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ジョコビッチ選手は先月、新型コロナウイルスのワクチンを接種せずに四大大会の全豪オープンに出場する予定でしたが、オーストラリアへの入国を拒否され、この接種をめぐって大会の欠場を余儀なくされました。

その後、イギリスの公共放送BBCの取材に応じ、ワクチンを接種していないことについて「その代償を払う用意がある」と述べ、今後、ほかの四大大会にも出場しない可能性があることを示唆しました。

こうした中、ジョコビッチ選手は21日、ドバイで開かれている大会に第1シードとして出場し、1回戦でイタリアの選手と対戦しました。

ワクチンをめぐる一連の出来事が取り沙汰されてから初めての公式戦となり、試合はジョコビッチ選手がセットカウント2対0でストレート勝ちしました。

34歳のジョコビッチ選手はテニスの四大大会で20回優勝していますが、通算の優勝回数は先月の全豪オープンで優勝して歴代最多の21勝としたラファエル・ナダル選手にリードされています。

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#スポーツ

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#天皇家

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学校では教えないユダヤの歴史〜キリスト教の誕生〜|茂木誠

関西に住む、聴覚障害のある80代の夫と70代の妻の夫婦と、病気の後遺症による知的障害のある70代の女性の、合わせて3人は、昭和40年代に旧優生保護法に基づく不妊手術を強制され、子どもを産み育てる権利を奪われたとして、国に合わせて5500万円の賠償を求めていました。

1審はおととし、旧優生保護法憲法に違反すると判断しましたが、提訴の時点で賠償請求できる権利のある「除斥期間」の20年が経過していたとして、訴えを退けていました。

22日の2審の判決で、大阪高等裁判所の太田晃詳裁判長は「旧優生保護法は、子を産み育てるかどうか意思決定する自由などを侵害し、明らかに憲法に反する。非人道的で差別的であり、人権侵害の程度は強い」と指摘しました。

そのうえで「国が障害者に対する差別・偏見を正当化し、助長してきたとみられ、原告らは訴訟を起こすための情報や相談機会へのアクセスが著しく困難な環境にあった。除斥期間の適用をそのまま認めることは著しく正義・公平の理念に反する」として、1審の判決を取り消し、国に合わせて2750万円の賠償を命じました。

全国で起こされている同様の裁判で、これまでに言い渡された判決はすべて訴えを退けていて、国の賠償責任を認定した司法判断は初めてです。

後藤厚生労働大臣は記者団に対し「今回の判決は、国の主張が認められなかったものであり、国にとっては大変厳しい判決であると受け止めている。今後の対応については、判決の内容を精査し、関係省庁と協議したうえで適切に対応していきたい」と述べました。

松野官房長官は、午後の記者会見で「国の主張が認められなかったものと認識している。上告するかどうかも含め、関係省庁で検討する」と述べました。

そのうえで、平成8年まで施行された旧優生保護法については「多くの方が特定の疾病や障害を理由に生殖を不能にする手術などを受けることを強いられ、心身に多大な苦痛を受けてこられたことに、政府として真摯(しんし)に反省し、心から深くおわび申し上げる。このような事態を二度と繰り返さないよう、最大限の努力を尽くしていく」と述べました。

優生保護法のもとで不妊手術を受けさせられたとして国に賠償を求める裁判は、原告側の弁護団によりますと、全国の9か所の裁判所に起こされています。

このうち、2審の判決は、今回の大阪高等裁判所が初めてです。

これまでに、仙台、東京、大阪、札幌、神戸で合わせて6件の判決が言い渡され、このうち4件は旧優生保護法憲法違反とする判断を示しました。

しかし、この4件も含め6件すべてが原告の訴えを退けています。

このうち5件は、改正前の民法に規定されていた「除斥期間」を適用しています。

除斥期間とは、相手の不法行為から20年を経過すると裁判で賠償を求める権利が消滅するという規定で、原告が訴えを起こした時点で20年間を過ぎているという判断でした。

また、1件は旧優生保護法に基づいた強制的な不妊手術が実施されたとは認められないとしました。

司法による救済を求める旧優生保護法の被害者たちに大きく立ちはだかってきたのが「時間の壁」です。

今回の裁判の1審やほかの判決の多くは、相手の不法行為から20年が経過すると裁判で賠償を求める権利が消滅するという、改正前の民法に規定されていた「除斥期間」を適用して訴えを退けてきました。

今回の2審でも大きな争点となり、国側は「20年の起算点は不妊手術が行われた昭和40年代とすべきで、提訴時点で20年を過ぎているため、賠償請求はできない」と主張していました。

除斥期間」の適用は民事裁判では大原則とされていますが、過去には例外的に適用しなかったケースもあります。

昭和27年に生後5か月で国の政策による予防接種を受け、副作用で重い障害が残った男性が、22年後に国に賠償を求めた裁判で、最高裁判所が「男性は障害の影響などで長年、裁判を起こせなかった。その原因を作った加害者が賠償を免れる結果は、著しく正義、公平の理念に反する」として、予防接種から20年を過ぎたあとでの賠償請求を認めました。

原告側はこうしたケースを引き合いに「国が法律によって障害者への差別や偏見を生み出し、浸透させてきたことで、長年、裁判を起こせなかった」として「除斥期間」を適用すべきではないと訴えていました。

22日の判決で、大阪高裁は「除斥期間」の起算点は旧優生保護法が改正された平成8年だとして、訴えを起こした時点では20年を経過しているとしました。

その一方で「人権侵害が強度であり、憲法を踏まえた施策を推進していくべき国が、障害者に対する差別や偏見を助長し、原告は訴訟の前提となる情報や相談機会へのアクセスが著しく困難な環境だった」と原告側の主張を認めました。

そして「除斥期間の適用をそのまま認めることは、著しく正義・公平の理念に反する」と結論づけ、時間の壁を破って被害者の救済を図る判断を示しました。

憲法が専門の慶応大学法学部の小山剛教授は「今回の判決では、旧優生保護法の人権侵害の度合いが非常に強烈なうえ、差別が固定化されてきた中で被害者に裁判を起こせというのは『酷だ』という考え方が示された。一般的に民事裁判では、除斥期間の適用が制限されるケースは非常に限られてきたが、旧優生保護法をめぐるこうした特殊性などを踏まえたうえで、正義・公平に反すると指摘していて、非常に画期的で意義のある判断だ」と話しています。

そのうえで小山教授は「今回は、除斥期間の壁を破ったほか、国の一時金320万円よりもケタが1つ違うレベルで賠償を命じる判断となったが、今後も続く同様の裁判の判決では、さらに結論が分かれる可能性はある。本来的には政治的な解決が望ましく、今回の判決が何らかの政治判断の背中を押す可能性もあるのではないか」と指摘しています。

#法律

岸田総理大臣は、17日の記者会見のあと、記者団からの追加の質問に22日、文書で回答しました。

この中で、夏の参議院選挙に向けた両党の選挙協力の調整が難航していることなどに関連して「手を携えて連立政権を担ってきた長い歴史があり、時に意見や立場が異なることがあっても、違いを乗り越えてきた。今後もこれまで同様、さまざまな困難を乗り越えていけると確信している」としています。

そのうえで、政権の枠組みについては「岸田政権は、両党の強固な連立基盤の上に成り立っており、その枠組みは今後も変えるべきではない」と回答しました。

また、参議院選挙の勝敗ラインについては「選挙はまだまだ先だ。目の前の課題に一つ一つ結果を出していくことが勝利にもつながる」としています。


福島県の住民など290人は、平成27年に成立し、集団的自衛権の行使を可能にした安全保障関連法が憲法9条に違反しており、憲法のもとで平和的に生きる権利を侵害しているなどと主張して、国に賠償を求める訴えを起こしていました。

22日の判決で、福島地方裁判所いわき支部の三井大有裁判長は、「個別の国民の具体的な権利侵害が認められない場合は違憲立法審査権を行使するべきではない」としたうえで、「原告が主張する平和的生存権が具体的な権利または法的利益として保障されているものと解することはできない」などとして、憲法判断を示さずに原告の訴えを退けました。

安全保障関連法の成立後、同様の訴訟が全国で相次いで起こされましたが、これまでに各地の1審・2審で言い渡された判決は、いずれも憲法判断を示さないまま訴えを退けています。

#法律

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#政界再編・二大政党制

22日付けの北朝鮮朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン総書記が、北京オリンピックの閉幕を受けて中国の習近平国家主席に対し、大会の成功を祝うメッセージを送ったと伝えました。

この中でキム総書記は、アメリカなどが中国の人権状況を理由にして政府関係者を派遣しない「外交的ボイコット」を行ったことを念頭に「敵対勢力の策動に耐えて、オリンピックの歴史に足跡を残した」として習主席をたたえています。

そのうえで「アメリカと追従勢力の露骨な敵視政策と軍事的脅威を粉砕し、習主席とともに中朝関係をさらに確固たるものにしていく」として、後ろ盾の中国との関係を強化しアメリカに対抗していく考えを強調しました。

北朝鮮は、先月7回にわたって繰り返したミサイルの発射を、北京オリンピックの期間中は一度も行っておらず、中国に配慮したのではないかという見方も出ていて、来月9日のアメリカの同盟国・韓国の大統領選挙や、4月のキム総書記の祖父、キム・イルソン(金日成)主席の生誕110年などに向けて、関係国は動向を注視しています。

テレビ討論は先週15日に始まった公式の選挙運動期間中に3回行われることになっていて、第1回の21日夜は経済をテーマに、主要な政党から立候補した4人が出席しました。

韓国では、このところ新型コロナウイルスの一日当たりの新たな感染者がおよそ10万人と高い水準が続いています。

こうした中、コロナ禍で打撃を受けている飲食店など自営業者への対策をめぐって、革新系の与党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)候補は「国が責任をとらなければならない。今後、損失は100%補償する」と述べました。

これに対して、保守系の最大野党「国民の力」のユン・ソギョル(尹錫悦)候補は、自営業者らへの迅速な支援は必要としながらも「財政の健全性を確保するために政府は多くの注意を払わなければならない」と述べました。

一方、討論会では、各種世論調査の支持率で競り合っているイ候補とユン候補がそれぞれの過去の発言や、自身にかけられている疑惑などをめぐって言い合う場面が多く見られました。

討論会はあと2回予定されていて、今月25日は政治、来月2日は社会をそれぞれテーマに行われる予定です。

韓国・ソウル中心部にあるミョンドン(明洞)では、コロナ前は化粧品店や衣料品店などが軒を連ねていましたが、日本人を含む外国人観光客がほとんど訪れなくなった現在は、空き店舗が目立っています。

現地の不動産サービス業者によりますと、ミョンドンではテナントなどの空室率が去年の第4四半期は49.9%で、ソウルのほかの繁華街と比べて2倍以上だということです。

こうした中、飲食店ではコロナ禍で時短営業などの規制が断続的に続いていることもあって、自営業者の間からは苦境を訴える声が相次いでいます。

8年前から食堂を経営するチ・エギョン(池愛卿)さんは、一日の売り上げがコロナ前の10%にまで激減し、この2年間で4人いた従業員を1人にまで減らしました。

チさんは「時短営業をしてもコロナはなくならない。それぞれの店の感染対策に任せたほうがいいと思う。今の政府は間違った政策ばかりだ」などと、ムン・ジェイン文在寅)政権の感染対策に不満を漏らしました。

そのうえで「次の大統領には専門家の意見を重視しながら政策を進めてほしい」と話していました。

韓国の最高裁判所は2018年、三菱重工業に対して「女子勤労てい身隊」として戦時中に過酷な労働を強いられたと訴えた韓国人女性らへの賠償を命じる判決を言い渡しました。

その後、原告側の申し立てを受けて三菱重工業が韓国国内に持つ特許権と商標権が差し押さえられていて、中部・テジョン(大田)の地方裁判所は去年9月、資産の売却を認める決定を出しました。

この問題で、韓国の裁判所が日本企業の資産売却を認める決定を出したのはこのときが初めてで、会社側は即時抗告しましたが、テジョン地裁はこれを退けたことが21日、分かりました。

裁判所は、特許権に関しては先月28日、商標権に関しては今月3日にそれぞれ即時抗告を退けていて、会社側は今後、異議申し立てができますが、売却に向けた手続きがさらに進んだことになります。

「徴用」の問題について、日本政府は、1965年の日韓請求権協定に基づき解決済みで、日本企業に賠償を命じた判決と、関連する司法手続きは国際法違反だとして、韓国政府に違反状態の是正を求めています。

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#朝鮮半島

50年前の1972年2月21日、アメリカの当時のニクソン大統領が国交のなかった中国を訪問して両国は関係改善に動き出し、国交樹立のきっかけとなりました。

中国外務省の汪文斌報道官は21日の記者会見で「50年前、ニクソン大統領が中国を訪問して両国は歴史的な握手を実現し、長期的な断絶状態に終止符を打った」と述べ、訪問の意義を強調しました。

そのうえで現在の両国関係について「根本的な原因は、アメリカの一部の人々の中国に対する認識に著しい偏りがあり、中国を戦略的な競争相手や仮想の敵として抑え込もうとしていることにある」とアメリカ側を批判しました。

一方で汪報道官は「中国の発展は、中国の人々がよりよい生活を送るためのものであり、アメリカに挑戦し、取って代わろうとするためではない。アメリカには、過去50年間の歴史から経験と知恵をくみとり、両国関係が健全かつ安定した発展の軌道に戻るよう望む」と述べ、関係改善を呼びかけました。

中国は両国で記念のイベントを近く行うとしていますが、詳細は明らかにしていません。

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#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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東南アジアの主要国の去年10月から12月までのGDPは21日までに出そろい、このうちベトナムは、前の年の同じ時期と比べてプラス5.2%と、2期ぶりのプラス成長になりました。

ベトナム政府が新型コロナに伴う経済活動の制限を緩和し、操業停止が相次いでいた工場での生産が回復したことや、厳しい都市封鎖が解かれて消費が上向いたことが主な要因です。

また、タイは国外からの旅行客の本格的な受け入れ再開や輸出の増加でプラス1.9%、マレーシアもプラス3.6%と、いずれも2期ぶりのプラス成長となりました。

さらに、地域最大の経済規模を持つインドネシアはプラス5.0%で、3期連続のプラス成長です。

東南アジアでは多くの国が経済活動や入国の制限緩和を進めていく方針を示していますが、感染者数はこのところ増加傾向にあります。

医療体制がぜい弱な国もあり、経済の回復に向けては方針通りに制限の緩和を進められるかどうかに大きく左右されそうです。

#経済統計

ミャンマーイスラム教徒の少数派、ロヒンギャの人たちに対する迫害をめぐる国際司法裁判所の審理が去年のクーデター後初めて行われ、ミャンマー軍が派遣した代表が出廷しました。

この裁判は、ミャンマー西部で2017年にミャンマー軍が行った大規模な軍事作戦によって、大勢のロヒンギャの人たちが殺害されたうえ、70万人を超える人たちが隣国バングラデシュに避難を余儀なくされた問題について、大量虐殺などを禁じた条約に違反する行為があったとして、ミャンマーの国としての責任を問うものです。

審理はオランダのハーグにある国際司法裁判所で19年から始まりましたが、法廷に立ってきた国家顧問のアウン・サン・スー・チー氏が、去年2月のクーデターで身柄を拘束されたため、21日、クーデター後、初めて行われた法廷での審理には、ミャンマー軍が派遣した軍出身のコー・コー・フライン氏が出廷しました。

この中では「裁判所には管轄権がない」などと主張しました。

次回の審理は今月23日にも行われ、原告となった西アフリカのガンビア側の主張が行われる予定ですが、裁判所の判断が示されるまでには長期間かかる見通しです。

一方、軍に抵抗する民主派勢力が発足させた「国民統一政府」は、今回の審理について「軍に国を代表する権限はなく、実質的な審理を迅速に進めるべきだ」などと反発しています。

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#東南アジア

#反ロシア#対中露戦


#米大統領

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#ロン・ポール

ジョンソン首相は21日、議会下院で、ロンドンのあるイングランド新型コロナウイルスとの共生に向けた長期的な出口戦略を発表しました。

それによりますと、感染した人にこれまで最短で5日義務づけられている隔離を今月24日からなくすなど、すべての法的な規制を撤廃するとともに、インフルエンザのようにみずからの責任で対応を判断することを求めるとしています。

一方で、重症化するリスクの高い75歳以上の高齢者などを対象に、ことし春には4回目となる接種を行うほか、秋以降にさらなる追加接種も検討するとしています。

ジョンソン首相は「パンデミックは終わっていない」としながらも、規制は経済や社会に大きな犠牲を強いるという考えを示したうえで「今こそ自信を取り戻す時だ。自由を制限することなく、みずからを守り、ウイルスとの共生を学んでいこう」と強調しました。

ただ、医療関係者からは「時期尚早だ」として懸念する声が上がっているほか、野党などからは、ジョンソン首相が厳しい規制のさなかに首相官邸でパーティーが開かれていた疑惑への批判を打ち消そうとしているのではないかという見方も出ています。

ジョンソン首相が21日に発表した新型コロナとの共生に向けた出口戦略について、ロンドン郊外に住む人たちからはさまざまな意見が聞かれました。

30代の女性は「これまでの日常に戻っていくようで、すばらしいことだ。もちろん、感染対策上、配慮すべき人もいるので、慎重に行動する必要はあるが、大多数の人にとっては問題ないと思う」と話していました。

一方、40代の男性は「政府が経済を活性化させたいと考えていることは知っているが、規制を一律に撤廃すべきではない。健康上、影響を受けるおそれがある人たちに、政府は少しでも注意を払ってほしい」と訴えていました。

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#イギリス

ja.wikipedia.org

欧州連合の政策執行機関である欧州委員会の首班。欧州連合の役職では最も強力な権限を持つ。

ja.wikipedia.org

欧州連合EU)の政治的指針を示す機関である欧州理事会の議長。国際的な場において欧州連合を代表する第一人者である。正確ではないが、その立場から欧州連合大統領あるいはEU大統領と表現されることもある。

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#アフリカ

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#EU

アメリカとイランは核合意の立て直しに向けて、EUヨーロッパ連合を仲介する形で間接協議を行っていて、イランの核開発をどのように制限するかや、アメリカによる制裁解除の範囲をどうするかで議論が続いています。

こうした中、イランのラフマーニ駐日大使は22日、都内で記者会見し、協議について「なによりも必要なのは、イランに科せられているすべての制裁が解除されることだ」と述べました。

そのうえで、「大きな進展がみられたが、今なお解決されなければいけない課題が残っている。西側の真剣な政治判断を必要としている」と指摘し、アメリカに対してさらなる対応を求めました。

核合意の間接協議をめぐっては、このところ、交渉に参加する関係者が相次いで妥結は近いという見通しを示し、大詰めを迎えた協議の行方に関心が集まっています。

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#中東

防衛大臣は21日夜、ポーランドのブワシュチャク国防相テレビ会議方式で会談し、両国の防衛協力や交流をさらに深めるとした覚書に署名しました。

そのうえで、緊張が続くウクライナ情勢について、岸大臣は、力による一方的な現状変更は認められず、国境周辺地域におけるロシア軍の増強の動きを重大な懸念を持って注視しており、国際社会と連携して適切に対応していく考えを伝えました。

そして両氏は、国際社会全体にも影響を及ぼす看過できない重大な問題だという認識を共有しました。

また、ウクライナの在留邦人の安全確保に関連し、ブワシュチャク氏は最大限の支援を行う意向を示しました。

このほか、両氏は、中国を念頭に、東シナ海南シナ海での力を背景とした一方的な現状変更の試みや緊張を高めるいかなる行為にも反対する意思を表明し、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序が重要だという認識で一致しました。

ロシアのプーチン大統領は21日、クレムリンで緊急の安全保障会議を開きました。

この中でプーチン大統領は、ウクライナ東部のドネツク州とルガンスク州の親ロシア派が事実上支配している地域について、ウクライナ政府側が停戦合意を守らずに攻撃を続け、治安情勢が悪化していると主張し、強く非難しました。

またウクライナが、NATO北大西洋条約機構に加盟すれば、ロシアに対する脅威が何倍にもなるだろう」と強調しました。

そして、ウクライナ東部2州の親ロシア派が事実上支配している地域について、それぞれ独立国家として承認することを検討するよう要請を受けたとしました。

プーチン大統領は閣僚など政権の主要幹部に意見を求めたうえで、その後、国民に向けてテレビ演説しました。

この中でウクライナ政府は、東部の問題を軍事的に解決しようとしている。長い間待ち望まれていた、独立と主権をすみやかに承認することを決断する必要がある」と述べ、独立国家として一方的に承認する大統領令に署名しました。

この後、プーチン大統領は、国防省に対して、この地域でロシア軍が平和維持にあたるよう指示しました。

欧米のメディアは、これによってロシアが今後、ウクライナから2州を守るためだとして、軍の部隊を駐留させることを正当化する可能性があると伝えています。

また、ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は21日、フランスのマクロン大統領とドイツのショルツ首相と電話で会談し、親ロシア派が事実上支配している地域について、独立国家として一方的に承認する大統領令に署名する意向を伝えたということです。

これに対して、両首脳からは失望が示されたとしています。

一方で、両首脳からは対話を続ける用意があるという意向が示されたとしています。

これについて、ドイツ政府の報道官は21日、声明を発表し、ショルツ首相はロシアの対応を非難したうえでウクライナ東部の紛争を平和的に解決するために結ばれた停戦合意と著しく矛盾する一歩となるだろう」プーチン大統領に直接伝えたとしています。

プーチン政権が、ウクライナ東部の親ロシア派が事実上支配している地域を一方的に国家承認し、ロシアがこの地域への影響力を一段と高めることに、欧米の批判がさらに強まるとみられます。

ウクライナ東部の一部の地域を事実上支配し、2014年に一方的に独立を宣言した親ロシア派の武装勢力の指導者が21日、声明を出し、ウクライナ政府軍がアメリカなどからの軍事支援を得ながら、停戦合意に反して、東部の紛争を武力で解決しようとしていると主張しました。

そして、ウクライナ軍の攻撃から地域の住民を守るためだとして、プーチン大統領に、この地域を独立国家として承認したうえで、軍事面での協力協定を締結するよう求めました。

ロシア軍は21日ウクライナ東部との国境地帯で、ウクライナ軍の工作員5人を殺害した」と一方的に発表しました。

この中で「21日の朝、連邦保安庁の国境警備局が破壊工作員のグループを見つけた。応援要請を受けて現場で戦闘になり、その際、軍用車両2台が国境を越えてロシア領に侵入したことから、車両を砲撃し、破壊した」と主張しています。

一方、これについてウクライナのクレバ外相は「ロシアの偽情報に断固、反論する。東部を攻撃もしていなければ国境を越えて工作員や車両を送り込んだこともない。そのような計画もない」ツイッターに投稿し、ロシア側を非難しました。

フランスの航空会社エールフランスは21日、パリとウクライナの首都キエフを往復する22日の便の運航を取りやめると発表しました。

ウクライナの現地の状況から予防的措置として判断したとしていて、週2往復のうち今月27日日曜日の便と、それ以降については、今後の状況をみて判断するとしています。

キエフとの間を結ぶ国際便の運航については、ドイツのルフトハンザ航空も21日から1週間、取りやめることを発表しています。

ウクライナ東部は、2014年からロシアの後ろ盾を受けた親ロシア派の武装勢力が一部を占拠し、ウクライナ政府軍との間で散発的に戦闘が続き、ロシアとウクライナの対立の要因の1つとなっています。

親ロシア派の武装勢力が占拠しているのは、東部のドネツク州とルガンスク州の一部で、いずれもロシアと国境を接しています。

歴史的にも経済的にもロシアとつながりが深く、ロシア語を母国語とする住民が多い地域です。

ソビエト時代に開発された炭鉱や鉄鉱石の鉱山があり、豊富な資源を背景にした鉄鋼業が盛んで、ウクライナ有数の工業地帯となっていました。

しかし2014年、ロシアがウクライナ南部のクリミアを一方的に併合すると、直後の4月、親ロシア派の武装勢力が、州政府庁舎や治安機関の建物に押し寄せ、次々に占拠。

その後、ウクライナからの独立を一方的に表明しました。

ウクライナ政府は、これに対して軍を派遣して、強制排除に乗り出しましたが、各地で武装勢力と激しく衝突し、死者が多数出る事態に発展しました。

混乱が続いていた2014年7月には、オランダ発のマレーシア航空の旅客機ドネツク州の上空で撃墜され、乗客乗員298人が死亡する事件が起き、オランダなどの合同捜査チームは親ロシア派の支配地域から発射されたと発表しましたが、親ロシア派は否定しています。

一方、政府軍と親ロシア派の武装勢力との間の紛争を解決しようと、2014年9月、それに2015年2月にはフランスとドイツの仲介でミンスク合意」という停戦合意が結ばれましたが、その後も散発的な戦闘が続きました。

OHCHR=国連人権高等弁務官事務所によりますと、これまでに双方で1万4000人以上が死亡したということです。

8年にわたる紛争の影響で、生活に不可欠な水道や暖房施設などインフラが破壊される甚大な被害が出ていて、これまでに150万人の人々がこの地域からの避難を余儀なくされています。

親ロシア派の武装勢力について、ウクライナや欧米は、ロシアが軍事的な支援を行い後ろ盾となっていると指摘しています。

ロシアのプーチン政権は、紛争への関与を否定する一方、2019年からこの地域の住民に対するロシアのパスポートの発給手続きを簡素化し、これまでに70万人以上がロシア国籍を取得したとされ、ロシアへの依存度を高めています。

また、ロシアの議会下院は今月15日、親ロシア派の支配地域を、独立国家として承認することを検討するよう、プーチン大統領に求める決議を可決しました。

プーチン大統領は15日、民族などの集団に破壊する意図をもって危害を加える「ジェノサイド」という表現まで用いて、ウクライナ軍が停戦合意に違反して、親ロシア派の武装勢力への攻撃を激化させていると主張しています。

こうした動きに呼応するかのように、親ロシア派は政府軍による攻撃を理由に住民を隣国のロシアに避難させると発表し、ロシア政府もロシアに避難してきた住民に1万ルーブル、日本円にしておよそ1万5000円を支給するなど支援しています。

これに対して、ウクライナ政府は攻撃を否定するなど非難の応酬となっています。

また、アメリカのバイデン政権は「ロシアが侵攻を正当化するため偽りの口実を作る可能性がある」として虚偽の情報を拡散しようとしていると、警鐘を鳴らしています。

ウクライナ西部と国境を接するポーランド南東部のメディカの検問所では、人や車の往来は、ふだんと比べて大きな変化はありません。

ただ、中には、ウクライナから避難してきたという人もいて、不安やロシアへの反発を訴える声が聞かれました。

このうち、首都キエフから20日に避難してきたという、34歳の男性は「怖くて国を離れることにした。キエフではみな怖がっている。私たちは平和を求めている。持ちたいのは銃ではなく幸せな家庭だ」と話していました。

一方、仕事でポーランドに来たという43歳の男性は「もし戦争が起きたら、幼い子どもがいるのですぐに家に戻る。そして祖国のために戦う。ウクライナは私たちの土地で、ほかの誰のものにもならない」と話していました。

また、同じく仕事で来たという47歳の男性は「すべての人が平和を求めている」と話していました。

ウクライナ情勢を受けて、ポーランドにはアメリカがおよそ4700人の部隊の派遣を決めています。

ウクライナとの国境から西に150キロほど離れたミエレツにある民間の飛行場には、到着したアメリカ軍の部隊が展開していました。

現地では、軍用車両やテントが立ち並び、パトロールする兵士の姿も確認され、アメリカがヨーロッパ東部の防衛態勢の強化を図っている様子がうかがえます。

アメリカのサキ報道官は21日声明を発表し「ロシア側からのこうした動きは予想していたことで、即座に対抗措置をとる用意がある」としました。

具体的には、プーチン大統領独立国家として一方的に承認したウクライナ東部のドネツク州とルガンスク州の一部において、アメリカ人などによる新たな投資や貿易、それに金融取引を禁じる大統領令を近く出すとしています。

また、この大統領令ウクライナのこうした地域で活動しようとする、いかなる人物に対しても制裁を科す権限があるということです。

一方で、声明ではこうした対抗措置は、ロシアがウクライナに侵攻した場合に欧米が科すとしている厳しい制裁とは、別のものだとしています。

バイデン大統領は21日、ウクライナのゼレンスキー大統領と30分余りにわたって電話で会談したほか、安全保障を担当する高官らからホワイトハウスウクライナ情勢についての報告を受けていました。

ロシアのラブロフ外相は21日、クレムリンで行われた緊急の安全保障会議の場で、アメリカのブリンケン国務長官との会談は今週24日にスイスのジュネーブで行われると明らかにしました。

外相会談では、アメリカのバイデン大統領とロシアのプーチン大統領の首脳会談の時期や形式について話し合われる見通しです。

ただ、アメリカのホワイトハウスは、首脳会談も外相会談も、ロシアによる軍事侵攻がないことが、開催の条件だとしています。

ロシア軍は21日、南西部ロストフ州で国境侵犯を行ったウクライナ工作員5人を発見し、交戦の末、殺害したと発表した。現地メディアが報じた。ロシア側に死傷者はいなかったという。

ウクライナはロシアによる偽装工作だとして否定している。

日本郵便は、重さ30キログラムまでの書類や荷物などを海外に送るEMS=国際スピード郵便と航空便について、ウクライナ宛ての新規の引き受けを22日から停止します。

ウクライナ情勢の緊張が高まる中、委託先となっている海外の航空会社が運休することに伴うもので、再開の見通しは立っていないということです。

一方、船便については、従来どおり取り扱いを続けるとしています。

日本郵便によりますと、ウクライナ宛てのEMSは、2019年度には年間で2万通の取り扱いがあったということです。

EUは21日、ベルギーのブリュッセルで外相会議を開き、ウクライナ情勢について協議しました。

会議のあとの記者会見でボレル上級代表は、ウクライナの東部2州のうち、親ロシア派が事実上支配している地域について、プーチン大統領が独立を承認しないよう望むと述べました。

そのうえで「もし承認した場合は結束して対応する用意がある。承認がなされれば、私は制裁案を加盟国に示し、外相たちが制裁を決めるだろう」と述べ、プーチン大統領が独立を承認すれば、ロシアに対する制裁の発動に向けた手続きに入る考えを明らかにしました。

EUはこれまで、ロシアがウクライナに対して軍事侵攻すれば制裁を科すとしてきましたが、ボレル上級代表は、親ロシア派が事実上支配している地域の独立の承認が制裁の対象になると明言することで、プーチン大統領をけん制した形です。

EUヨーロッパ連合のミシェル大統領とフォンデアライエン委員長は声明を発表し「ロシアの大統領の決定を最も強いことばで非難する」と述べました。

そして、ロシアのとった行動は国際法に違反するとしたうえで「EUは、この違法な行為に加担した者たちに制裁で対応する。ウクライナの独立と主権、領土の一体性に、改めて確固たる支持を表明する」と強調しました。

欧州連合(EU)は21日、外相理事会を開催し、ロシアに対する制裁をまだ行わないことで一致した。まず緊張緩和に向けた外交努力を続ける方針。即時の制裁導入を求めるウクライナの意向には沿わない形となった。

リトアニアのランズベルギス外相は、ウクライナは既に経済面などで甚大な被害を被っているとして、ロシアによる侵攻を確認した場合以外にも制裁を科すべきと主張。また、ロシア軍を駐留させているベラルーシにも追加制裁を科すよう要請した。

これに対し、欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表ら複数の外相は、まだロシアに制裁を科す予定はないことを明らかにした。またボレル氏は「時期が来た場合には」、制裁実施の合意に向けた臨時会合を招集する考えを示した。

オーストリアのネハンマー首相によると、EUが準備した対ロ制裁では、ロシア産の天然ガスをドイツに輸送するパイプライン「ノルドストリーム2」も対象に含まれる。

このパイプラインは建設済みだが、独およびEU当局の承認待ちでまだ稼働していない。

米政府は在ウクライナ大使館と国務省の全人員をいったんポーランドに移す。親ロシア派武装勢力が独立を宣言していたウクライナ東部2州について、共和国として承認する大統領令プーチン大統領が署名したのを受けた措置。

  事情に詳しい関係者1人が匿名を条件に明らかにしたところによると、米国は治安上の理由で一時的な移転を命じた。バイデン政権当局者の計画では、ロシアによるウクライナ侵攻がなければ22日午前にウクライナに人員を戻すという。

  米国務省国家安全保障会議(NSC)の報道官は、いずれもコメントを控えた。ロシアは侵攻の意図を否定している。

  在ウクライナ大使館はこれに先立ち、首都キエフから同国西部リビウに移転していた。

原題:U.S. Orders Personnel Out of Ukraine on Threat From Russia(抜粋)

21日に公表されたロシアのプーチン大統領の署名入り合意文書のコピーによると、ロシアはウクライナの2つの親ロシア派地域に軍事基地を建設する権利を獲得した。同派の指導者らと新たに合意したという。

プーチン大統領はこれに先立ち、親ロ派の「ドネツク民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を認める法令に署名した。

また、ロシア下院が22日に審議する法案によると、ロシアと親ロ派地域は軍事協力と国境保護に関する別の合意にも署名する計画だ。

ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ東部2州のうち、親ロシア派が事実上支配している地域の独立を一方的に承認する大統領令に署名したことを受けて、外務省は22日朝、新たに海外安全情報を出しました。

これらの地域では、先週末から親ロシア派の武装勢力側からの攻撃回数が急増していて、今回のロシア側の一方的な決定によりさらに戦闘が激しくなり、戦闘地域が拡大する可能性を排除できないとしています。

そして、滞在する日本人に、直ちに安全な方法で退避するよう重ねて呼びかけています。

外務省によりますと、ウクライナに滞在する日本人は、先週末の段階でおよそ120人いるということです。

ロシアのプーチン大統領は21日、テレビ演説し、ウクライナ東部の親ロシア派2地域の独立を承認する大統領令に署名した。その上で2地域に軍を派遣するよう国防省に命じた。米欧は強く反発し、対抗措置を取ると表明した。

派遣する部隊の規模は明らかになっていないが、法令によると、ロシアは2地域で軍事拠点を設ける権利があり、派遣される軍は平和維持の任務に当たる。欧米側がこうしたロシアの軍事行動をウクライナ侵攻の始りと捉えるのかは不明。

ロシア国営テレビはこれに先立ち、プーチン大統領が親ロシア派の「ドネツク民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を認める大統領令に署名する映像を放映した。

プーチン大統領は演説で、ロシアがウクライナに対しオープンな協力関係を築く一方、ウクライナ指導者は義務を果たすことなく「いいとこ取り」に徹しているとし、ウクライナの行動に不満を表明。ウクライナ外国の勢力にコントロールされており、米国に植民地化された「傀儡(かいらい)政権」にすぎないと言明した。

さらに、ウクライナ北大西洋条約機構NATO)加盟はロシアへの直接的な脅威になるとし、NATOがロシアの安全保障要求を完全に無視したと非難した。

プーチン大統領は、ロシアがウクライナに対しどのような行動を取るかにかかわらず、いずれにせよ西側諸国は対ロ制裁に踏み切るとの見通しを示した。西側は「制裁の根拠を見つけたとするか、あるいは捏造するだろう」とした。

その上で、ロシアには自国の安全を守り報復措置を取る権利があり、主権と国家の価値を決して放棄しないと述べた。

バイデン米大統領は21日、ロシアが独立を承認したウクライナ東部の2地域について、米国人による貿易や投資を禁止する大統領令に署名した。ホワイトハウスが発表した。

米国人による当該地域への「新規投資」を禁止するほか、「当該地域から米国へ直接、もしくは間接的にモノやサービス、技術を輸入すること」を禁止する。

米国、英国、フランスは、ロシアがウクライナ東部の親ロシア派2地域の独立を承認したことを受け、ウクライナに関する国連安全保障理事会の会合を21日中に開催するよう要請した。複数の外交筋が明らかにした。

欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長とミシェル大統領は共同声明で「EUはこの違法行為に関与した者に対して制裁措置で対応する」と述べた。

トラス英外相も英政府は22日にロシアに対する追加制裁を発表するとツイッターに投稿した。

NATOのストルテンベルグ事務総長は、ロシアがウクライナ東部の紛争をあおり続け、さらなる侵攻のための口実を作ろうとしていると非難した。

ロシアのプーチン大統領が21日、ウクライナの東部の親ロシア派が事実上支配している地域を一方的に国家承認したことを受けて、アメリカのバイデン大統領はドイツのショルツ首相、フランスのマクロン大統領と電話会談を行いました。

ホワイトハウスは会談後、声明を発表し「首脳らはプーチン大統領の決定を強く非難した」としてロシア側の対応は受け入れられないとの立場を確認したとしています。

また、ドイツ政府の報道官の声明によりますと、首脳らは今回のロシアの一方的な行動について、ウクライナ東部の紛争を解決するために結ばれた停戦合意に明確に違反するものだという認識で一致したということです。

またバイデン大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領とも電話会談を行い、ホワイトハウスによりますと、バイデン大統領はロシア側を強く非難したうえで、アメリカ側の対抗措置の内容について伝え、ロシアが軍事侵攻した場合には迅速かつ断固とした措置を取ると述べたということです。

バイデン大統領は21日、ロシアのプーチン大統領ウクライナ東部の親ロシア派が事実上支配している地域を一方的に国家承認したことに対抗するため、対象地域に関連する経済取引を原則禁じる大統領令に署名しました。

具体的には、対象のドネツク州とルガンスク州の一部において、アメリカ人などによる新たな投資や、物品・サービスの輸出入、それに融資や保証などの金融取引を禁止します。

また今後、対象地域で活動する会社や団体の人物に対しては、財産の差し押さえなどの制裁を科すとしています。

さらにバイデン政権は、ロシアの今回の行動は国際的な取り決めに違反しているとして、早ければ22日中に追加の対抗措置を発表することを明らかにしました。

ただ、この一連の対抗措置については、ロシアがウクライナに侵攻した場合に欧米が科すとしている厳しい制裁とは別のものだとしていて、ロシアに対し、緊張の緩和を強く促すとしています。

ウクライナ情勢が悪化する中、国務省の職員全員に同国からの退避が命じられたと、ブルームバーグが21日報じた。

ブルームバーグ記者は「在ウクライナ米大使館はキエフから西部リヴィウに移転したが、ポーランドへ移転する」ツイッターに投稿した。

ロイターは米国務省にコメントを求めたが、現時点で回答を得られていない。

ロシアのプーチン大統領は21日、国民向けにテレビ演説を行い、ウクライナ東部で、親ロシア派が事実上支配している地域について、独立国家として一方的に承認する大統領令に署名しました。

これを受けて国連安保理では、アメリカ、フランス、イギリスなどの要請に基づいて、21日午後9時すぎから緊急の会合が開かれました。

会合では欧米など各国が相次いでロシアの決定を非難し、このうちアメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は「プーチン大統領の決定は国連加盟国であるウクライナへの攻撃で、国際法の原則を侵害するものだ。大統領はさらなる侵攻の口実も作ろうとしている」と厳しく非難しました。

これに対し、安保理の議長国を務めるロシアのネベンジャ国連大使は「ウクライナ軍が東部地域で軍事活動を激化させたことで、多くの女性や子どもの命が脅かされてきた。われわれの決定は住民を保護するためのものだ」と述べ、プーチン大統領の決定を正当化しました。

そして「欧米こそロシアによるウクライナ侵攻が差し迫っていると根拠のないパニックをあおり、武器や部隊を送っている」と欧米側の対応を厳しく非難し、双方の応酬となりました。

国連安保理の緊急会合には、ウクライナのキスリツァ国連大使も出席しました。

キスリツァ大使は、発言を前につけていたマスクを外し、「今や新型コロナウイルスに対するワクチンは存在するが、国連はクレムリンがばらまく別のウイルスによって毒されている」と述べ、ロシアを厳しく非難しました。

そして、ウクライナは固有の自衛権を持ち、いかなる挑発にも屈することはないと強調し、ロシアに対して今回の決定を取り消し、交渉のテーブルに戻るよう求めました。

そのうえでキスリツァ国連大使は、ロシアによる2008年のジョージアへの軍事侵攻や、2014年のウクライナのクリミアの併合を例にあげ、ロシアが周辺国への侵攻を繰り返してきたと指摘し「国連加盟国のうち、次に標的にされるのはどこなのか。ウイルスに屈するかどうかは加盟国の対応次第だ」と述べ、国際社会に対して直ちに行動を起こすよう訴えました。

ウクライナのゼレンスキー大統領は22日未明、国民に向けて演説を行い、ロシアが和平の取り組みを崩壊させたと非難した。また、領土を巡るいかなる譲歩も行わないと表明した。

ロシアのプーチン大統領は21日、ウクライナ東部の親ロシア派2地域の独立を承認する大統領令に署名し、同地域への軍派遣を命じた。

ゼレンスキー大統領は安全保障会議を主宰した後に演説し、ロシアがウクライナの領土を侵害したと非難。ロシアの行動はウクライナ東部の紛争解決に向けた「ミンスク合意」からの離脱を意味する可能性があると述べた。

ウクライナは外交を通じた危機解決を望むが、事態の長期化に備える用意があるとも言明。平和と外交にコミットしているとする一方、「われわれは自国の領土にある」と述べ、「誰に対しても何も渡さない」と強調した。

その上で、ロシアに対し「明確かつ効果的」な措置を講じるよう同盟国に促すと同時に、ウクライナ、ロシア、ドイツ、フランスの緊急首脳会議開催を求めた。

ロシアのプーチン大統領は21日、ウクライナ東部の親ロシア派2地域の独立を承認するとテレビ演説で表明した。緊迫するウクライナ危機において今回の決定がどういう意味を持つのか、西側諸国の対応とともにポイントを整理した。


◎親ロシア派の分離独立地域とは

ウクライナ東部にあるドンバス地域と呼ばれるドネツクとルガンスクでは、2014年にロシアが支援する分離独立派が「人民共和国」として独立を宣言したが、承認されていなかった。ウクライナ政府によると、宣言後に約1万5000人が戦闘で死亡。ロシアは紛争当事者であることを否定しているが、軍事・財政支援、新型コロナウイルスワクチンの提供、少なくとも80万人の住民に対するロシア旅券(パスポート)発行など、独立派を支援している。

◎ロシアの独立承認は何を意味するのか

ロシアはドンバス地域をウクライナの一部とは見なさないと初めて表明。これは分離独立地域に公然と軍隊を派遣し、ウクライナから独立派を保護するために同盟国として介入するという主張に道を開く可能性がある。

ミンスク合意はどうなるのか

ウクライナ東部の停戦と和平への道筋を示した「ミンスク合意」(14─15年)は、ロシアが親ロ地域の独立を承認したことで事実上消滅する。この和平合意はまだ履行されていないものの、これまでロシアを含む全ての当事者が紛争解決に向けた最善の機会と見なしていた。合意は親ロ2地域に対する大規模な自治を要求している。

◎西側はどう対応するのか

米欧など西側各国は数カ月にわたり、ロシアがウクライナ国境を越えて軍隊を展開すれば、厳しい金融制裁を含む強力な対応を取ると警告してきた。ブリンケン米国務長官は16日、ロシアが親ロ2地域の独立を承認すれば、「米国は同盟国、およびパートナー国と完全に協調して迅速に、かつ強硬に対応する」と表明。独立が承認されれば「ウクライナの主権と領土保全が一段と阻害され著しい国際法違反となる」と述べた。

◎ロシアは過去にも分離地域を国家承認したことがあるのか

08年にジョージアと短期間の交戦を行った後、アブハジア南オセチアの独立を承認した。大規模な財政支援、住民のロシア国籍取得を行ったほか、数千人の部隊を駐留させている。

◎独立承認によるロシアの利点と欠点は

ジョージアの場合、ロシアは分離地域を承認することで旧ソ連周辺国への軍事駐留を正当化し、自国領土を完全に支配できないようにすることでジョージア北大西洋条約機構NATO)加盟構想に歯止めをかけようとした。ウクライナにも同じことが当てはまる。

一方、ロシアはミンスク合意にコミットしていると長く主張してきたにもかかわらず、それを放棄したことによる制裁と国際的非難に直面する。また、8年間にわたる戦闘で荒廃し、大規模な経済支援を必要とする2地域の責任を負うことになる。

ロシアのプーチン大統領は21日、国民向けにテレビ演説を行い、ウクライナの東部2州のうち、親ロシア派が事実上、支配している地域をめぐり、ウクライナ政府側が停戦合意を守らずに攻撃を続けていると非難しました。

そして「独立と主権を速やかに承認することを決断する必要がある」と述べ、独立国家として一方的に承認する大統領令に署名しました。

この中でプーチン大統領は、国防省に対して「平和維持」を名目に、ロシア軍を現地に派遣することを指示しました。

これについて、バイデン政権の高官は記者団に対しプーチン大統領の演説はロシア国民向けで、戦争を正当化するためのものだ」と非難しました。

そのうえで、ウクライナ東部の親ロシア派の支配地域には、以前からロシア軍が駐留しているとする見方を示し、「ロシア軍がこの地域に入ること自体は、新たな動きではない」と述べました。

また、記者団から「ロシア軍の部隊がこの地域に入れば、制裁を伴う軍事侵攻と見なすのか」と問われると、バイデン政権の高官は「ロシアの行動を注意深く見極め、相応の対応をとる」と述べるにとどめました。

アメリカ政府としては、ロシア軍がいつ、どれほどの規模で親ロシア派の支配地域に展開するのかなどを慎重に見極める姿勢を示した形です。

岸田総理大臣は総理大臣官邸で記者団に対し「独立の承認など一連のロシアの行為はウクライナの主権、領土の一体性を侵害するもので、国際法に違反し、『ミンスク合意』にも反するものであり、認めることはできず、強く非難する」と述べました。

そのうえで「今後、事態の展開について深刻な懸念を持って注視し、G7をはじめとする国際社会と連携し、制裁を含む対応を調整していく」と述べました。

また、岸田総理大臣は、ロシアがウクライナに侵攻した場合についても、G7をはじめとする国際社会と連携しながら対応する考えを示しました。

一方、現地に滞在する日本人の保護については「少しずつ退避する方はしていると報告を受けている一方、ウクライナ人の家族を持つ方など、残留の意思が固い方も大勢いる。状況が緊迫の度合いを高めているので、引き続き現地の大使館を中心に退避の呼びかけを続けている」と述べました。

外務大臣は、記者会見で「ロシア側の行為は、ウクライナの主権と領土の一体性を侵害し、国際法に違反するもので、決して認められるものではなく非難する」と述べました。

そのうえで「事態の展開を深刻な懸念を持って注視していくとともに、G7=主要7か国をはじめとする国際社会と連携し、制裁を含む厳しい対応について、調整を行っていく」と述べました。

また、林大臣は、ロシアが「平和維持」を名目に軍をウクライナ東部に派遣した場合、軍事侵攻と受け止めるかどうかについては「仮定の質問に答えることは差し控えたい」と述べたうえで、国際社会と連携して対応していく考えを重ねて示しました。

松野官房長官閣議のあとの記者会見で「ウクライナの主権や領土の一体性を侵害し、国際法に違反するもので、決して認められるものではなく、非難する。わが国として改めて事態の展開を深刻な懸念を持って注視していくとともに、G7をはじめとする国際社会と連携し、制裁を含む厳しい対応について、調整を行っていく」と述べました。

また、現地に滞在する日本人の保護について「現時点までに邦人の生命や身体に被害が及んでいるという情報には接していない。引き続き退避の呼びかけを継続するとともに、あらゆる事態に適切に対応できるよう、近隣国でチャーター機の手配を済ませるなど、さまざまな準備を行っている」と述べました。

今回のロシア側の対応について、外務省の担当者は、22日朝の自民党の会合で、ウクライナの主権と領土の一体性が侵害されたものであり、力による一方的な現状変更は許されないとして、日本として、近く非難声明を出す方針を明らかにしました。

また、出席した議員から、G7=主要7か国の緊急の外相声明を出すべきだという意見が出されたのに対し、外務省の担当者は「早急に検討したい」と述べました。

一方、外務省の担当者は、日本を含めた各国がロシアへの制裁に踏み切れば、ロシア側からの対抗措置も考えられ、事態が長期化する可能性もあるという認識を示しました。

防衛大臣閣議のあとの記者会見で「防衛省としては、ウクライナ情勢を含むロシア軍の活動全般を重大な関心を持って注視しており、関連する軍事動向について、情報収集、警戒監視を継続していく」と述べました。

またロシアが今月19日、極超音速ミサイルや弾道ミサイルなどを発射する演習を実施したことについて、岸大臣は「通常であれば秋ごろに行われる演習をこの時期に行い、核戦力、非核戦力の双方のミサイル発射演習を行ったことは異例だ。ウクライナ情勢における緊張の高まりを受け、ロシアがあらゆるレベルで能力を発揮できると誇示するねらいがある」と述べました。

ウクライナ情勢について、萩生田経済産業大臣は22日の閣議のあとの記者会見で「エネルギーなど重要物資の安定供給の確保の懸念だけでなく、足元で上昇傾向にある原油価格の動向や日本企業への影響を含め、高い警戒感を持って注視している」と述べました。

また、事態が悪化し、半導体などの供給に影響が及ぶ可能性については「ウクライナから調達する物資は、複数の国から調達可能であり、現時点で主要企業から製造に影響があるとは聞いていないが、今後も産業界の声を丁寧に聞き取りつつ状況を注視していく。ウクライナ情勢の変化による日本企業の事業活動への影響が最小限にとどまるよう、G7をはじめとする国際社会と連携し、適切に対応していきたい」と述べ、各国と緊密に連携して対処していく考えを強調しました。

また、鈴木財務大臣は22日の閣議のあとの記者会見で「緊迫した状況にあり、日本経済への影響をしっかり注視しなければならない」としたうえで「緊張緩和に向けた努力を支援することが最優先だが、日本としてはG7各国と連携し、適切に対応したい」と述べ、G7の財務相による共同声明の内容に沿って、引き続き各国と緊密に連携していく姿勢を強調しました。

ロシアのネベンジャ国連大使は21日、ウクライナ東部はロシアにとって容認できない新たな「ウクライナの軍事的冒険」の瀬戸際にあったと主張し、ロシアは同地域で「新たな大量殺りく」が起きるのを許さないと表明した。国連安全保障理事会の緊急会合で述べた。

大使はまた、西側諸国は「熟考」すべきと警告し、ウクライナ情勢を悪化させないようけん制した。

バイデン米政権の高官は21日、ロシアのプーチン大統領ウクライナ東部の親ロシア派2地域の独立を承認する大統領令に署名し、「平和維持軍」の派遣を命じたことについて、より広範な制裁を発動するような侵攻には相当しないとの見方を示した。ただ、ウクライナへの全面的な侵攻はいつでも起こり得ると指摘した。

米政権高官は、親ロシア派の実効支配地域への軍派遣はロシアが既に行っていることで、広範な制裁にはつながらないと説明した。

政権高官は「ロシア軍がドンバス地域に移動することは新たな動きではない。過去8年間ロシアはドンバス地域に軍を配備してきた。現在、よりあからさまでオープンな方法でこれを行う決定をしている」と述べた。

バイデン大統領は21日、ロシアが独立を承認したウクライナ東部の2地域について、米国人による貿易や投資を禁止する大統領令に署名した。米国人による当該地域への「新規投資」を禁止するほか、「当該地域から米国へ直接、もしくは間接的にモノやサービス、技術を輸入すること」を禁止する。

中国の張軍・国連大使は21日、ウクライナを巡る国連安全保障理事会の緊急会合で、危機に関わる全ての当事者に自制を求めたほか、緊張を高めかねないいかなる行動も避けるよう呼び掛けた。

また、危機の外交的解決に向けたあらゆる努力を歓迎・奨励すると述べた。

ウクライナ東部ドネツク州の首都ドネツク周辺で戦車など軍用車両が隊列を成しているのを、ロイター記者が22日未明に確認した。

ドネツク郊外で戦車5両前後の隊列を確認し、他の場所でも2つの車列があった。

どの軍に所属しているかを示す記章は確認できなかった。ロシアのプーチン大統領は21日、ウクライナ東部の親ロシア派2地域の独立を承認する大統領令に署名し、「平和維持軍」の派遣を命じた。

ロイターの記者によると、前日まではドネツクで戦車は走行していなかった。

ロシアのプーチン大統領は21日、国民向けのテレビ演説でウクライナの東部2州のうち、親ロシア派が事実上、支配している地域をめぐり、ウクライナ政府側が停戦合意を守らずに攻撃を続けていると非難しました。

そして、独立国家として一方的に承認する大統領令に署名するとともに、国防省に対して、「平和維持」を名目にロシア軍を現地に派遣することを指示しました。

これに対してウクライナ政府は声明を発表し「ロシアは国際的に認められたウクライナの主権と領土の一体性を侵害した。これはウクライナ東部での停戦合意からの一方的な離脱を意味しかねない」と強く非難しました。

そのうえで「私たちは挑発行為に屈することなく、軍事衝突を回避するための政治的、外交的努力を続けている。われわれはロシアの行為をこれ以上は容認できないという明確な合図を送るため、ロシアへの制裁の適用を主張する」としています。

こうした中、アメリカのバイデン大統領は対抗措置として、ウクライナ東部のドネツク州とルガンスク州の一部での関連する経済取引を原則、禁じる大統領令に署名しました。

これに加えてバイデン政権は、早ければ22日中に追加の対抗措置を発表するとしています。

さらにイギリスのジョンソン首相は、ウクライナのゼレンスキー大統領との会談でロシアに対する制裁を22日に発動する考えを示すとともに、ウクライナへの防衛面での支援をさらに強化すると伝えました。

フランス大統領府も21日、声明を発表し、ロシアを強く非難するとともに、EUヨーロッパ連合の加盟国による一致した制裁を求める方針を示すなど、欧米各国を中心に反発が広がっています。

ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ東部の親ロシア派が事実上、支配している地域の独立を一方的に承認したことについて、ロシア外務省のザハロワ報道官は、22日、今後の各国との外交交渉に影響を与えるものではないという考えを示しました。

そのうえで「最も困難な時でも、交渉の準備はできている。われわれの立場は変わらない」と述べ、24日にスイスのジュネーブで予定されているアメリカのブリンケン国務長官とロシアのラブロフ外相による外相会談の実現に前向きな姿勢を強調しました。

この外相会談をめぐり、アメリカのホワイトハウスは、ロシアによる軍事侵攻がないことが開催の条件だとしています。

ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、国民向けに演説し、「ロシアの行動は、ウクライナの主権と領土の一体性に対する完全な侵害だと断言する。すべての責任はロシアにある」と述べ、強く非難しました。

そのうえで、「われわれは政治的・外交的な解決に専念しており、いかなる挑発にも乗ることはない。国境はしっかりと守られており、パートナーは、私たちを支えてくれている」と述べ、各国と連携して対応していく姿勢を強調しました。

紛争地域で人道支援にあたるICRC=赤十字国際委員会によりますと、ウクライナ東部のドネツク州にあるポンプ場などの給水施設が先週、戦闘行為で被害を受け、機能を停止したということです。

この施設は、ウクライナ東部の親ロシア派が事実上、支配している地域と、ウクライナ側の双方の住民100万人以上に飲み水を供給する必要不可欠な社会インフラだということで、赤十字国際委員会ウクライナ代表部は紛争の当事者に対し、民間のインフラやその関係者に危害を加えないよう求めています。

EUヨーロッパ連合の外相にあたるボレル上級代表は22日、フランス・パリで記者団に対し、「ロシア軍はすでにウクライナ東部に入った。全面侵攻とは言わないが、ロシア軍はウクライナの領土にいる」と指摘しました。

そして「きょう午後、制裁について決定する」と述べ、22日午後にパリで緊急の外相会議を開き、ロシアへの制裁について協議することを明らかにしました。

アメリカのブリンケン国務長官と中国の王毅外相は電話会談を行い、ウクライナ情勢をめぐって意見を交わしました。

アメリ国務省によりますと、この中でブリンケン長官は、ウクライナの主権と領土の一体性を維持する必要性を強調しました。

一方、中国外務省によりますと、会談で王外相は、ロシアがNATO北大西洋条約機構をさらに拡大させないよう求めていることを念頭に、「いかなる国の合理的な安全保障上の懸念も尊重されるべきだ」と指摘しました。

そのうえでウクライナ情勢は悪化の一途をたどっている。各国が自制を保ち、対話と交渉を通じて事態を緩和させ、意見の違いを解消するよう改めて呼びかけたい」と述べ、各国に自制を求めました。

中国外務省の汪文斌報道官は22日の記者会見で、「関係各国は自制を保ち、交渉を通じて意見の違いを解消し、情勢をさらにエスカレートさせないよう改めて呼びかけたい」と述べ、各国に自制を求めました。

また汪報道官は、ロシアがNATO北大西洋条約機構をさらに拡大させないよう求めていることを念頭に、「いかなる国の安全保障上の利益も尊重され、守られるべきだ」とも強調しました。

ロシアのラブロフ外相は22日、構成地域を代表していないとしてウクライナ政府の主権を疑問視した。インタファクス通信が報じた。

ラブロフ外相は、2014年にウクライナでロシアが支持する大統領が退陣し西側寄りの政権が誕生したことを批判。これをきっかけにロシアはクリミア半島を併合し東部地方とのつながりを深める展開となった。

「2014年のクーデター以降、ウクライナの政権が領土に暮らすすべての人々を代表していると考える人はいない」と述べた。

ドイツのショルツ首相は22日、記者会見で、ロシアのプーチン大統領ウクライナ東部の親ロシア派が事実上、支配している地域の独立を一方的に承認したことを踏まえ、ロシア産の天然ガスをドイツに送る新たなパイプライン「ノルドストリーム2」の稼働に向けた手続きを停止する考えを示しました。「ノルドストリーム2」をめぐってはウクライナ情勢が緊迫する中で、アメリカがロシアに対する制裁として稼働の停止を繰り返し強調し、ロシアとの経済的な結びつきの強いドイツの対応が問われていました。

ロシアのシュリギノフ・エネルギー相は、同国とドイツを結ぶ天然ガス海底パイプライン「ノルドストリーム2」が稼働阻止に追い込まれる場合、参画した複数の欧州企業にとっては損失を意味すると指摘、「誰かがこれを補償する必要があるだろう」と述べた。

  シュリギノフ氏はエナジー・インテリジェンス(EI)とのインタビューに応じ、「ガス供給問題は政治利用されるべきではない」との考えを示した。

  欧州連合(EU)は「ガス輸入を増やす必要がある。それには追加的な供給を確保できるノルドストリーム2の容量を活用するべきだ」と同氏は主張。ロシアはガス供給を増やす用意があるとし、「(ロシア国営ガス会社の)ガスプロムと契約しないとなれば、代わりの選択肢は液化天然ガス(LNG)だが、LNGは常に比較的高価だ。欧州は自ら墓穴を掘るのだろうか」と問い掛けた。

原題:EU Firms Face Losses if Nord Stream 2 Rejected, Russia Says: EI(抜粋)

ウクライナ情勢をめぐって、ロシアのプーチン大統領ウクライナ東部の親ロシア派が事実上支配している地域の独立を一方的に承認し、ロシア軍の現地への派遣を指示するなど、情勢が緊迫化しています。

こうした事態を受けて岸田総理大臣は22日午後6時ごろからおよそ30分間、G7=主要7か国の議長国、ドイツのショルツ首相と電話会談を行いました。

会談で両首脳は、現地の最新の状況や関係各国の動向について意見を交わした上で、一連のロシアの行為はウクライナの主権と領土の一体性を侵害するもので、国際法に違反し容認できないという認識を共有し、強く非難する立場で一致しました。

その上で、事態の展開を深刻な懸念をもって注視するとともに、24日にオンライン形式で予定されているG7の首脳会議を前に、制裁を含む今後の対応についてもすりあわせを行い、各国と連携していく方針を確認しました。

また、ショルツ首相は、日本政府によるLNG液化天然ガスのヨーロッパへの融通に対して謝意を示しました。

松野官房長官は、午後の記者会見で「極めて緊迫した情勢の中で、国連の安全保障理事会が会合を開催したことは関係国による外交努力の一環として受け止めている。今後、事態の展開を深刻な懸念をもって注視しつつ、G7=主要7か国をはじめとする国際社会と連携し制裁を含む厳しい対応について調整を行っていく」と述べました。

また、記者団が「ロシアがウクライナに軍を派遣する行為をもって侵攻とみなすのか」と質問したのに対し「予断を持って答えることは差し控えたいが、G7をはじめとする国際社会と連携し、事実関係を情報収集して今後の対応を検討したい」と述べました。

今回のロシアの行為について、日本政府は、ウクライナの主権と領土の一体性を侵害し、国際法に違反するものだと強く非難しています。

背景には、ヨーロッパだけの問題ではないという危機感があります。

台湾海峡を含めた東シナ海などで海洋進出の動きを強める中国が念頭にあります。

日本は、力による一方的な現状変更の試みは容認できないとして、民主主義などの価値観を共有する国々と「自由で開かれたインド太平洋」の実現を掲げ、中国に自制を求めています。

こうした中で、ロシアによる力の行使を黙認すれば、中国の動きを助長しかねないと見ているわけです。

ある政府関係者は「ロシアの軍事侵攻を防げなければ、国際社会に大きな地殻変動が生じる。岸田総理大臣も、インド太平洋地域の秩序に影響しかねないという強い懸念を持っている」と話しています。

一方、日本政府は、ロシアが軍事侵攻した場合の制裁の内容や時期は明らかにしていません。

外務省幹部の一人は「何をもって軍事侵攻と見なすかという判断は難しく、各国と歩調を合わせる必要がある」と話しています。

実際、ロシアが「平和維持」を名目に、ウクライナ東部の親ロシア派が事実上支配する地域に軍を派遣した場合、軍事侵攻と受け止めるかどうか、バイデン政権の高官は明言を避けています。

日本政府としては、アメリカをはじめG7各国の動向を見極め、制裁の内容や時期を判断するものとみられます。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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内閣官房参与(外交)

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#NATOexpansion

#反ロシア#対中露戦

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独立承認
ロシア大統領府によると、プーチン大統領は正式承認の決定をショルツ独首相、マクロン仏大統領にそれぞれ伝え、独仏両首脳は遺憾の意を表明したという。ロシアはウクライナ侵攻を依然否定している。ロシア軍は国境を侵犯したウクライナの「工作員」5人と装甲兵員輸送車2台を破壊したと発表したが、ウクライナはロシア側の主張を否定した。 ロシア大統領府は米ロ首脳会談について「具体的な計画はない」とし、フランスが先に発表していた会談の実現に疑問符がついた。

3月利上げ支持
米連邦準備制度理事会FRB)のボウマン理事は3月の利上げを支持した上で、同利上げの規模は景気動向に基づいて決定するべきだとし、0.5ポイント利上げの可能性に肯定的な姿勢を示した。「今春よりも先に目を向けた場合、年内およびそれ以降の利上げやバランスシート縮小の適切なペースに関する私の見解は景気の進展状況に左右される」と説明した。

従来路線を維持
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」の一部代表は、原油供給量の引き上げについて4月も日量40万バレルと、これまでの計画の維持を望んでいる。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。OPECプラスは3月2日にバーチャル形式の会合を開き、翌月分の供給量について決定する。

懸念再燃
中国テクノロジー株が大幅続落。中国当局がテクノロジーセクターへの規制を強めるのではないかとの懸念が再燃した。テンセントは規制当局の大規模な取り締まりに直面しているとのオンライン上で流布している臆測を否定。こうしたうわさを広めているアカウントを停止したと説明した。ゲーム業界の新たな規制案とされるスクリーンショットがオンライン上で出回ったが、中信証券(CITIC証券)のアナリストは勉強会を昨年開いた際に同氏が投稿したものだと指摘し、「きょうは何も投稿していない」と自身の微信アカウントで述べた。

社債ETFに殺到
上場投資信託ETF)の扱いで世界最大手、米ブラックロックのiシェアーズ・ユーロ建て社債ファンドは1日平均出来高が今年に入って既に3億ユーロ(約390億円)を超えている。このペースでいけば過去最高となる。金融政策引き締めの時期や度合いを巡る不透明感を背景に、個別社債の売買が一段と難しくなる中、投資家はETFなど取引が比較的容易な商品に殺到している。

大阪取引所で行われている「金」の先物取引は、22日は取り引き開始直後から買い注文が多く出て、取り引きの中心となる「ことし12月もの」の価格は、日中の取り引きの終値で1グラム当たり7038円となりました。

これは、おととし8月につけた7000円を超え、史上最高値を更新しました。

金は比較的安全な資産とされ、欧米などの金融引き締めの動きに応じ、株や国債の価格が値下がり傾向にある中、投資家の間で需要が高まっています。

こうした中、ウクライナ情勢の緊張が続き、有事に買われやすいとされる金にさらに資金が集まる形となっていて、今月に入り6%程度値上がりしています。

市場関係者は「金は資産の価値が目減りしにくく、ウクライナ情勢の先行き不透明感が強まる中で、今後も価格の上昇傾向が続くという見方が出ている」と話しています。

#金#gold

おととし10月に発生した東証の大規模なシステムトラブルでは、すべての銘柄の売買が終日停止し、当時の東証の社長で、親会社の日本取引所グループの代表執行役も務めていた宮原幸一郎氏が責任をとって辞任しました。

日本取引所グループの清田瞭CEOは22日の会見で、宮原氏がことし4月1日付けでグループの執行役とデジタル戦略を担う新しい子会社の社長に就任する人事を発表しました。

引責辞任した宮原氏を改めて執行役などとして起用することについて、清田CEOは「日本取引所グループとしてどのようにビジネスを広げていくかや、デジタル戦略がいかに必要か、最も問題意識を持っていた。デジタル関連の事業戦略を着実に執行してもらうことに期待している」と述べました。

東芝は去年11月、企業価値をより高める目的で、会社を分割するという異例の計画をまとめ、来月の臨時株主総会で株主の意向を確認する予定です。

この計画に対して、モノ言う株主として知られる海外の資産運用会社が反対の意向を示したうえで、計画を進める場合は、株主総会で3分の2以上の株主から賛成を得るというより厳しい条件にすべきだという議案を出していました。

東芝によりますと、この議案について、株主から21日付けで取り下げるという連絡があったということです。

会社の分割計画をめぐっては、東芝は当初、「3分割」としていましたが、今月になって「2分割」に修正し、株主に対しては今後2年間で3000億円を還元するという新たな方針も打ち出しました。

議案を取り下げた理由について、株主はコメントしていません。

また、これとは別に提出している会社の「非上場化」などを求める議案については、現時点では取り下げていません。

東芝では、ここ数年、モノ言う株主との対立が深まっていて、会社の分割計画は承認されるかどうか不透明ですが、今回の株主の対応がどのように影響するかが、焦点となります。

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#マーケット

日銀は毎月、企業向けに提供されたさまざまなサービスの価格を調査し、指数にして公表しています。

それによりますと、先月の速報値は、2015年の平均を100とした指数で、105.5となり、前の年の同じ月を1.2%上回り11か月連続で上昇しました。

これは、経済活動の再開の本格化に伴い、石油や石炭といった原材料の船による輸送費や、需要が伸びている国際航空貨物の運賃が上昇したことなどによるものです。

その一方で、先月の指数を前の月と比べると、オミクロン株の感染の急拡大を受けて観光需要が落ち込む中、国内の航空旅客輸送や宿泊サービスが値下がりしたことなどから、0.5%のマイナスとなりました。

日銀は「3回目のワクチン接種が進んでいるが、引き続き、新型コロナの感染状況が観光関連をはじめ企業間のサービス価格に与える影響を注視したい」と話しています。

#テレビ

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#日産

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ミックス天丼

ブレンドコーヒー

夕食は豚肉の味噌漬け焼き、冷奴、タラコ、ワカメと卵の吸物、ごはん。

#食事#おやつ

#整体

 22日午後1時45分ごろ、京都市中京区御池通堺町交差点で、乗用車とバスが衝突する事故があった。関係者によると、乗用車を運転していたのはノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑京都大特別教授(80)で、脚の痛みを訴えて病院に搬送されたが軽傷とみられる。

 市消防局などによると、バスに乗っていた20代女性も首の痛みを訴え、救急搬送されたが軽傷という。関係者によると、乗用車とバスは正面衝突したといい、中京署が事故原因を調べている。

 バスは京大の学生や教職員が利用する専用バスで、吉田キャンパス左京区)から桂キャンパス西京区)へ向かっていた。当時は14人の客が乗っていた。

22日午後2時前、京都市中京区の交差点で、乗用車と京都大学が契約して運行しているバスが衝突する事故がありました。

警察によりますと、乗用車を運転していたのはノーベル医学・生理学賞の受賞者で京都大学特別教授の本庶佑さん(80)で、事故のあと足の痛みを訴えて市内の病院に搬送され、手当てを受けたということです。

バスには10人余りが乗っていて、20代の女性1人が首の痛みを訴えて病院に搬送されました。

現場は京都市の中心部を走る御池通堺町通が交わる信号のない交差点で、警察は事故の詳しい原因を調べています。

無罪判決を受けたのは、市立岸和田市民病院の呼吸器センター長だった加藤元一医師(64)と東京 豊島区にある医療研究所の小嶋純代表理事(65)です。

加藤医師は専門の花粉症の研究で医療研究所が共同研究の契約を結べるよう便宜を図った見返りに、3年前、現金20万円を受け取ったとして収賄の罪に問われました。

また、小嶋代表理事は現金を贈ったとして贈賄の罪に問われました。

22日の判決で、大阪地方裁判所の矢野直邦 裁判長は「研究所に対して有利な取り計らいというべき便宜供与がされた事情などは特に見当たらない」と指摘しました。

また、20万円の現金についても賄賂には当たらず「医学専門家としてのアドバイスなどをしたことに対して支払われたと認められる。知識や経験に対する謝礼として社会通念上許される限度を超えた金額であるとは必ずしも言えない」と指摘しました。

さらに「検察官の指摘する根拠はいずれも薄弱だ」として贈収賄の罪は成立しないと指摘し、いずれも無罪を言い渡しました。

贈賄の罪に問われ、無罪判決を受けた小嶋純代表理事は弁護士を通じてコメントを発表しました。

この中で代表理事は「2年以上もの間、警察や検察から犯罪者であると言い続けられて精神的に追い詰められた状態にあったので、ひとまず裁判所には正当な評価をいただけてほっとしています」としています。

そのうえで「私は今回の件で多くの仕事を奪われ、業界からの信頼まで失うこととなりました。私のように無実の罪の疑いをかけられることによって人生が破壊される人を今後生むことがないよう、刑事司法や報道の在り方全体を問いたださなくてはならないと考えています」としています。

代表理事の弁護に当たった三浦隆司弁護士は記者会見を開き、「思っていたとおりの判決で、極めて当然の判断がなされたと思っている」と述べました。

そのうえで、捜査機関に対して「贈賄が成立しないことは捜査段階で分かったはずだ。刑事事件として捜査することはその人の人生を破壊してしまうことだと理解してほしい」と訴えました。

無罪判決について、大阪地方検察庁の八澤健三郎次席検事は「判決内容を精査し、上級庁と協議の上、適切に対応する」とコメントしています。

#法律

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