負っています。いまもなお戦争が絶えない中で平和のために声をあげる人々がさらに増えるよう願いましょう」と述べました。

ミサに先立って、フランシスコ教皇長崎市の爆心地公園を訪れてスピーチを行い、核兵器のない平和な世界への実現に向けて全ての人が、一致団結して取り組むことを呼びかけました。

このあと、フランシスコ教皇は長崎を出発してもう一つの被爆地広島を訪れる予定で、平和公園で開かれる「平和のための集い」に出席し、被爆者たちを前にスピーチを行います。

教皇の日本司牧訪問
教皇のスピーチ
核兵器についてのメッセージ
長崎・爆心地公園
2019年11月24日

愛する兄弟姉妹の皆さん。

この場所は、わたしたち人間が過ちを犯しうる存在であるということを、悲しみと恐れとともに意識させてくれます。近年、浦上教会で見いだされた被爆十字架とマリア像は、被爆なさったかたとそのご家族が生身の身体に受けられた筆舌に尽くしがたい苦しみを、あらためて思い起こさせてくれます。

人の心にあるもっとも深い望みの一つは、平和と安定への望みです。核兵器大量破壊兵器を所有することは、この望みへの最良のこたえではありません。それどころか、この望みをたえず試みにさらすことになるのです。わたしたちの世界は、手に負えない分裂の中にあります。それは、恐怖と相互不信を土台とした偽りの確かさの上に平和と安全を築き、確かなものにしようという解決策です。人と人の関係をむしばみ、相互の対話を阻んでしまうものです。

国際的な平和と安定は、相互破壊への不安や、壊滅の脅威を土台とした、どんな企てとも相いれないものです。むしろ、現在と未来のすべての人類家族が共有する相互尊重と奉仕への協力と連帯という、世界的な倫理によってのみ実現可能となります。

ここは、核兵器が人道的にも環境にも悲劇的な結末をもたらすことの証人である町です。そして、軍備拡張競争に反対する声は、小さくともつねに上がっています。軍備拡張競争は、貴重な資源の無駄遣いです。本来それは、人々の全人的発展と自然環境の保全に使われるべきものです。今日の世界では、何百万という子どもや家族が、人間以下の生活を強いられています。しかし、武器の製造、改良、維持、商いに財が費やされ、築かれ、日ごと武器は、いっそう破壊的になっています。これらは途方もないテロ行為です。

核兵器から解放された平和な世界。それは、あらゆる場所で、数え切れないほどの人が熱望していることです。この理想を実現するには、すべての人の参加が必要です。個々人、宗教団体、市民社会核兵器保有国も、非保有国も、軍隊も民間も、国際機関もそうです。核兵器の脅威に対しては、一致団結して応じなくてはなりません。それは、現今の世界を覆う不信の流れを打ち壊す、困難ながらも堅固な構造を土台とした、相互の信頼に基づくものです。1963年に聖ヨハネ23世教皇は、回勅『地上の平和(パーチェム・イン・テリス)』で核兵器の禁止を世界に訴えていますが(112番[邦訳60番]参照)、そこではこう断言してもいます。「軍備の均衡が平和の条件であるという理解を、真の平和は相互の信頼の上にしか構築できないという原則に置き換える必要があります」(113番[邦訳61番])。

今、拡大しつつある、相互不信の流れを壊さなくてはなりません。相互不信によって、兵器使用を制限する国際的な枠組みが崩壊する危険があるのです。わたしたちは、多国間主義の衰退を目の当たりにしています。それは、兵器の技術革新にあってさらに危険なことです。この指摘は、相互の結びつきを特徴とする現今の情勢から見ると的を射ていないように見えるかもしれませんが、あらゆる国の指導者が緊急に注意を払うだけでなく、力を注ぎ込むべき点なのです。

カトリック教会としては、人々と国家間の平和の実現に向けて不退転の決意を固めています。それは、神に対し、そしてこの地上のあらゆる人に対する責務なのです。核兵器禁止条約を含め、核軍縮と核不拡散に関する主要な国際的な法的原則に則り、飽くことなく、迅速に行動し、訴えていくことでしょう。昨年の7月、日本司教協議会は、核兵器廃絶の呼びかけを行いました。また、日本の教会では毎年8月に、平和に向けた10日間の平和旬間を行っています。どうか、祈り、一致の促進の飽くなき探求、対話への粘り強い招きが、わたしたちが信を置く「武器」でありますように。また、平和を真に保証する、正義と連帯のある世界を築く取り組みを鼓舞するものとなりますように。

核兵器のない世界が可能であり必要であるという確信をもって、政治をつかさどる指導者の皆さんにお願いします。核兵器は、今日の国際的また国家の、安全保障への脅威からわたしたちを守ってくれるものではない、そう心に刻んでください。人道的および環境の観点から、核兵器の使用がもたらす壊滅的な破壊を考えなくてはなりません。核の理論によって促される、恐れ、不信、敵意の増幅を止めなければなりません。今の地球の状態から見ると、その資源がどのように使われるのかを真剣に考察することが必要です。複雑で困難な持続可能な開発のための2030アジェンダの達成、すなわち人類の全人的発展という目的を達成するためにも、真剣に考察しなくてはなりません。1964年に、すでに教皇パウロ6世は、防衛費の一部から世界基金を創設し、貧しい人々の援助に充てることを提案しています(「ムンバイでの報道記者へのスピーチ(1964年12月4日)」。回勅『ポプロールム・プログレッシオ(1967年3月26日)』参照)。

こういったことすべてのために、信頼関係と相互の発展とを確かなものとするための構造を作り上げ、状況に対応できる指導者たちの協力を得ることが、きわめて重要です。責務には、わたしたち皆がかかわっていますし、全員が必要とされています。今日、わたしたちが心を痛めている何百万という人の苦しみに、無関心でいてよい人はいません。傷の痛みに叫ぶ兄弟の声に耳を塞いでよい人はどこにもいません。対話することのできない文化による破滅を前に目を閉ざしてよい人はどこにもいません。

心を改めることができるよう、また、いのちの文化、ゆるしの文化、兄弟愛の文化が勝利を収めるよう、毎日心を一つにして祈ってくださるようお願いします。共通の目的地を目指す中で、相互の違いを認め保証する兄弟愛です。

ここにおられる皆さんの中には、カトリック信者でないかたもおられることでしょう。でも、アッシジ聖フランシスコに由来する平和を求める祈りは、私たち全員の祈りとなると確信しています。

主よ、わたしをあなたの平和の道具としてください。
憎しみがあるところに愛を、
いさかいがあるところにゆるしを、
疑いのあるところに信仰を、
絶望があるところに希望を、
闇に光を、
悲しみあるところに喜びをもたらすものとしてください。

記憶にとどめるこの場所、それはわたしたちをハッとさせ、無関心でいることを許さないだけでなく、神にもと信頼を寄せるよう促してくれます。また、わたしたちが真の平和の道具となって働くよう勧めてくれています。過去と同じ過ちを犯さないためにも勧めているのです。

皆さんとご家族、そして、全国民が、繁栄と社会の和の恵みを享受できますようお祈りいたします。

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は、午後5時35分ごろ、広島空港に到着しました。

このあと広島市平和公園に移動し、被爆者や宗教関係者、それに自治体の関係者など、およそ2000人が集まって開かれる「平和のための集い」に出席する予定です。

被爆地の長崎での日程を終えたフランシスコ教皇は、ツイッターで「数百万人の子どもや家族が非人道的な状況下で生きている世界において、浪費されたお金や、破壊的な武器の製造や保有、取り引きを通じて生まれた財産が天に叫んでいます」と投稿し、核兵器の廃絶に向けた力強いメッセージを発信しました。

フランシスコ教皇は24日、最初の訪問地、長崎で核兵器の廃絶にむけたスピーチを行ったあと、3万人規模のミサを行うなど一連の行事を終え、午後5時半、もう一つの被爆地、広島の空港に到着しました。

フランシスコ教皇はさきほど午後6時40分すぎ、広島市平和公園に到着し、被爆者や宗教関係者、それに自治体の関係者など、およそ2000人が参加する「平和のための集い」に出席しています。

フランシスコ教皇は原爆慰霊碑に祈りをささげ、被爆者の証言を聞いたあと、午後7時すぎから平和に向けたスピーチを行うことになっています。

広島に先立って訪れた長崎で、フランシスコ教皇核兵器の非人道性を強く非難したうえで、核兵器のない世界を団結して実現するよう呼びかけました。

広島ではどのようなメッセージを発するのか注目が集まっています。

フランシスコ教皇平和公園の原爆慰霊碑の前で記帳を行い、「私は平和の巡礼者として、この国の歴史にとって恐ろしい日に傷つき、犠牲になったすべての人に連帯を示し、深く悲しむために来ました」などと英語で記し、“フランシスコ”と署名しました。

教皇のスピーチ
広島の平和公園にて
2019年11月24日

「わたしはいおう、わたしの兄弟、友のために。『あなたのうちに平和があるように』」(詩編122・8)。

あわれみの神、歴史の主よ、この場所から、わたしたちはあなたに目を向けます。死といのち、崩壊と再生、苦しみといつくしみの交差するこの場所から。

ここで、大勢の人が、その夢と希望が、一瞬の閃光と炎によって跡形もなく消され、影と沈黙だけが残りました。一瞬のうちに、すべてが破壊と死というブラックホールに飲み込まれました。その沈黙の淵から、亡き人々のすさまじい叫び声が、今なお聞こえてきます。さまざまな場所から集まり、それぞれの名をもち、なかには、異なる言語を話す人たちもいました。そのすべての人が、同じ運命によって、このおぞましい一瞬で結ばれたのです。その瞬間は、この国の歴史だけでなく、人類の顔に永遠に刻まれました。

この場所のすべての犠牲者を記憶にとどめます。また、あの時を生き延びたかたがたを前に、その強さと誇りに、深く敬意を表します。その後の長きにわたり、身体の激しい苦痛と、心の中の生きる力をむしばんでいく死の兆しを忍んでこられたからです。

わたしは平和の巡礼者として、この場所を訪れなければならないと感じていました。激しい暴力の犠牲となった罪のない人々を思い出し、現代社会の人々の願いと望みを胸にしつつ、静かに祈るためです。とくに若者たち、平和を望み、平和のために働き、平和のために自らを犠牲にする若者たちの願いと望みです。わたしは記憶と未来にあふれるこの場所に、貧しい人たちの叫びも携えて参りました。貧しい人々はいつの時代も、憎しみと対立の無防備な犠牲者だからです。

わたしはへりくだり、声を発しても耳を貸してもらえない人々の声になりたいと思います。現代社会が直面する増大した緊張状態を、不安と苦悩を抱えて見つめる人々の声です。それは、人類の共生を脅かす受け入れがたい不平等と不正義、わたしたちの共通の家を世話する能力の著しい欠如、また、あたかもそれで未来の平和が保障されるかのように行われる、継続的あるいは突発的な武力行使などに対する声です。

確信をもって、あらためて申し上げます。戦争のために原子力を使用することは、現代において、犯罪以外の何ものでもありません。人類とその尊厳に反するだけでなく、わたしたちの共通の家の未来におけるあらゆる可能性に反します。原子力の戦争目的の使用は、倫理に反します。2年前に私が言ったように、核兵器の所有も倫理に反します。これについて、わたしたちは神の裁きを受けることになります。次の世代の人々が、わたしたちの失態を裁く裁判官として立ち上がるでしょう。平和について話すだけで、諸国間の行動を何一つしなかったと。戦争のための最新鋭で強力な兵器を製造しながら、平和について話すことなどどうしてできるでしょうか。差別と憎悪の演説という役に立たない行為をいくらかするだけで自らを正当化しながら、どうして平和について話せるでしょうか。

平和は、それが真理を基盤とし、正義に従って実現し、愛によって息づき完成され、自由において形成されないのであれば、単なる「発せられることば」に過ぎなくなると確信しています。(聖ヨハネ23世回勅『パーチェム・イン・テリス――地上の平和』37〔邦訳20〕参照)。真理と正義をもって平和を築くとは、「人間の間には、知識、徳、才能、物質的資力などの差がしばしば著しく存在する」(同上87〔同49〕)のを認めることです。ですから、自分だけの利益を他者に押し付けることはいっさい正当化できません。その逆に、差の存在を認めることは、強い責任と敬意の源となるのです。同じく政治共同体は、文化や経済成長といった面ではそれぞれ正当に差を有していても、「相互の進歩に対して」(同88〔同49〕)、すべての人の善益のために働く責務へと招かれています。

実際、より正義にかなう安全な社会を築きたいと真に望むならば、武器を手放さなければなりません。「武器を手にしたまま、愛することはできません」(聖パウロ6世「国連でのスピーチ(1965年10月4日)」10)。武力の論理に屈し、対話から遠ざかってしまえば、いっそうの犠牲者と廃墟を生み出すことが分かっていながら、武力が悪夢をもたらすことを忘れてしまうのです。武力は「膨大な出費を要し、連帯を推し進める企画や有益な作業計画が滞り、民の心理を台なしにします」(同)。紛争の正当な解決策であるとして、核戦争の脅威で威嚇することに頼りながら、どうして平和を提案できるでしょうか。この底知れぬ苦しみが、決して越えてはならない一線を自覚させてくれますように。真の平和とは、非武装の平和以外にありえません。それに、「平和は単に戦争がないことでもな〔く〕、……たえず建設されるべきもの」(第二バチカン公会議『現代世界憲章』78)です。それは正義の結果であり、発展の結果、連帯の結果であり、わたしたちの共通の家の世話の結果、共通善を促進した結果生まれるものなのです。わたしたちは歴史から学ばなければなりません。

思い出し、ともに歩み、守ること。この三つは、倫理的命令です。これらは、まさにここ広島において、よりいっそう強く、より普遍的な意味をもちます。この三つには、平和となる真の道を切り開く力があります。したがって、現在と将来の世代が、ここで起きた出来事を忘れるようなことがあってはなりません。記憶は、より正義にかない、いっそう兄弟愛にあふれる将来を築くための、保証であり起爆剤なのです。すべての人の良心を目覚めさせられる、広がる力のある記憶です。わけても、国々の運命に対し、今、特別な役割を負っているかたがたの良心に訴えるはずです。これからの世代に向かって、言い続ける助けとなる記憶です。二度と繰り返しません、と。

だからこそわたしたちは、ともに歩むよう求められているのです。理解とゆるしのまなざしで、希望の地平を切り開き、現代の空を覆うおびただしい黒雲の中に、一条の光をもたらすのです。希望に心を開きましょう。和解と平和の道具となりましょう。それは、わたしたちが互いを大切にし、運命共同体で結ばれていると知るなら、いつでも実現可能です。現代世界は、グローバル化で結ばれているだけでなく、共通の大地によっても、いつも相互に結ばれています。共通の未来を確実に安全なものとするために、責任をもって闘う偉大な人となるよう、それぞれのグループや集団が排他的利益を後回しにすることが、かつてないほど求められています。

神に向かい、すべての善意の人に向かい、一つの願いとして、原爆と核実験とあらゆる紛争のすべての犠牲者の名によって、声を合わせて叫びましょう。戦争はもういらない! 兵器の轟音はもういらない! こんな苦しみはもういらない! と。わたしたちの時代に、わたしたちのいるこの世界に、平和が来ますように。神よ、あなたは約束してくださいました。「いつくしみとまことは出会い、正義と平和は口づけし、まことは地から萌えいで、正義は天から注がれます」(詩編85・11-12)。

主よ、急いで来てください。破壊があふれた場所に、今とは違う歴史を描き実現する希望があふれますように。平和の君である主よ、来てください。わたしたちをあなたの平和の道具、あなたの平和を響かせるものとしてください!

私は、君とともに平和を唱えます。

広島市で開かれた「平和のための集い」に出席するため広島市を訪れていた、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は、午後8時55分ごろ、広島空港を出発し、羽田空港に向かいました。

d1021.hatenadiary.jp

「8月22日のGSOMIAの破棄決定からの3カ月は何だったのかというのが、国民の本音だと思います。そもそも、GSOMIA破棄が迫ったこの1カ月、韓国政府も与党も日本批判を煽って、破棄に向けた世論づくりをしていました。破棄回避が発表された11月22日にも、国会で開かれた党の幹部会議で与党代表が『(GSOMIAは)朴槿恵政府が弾劾直前に導入したもので正統性はない』とまで発言していたくらいです」

「22日の午前、与党・共に民主党Facebookを確認すると、〈韓国政府は、様々なチャンネルを通じて、日本との外交正常化のために努力しましたが、日本政府は不動の姿勢でした。GSOMIAは、私たちの安全保障にとって非常に重要であるが、不可欠なことではありません〉との投稿が更新されていた。これを見て、失効まで24時間を切った後の書き込みですから、さすがに私も破棄を覚悟しました。

 それが一転、夕方には失効回避が発表され驚いて、同じFacebookのページを確認すると〈政府のGSOMIA終了猶予の決定を歓迎します。これは国民の安保不安を解消し、韓米同盟をより堅固にするためにも肯定的に働くでしょう〉と、正反対のことが書き込まれていた。午前の書き込みから7時間しか経っていない。これでは国民に失望が広がるのも仕方ありません」

 破棄回避が発表された22日には、韓国ギャラップ社の世論調査が発表され、GSOMIAの破棄を「支持する」が51%で、「不支持」の29%を大きく上回っていた。そんな世論を背景に、今回の決断を文政権は国民にどのように説明しているのか。

「文政権は今回の破棄通告の効力停止について、『GSOMIAはいつでも破棄できるという条件で延長した』との主張を全面に出して、国民の批判から逃れようとしています。とはいえ、その説明は苦しい。韓国の切ったカードは『GSOMIA延長』と『WTO提訴中断』。一方の日本の切ったカードは『輸出管理について局長級対話を再開する』ということだけ。どうみても釣りあっていません。青瓦台もそこを指摘されると苦しいのか、威勢のいいことはいえない状況です」(前出・ソウル駐在ジャーナリスト)

 韓国メディアも冷ややかだ。韓国3大紙のひとつ「朝鮮日報」(11月23日付)は、今回の一件が日本の〈判定勝ち〉と報じた上で、社説では次のように断罪した。

〈結局、得たものもなく抜いた刀を鞘に再び入れることになった。(略)韓日葛藤が韓米葛藤に飛び火するとんでもない事件が発生した。日本には何の打撃も与えられなかった。文政権が反日カードで国内政治の視線を変えようと破棄を強行したことで、名分も失い、身動きもできない状況を自ら招いた。(略)無能外交で恥ずかしい〉

文在寅大統領は11月15日にアメリカのエスパー国防長官と会談しても、在韓米軍の危惧を理解していなかったのでしょう。21日に開かれた韓国の国家安全保障会議NSC)でもまだ理解されていませんでした。業を煮やした米国務省が主導して上院に決議案を出し、それを超党派で可決したのです。この議決は、在韓米軍がGSOMIA破棄にどれだけ激怒しているのかの現れでした。

 アメリカ上院の決議で、特に重要なメッセージだったのは、米国上院外交委員会のジェームス・リッシュ委員長も公聴会で指摘していましたが、『GOSOMIA終了は韓国に駐留した米軍の危険を増大させて韓米同盟を損なわせる』という点です。なぜ日韓のGSOMIAが在韓米軍を危険に晒すのか。それは今、北朝鮮が撃っているミサイルは直接韓国を狙う新型ミサイルであり、リッシュ氏の言う通り、この性能を知るためには実験場である日本海のデータを一番持っている日本からの核心的な情報が必要不可欠だからです。この一番大事な日本からの情報を止めるという決断は、韓国を危険に晒すのみならず、そこに所在している在韓米軍人たちを危険に晒すことにほかならない。だから、上院の議決に際して『在韓米軍の危険を増大させる』という言葉が出てきたのです。

 この決議案の詳報を韓国紙が報じたことで、文大統領周辺もようやく事態の重大さに気が付いた。慌てた韓国はNSCを再度22日にも開くという異例の対応をとりました。『在韓米軍を危険にさらすのか』というアメリカの“本気の警告”に韓国が屈したのです」

「今回の決定で文政権はダメージを受けました。想像できるのは、今回の“判定負け”を認めたくない文政権が、マイナスを取り返そうとしてさらに強硬な態度をとってくること。

 たとえば、来年3月1日の『三・一節』。日本からの独立運動を記念するこの日は大統領が演説で日本の植民地支配について触れることが多い。来年は韓国の国会議員選挙の1カ月前にあたりますから、破れかぶれになった政権が、徴用工問題の現金化など直面する課題について、日本に強硬な態度をとることで支持を訴えようとする手にでかねません。両国には問題が山積していますから」

「韓国の政治的水準が非常に高いように話す人もいますが、韓国はまだ民主主義の経験が乏しい。本来、政治とは、利害関係の違う他の勢力と意見を調整して統合させるものです。今の韓国には、その能力がないため、ひたすら相手が“悪魔”であるかのように追い込んでいくことしか出来ません」

 GSOMIA破棄という“非合理的”な決断をした韓国社会の問題点については、李氏が韓国社会を「前近代的」だと捉える3つの理由が参考になる。

「1つ目は『観念的な性格』です。いまの韓国社会は、客観的な現実に基づかず、思い込みのレベルで『日本は絶対悪』という一つの総体を作っています。つまり、日本政府や個人、または日本社会が倫理的もしくは政治的に悪い点があるという具体的な話ではなく、観念的に『ただ一つの絶対悪』として日本が存在している」

「2つ目の理由は『非科学的な性格』。いまの韓国社会が客観的な事実でないことを主張し、受け入れていることです。例えば、韓国の慰安婦問題の支援者らが言うような、20万人の少女を連行して慰安婦としたというような一連の主張です。合理的、理性的な思考ができず、極めて感情的になっています」

「3つ目は『歪んで偏った現実認識』です。韓国社会は、日本については“下”と考える一方、中国や米国に対しては迎合する。その極めて事大主義的な態度によって、国としてバランス感覚を喪失している点です」

「今回の事態は、これまでと違うと思います。文在寅政権が過去もっとも反日的な政権である上に、自分の政治的利益のために反日的な情緒や認識を利用しようとしている政権です。一方の日本では、安倍政権が『韓国の勝手な言動はこれ以上許さない』という強い立場をとっている。この両極端に位置する政権同士が向かい合っているので、ここまでこじれたのだと思います。

 徴用工問題については、韓国が仲裁委員会の開催に最後まで応じないでしょうから、日本は国際司法裁判所に申し立てるかもしれません。しかし、韓国はそれにも応じないでしょう。すると、日本がまたどんな措置を取るのか分かりません。具体的に考えていくとわからないことは多いですが、いずれにせよ、さらに悪化する方向に進むと思います。文政権は国益を考える政権ではないですから」

#善悪二元論#家父長制#温情主義#旧体制

これは、韓国大統領府の関係者が、24日、韓国南部のプサン(釜山)で記者団に対し述べたものです。

この中で韓国政府が22日、日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAを維持すると発表したことに関連し、日韓両政府が午後6時に同時発表すると合意していたにもかかわらず、先に日本のメディアが報道したのは、「日本政府の高官がリークしたからではないか」と述べ、不快感を示しました。

また、日本の経済産業省が発表の中で、韓国側が貿易管理体制の改善に向けた意欲を示していることから政策対話を行うとしたことについて「完全に事実と異なる。そもそも、経済産業省の発表どおりであれば、合意できなかっただろう」と述べ、遺憾の意を表明しました。

そのうえで、大統領府の高官は韓国政府が日本側の対応について抗議し、日本側は「韓国の立場を理解する」として経済産業省の発表内容について陳謝したとしています。ただ、今回、合意したことに何ら変わりはないことを日本側と再確認したとも強調しました。

韓国政府としては、今回の合意をめぐって国内でムン・ジェイン文在寅)政権の支持層を含め「日本側に譲歩しすぎた」という反発も出ていることからこうした批判をかわすねらいがあると受け止められています。

アメリカ・インド太平洋軍のデービッドソン司令官は23日、カナダ東部のノバスコシア州で開かれた安全保障をめぐる会合で講演しました。

このなかでミサイルの発射を繰り返す北朝鮮について「依然として、この地域で最も差し迫った脅威だ」と述べ、北朝鮮の完全な非核化が達成されるまで、北朝鮮の脅威は低下しないとの認識を示しました。

そのうえで、非核化をめぐる米朝協議が決裂したと主張する北朝鮮アメリカ側に年内に打開策を提示するよう譲歩をせまっていることに触れ、「どのような事態にも備えることが重要であることを示すものだ」と述べ、北朝鮮のさらなる挑発行為に備えて、在韓米軍の即応体制を維持する考えを強調しました。

またデービッドソン司令官は海洋進出を加速させる中国について、「中国海軍によるこの30か月間の海外展開は過去30年間の合計よりも多い」と述べ、中国がアジアだけでなく、ヨーロッパやアフリカでも軍の活動を活発化させているとして強い警戒感を示しました。

茂木外務大臣名古屋市でのG20=主要20か国の外相会合の閉幕後、アメリカのサリバン国務副長官とおよそ20分間、会談しました。

この中で両氏は韓国政府が22日、日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAの維持を決めたことをめぐって意見を交わし、北朝鮮弾道ミサイルの発射を繰り返すなど、地域の安全保障環境が不安定化する中、日米両国に韓国も加えた3か国の安全保障上の協力が重要だという認識で一致しました。

また両氏は中東情勢の緊張緩和と安定化に向けた連携を確認したほか、サリバン副長官が新しいロシア大使に指名されていることを踏まえ、日ロ関係をめぐっても意見を交わしました。

d1021.hatenadiary.jp

オーストラリアの大手紙シドニー・モーニング・ヘラルドなどによりますと、亡命を求めているのは香港と台湾、それにオーストラリアでスパイ活動に関わっていた中国人の男性です。

香港で抗議活動が続くなか、中国軍からの指示で民主派の情報を収集したり、韓国人になりすまして台湾に入り、来年1月に行われる総統選挙に向けた工作を行ったりしたとされています。

男性はこうした工作活動の内容と資金源についての情報や、香港で活動する中国軍の幹部の情報をオーストラリアの情報機関に持ち込んで、亡命を求めていると報じられています。

現在、観光ビザでシドニーに滞在していて、中国に戻れば死刑になると訴えているということです。

男性の亡命が認められれば、中国によるスパイ活動の一端が明らかになる一方で、中国の影響力をめぐって冷え込んだ両国関係がさらに悪化することが予想され、オーストラリアがどのように対応するか注目されます。

香港に進出している日本企業の景気の見方は、学生による抗議活動の長期化で消費が冷え込んでいることなどから、去年よりも大幅に悪化したことがJETRO日本貿易振興機構の調査でわかりました。

この調査はJETROがアジアやオセアニアに拠点を置く日本企業を対象に毎年行っていて、ことしは8月下旬から9月下旬にかけて実施し、42%余りにあたるおよそ5700社から回答を得ました。

それによりますと、景気が1年前と比べて「改善した」と答えた企業から「悪化した」と答えた企業の割合を差し引いた指数は、プラス3.3ポイントで、去年よりも20.3ポイント悪化しました。

特にマイナス幅が大きかったのが韓国で、22.5ポイント悪化してマイナス15.7ポイント、中国への玄関口となっていることから多くの企業が進出している香港も14.3ポイント悪化してマイナス8.4ポイントで、どちらもリーマンショック直後の2009年以来の水準まで落ち込みました。

これは主な貿易相手である中国の経済がアメリカとの対立で減速しているうえ、香港では学生による抗議活動の長期化、韓国では日本との関係悪化による日本製品不買運動などで、消費が冷え込んでいるからだとしています。

JETRO海外調査部の天野真也課長は「中国経済の減速で、中国への依存度が強いアジア地域の景気の冷え込みが懸念されている

抗議活動に参加していた21歳の男子学生は今月11日、警察官の発砲を受けて一時、重体となる大けがをし、病院で手当てを受けていました。

男子学生は今月20日に退院し23日、弁護士と父親に付き添われて黒いマスク姿でつえをついて記者会見に臨みした。

男子学生は腎臓と肝臓の一部を切除する手術を受け、現在は自宅で療養しているということで、「今も腰に激痛がはしり、長く歩くこともできない。深夜に目が覚めて撃たれたときのことを思い出す」と話していました。

そのうえで、「撃たれた時は死ぬかもしれないと思ったが、生き続けなければ、香港に民主が訪れる日を見ることができなくなると思った」と話していました。

香港メディアによりますと、男子学生は違法な集会に参加した疑いで警察に逮捕されましたが、すでに保釈されたということです。

投票は600か所余りの投票所で24日朝から一斉に始まり、朝早くから大勢の市民が詰めかけ、長蛇の列を作りました。

香港政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官も投票所を訪れて一票を投じ、「平和的で秩序ある環境で選挙が始まってうれしい。一刻も早く香港が難局を脱して再出発できるようにしたい」と述べました。

4年に1度行われる香港の区議会議員選挙は、18の区議会の合わせて452の議席を市民の直接投票で決める、香港では最も民意を反映しやすい選挙とされています。

今回の選挙は、ことし6月以降の一連の抗議活動を受けて、政府への反発の度合いを示す「住民投票」の意味合いが強く、事前の有権者登録にはこれまでで最も多い410万人余りが登録するなど市民の関心が高まっています。

選挙管理委員会によりますと、投票率は日本時間の午後5時半現在で52.14%と、すでに前回・4年前の最終投票率を上回り、過去最高を更新しました。

改選前の議席親中派がおよそ7割に対し、民主派がおよそ3割と親中派が圧倒的に大きな勢力となっていますが、政府への反発を背景に、民主派が親中派を上回る議席を獲得するかが焦点です。

ここ数日、デモ隊と警察との目立った衝突は起きていませんが、24日も投票所の外ではふだんデモ隊の取締りを行う警察の部隊が警戒にあたり、これまでのところ大きな混乱は起きていません。投票は日本時間の午後11時半まで行われ、即日開票されます。

香港島の繁華街にある投票所では複数の警察官が警戒にあたる中、大勢の人が訪れ、日本時間の午後1時ごろには300人以上が建物を取り囲むように長い列を作りました。

香港では、投票日でも選挙活動ができることから、近くの大通りでは対立する候補者の陣営どうしが隣り合った場所にのぼり旗を立てビラを配るなどして支持を訴えていました。

投票に訪れた19歳の男子大学生は「初めて投票に来ました。香港の民主主義を実現していこうという若い候補に票を入れたい」と話していました。

また、27歳の会社員の女性は「政府は抗議活動が過激化していると批判しますが平和的な投票によって要求を伝えたい」と話していました。

一方、44歳の会社員の男性は「暴力的な抗議活動で社会が破壊されつつある。平和的に生活する市民の権利が尊重されるよう香港を安定した社会に立て直してほしい」と話していました。

5年前の「雨傘運動」の中心メンバーの1人で民主化運動の「女神」とも呼ばれた周庭氏は、24日午後、香港島の繁華街で民主派の候補者とともに市民に支持を訴えました。

周氏は、日本メディアの取材に対して日本語で応じ「今回の選挙は、投票率が高く歴史的な選挙だ。政府を支持するのかそれとも抗議活動を支持するのかを問う選挙で、とても重要だ。ただ、どんな結果であれ、警察の暴力に対する調査委員会の設置や普通選挙の実施など、5つの要求の受け入れを引き続き求めていきたい」と話していました。

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 欧州連合EU)トップには公邸がない。3万人を超す職員を抱えるEUの官僚機構を率いるユンケル欧州委員長(64)は、5年間の任期をブリュッセルアパートメントホテルで過ごした。来月にも就任する見通しになったフォンデアライエン次期欧州委員長(61)は、職場となるEU本部ビルの一室を改装して寝泊まりするのだという。

 欧州委員長の執務室があるベルレモン庁舎13階の25平方メートルの小部屋が、フォンデアライエン氏の「新居」になる。報道官によると、目的の一つは警備コストの節約。庁舎は既に24時間体制で警備されており、サイバーセキュリティーを含めて新たな対策がほぼ必要ない。入退庁時の混雑を避ける意図もあるという。ブリュッセルの道路の混雑具合は欧州の主要都市でも最悪レベルとされており、庁舎周辺は通勤ラッシュ時の交通渋滞が特にひどい。

 もっともフォンデアライエン氏にとって、職場で寝泊まりすることは苦ではないようだ。前職のドイツ国防相時代には、ベルリンの国防省の一室にベッドを置いて暮らしていたという。独メディアは、公務のない週末などは夫と7人の子供が暮らすドイツ北部ハノーバーの私邸に戻って過ごす予定だと伝えている。

ノルウェーで地元の右翼団体のメンバーがイスラム教の聖典コーランを燃やしたことを受けて、イスラム教徒が人口の多数を占めるパキスタンは強く非難する声明を発表し、今後イスラム社会で反発が広がることが懸念されています。

パキスタンのメディアなどによりますと、ノルウェー南部のクリスチャンサンで今月中旬、地元の右翼団体イスラム教徒に対する抗議活動を行っていたところ、メンバーの1人がコーランを燃やしました。

大勢の人たちが集まる中、これをやめさせようとした男性がコーランを燃やしたメンバーに飛びかかってもみあいとなり、現場周辺は一時騒然となったということです。

これを受けて、パキスタン外務省は23日に声明を発表し、「世界中のイスラム教徒の感情を著しく害するもので、表現の自由のもとでもこうした行為は許されない」と強く非難し、パキスタンに駐在するノルウェーの大使を呼んで再発防止を求めました。

パキスタンではこれまでのところ、目立った抗議活動は行われていませんが、ネット上ではやめさせようとした男性を英雄だとしてたたえる声が相次いでいて、今後、イスラム社会で反発が広がることが懸念されています。

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靖国神社に墨汁をまいた中国人男の初公判 弁護側は無罪主張「靖国神社への抗議が目的で、憲法が保障する表現行為だ」

バーレーンを訪れている河野防衛大臣中東地域の外交・安全保障に関する国際会議外務大臣当時から3年続けて出席し、英語で講演しました。

この中で河野大臣は自衛隊が中東や周辺の海域で活動してきたことに触れ、「中東に寄与してきたのは、開かれて、安定した海洋秩序が国際社会の繁栄の基礎と考えてきたからだ」と述べました。

そして、「中東情勢が深刻の度を増していることを強く懸念している」と述べ、今後も外交努力を続けていく考えを示しました。

そのうえで政府が検討している自衛隊の中東派遣について、「情報収集態勢の強化を図るため、独自の取り組みとして検討を始めた。日本に関係する船舶の安全はもちろん、中東の平和と安定に資するものだ」と述べ、理解を求めました。

中東のバーレーンを訪れている河野防衛大臣は、政府が検討している自衛隊の中東派遣をめぐって、国際会議などで中東各国の閣僚らに方針を説明したほか、日本時間の23日夜、ヨルダンのサファディ外相やフランスのパルリ国防相と個別に会談しました。

このあと河野大臣は記者団に対し、「ネガティブな反応はなかった。そういう意味で日本が検討していることに理解はしてもらっていると思う」と述べ、一定の理解が得られたという認識を示しました。

そのうえで自衛隊の派遣について、「正式に決めた段階で、もう1ラウンド、各国に日本の決定を伝えることはしていかなければならない」と述べました。

一方、河野大臣は自衛隊の派遣を決める時期について、「今の時点で何かデッドラインを決めているわけではない。しっかりとした検討をしていきたい」と述べました。

中東地域の安全保障をめぐる課題について話し合う国際会議「マナマ対話」バーレーンで23日に行われ、湾岸諸国や欧米から閣僚や軍の高官が参加して、イランをめぐる情勢を中心に議論が交わされました。

この中で、河野防衛大臣と同じセッションに登壇した中東地域を管轄するアメリカ中央軍のマッケンジー司令官は今月活動が始まったホルムズ海峡などの安全を確保するための有志連合について、「イランだけを念頭に置いたものではないが、イランはホルムズ海峡の航行をこの数か月、妨げてきた。イランの行動がなければ、この枠組みは必要なかっただろう。活動が始まって以降、攻撃などは起きていない」とその意義を強調しました。

このあとマッケンジー司令官はNHKなどの取材に応じ、日本政府が有志連合に加わらない形で、中東地域への自衛隊派遣を検討していることについて、「日本は有志連合とおおむね同じことを行うと見ている。自衛隊の艦艇がどこに派遣されるかによるが、同盟国として多くの情報が共有できるだろう」と述べて、有志連合と自衛隊の間で情報共有などの連携を行いたいという考えを示しました。

シリア北部の国境の町テルアビヤドで23日、工場が密集する地区で爆弾を積んでいたとみられる車が爆発しました。

現地の情報を集めているシリア人権監視団によりますと、この爆発で少なくとも9人が死亡し、22人がけがをしたということです。

テルアビヤドはトルコが軍事作戦で制圧した町で、今月2日にも車が爆発し、市民13人が死亡しています。

トルコ軍が管理するシリア北部では同様の爆発が相次いでいて、今月に入り、今回で4件目となります。

これまでのところ犯行声明などは出されていませんが、トルコ国防省はすべてについて、敵対するクルド人武装組織の犯行だとして非難を強めています。

これに対し、クルド人武装組織が主体となる「シリア民主軍」は「トルコに雇われた民兵が爆発を起こして、テルアビヤドから残っているクルド人を追い出そうとしている」とツイッターにコメントを出し、犯行を否定しています。

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 日本と韓国が緊張関係にある現状を、ロシアはどうみているのだろうか。

「もちろん、メリットが大きい。ロシアは秩序ではなく乱世の国なんです。例えば、この7月にも、ロシア軍機が竹島の近くを通りましたが、日本と韓国が徴用工問題やGSOMIAの延長を巡って揉めている真っ最中だったのが象徴的です」(小泉氏)

 ロシア軍機を飛ばした成果はすぐに現れた。ロシア軍機に対して韓国空軍が360発あまりの実弾を警告射撃する事態となり、日本政府はロシア以外にも、韓国に外交ルートを通じて抗議することになった。それこそが狙いだったのだ。

「経済力で劣るロシアは、平時の体力が弱い。世の中が平和だと、ロシアという国はあまり目立たない。ロシアにしてみると、普通に『いい国ですね』と言われて好かれても埋没してしまう。他方、怖がられることで、その存在感は上げられるわけです。

 ある意味で“炎上マーケティング”、炎上型ユーチューバーみたいなものです。忘れられているよりはずっとマシ。人目に触れて存在感さえ高まっていれば、その注目度は何かしらの価値に変換できる――という考え方がある。アメリカなど西側の国は、『秩序』から恩恵を受ける側なので、秩序を維持しようと介入をする。ところがロシアは、秩序を維持しても別に儲からない。だから、軍事介入にしても、秩序に関心がないので、混乱の中から何かロシアにとって役に立つものを掠め取るための介入なんです」(同前)

 実は、このときロシア軍機と行動を共にしていたのが、中国の爆撃機だった。ロシアの爆撃機が、竹島周辺の上空で中国の爆撃機と合流し、尖閣諸島上空へと向かったのだ。領土問題を刺激して、日韓関係、さらには日中関係を刺激したい――そんなロシアの思惑が見えてくる。混迷する東アジア情勢を巡って忘れてはならないのが、このロシアと中国の軍事面での急接近だ。

「貿易面での関係は深まっても、まだまだ軍事面での協力は進まないだろうという見方も多かった。ところが昨年、本来は中国を仮想敵とした『ヴォストーク(東方)2018』という大演習に中国が参加した。今秋の『ツェントル(中央)2019』という大演習にも参加しています。

 また、この10月3日には国内外の有識者をソチに集めた『ヴァルダイ会議』で、プーチン大統領が『ミサイル攻撃を探知する早期警戒システムの構築で中国に協力している』と発言した。爆撃機とか早期警戒システムというのは核抑止にかかわる分野なので、そこまで突っ込んだ協力を始めているということなんです。これはわれわれの予想を超えるレベルまで中露の軍事協力が進んでいる証拠です」(同前)

「世界の軍事専門家の間でも注目を集めている北朝鮮のミサイル実験の失敗率の低さ。あまりにも速いペースで新型ミサイルが出てくるのに失敗しないんです。2016年には、ムスダンを6回、7回撃ってほとんどが失敗に終わったんですが、ミサイル実験はどこの国でもあれが普通。新型ミサイルを開発したら、何回も何回も失敗を繰り返して、10回、15回飛ばしてようやくものになる。

 アメリカや旧ソ連のミサイル実験をみても、失敗する割合はほぼ一定しています。ある一定の試行を繰り返して、初めて実用的なものになっていく。ところが、近年の北朝鮮のミサイル実験は、米ソに比べても失敗率が低すぎる。つまり、外部からミサイル発射についての『経験値』が流れ込んでいる可能性が否定できないんです。普通に考えると、今のロシアが北朝鮮にそこまで積極的に関与しないと思います。しかし、朝鮮半島問題で影響力を発揮するためにミサイル技術をこっそり流すような事態が起こっているのであれば、私のこれまでの想像を超える事態です」

アメリカの外交が戦略ゲームである『チェス』に喩えられるとしたら、プーチンがやっているのは『柔道』。ロシアは主導権を握る力はないので相手の力を利用して、タイミングを合わせて大技を狙っている。どんな技が決まるかは誰にも予測できない。相手の出方や状況によって、仕掛ける技は一本背負いかもしれないし、腕ひしぎかもしれないのです」

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Russian President Vladimir Putin has been "improvising" throughout the Ukraine crisis and still appears to have no long-term strategy for either cementing the gains of pro-Russian separatists or withdrawing from what is quickly becoming a protracted military crisis, according to U.S. officials and outside experts on the Kremlin.

"There's been a lot of improvisation by Putin and it’s been a challenge to anticipate," said one senior U.S. official familiar with intelligence on the continuing conflict along the Ukraine-Russia border.

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President Vladimir Putin is a judo player and he loves to liken foreign policy to judo. When your opponent pushes you, you retreat a while and then, using the opponent’s power, throw him or her down.

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#研究室#書棚#大型本
#小泉悠




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「ミルクホール」に昼食を買いに行く。

大森駅の構内の立ち食い蕎麦屋でキツネうどんをかっこむ。

帰宅してから、夕食がキツネうどんだけで小腹が空いたので、ベーコン&エッグとトーストと牛乳と紅茶の朝食のような夜食を食べる。

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おにぎり2個(鮭と昆布)とミニカップ麺。

ラムチョップスと付け合せの野菜は茄子とエリンギと獅子唐とパプリカ。

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【詳細レビュー】メルセデス ベンツ Cクラス


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